上坂すみれさん＆河西健吾さん『アカシックリコード』声優インタビュー第3回。サイン色紙プレゼントも

文：まり蔵

　スクウェア・エニックスより2016年配信予定のiOS/Android用アプリ『アカシックリコード』。本作に出演する声優陣にインタビューを行う、連載企画の第3回をお届けします。

　『アカシックリコード』は、紙魚（シミ）によって侵された“書籍の世界”を取り戻すため、悪魔と契約した創造者“クリエイター”たちの戦いを描いたRPG。花江夏樹さん、石川界人さん、杉田智和さん、花澤香菜さんら人気声優が多数出演することでも話題になっています。また11月1日21時からは、公式ニコ生“アカシックリコード 配信直前スペシャル生放送”の配信も予定されています。

　本作で主要キャラクターを演じる声優16名のインタビューを、全8回にわってお届けします。第3回は、上坂すみれさんと河西健吾さんにお話を伺いました。それぞれが演じるクリエイターや召喚キャラクターもあわせて紹介しますので、ぜひチェックしてください！

　なお、おふたりの直筆サイン色紙を、電撃Appの読者にプレゼント！　各インタビューの最後にある応募フォームより奮ってご応募ください。

上坂すみれさんが演じるキャラクター

【クリエイター】

鳳かりん
声優：上坂すみれ／絵：中原

名家の生まれながら、とある情熱を秘める「乙女系クリエイター」

　“悪魔の書架”、乙女系ランキングトップの少女。代表作は『白蘭の三銃士』。由緒ある家のひとり娘であり、本物のお嬢様。清く、正しく、美しく生きていくことを心がけている。だが、家族には打ち明けられぬ悩みがあり、内緒で作品を投稿している。

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【召喚キャラクター】

KILLING-K
声優：上坂すみれ／絵：KWKM
ジャンル：SF／作品：オデュッセイア

上坂すみれさんインタビュー

――収録はいかがでしたか？

　割合で見ると男性が多いクリエイターの中で、かりんのかわいいお嬢様な部分が出せたらなと思いながら演じました。キルカキルケさんとKILLING-Kさんは、どちらも『オデュッセイア』のキルケがモチーフなんですけれど、見た目も性格も全然違いました。『オデュッセイア』をライトノベル風やSF風にするとこんな描かれ方をするんだなあと新しい発見でしたし、現代日本ならではの遊び方だなと思いました。

　他の作品の登場人物たちもきっといろんな形で登場すると思いますので、とても気になりますね。紙魚に汚染されてしまうと人が変わってしまうので、プレイする際には気をつけていただきたいです……。

――『アカシックリコード』に召喚したいキャラクターは？

　ロシア文学か『三国志』か……とても悩みますが、ロシア文学の萌え化はなかなかないのでロシア文学から選びたいですね。結構いいキャラクターが揃っているんですよ。『カラマーゾフの兄弟』の三兄弟をラノベ風の三姉妹にしたらきっとかわいくなると思います！

――イチオシの本や、本や物語に関するエピソードを教えてください！

　ロシア文学は薦めても誰も読んでくれないという悲しい現実があるのです……たしかに読むのに根性いりますけども。でも、ロシア文学には短いお話もたくさんあるので、初心者にはチェーホフをオススメします。『ワーニャ伯父さん』とか『かもめ』とかサクッと読めるものからぜひチャレンジしていただきたいです。ロシア文学ならチェーホフを、漫画だったら横山光輝先生の『三国志』をオススメします！

――『アカシックリコード』を楽しみにしているユーザーにメッセージを。

　きっと諸君は意識が高くて、事前登録を済ませていらっしゃると思うのですけれども、プレイは出だしが肝心ですから。リリースされたらスタートダッシュして、ぜひとも名プレイヤーになっていただきたいですね。学生の皆さんは授業で「あっ、これゲームで出てきた」というような場面があるかもしれませんよ。古典作品がたくさん出てくるところも『アカシックリコード』のおもしろさだと思いますので、ゲームを楽しみながら物語にも触れていただけたらうれしいです。

河西健吾さんが演じるキャラクター

【パートナー】

“白の銃士”ダルタニアン
声優：河西健吾／絵：雪広うたこ
ジャンル：乙女／作品：三銃士

　鳳かりんの著作、『白蘭の三銃士』の主人公。誰もが認める清廉なる騎士であり、かりんに忠誠を捧げている。正義と命を守り、悪を許さない完璧な人物であるが、悪意に弱い部分も……。

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【召喚キャラクター】

“サバイバー”ハムレット
声優：河西健吾／絵：榊空也
ジャンル：ホラー／作品：ハムレット

河西健吾さんインタビュー

――収録はいかがでしたか？

　物語の登場人物であるダルタニアンとハムレットに対して自分が持っていたイメージと、この作品の中での彼らは、イメージ通りの部分もあり、その逆もありました。ダルタニアンは、自分の中にあった“クールで姫を守るナイトのような男性”のイメージが、バチッとはまってくれました。

　ハムレットは苦悩している印象があったので、キャラクターになるとどんな性格で表現されるのかなと気になっていたんです。台本をいただいたら、面倒くさがりだとかヘタレな部分があるキャラクターに描かれていて、思い描く人によってこんなにイメージや性格がガラッと変わるんだなあ、と。実際に演じてみても、その違いがおもしろかったですね。

――『アカシックリコード』に召喚したいキャラクターは？

　人ではなくて、物語の中の主要な動物たちがキャラクターになったらおもしろそうです。例えば、『桃太郎』に出てくるお供の3匹がミステリージャンルのキャラクターになったら、マントを羽織ったり帽子をかぶったりするのかな、とか気になりますね（笑）。

――イチオシの本や、本や物語に関するエピソードを教えてください！

　オススメするなら、映画やアニメにもなっている作品ですが、奈須きのこさんの『空の境界』ですね。僕は最初、同人誌版の小説を読んだんですが、とてもおもしろくて何度も何度も読み返しました。

――『アカシックリコード』を楽しみにしているユーザーにメッセージを。

　リアルタイムバトルが楽しめるゲームなので瞬発力が必要だったり、時には考えながらプレイしないといけない場面があったりと、ゲーム好きにとって楽しい要素がいろいろ入っていると思います。キャラクターを気に入ってゲームを始めていただいてもいいですし、どこから興味を持っていただいても楽しめる作品になっていると思います。リリースしたら僕も始めようと思っていますので、ぜひ一緒にプレイしていきましょう！

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