2016年11月4日(金)
スクウェア・エニックスとKADOKAWAがタッグを組んで、初の共同原作作品として贈る新作のスマートフォン用RPG『アカシックリコード』。11月10日に配信日が決定した本作を先駆けてプレイしましたので、レビューをお届けします!
『アカシックリコード』PV
『アカシックリコード』は、本の世界をめぐりながら偉大な文豪たちが生み出したキャラクターを召喚して、バトルを繰り広げるRPGです。原作を『ロードス島戦記』の水野良氏、メインキャラクターデザインを中原氏が手がけています。
本作の舞台となるのは、“悪魔の書架”と呼ばれる小説投稿サイトが流行している現代。“悪魔の書架”の読者である主人公は、ある日その管理人である“本の悪魔”に召喚され、物語を破綻させる紙魚(シミ)から本の世界を守ってほしいと依頼されます。
▲悪魔の書架には、人の作り出した物語がすべて保管されているのだとか。 |
▲本作では、『不思議の国のアリス』や『西遊記』など誰でも知っている物語をめぐっていくことに。紙魚によって流れが変わってしまった物語を修正していきましょう。 |
▲紙魚と戦うのは、主人公によって召喚されたキャラクター(ユニット)たち。好きなキャラクターを自由に編成して、目指せ最強パーティ! |
スタミナを消費しながら物語(クエスト)を進めていく本作。クエストの途中では紙魚とのバトルが発生し、勝ち進めると先のクエストが解放されていきます。
バトルはコマンド式で、“タイムゲージ”と呼ばれる行動値が最大になったユニットをタップすることで敵を攻撃します。攻撃後、一定の時間内に再度攻撃を加えると“チェイン”となり、クリティカル発生率が上昇。より戦いを有利に運ぶことができます。
敵も同様に行動できるようになったら攻撃してくるため、ゆっくり考えているとどんどん攻撃を受けてしまいます。チェインを重ねるためにも、タイムゲージがたまったユニットから素早くタップして敵を攻撃していきましょう。
▲オート機能が実装されているので、慣れない人も安心してプレイできます。 |
シンプルでわかりやすい本作のバトルにおいて、キモとなるのが“チェイン”。ユニットにはATKやSPDといったステータスがあり、それぞれ異なります。タイムゲージのたまりやすさはSPDの値で決まるため、SPDの高いユニットを編成すればチェインをつなぎやすいというワケですね。
ユニットにはATKは低いけれどSPDの高いもの、SPDは低いけれどATKは高いものなど傾向があります。ただ、SPDばかりに目を向けていると、あまりダメージを与えられないということも……。
筆者はわりと効率重視なので、チェインをつなぐための高SPDユニット、そしてアタック要員となる高ATKユニットをバランスよく編成して、チェインをつなげつつも多くのダメージをたたき出すことを目指しました。
▲画面右にある鎖のゲージがなくなるまでに攻撃すると、チェインが加算されます。チェインをつないでいくごとに鎖のゲージが減るスピードは速くなっていきます。 |
各ユニットは“SP技”と呼ばれる必殺技を持っており、敵を攻撃すると得られる“スパーク”を消費することで発動できます。SP技には敵に大ダメージを与えるもの、仲間のHPを回復するものなどさまざま。
発動時にはカットインも入るので、見た目も楽しい! ちなみに、スパークはかなりたまりやすい印象です。最大10までストックできるので、SP技を使用できるようになったら積極的に使うことをオススメします。
▲ユニットをタップして、上下にスワイプするとSP技を発動できます。 |
主人公に代わり紙魚と戦ってくれるのが、クエストクリア報酬やガチャで入手することができる召喚キャラクター(ユニット)。バトルでは、最大4人まで編成したパーティで挑むことになります。
ユニットはいずれも、童話や小説に登場する有名なキャラクターばかり。『三銃士』や『竹取物語』など、さまざまな物語のキャラクターが仲間になってくれます。ちなみに、彼らは同じ原典であってもジャンルによって見た目や設定が異なります。例えば同じ『三銃士』のアトスであっても、“乙女”ジャンルでは凜々しいイケメンですが、“ラノベ”ジャンルだとキュートな女の子になるんですね~。
▲キャラクターの姿が原作のイメージと異なるのは、どうやら紙魚の影響によるものらしいです。 |
▲メインユニットの4体だけでなく、サブユニットも入れられます。サブユニットを入れておくと、倒れた仲間と一度だけ交代できます。 |
各ユニットはリーダーにすると効果を発揮する“リーダースキル”、特定の条件を満たすと発動する“ユニットスキル”、ユニットのサポートに設定したときに効果を発揮する“サポートスキル”といった3種類のスキルを持っています。それぞれのユニットのスキルが生かせるパーティ編成をじっくり考えて楽しめるのも、本作の特徴です。
さらに注目いただきたいのが、ユニットの育成方法。ユニットはクエスト終了後や合成によってレベル上げが可能なのですが、それだけでは終わりません。本作ではアイテム“ログ”や資金“スター”を消費することで“能力解放”と呼ばれる強化ができるのです。
能力解放を行うとHPやATKなどの値を強化できるのはもちろんのこと、ユニットにサポートをつけられるようになったりスキルを習得したりできます。ユニットのさらなる強化には欠かせない手段なので、ログやスターがたまったら忘れずに行っておきたいですね。
▲レアリティの高いユニットになるほど、能力解放を行える数は増えます。 |
合成や能力解放以外にも、ユニットには武器を装備させられます。装備する武器の種類によって、ATK上昇だけでなくSPDも変化するので、誰にどの装備をさせるのか考えさせられます。武器には“武器アビリティ”と呼ばれる特殊な能力を持っているものもあるとのこと。ユニットの育成手段の幅が広く、かなりやり応えがありますよ!
▲武器はスターを使うことで強化できます。お気に入りの武器が手に入ったら、すぐに上げておきましょう。 |
本作は、クエストを進めてストーリーを楽しむだけではありません。友だちと一緒に戦える“マルチクエスト”や、他のプレイヤーと腕を競い合える“クリエイターバトル”が搭載されています。
特にクリエイターバトルは、鍛えた自慢のユニットたちを活躍させる絶好の場。能力解放や武器装備をしっかり行って、友だちに自分の実力を見せつけちゃいましょう!
やっぱり友だちと一緒にワイワイしながら共闘したり対戦したりすると、盛り上がりますからね。マルチクエストやクリエイターバトルには特別な報酬も用意されていますので、ぜひ本作をプレイする際は友人も巻き込んで遊んでみてはいかがでしょうか?
▲クリエイターバトルは“CP”を消費してプレイします。 |
▲マルチクエストはソロクエストを特定の箇所までクリアするとプレイできるようになります。報酬として武器が手に入るため、ユニット強化の近道でもありますよ。 |
誰もが知っている物語をモチーフにした世界をめぐるメインシナリオはとにかく続きが気になりますし、何よりユニットの育成手段が豊富に用意されているため非常にやり応えがあります。おもしろいストーリーを読みつつ、キャラ育成やバトルも楽しみたいというRPG好きの方にぜひプレイしていただきたい作品です。本作が気になった人は、現在公式サイトで事前登録が受付中ですので、ぜひ登録してみてください!
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