『UNDERTALE』10周年記念コンサートのファイナル公演が、5月29日(金)に東京のSGCホール有明で開催されました。

本記事では、MUSICエンジンさんの『UNDERTALE』コンサートに初期から通っている筆者(ことめぐ)が参加してきましたので、その公演の様子をレポートします。
索引
閉じる平日にも関わらず満席! 10周年最終公演を飾ったのは“プログラムD”【UNDERTALE10周年コンサート】
筆者と『UNDERTALE』の出会いは、いろんなゲームタイトルの音楽が演奏される、とあるコンサートでした。
その時「あ、この曲めちゃくちゃイイ」と思ったのが、『UNDERTALE』の“華麗なる死闘”だったのです。
帰り道もずっと耳に残っており、帰ってすぐに『UNDERTALE』をダウンロードし、プレイしたのを今でも覚えています。
その数年後にフリーランスのイラストレーターとなり、初めてのお仕事が『UNDERTALE』のイラストのお仕事でした。
ライターとしても活動を始めた頃には、2019年5月6日開催の「MUSICエンジン 第七回演奏会」にも行き、同年7月15日の大阪公演にも足を運びました。
MUSICエンジンさんの演奏はMCがなく、区切りはあるもののノンストップで進んでいくのも当時はすごく衝撃でしたし、原曲を大事にした愛溢れる演奏に大変感激した記憶があります。
ですので個人的には『UNDERTALE』、MUSICエンジンさんのコンサートにも大変思い入れがあります。
そんな思い入れのある『UNDERTALE』の10周年の節目、大好きなMUSICエンジンさんの演奏、そして巡回コンサートの“ファイナル公演”を取材させていただきました。
ぜひみなさまの『UNDERTALE』、コンサートの思い出を重ねながら読んでいただけますと幸いです。

最終公演は“プログラムD”を進んでいきます。平日開催にも関わらずチケットは完売、そして満席という大盛況っぷり!
満席の会場が暗転すると、MUSICエンジンのみなさんが登壇。コンサートマスターの河合晃太さんが姿を現すと、更に大きな拍手に包まれます。
以前のコンサートではスクリーンがなかった記憶もありますが、今回のコンサートツアーではハート型の“ケツイ”のスクリーンにゲーム画面が映されていました。

まずは、『UNDERTALE』の始まりを告げる“むかしむかし…”から。ピアノの美しく落ち着いた旋律から、ヴァイオリンの美しい旋律に切り替わる瞬間にいつも鳥肌が立ちます。そして、どんどん厚みを増していくサウンド。これから始まる物語への期待を徐々に徐々に高めてくれます。
オーケストラにも映えまくる『UNDERTALE』の曲ってやっぱりすごい。
ここからは物語の序章で流れる曲が続けて演奏されます。
トリエルと出会う“いせき”を最後までピタッと演奏し切ってからの、ピアノのグリッサンド。から始まる“緊迫のとき”。
ドドドドドと色んな楽器で賑やかに演奏しているのでワクワクが止まらない。
そして自然と“ENEMY APPROACHING!”へ。
思わず体を揺らしたくなるほど。この繋ぎがもう以前から大好物なんです。個人的に、ここからテンションのギアがいつも入りだします(笑)。盛り上がってからの拍手が入るのもアツすぎる。
アツい演奏で温まった後は“ホーム(オルゴール)”でほっこり気分に。……と言っても休んでいる暇はありません。
次の“心の痛み”は、母のような存在の“トリエル”との戦闘。さっきまでの優しい穏やかな雰囲気を覆すような激しいサウンドで、切なくて複雑な戦いを奏でていきます。
そして、“おちてきた子”へ。ピアノの旋律が優しく、一気に会場の温度がスッと柔らかくなっていきます。
……からの、会場内に響き渡るブーブークッションの音。これには会場から思わず笑い声が……(笑)。
ここからは陽気な骨の兄弟サンズ・パピルスのターン! 彼らと出会う場所で流れる真っ白な場所にピッタリな“雪景色”。
そして2回目の“ニャハハハ!”。雪景色を抜けると、やさしい住人たちが住む“スノーフルのまち”へ。シャンシャンと雪が降り、ゴーンと鐘が鳴る。ヴァイオリンの美しい旋律には、全てを包み込んでくれるような優しさを感じ、目に涙が溜まります。街にあるお店に寄って“いらっしゃいませ”。再びこの街で骨兄弟に会い“Bonetrousle”が流れます。
よしッ! じゃあッ! デート はじめッ!
ここは特に筆者が好きなパートなので、アツく語らせてください!
このパートは、ゲーム内で発生するデート(友情)イベントの曲たちが勢揃い。特に筆者はパピルスが大好きなので、パピルスイベント視点(?)で感想を書きます!
では、“DATE START!”!
としょかんで借りてきた『デートこうしきルールブック』を読みながら「だから、ぜったいに、たのしいじかんになるぞッ!」と意気込むパピルスが愛おしすぎる……。
鉄琴木琴の可愛らしいチロチロとした音色と、キーボードのポッペッポッポという音が、可愛い一面を見せてくれるデートタイムにピッタリ。さらに金管楽器や打楽器等も混ざっていき、楽しく可愛く盛り上げていきます。
「ステップ二 あいてをデートにさそいましょう」
「このいだいなるパピルスさまは…きさまとデートするぞッ!」
「♡はい いいえ」
はいを選ぶと、ウヒョっと言って目をキラキラさせて喜ぶパピルスがあまりにも愛おしすぎる。流れているオーケストラの曲調も可愛くてニコニコしてしまう……!
ステップ三は「ふくそうにきをつかうこと」。バンダナを着けているニンゲンを見るパピルス。
パピルスはとあることに気づき、“DATE DANGER!”が流れ出します。(このデートの流れを崩さないように、ちゃんと映像とリンクして演奏しているのがすごすぎた……!)
「オレさまとであったしゅんかんからデートしたかったのかッ?」
「♡はい いいえ」
“はい”を選んだ瞬間、ピアノが1音だけ鳴り(グサッとダメージを受けた音の再現でしょうか)、勢いよくジャーン! と流れ出す“DATE FIGHT!”。
……最高だ。
DATEシリーズ曲(?)の盛り上がりがピークに達し、スクリーンに映る映像もアツさを増していきます。
「オレさまのシークレットスタイル!」とキャップを被ってくるパピルスが愛らしすぎる。
そして、ニンゲンは「♡はい ダサいネ!」と、迷いなく「はい」を選びます。演奏が激しさを増すのと同時に、どんどん溜まる“DATE POWER”。
このデート曲が、個人的には映像とのピッタリ感、没入感を感じたパートでした。もうとにかくパピルスが可愛い!(笑)ドキドキもワクワクも体験できるので、オーケストラだということを忘れて体を揺らしたくなってしまうような楽しさもあり大好きです。
デートの後は、しっとりとした“ウォーターフェル”。
先ほどまでの曲と温度差がすごいですが、『UNDERTALE』の曲の幅広さを知ることができます。木琴、鉄琴が鳴らす音が美しい。“びっくりするほど近い距離を飛んで渡らせてくれる鳥”は、いつ聴いてもシュール(笑)。今回は映像もあったのでよりシュールさが増していました。
そして、軽快なピアノのイントロで始まる“怒りのマネキン!”。ぷんすかマネキンはやや厄介ですが、曲が楽しくてもうバトルが楽しすぎた思い出しかありません。
演奏しているみなさんも笑顔で、またまた体を揺らしたくなっちゃいました……! マネキンの「ナイフぎれだ」のシーンで終わるのもすごくシュールで最高な終わり方で思わずクスリ(笑)。
前半最後はみんな大好き“アンダイン”のターン!
演奏されたのは“アンダイン”、“ぬあああああ!”、“彼女がピアノを弾いている”、“正義の槍”。
“正義の槍”に入った瞬間、明らかに会場の空気が変わる瞬間が大好きで、何度でも味わいたくなります。もうみなさん、この曲を待っていました! というくらいスクリーンで繰り広げられるアツい戦いと演奏に釘付けでした。
ここで一度休憩を挟みましたが……先ほどの演奏が素晴らしかったのか、感激で涙を流している方の姿も。休憩前、最高に気分が上がる締めくくりでした。
休憩開けは“アルフィー”、“イッツ・ショータイム!”、“メタル・クラッシャー”、“スパイダーダンス”(マフェットちゃん可愛い!)、“Another Medium”と続き、いよいよ……。
いつ聴いても色褪せない。何度でも聞きたい“華麗なる死闘”
“コア”に進むニンゲン。最奥部にはあの人の姿が。
「oh yes」の声が鳴り響き、軽快なピアノのイントロが奏でられます。“華麗なる死闘”です。
冒頭でもお話した通り、他のオーケストラで聴いたこの曲があまりにも印象に残ったのを今でも覚えています。
メタトンの満ち溢れる自身、チャーミングさがこれでもか! というくらい爆発している曲ですし、曲調等も含め個人的には『UNDERTALE』で1番好きな曲です。
MUSICエンジンさんの演奏曲でも“華麗なる死闘”が特に好きなので、映像を見ながら楽しめたのは本当に贅沢な時間でした。聞き終わったあとには、さっき聞いたばかりなのにもっともっと聞きたい! と思わせてくれるくらい本当に大好きな曲です。
そして、メタトンの優しさが垣間見える“愛するファンのみんなへ”。先ほどまでの激しい演奏から、優しい演奏に切り替わります。
“UNDERTALE”、“Bergentrückung”、“アズゴア”、“キミの親友”、“最高の悪夢”、“ケツイ”、“フィナーレ”と激しい戦いが続き、“ひとつのエンディング”を迎えます。
激しいけど優しさ、愛を感じる演奏に嗚咽しそうに……
M14パートの“夢と希望”、“SAVE the World”、“彼のテーマ”、“最後の力”の最強メドレーを。
このパートは、初めてMUSICエンジンさんのコンサートに行った際にも、涙が溢れて止まらなかったのを覚えています。
本当に音色が優しい。
そして、今回も涙が溢れました。やっぱりこのパートの流れはいつ聴いても最高すぎる……。
最終パートはGルートへ……。
いつもGルートの曲を聴くと耳を塞ぎたくなりますが、しっかりと彼、彼女らの勇姿を見届けました。
“本物のヒーローとの戦い”、“"NEO"の力”、そして“MEGALOVANIA”。
優しいサンズの攻撃が辛い……。
スクリーンに映し出される汗をかきながら戦うサンズの姿に胸が痛む。目をそらしたい。
……でも曲はとんでもなくカッコいい。
そして……。
残ったのは暗闇の世界。
ザーザーと音が鳴る中、オーケストラのみなさんがステージを去る演出は、初めてMUSICエンジンさんの公演でもとんでもなく衝撃を受けました。
ステージに残ったのは2人だけ。
2人で“スタートメニュー”を奏でます。
悲しい、寂しい。
と、ここで本編は終了。この後は、なんと6曲(!)。
演奏後は誰もが最大限の拍手をMUSICエンジンのみなさんに送り、あたたかい空気の中、ファイナル公演は幕を閉じました。
久しぶりのMUSICエンジンさんの公演参加でしたが、変わらず愛溢れる演奏を最後まで届けてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
広島公演の時に感じたのですが、2019年の公演には大人がほとんどだった記憶があります。
ですが今回のツアーでは、老若男女、特にお子様が多かったのです。
この数年の間に、『UNDERTALE』をプレイした子がいっぱいいるのかなと。2019年の時も、もちろん『UNDERTALE』は大人気でしたが、10年経って更に更に人気になっているなと感じました。
帰り道、コンサートを観終わった小学生ぐらいのお子さんが「神すぎた!!!!!」とご両親に大きな声で言っているのを見てホッコリ(笑)。
改めまして、10周年コンサートの完走おめでとうございます。
そして、『UNDERTALE』10周年おめでとうございます。
またこうして『UNDERTALE』が大好きな人達と集まって、たくさんの愛情を込めた素晴らしい音楽を奏でて下さるMUSICエンジンさんの演奏を楽しめる日を楽しみにしています。
開催概要
■開催日
2026年05月29日(金)
■場所
SGCホール有明
■時間
14:00/プログラムC
18:00/プログラムD
■上演時間
約2時間30分(休憩あり)
2026年05月29日(金)
■場所
SGCホール有明
■時間
14:00/プログラムC
18:00/プログラムD
■上演時間
約2時間30分(休憩あり)
プログラムD セットリスト
M01
むかしむかし…
いせき
緊迫のとき
ENEMY APPROACHING!
M02
ホーム(オルゴール)
心の痛み
おちてきた子
M03
サンズ
ニャハハ!
雪景色
スノーフルのまち
いらっしゃいませ
Bonetrousle
M04
DATE START!
DATE DANGER!
DATE FIGHT!
M05
ウォーターフェル
びっくりするほど近い距離を飛んで渡らせてくれる鳥
怒りのマネキン!
M06
アンダイン
ぬあああああ!
彼女がピアノを弾いている
正義の槍
M07
アルフィー
イッツ・ショータイム!
メタル・クラッシャー
スパイダーダンス
Another Medium
M08
コア
華麗なる死闘
愛するファンのみんなへ
M09
UNDERTALE
M10
Bergentrückung
アズゴア
キミの親友
最高の悪夢
ケツイ
フィナーレ
ひとつのエンディング
M11
真実
アマルガム
M12
小さな衝撃
おちてきた子(リプライズ)
あきらめないで
M13
夢と希望
SAVE the World
彼のテーマ
最後の力
M14
再会
自由
全員、集合!
これでホントにサヨナラ
M15
スタートメニュー(Full Ver.)
BUT THE EARTH REFUSED TO DIE
本物のヒーローとの戦い
"NEO"の力
MEGALOVANIA
スタートメニュー
アンコール
おやすみなさい
UNDERTALE
重要任務…?
強敵たち
"NEO"の力
これでホントにサヨナラ
むかしむかし…
いせき
緊迫のとき
ENEMY APPROACHING!
M02
ホーム(オルゴール)
心の痛み
おちてきた子
M03
サンズ
ニャハハ!
雪景色
スノーフルのまち
いらっしゃいませ
Bonetrousle
M04
DATE START!
DATE DANGER!
DATE FIGHT!
M05
ウォーターフェル
びっくりするほど近い距離を飛んで渡らせてくれる鳥
怒りのマネキン!
M06
アンダイン
ぬあああああ!
彼女がピアノを弾いている
正義の槍
M07
アルフィー
イッツ・ショータイム!
メタル・クラッシャー
スパイダーダンス
Another Medium
M08
コア
華麗なる死闘
愛するファンのみんなへ
M09
UNDERTALE
M10
Bergentrückung
アズゴア
キミの親友
最高の悪夢
ケツイ
フィナーレ
ひとつのエンディング
M11
真実
アマルガム
M12
小さな衝撃
おちてきた子(リプライズ)
あきらめないで
M13
夢と希望
SAVE the World
彼のテーマ
最後の力
M14
再会
自由
全員、集合!
これでホントにサヨナラ
M15
スタートメニュー(Full Ver.)
BUT THE EARTH REFUSED TO DIE
本物のヒーローとの戦い
"NEO"の力
MEGALOVANIA
スタートメニュー
アンコール
おやすみなさい
UNDERTALE
重要任務…?
強敵たち
"NEO"の力
これでホントにサヨナラ



