8月11日に開催が迫る『ダンガンロンパ』シリーズ初のオーケストラコンサート。好評につき“ライブ配信”も決定している本コンサートの魅力に迫るべく、シリーズ音楽を務め、本公演の楽曲監修も行う高田雅史氏と、アレンジャー・海沼みきな氏による対談インタビューの様子を一部先行公開します。すでに会場チケットをお持ちの方はもちろん、配信での視聴をまだ悩んでいる方にもぜひご一読ください。
※本インタビューは、イベントのチケット特典であるオリジナルパンフレット(P.24)掲載の内容より一部Web用に抜粋したものとなります。高田雅史氏×海沼みきな氏 対談インタビュー【ダンガンロンパ】
――まずは『ダンガンロンパ』シリーズ15周年おめでとうございます。シリーズ1作目から携わってきた高田さんにとって『ダンガンロンパ』はどういった作品でしょうか?
高田
『ダンガンロンパ』の楽曲を制作していた当時を振り返ると、独立後に立ち上げた会社も徐々に軌道に乗り、ひとまず食べていくことには困らないかな……と手応えを感じ始めていた時期でした。
その一方で、僕自身の代表作と呼べるような作品や、大きなヒット作に関わる機会はまだ多くなく、今後どこまで仕事の幅を広げていけるのかという不安も抱えていました。
そんな中で出会ったのが『ダンガンロンパ』ですね。
特に物語性の強いタイトルへの楽曲提供は当時久しぶりだったこともあり、それまで数年間の仕事や日常の中でストックしてきたアイデアや音楽的な引き出しを、一気に注ぎ込んだ作品だったように思います。
結果として、作品の持つ独特な世界観とうまく噛み合い、こうしてオーケストラコンサートも開催できるという夢のようなタイトルに大きく育ってくれました。
――本コンサート企画について初めて聞いた時は率直にどのように感じましたか?
その一方で、僕自身の代表作と呼べるような作品や、大きなヒット作に関わる機会はまだ多くなく、今後どこまで仕事の幅を広げていけるのかという不安も抱えていました。
そんな中で出会ったのが『ダンガンロンパ』ですね。
特に物語性の強いタイトルへの楽曲提供は当時久しぶりだったこともあり、それまで数年間の仕事や日常の中でストックしてきたアイデアや音楽的な引き出しを、一気に注ぎ込んだ作品だったように思います。
結果として、作品の持つ独特な世界観とうまく噛み合い、こうしてオーケストラコンサートも開催できるという夢のようなタイトルに大きく育ってくれました。
――本コンサート企画について初めて聞いた時は率直にどのように感じましたか?
高田
そうですね……率直に言うと、かなり大胆なチャレンジだなと(笑)。
そもそもオーケストラとは真逆の音楽なので、アレンジャーさんに申し訳ないな、とも(笑)。
でも、同時にとても面白い試みだとも思いましたね。
原曲は打ち込みかつ、シンセの音色そのものも含めて設計している楽曲たちなので、例えばそのまま耳コピしようとすると不協和音になってしまうのですが、そこをどう料理されるのか、生楽器でどのように表現されるのか、どんな音になるのか今からとても楽しみです。
そもそもオーケストラとは真逆の音楽なので、アレンジャーさんに申し訳ないな、とも(笑)。
でも、同時にとても面白い試みだとも思いましたね。
原曲は打ち込みかつ、シンセの音色そのものも含めて設計している楽曲たちなので、例えばそのまま耳コピしようとすると不協和音になってしまうのですが、そこをどう料理されるのか、生楽器でどのように表現されるのか、どんな音になるのか今からとても楽しみです。
海沼
私もお話をいただいて最初に「これをどうアレンジするの?!」という感じで(笑)。
対談時点でもまだ作業中ですが、まずはとにかく原曲を聴いて「どういう音が入っているんだろう」という点を分析しつつ、生楽器の特性や表現の幅をイメージしながらアレンジ案を膨らませていっています。
原曲の音色感を損なわずにどうやってオーケストラならではの雰囲気を作っていくか。今も試行錯誤しながら聴かせていただいています。
――本公演のセットリストについてもお伺いしたいと思います。
対談時点でもまだ作業中ですが、まずはとにかく原曲を聴いて「どういう音が入っているんだろう」という点を分析しつつ、生楽器の特性や表現の幅をイメージしながらアレンジ案を膨らませていっています。
原曲の音色感を損なわずにどうやってオーケストラならではの雰囲気を作っていくか。今も試行錯誤しながら聴かせていただいています。
――本公演のセットリストについてもお伺いしたいと思います。
高田
提案いただいたセットリストに対して、僕からも提案させていただきましたが、聴きたい曲、聴かせたい曲がしっかり入った素敵なセットリストになったと思います。
作品らしさみたいなものが、そのままコンサートに活きているので、『ダンガンロンパ』を長く応援してくださっている皆さんにこそ喜んでいただける内容になっていると感じております!
作品らしさみたいなものが、そのままコンサートに活きているので、『ダンガンロンパ』を長く応援してくださっている皆さんにこそ喜んでいただける内容になっていると感じております!
海沼
アレンジャーサイドとしても、バリエーション豊かな選曲の方が助かることも多いので、それぞれのアレンジャーが持ち味を活かしながら、今回のオーケストラ編成に落とし込むように頑張りたいと思います。
高田
ほかにもモノクマやモノミ系の遊び心の多い曲もたくさん選曲いただいていますね。僕は何かしら面白い要素がないと曲を作れないので(笑)。
音色やリズム、構成だったり……毎回どこかに自分なりの仕掛けを入れています。なので、『ダンガンロンパ』の楽曲そのものが遊び心の集合体みたいなものと言えますね。
音色やリズム、構成だったり……毎回どこかに自分なりの仕掛けを入れています。なので、『ダンガンロンパ』の楽曲そのものが遊び心の集合体みたいなものと言えますね。
海沼
特徴的なボイスやコーラスはしっかり活かしてアレンジしたいですね。原曲には本当に幅広い引き出しや仕掛けが多くて、アレンジする上でもいろいろと試したいと思っています。
高田
僕の音楽作りは、ゲームそのものを音楽に翻訳するような感覚なんです。単に映像やシーンに曲を付けるというよりも、画面とプレイヤーの間にある空気を音で演出することを一つの目標にしていますね。
没入感を生み出したり、「このゲームを遊んでみたい!」と思うような初期衝動を音でも引き出したり、そういう部分を大切にしています。それと、音楽だけではなく、SEや声優さんのお芝居も含めて、サウンド全体で面白いことができるといいなと思っています。
人は香りを嗅いだ時に、その時の記憶や感情がふと蘇ることがありますよね。僕は音楽もそれに近いものだと思っていて『ダンガンロンパ』でも、この曲を聴くとあのシーンを思い出す……といった、体験そのものと結び付くような音楽を作ろうというコンセプトを意識しています。
これは『ダンガンロンパ』に限った話ではなく、僕がどの作品でも共通して大切にしている考え方です。
――ゲーム体験における音楽と、コンサート体験における音楽では、アレンジや構成の考え方にも大きな違いがあるかと思います。ここまで滅多に聞けない高田さんの作曲メソッドもお話いただいておりますが、海沼さんからあえてこのインタビュー内で深掘りしておきたいポイントはありますか?
没入感を生み出したり、「このゲームを遊んでみたい!」と思うような初期衝動を音でも引き出したり、そういう部分を大切にしています。それと、音楽だけではなく、SEや声優さんのお芝居も含めて、サウンド全体で面白いことができるといいなと思っています。
人は香りを嗅いだ時に、その時の記憶や感情がふと蘇ることがありますよね。僕は音楽もそれに近いものだと思っていて『ダンガンロンパ』でも、この曲を聴くとあのシーンを思い出す……といった、体験そのものと結び付くような音楽を作ろうというコンセプトを意識しています。
これは『ダンガンロンパ』に限った話ではなく、僕がどの作品でも共通して大切にしている考え方です。
――ゲーム体験における音楽と、コンサート体験における音楽では、アレンジや構成の考え方にも大きな違いがあるかと思います。ここまで滅多に聞けない高田さんの作曲メソッドもお話いただいておりますが、海沼さんからあえてこのインタビュー内で深掘りしておきたいポイントはありますか?
海沼
ゲーム体験を楽しむ過程は一人ひとり異なるので、その疑似体験をどこまで活かすか、あえて外すかというのはアレンジする上で常に迷うポイントなんです。
高田さんの楽曲は、遊び心の要素もありながら、ゲーム内の場面や楽曲ごとに使用する音色もかなり考え抜いて作られている印象なのですが、生演奏するうえで原曲とは違う楽器を使ったりといった許容度や自由度の線引きはありますか?
高田さんの楽曲は、遊び心の要素もありながら、ゲーム内の場面や楽曲ごとに使用する音色もかなり考え抜いて作られている印象なのですが、生演奏するうえで原曲とは違う楽器を使ったりといった許容度や自由度の線引きはありますか?
高田
オーケストラ化すると音の世界が広がっていく感じがありますが、『ダンガンロンパ』の場合は、物語上大変な事件が発生しているのだけど、場所としては狭い教室や息苦しい空間のなかだけで展開していて、なおかつ全てのヒントもその中にある、みたいに感じさせるために、むしろ壮大にしていないんです。
だから、ジャズ喫茶のようなこぢんまりとした空間で鳴らすようなエレピやトランペットといったものを採用していますが、やはり大きい会場で演奏するとなると、むしろ会場全体が捜査対象?!といった壮大さは全然アリな気がします。いや、逆に難しいこと言ってしまっていますか?(笑)。
だから、ジャズ喫茶のようなこぢんまりとした空間で鳴らすようなエレピやトランペットといったものを採用していますが、やはり大きい会場で演奏するとなると、むしろ会場全体が捜査対象?!といった壮大さは全然アリな気がします。いや、逆に難しいこと言ってしまっていますか?(笑)。
海沼
いえ、たくさんのヒントありがとうございます(笑)。
お借りしている楽曲のSTEMデータを活用するものもありますが、やはりできる限りオーケストラの生楽器に落とし込んで、今回のコンサート体験が唯一無二のものになるようにしたいですね。
あと、今回はギターやシンセサイザーも編成に入れているので、それらの使い方もいろいろとご提案できればと思います。
お借りしている楽曲のSTEMデータを活用するものもありますが、やはりできる限りオーケストラの生楽器に落とし込んで、今回のコンサート体験が唯一無二のものになるようにしたいですね。
あと、今回はギターやシンセサイザーも編成に入れているので、それらの使い方もいろいろとご提案できればと思います。
高田
はい。「なんじゃこりゃ!」とかあまり言うタイプではないので、自由にやってもらえた方が僕も楽しいです(笑)。
――本公演ではゲストである緒方恵美さんの歌唱も見どころの一つとなっています。共演にあたってどのような思いでしょう。
――本公演ではゲストである緒方恵美さんの歌唱も見どころの一つとなっています。共演にあたってどのような思いでしょう。
高田
まずこのプロジェクトにおいては、緒方(恵美)さんはとても大きな存在で、「ダンガンロンパのファンはこれでは納得しないだろう」といったクオリティラインのジャッジにおいても絶大な信頼を置いています。
常に真剣に作品やそのファンに向き合っていて、何がユーザーの皆さんにとって一番嬉しいのか、何が作品にとってベストなのかをいつも考えていらっしゃいますし、僕から見ると作品のお母さんのような存在ですね。優しさもありますし、時には厳しさもある。その全てが作品への深い愛情から来ているように感じます。
このような素敵な機会にステージでご一緒できるのがとても楽しみです。
――最後に、コンサートをご覧いただくお客様に向けてメッセージをお願いします。
常に真剣に作品やそのファンに向き合っていて、何がユーザーの皆さんにとって一番嬉しいのか、何が作品にとってベストなのかをいつも考えていらっしゃいますし、僕から見ると作品のお母さんのような存在ですね。優しさもありますし、時には厳しさもある。その全てが作品への深い愛情から来ているように感じます。
このような素敵な機会にステージでご一緒できるのがとても楽しみです。
――最後に、コンサートをご覧いただくお客様に向けてメッセージをお願いします。
海沼
まだ誰も想像ができていないと思いますが、高田さんの音楽に含まれるたくさんの遊び心やこだわりといった魅力を、今回のオーケストラアレンジを通して、生演奏で1曲1曲きちんと皆さんにお届けしたいと思っています。ぜひ当日楽しみにしていてください。
高田
『ダンガンロンパ』は、当初まだ無名の新規IPだった頃に、今まで聴いたことのない唯一無二のゲーム音楽にしたいという想いもあって「真面目にふざける」、そんなことを目標に一生懸命にやって、僕自身たくさんの挑戦や実験を詰め込んだタイトルです。
その楽曲たちが今回オーケストラという形で再構築されるということで、もともとオーケストラ作品を書きたい身からすると、なんだか不思議な気持ちでいっぱいです。
子供の頃の自分に会って話せるなら「良いことあるよ」ってきっと伝えるでしょうね(笑)。
15年以上も前に実験したことがオーケストラになって、それを実際に聴けて、ステージにも立たせてもらえるなんて、コンサート当日は僕自身もまだ知らない『ダンガンロンパ』に出会えるのではないかとワクワクしています。
そして、そんな素敵な時間を皆さんと一緒に体感できることを楽しみにしております。
その楽曲たちが今回オーケストラという形で再構築されるということで、もともとオーケストラ作品を書きたい身からすると、なんだか不思議な気持ちでいっぱいです。
子供の頃の自分に会って話せるなら「良いことあるよ」ってきっと伝えるでしょうね(笑)。
15年以上も前に実験したことがオーケストラになって、それを実際に聴けて、ステージにも立たせてもらえるなんて、コンサート当日は僕自身もまだ知らない『ダンガンロンパ』に出会えるのではないかとワクワクしています。
そして、そんな素敵な時間を皆さんと一緒に体感できることを楽しみにしております。
- インタビュー:野澤時央(KADOKAWA)
- スチール:仲村 翼(kuma)
好評につきライブ配信が決定!配信限定コンテンツも!【ダンガンロンパオケコン】
『ダンガンロンパ』シリーズを題材とした初のオーケストラコンサート“ダンガンロンパ ORCHESTRA CONCERT ─希望と絶望の調べ─”大好評につき、ライブ配信が決定!
公演当日は、会場の「LINE CUBE SHIBUYA」から生配信。
当初会場内限定とされていた、七海千秋(声優:花澤香菜)と王馬小吉(声優:下野紘)の特別アナウンスも聞けるほか、現地の公演終了直後には、配信限定で「アフタートーク」の実施も予定しています。
チケットは本日よりZAIKOにてすでに購入が可能となっているので、惜しくも現地での観覧が叶わなかった方は、ぜひこのチャンスを逃さないようにしましょう!
公演当日は、会場の「LINE CUBE SHIBUYA」から生配信。
当初会場内限定とされていた、七海千秋(声優:花澤香菜)と王馬小吉(声優:下野紘)の特別アナウンスも聞けるほか、現地の公演終了直後には、配信限定で「アフタートーク」の実施も予定しています。
チケットは本日よりZAIKOにてすでに購入が可能となっているので、惜しくも現地での観覧が叶わなかった方は、ぜひこのチャンスを逃さないようにしましょう!
ライブ配信概要
■公演日:2026年8月11日(火・祝)17:30開演(終演予定 19:30)
■アーカイブ視聴可能期間:2026年9月11日(金)23:59まで
■チケット情報
・【特典付き】配信視聴チケット:7,100円+税(オリジナルパンフレット付)
・配信視聴チケット:3,500円+税
■販売期間
販売中~9月11日(金)22:00まで
■【特典付き】配信視聴チケットについて
コンサート資料や関係者コメント、作曲家・⾼⽥雅史とアレンジャーによる特別対談インタビューなどを収録した、コンサートオリジナルパンフレット(24P)付き!
※日本国内のみの販売になります。
※別途送料880円一律が発生します。
※「オリジナルパンフレット」は会場チケットの付属特典と同内容です。
※「オリジナルパンフレット」は9月下旬頃に順次配送を予定しております。
■アーカイブ視聴可能期間:2026年9月11日(金)23:59まで
■チケット情報
・【特典付き】配信視聴チケット:7,100円+税(オリジナルパンフレット付)
・配信視聴チケット:3,500円+税
■販売期間
販売中~9月11日(金)22:00まで
■【特典付き】配信視聴チケットについて
コンサート資料や関係者コメント、作曲家・⾼⽥雅史とアレンジャーによる特別対談インタビューなどを収録した、コンサートオリジナルパンフレット(24P)付き!
※日本国内のみの販売になります。
※別途送料880円一律が発生します。
※「オリジナルパンフレット」は会場チケットの付属特典と同内容です。
※「オリジナルパンフレット」は9月下旬頃に順次配送を予定しております。
『ダンガンロンパ』シリーズ作品紹介

全世界シリーズ累計出荷本数1,000万本を突破!
学級裁判で相手の矛盾を論破し、殺人事件の犯人を暴いていく“ハイスピード推理アクション"。
これまでにナンバリング3作品、外伝1作品、スピンオフ1作品を展開し、ゲームのみならずテレビアニメ・コミック・小説・舞台など、多方面へと広がり続けている。
そしてシリーズは2025年に15周年を迎え、2026年には最新作『スーパーダンガンロンパ2×2』が登場。
シリーズ第2作『スーパーダンガンロンパ2』をベースにした新シナリオに加え、原作シナリオも現行機向けに再構築して収録し、2本分の本編を1タイトルにまとめて発売される。
