任天堂より『ペーパーマリオ RPG』がNintendo Switch向けに5月23日に発売されます。今回発売されるNintendo Switch版の『ペーパーマリオRPG』は、2004年に発売されたニンテンドー ゲームキューブソフト版を元に、グラフィックや遊びやすさを向上させたソフトです。
本記事では『スーパーマリオ』シリーズが好きで、特に『ペーパーマリオ』シリーズが大好きなライター“ことめぐ”が、本作を先行プレイした感想をお届けします。
宝の地図を頼りに、ピーチ姫を探す旅へ出発
『ペーパーマリオ』シリーズは、紙のようにペラペラな体のマリオが紙の世界を大冒険するアクションRPG。
筆者はそんな『ペーパーマリオ』シリーズが大好きです。『ペーパーマリオ』にハマったきっかけは、2016年にWii Uソフトとして発売された同シリーズの『カラースプラッシュ』でした。それを見て、「どうしてこんなにキャラクター達が可愛いんだろう。セリフが楽しすぎるし、なんて面白いシナリオなんだ……!」と感動し、『ペーパーマリオ』の世界にどハマリ。
その後2020年に発売されたSwitch用ソフト『オリガミキング』は発売日に書い、攻略の本もしっかり読みながら完全クリア。自分で実際にプレイしてみて、さらにさらに『ペーパーマリオ』の魅力にハマってしまいました。そしてこの度、大好きな『ペーパーマリオ』シリーズの2作目『ペーパーマリオRPG』が20年の時を経て、2024年5月に帰って来る! という朗報を聞き、「ぜひ遊んでみたい!」と思い、今回プレイさせていただきました。
そんな本作の物語は、ピーチ姫が“ゴロツキタウン”という、なんとも物騒な名前の町で旅行を楽しんでいるとこから始まります。
すると、1人でいるピーチ姫の前に、フードを被った謎の人物が現れます。なんでも目の前の小さな宝箱には宝のありかが記された地図が入っているらしい。
……怪しすぎるんですが?
ピーチ姫が箱を開けると、まばゆい光が放たれます。だ、大丈夫!?
そこから場面は移り変わり、マリオの家へ。マリオの弟・ルイージがピーチ姫からの手紙を届けてくれました。
「ゴロツキタウンでもらった宝の地図を使い、一緒に宝物を探してほしい」という内容でした。
手紙を読んだマリオは、港で待つピーチ姫の元へ向かいます。
しかし、待ち合わせ場所にピーチ姫の姿はありませんでした。とりあえずゴロツキタウンを探索探索〜!
マリオは常にフィールド上でハンマーを使えるのですが、なんとキャラクター達にも使えるんです。
シリーズを遊んだことがある人なら、まずは……やっちゃいますよね。
ピーチ姫を探しているとナゾの組織・メガバッテンに絡まれます。
画像を見ていただければ分かるように『ペーパーマリオ』、マジでなんでもアリです。もうこの3シーンだけでもめちゃくちゃ楽しくないですか!? こういうハチャメチャ具合が『ペーパーマリオ』の大好きすぎるところです。
ここで大学生3年生で考古学の“クリスチーヌ”が仲間になってくれます。
クリスチーヌもお宝を探している様子。一行はフランクリ先生の元へ行くことにしました。
といった形で色々とドキドキしながらも、フランクリ先生の元へ到着。
先生によると、伝説の宝を入手するには“スターストーン”というものが必要らしいです。先生はカノジョ(ピーチ姫)は先にスターストーンを探しに向かったのかもしれないと言います。本当にそうなのかな……? 今はピーチ姫を信じて外へ踏み出すしかなさそうです。
マリオは宝の地図を手に、ピーチ姫を探す旅に出ることになります。果たしてピーチ姫を見つけることはできるのでしょうか――。マリオの紙の世界での冒険の続きはぜひご自身の目で確かめてみてください!
ヒコーキ、ペラペラになってフィールドやダンジョンを進むのが楽しい!
冒険の先々には、マリオが“ヒコーキ”や“ペラペラ”になったりすることで進める場所があります。本作ならではの魅力です!
ヒコーキ
なかなか操作が難しく、最初は筆者は大苦戦。コツを掴めば一気にひとっ飛びできるようになりました!
マリオがヒコーキに変身するシーンが凝っているのでぜひご注目を。
ペラペラ
マリオの変身能力は物語を進めることで増えていくので、他にどんなものがあるかはプレイしてみてのお楽しみ! どれもマリオが可愛く感じられます。
“劇場”で繰り広げられるドタバタバトルはちょいムズだけど爽快感がすごい!
本作のバトルは、なんと“劇場”で展開されます。
マリオとその仲間はそれぞれ持っている技があります。
表示に従ってタイミング良くボタンを押すなどの操作をするとダメージがアップするので、基本的にはタイミングよく操作していきましょう。また、こちらが攻撃を受ける時にタイミング良くAボタンを押すとガードが発動。ダメージをなくしたり、減らせます。
最初は技を出すのも、ガードをするのもタイミングを掴むのが難しいかもしれませんが次第に慣れていきますのでご安心を。筆者も久しぶりに『ペーパーマリオ』のバトルをしましたが、最初は全くガードの感覚が思い出せず、体力がギリギリになる事態に(汗)。
ですが体力を回復できるキノコも結構な頻度で入手できますし、最初の方は無理にタイミングを合わせすぎなくても大丈夫かなと思います。ご自身のペースで楽しんでみてくださいね。
『ペーパーマリオ』シリーズのバトルはカチャカチャとボタンを使うので結構大変ですが、上手くできるようになるととても爽快感があります。
最後に、本作でも感じた筆者が特に好きな『ペーパーマリオ』の魅力要素を2つご紹介したいと思います。
すみずみまでこだわられた紙の質感が本当に可愛い。キャラや土管はもちろん、なんとゴ◯キブリまでもがペラペラ。
まず1つ目は、紙の質感の素晴らしさ。
『ペーパーマリオ』シリーズはマリオ達キャラクターはもちろん、土管、町、家、お城など全てが紙のようにペラペラです。
本当に絵本の中を冒険しているようで、町の様子やダンジョンに行くのもとっても楽しいです。どういう風に紙で表現されているのかに注目しながら冒険を楽しんでみてください!
キャラクター達のセリフがクセになるほど楽しい。みんなが愛おしくてたまらなくなる〜!
最後にご紹介したいのはキャラクター達のセリフについてです。
筆者がここまで『ペーパーマリオ』シリーズにハマったのは、シリーズ独特のコミカルな“セリフ”回しがあったからだと思っています。本当にキャラクター達のセリフを聞くのが楽しくて、キャラクター達に話しかけるのが楽しい楽しい。本作でももちろん、『ペーパーマリオ』シリーズならではの会話劇は顕在です。
『ペーパーマリオ』シリーズはセリフがたっぷり。キャラクター達の会話のキャッチボールが終始楽しいので、ぜひキャラクター達のセリフや会話を楽しみながらゲームを進めてみてほしいです。きっとキャラクター達の新たな魅力に気付くハズ。
本作をプレイして思ったのですが、『ペーパーマリオ』シリーズは当初から変わらない空気感を持っていたんですね。2作目なので当たり前といえば当たり前なのですが、直近の『オリガミキング』と全く雰囲気が変わっておらずなんだか安心してしまいました。
2Dや3Dの『マリオ』シリーズは遊んだことがあるけれど、スピンオフ的な位置の『スーパーマリオ』タイトルは遊んだことがない、という方は多いと思います。筆者もそうでした。『ペーパーマリオ』シリーズはプレイすると『スーパーマリオ』シリーズのキャラクターがますます好きになってしまいます……! 筆者はそこまで思い入れがなかったキノピオとかキノじいが『ペーパーマリオ』をプレイして大好きになりました(笑)。
リアルタイムでゲームキューブ版を遊んでいた方はもちろん、まだ『ペーパーマリオ』シリーズの世界に触れたことがない方にもこの独特な世界観をぜひ楽しんでもらいたいっ……! 気になった方はぜひ遊んでみてください。