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『サイレントヒル:タウンフォール』先行プレイ感想。一人称視点+ポケットテレビ+音楽による圧倒的な没入感と恐怖体験。難易度高めだが、そこがイイ!

文:Ak

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 コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)より9月24日にPS5/PC(Steam、Epic Games)で発売予定の『SILENT HILL: Townfall(サイレントヒル:タウンフォール)』の先行レビュー記事をお届けします。


 なお、今回試遊できたのはゲーム冒頭から2時間ほどの探索&戦闘、および物語中盤のチャプターで、合計4時間ほどプレイできました。そこで分かった本作ならではの魅力について紹介していきます。

一人称視点とCRTVが生む圧倒的な没入感!【『サイレントヒル:タウンフォール』レビュー】


 本作は「サイレントヒル」シリーズ(短編や一部パートを除く)では初となる、一人称視点を採用。より没入感のある戦闘と探索を楽しむことができます。ホラーゲームと一人称視点の相性のよさについては、すでにさまざまな作品が立証しているので、ホラーゲームファンの筆者としては前情報から期待感がマックス!
(『サイレントヒル4 ザ・ルーム』の自室パートが一人称視点だったことを思い出しました)


 本作はサウンド面でのこだわりがすごく、一人称視点と合わせて実際に港町を探索しているかのような臨場感と没入感をじっくりと味わえました。

 試遊会ではヘッドホンを使用しましたが、環境音などの立体感やリアリティが素晴らしいので、ぜひヘッドホンでのプレイを推奨します。敵との位置関係が分かりやすくなるというゲーム的なメリットもありますし! まあ、ちょっと敵のうめき声などがリアルで怖すぎて、ある意味オススメしにくいですが(笑)。


 一人称視点と並んで本作で特徴的なシステムが“CRTV”と呼ばれるポケットテレビ。「サイレントヒル」シリーズ定番のラジオにあたるものですね。

 敵の索敵手段が物語の序盤で入手可能なのも、「サイレントヒル」シリーズで定番の流れですが、CRTVはラジオと比べるとできることが多く、存在感のあるガジェットになっています。


 CRTVはチューニングを行うことで信号を受信可能。主に索敵に使用できますが、謎めいた映像を受信できることも。映像は謎解きに関わるものもあれば、おそらく物語の根幹に関わっていそうなものもありました。


 敵の位置を確認する際のチューニングは簡単で、R2/L2で特定の場所にカーソルを合わせるだけ。とはいえ、敵に追われている状況でチューニングするのは難しいので、安全な状況でこまめに索敵する必要がありますね。

 チューニングに成功すると、CRTVに敵のシルエットが表示されます。周囲の地形や障害物の有無などは分からないものの、シルエットのサイズや向きで大体の位置を把握できるのでステルスに便利!

 ちなみに一度チューニングに成功すると、あとは方向キーの左右を押せば“クイックチューニング”で瞬時に敵のシルエットを表示できます。こまめにチューニングを行って、敵の位置を把握するのが重要ですね。


 シンプルにカーソルを合わせる以外にも、一部の場所では特殊な操作で信号を受信できることもあります。PS5の場合はジャイロ操作でチューニングが可能です(通常操作も可)。

 コントローラーを傾けて調整したあと、方向キーを使って色彩を調整すればチューニングできます。けっこう操作が独特なので最初は迷いましたが、分かってしまえばギミックとしては簡単!

スコットランドの町並みを探索しながら主人公のルーツに迫る! 戦闘と謎解きの難易度はけっこう高めかも?【『サイレントヒル:タウンフォール』レビュー】


 まず今回体験できたのは、ゲーム冒頭のパートから。スコットランドの孤島・セントアメリアに漂着した主人公・サイモンを操作しながら、町の探索に向かいます。


 シリーズ中でも謎の多い導入で、サイモンがなぜ町にやってきたのか、この町がどんな場所なのかも不明。町を探索するうちに、少しずつサイモンのバックボーンがわかってきますが、それでも試遊範囲ではまだまだ分からないことだらけでした。


 町の探索の自由度は従来シリーズと同等で、寄り道もできるけど基本はリニアな作り。探索する順番自体は自由ですが、複数の手がかりを見つけられたら目的地を目指すことになるようです。


 序盤はセントアメリアを巡りながら、3つのキーアイテムを集めるのが当面の目標に。目的地=キーアイテムのある場所を示すヒントはそれなりに入手できますが、筆者の場合はあるアイテムの入手で開く扉を見逃していて、少し探索には手間取りましたね。


 そしてもちろん町中では敵も出現。ステルスでやり過ごすことも可能ですが、同じ場所を探索する機会も多いので、倒してしまったほうが安全そうな印象です。

 ゲーム序盤では近接戦闘のみが可能で、木材を使って戦うことになります。近接武器には耐久度があり、ガードや攻撃で耐久度が減少。耐久度が0になると武器がなくなります。


 近接戦闘の場合はガードが重要で、ただ攻撃するだけでは手痛い反撃を受けます。あくまで今回の試遊時の感触ですが、1回攻撃したら1回ガードでしのいで、それから反撃するのが無難という印象。

 ただし安全策をとってガードしてから攻撃すると、耐久度もモリモリ減っていきます。攻撃を受ける覚悟で耐久度を温存するか、耐久度を調整しながら安全に戦うかの判断が重要になりそうですね。

 もしくは立ち回りしだいでガードなしで無傷で敵を倒せるのかもしれませんが……製品版発売後にはいろいろ試してみたい!

 序盤では、敵はすべて倒しても武器がなくなることはなさそうなバランス(標準的な難易度を選択した場合)。むしろ回復アイテムのほうが不足気味だったので、序盤は積極的に敵を倒して安全に探索していくのがよさそうです。


 序盤の探索では「サイレントヒル」らしい謎解き要素も。チューニングで受信した映像を元に、ダイヤル番号の謎を解くというものでしたが、そこそこ難易度は高めかも? 筆者の場合は試遊時間の関係もあって、スタッフの方に少しヒントをもらって解くことができました。

 とはいえ、答えを聞いてみると筆者がヒントを見逃していたのが原因だったので、しっかり探索するのが重要ということかもしれません。

裏世界は戦闘も探索も超シビア! ステルスが重要になるけどサバイバル感が超楽しい!【『サイレントヒル:タウンフォール』レビュー】


 そんな感じで、序盤は謎解きこそ苦戦したものの、戦闘にはそこまで苦戦しませんでした。敵をすべて倒してちょうどいいバランスだったので、“あくまで探索メインで、戦闘は添え物”くらいの印象だったんですよ。ええ、序盤までは……ね。


 試遊会の後半では、少し場面を飛ばして中盤のパートへ。そこでは、まずピストルを入手するシーンからスタートしました。


 ピストルを入手すると、世界が変異! 明言はされていませんでしたが、おそらく過去作品でいうところの“裏世界”にあたる現象でしょうね。

 裏世界では、敵が多数出現するようになり、探索できる場所にも変化が!


 裏世界のパートでは、町を探索しながらメディカルセンターを目指します。マップでは一見近い位置にあるようですが、裏世界では表世界にはなかったような障害物が道に出現しており、直行はできない様子。

 メディカルセンターに行くには逃げ場が少ない建物の内部を進む必要があり、敵も多数出現するので超ハード! とてもすべての敵を倒すことはできないので、ステルスを駆使して敵をやり過ごすことも重要になります。


 裏世界の探索は、冒頭の表世界の探索とはもはや別ゲー! 敵の数が増えたり探索に制限があったりと、圧倒的に恐怖が増したぶん、サバイバル的な楽しさも高まっていてかなり楽しい!


 ピストルを所持しているので遠距離から敵を攻撃できるのは心強いですが、弾数が限られていて状況によっては敵を引き付けるので扱いには注意が必要。

 ピストルはあくまで避けられない戦いのときのみ使って、基本はステルスで先に進むのがよさそうです。


 裏世界ではCRTVによる索敵がより重要に! 敵の位置をこまめに把握しながら先へ進むのが大事です。

 また見つかりそうになったときは、隠れ場所や建物のなかに入ってやり過ごすのもアリ。CRTVによる索敵は障害物を無視できるので、隠れた状態でも敵の位置を把握できます。


 ちなみに一部の扉は内側から開錠or施錠することも可能。施錠した扉には敵が入ってこられなくなるので、一時的にセーフティゾーンをつくることができます。


 攻撃を受けて倒れても、輸液入りバッグをセットしていれば復活が可能。これがあるときの安心感はすごいです!

 輸液入りバッグは空の輸液バッグに輸液を組み合わせると入手可能。試遊時は2つずつくらい入手できました。効果が超強力だけに、そこまで潤沢に入手できるものではないかもしれませんね。


 また投擲系のアイテムを投げると敵の注意を引けます。敵が別の方向を向いているうちにやり過ごしたり、背後から攻撃できたりするので非常に有用!

 ちなみに投擲系のアイテムは敵にぶつけることもできますが、あまりダメージは期待できないようです。


 そして苦労のすえに、無事にメディカルセンターに到着! 筆者の試遊時は、武器(ピストルの弾含む)も回復アイテムもほぼ使いつくして、満身創痍の状態でなんとか目的地にギリギリ到着できました。

 そんな感じで、前半パートは比較的マッタリ、後半パートはギリギリのサバイバル感が味わえた今回の試遊。試遊範囲だけでも、本作ならではの没入感ある恐怖を体験できました。とはいえ、まだまだストーリーには謎が多すぎるのが気になるところ。製品版の発売日が待ち遠しいですね!

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