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【FF14】歴戦のヒカセン(ライブは若葉)がタイタンのテンパードになって、時間停止を初体験した話。白と紫のライトで極ツクヨミ戦の“極の月読”がよみがえり、涙目に【GMJ Lv1レポ】

文:えむ

公開日時:

 2026年7月20日、LaLa arena TOKYO-BAYで開催されたスクウェア・エニックスのゲーム音楽ライブイベント“GAME MUSIC JAM - Level 1”の最終日となるDAY3公演に参加しました。

 本イベントでは、『FF14』のサウンドディレクター、祖堅正慶氏を中心とした“THE PRIMALS”をはじめとする出演者が、さまざまなゲーム音楽を生演奏しました。

※本記事に掲載しているステージ写真は、7月18日公演のものです。本文は7月20日の最終日公演をもとに執筆しています。


 私は、2019年のパッチ5.0から『FF14』を継続的に遊んでいる、一応はベテランともいえるヒカセン(“光の戦士”の略で、『FF14』プレイヤーの愛称)です。

 そんな私ですが、リアルでライブを体験するのは今回が初めて。

 ライブ初心者の視点から、特に印象に残った『FF14』のステージを中心に、会場で感じた熱気と、楽曲に心を揺さぶられた体験をお届けします。

スティックライトの説明書を読むところから始まった初ライブ


 ライブの勝手が何も分からない私は、グッズが買えないことを恐れて開場1時間前に会場へ向かいました。

 たくさんのグッズがあるなかで、自分が優先して購入したのはイベントオリジナルのスティックライト(いわゆるペンライト)。

 使ったことはありませんが、やっぱりライブと言えばスティックライトを振るイメージがありますからね。私でも、それくらいは分かります!

 ちなみに売り切れている商品もちらほらあり、ライブ前の時点で、あらためてスクウェア・エニックス作品(今回のライブでは別メーカーとのコラボも多い状況でしたが)の人気の高さを思い知ることになりました。
 
 席に着くと、周囲の参加者が迷いなくスティックライトを準備するなか、私は一人で付属の説明書を読んでいました。

 「うまくライブにノれなかったらどうしよう」という不安がありましたが、いざ演奏が始まると、そんな心配はまったく必要なかったと気付かされました。

THE PRIMALSのステージで極朱雀・極ツクヨミの記憶がよみがえる


 ライブを通して一番心に残ったのは、『FF14』のステージです。演奏が始まると、会場では多くの観客が立ち上がり、スティックライトを振っていました。

 ゲストには、セガ所属で『デイトナUSA』の楽曲“Let’s Go Away”などで知られる光吉猛修さんが登場。

 THE PRIMALSの祖堅正慶さんと光吉猛修さんは、まるで居酒屋で話しているような、肩の力が抜けたトークを繰り広げていました。

 肩を組んで演奏する姿も印象的でしたが、気になったのは、祖堅さんに対して客席から何度も上がっていた「家~!」という掛け声です。


 ライブ中はその意味を知らなかったのですが、あとから調べたところ、THE PRIMALSのライブでは恒例となっているやり取りとのこと。

 初めて参加した私にも、出演者と観客の距離の近さが伝わってきました。

 祖堅さんたちは、こうしたお決まりのやり取りを知らない初見の観客に向けて謝っていましたが、私自身は、その内輪感も含めて楽しく感じられました。

 家~~~~~!


 さらに、ゲストの南條愛乃さんが登場。

 南條さんは『FF14』で、メインキャラクターのクルル・バルデシオンをはじめ、ライナや朱雀のキャラクターボイス(CV)を務めています。

 この日のステージでは、“千年の暁 ~朱雀征魂戦~”と“月下彼岸花 ~蛮神ツクヨミ討滅戦~”を歌いました。

 ステージに立つ出演者というより、客席側へ加わりたそうな一人のヒカセンといった雰囲気。

 終始飾らず、ストーリーの素晴らしさを伝えたい思いがあふれるあまり、ついネタバレも交えながら、いちユーザーとして肩の力を抜いて語る姿に親近感を覚えました。

 本当にこの辺りは切なくて良い話なんですよね……

 
 ここまではTHE PRIMALSメンバーが曲名を言ってから演奏を始めていましたが、このときは、選ばれた客席の参加者が曲名を叫び、その掛け声を合図に演奏が始まる……というような一幕もありました。

 ライブ特有というのか分かりませんが、このような即興的なやり取りが非常に面白く感じました。

 私が『FF14』を始めてしばらくたったころ、初めて挑戦して強く印象に残った高難度コンテンツが、まさに極朱雀と極ツクヨミ。

 今となっては過去のコンテンツですが、当時は「こんなギミックを本当に8人で処理できるのか?」と、攻略方法を考えるだけで頭がこんがらがったものです。

 特に、極ツクヨミのギミックの理解は本当に難しかったなあ……。

 南條さんの提案と呼びかけによって、客席の半分が白、もう半分がゲーム内の“黒”を表す紫のスティックライトの光に染まり、極ツクヨミ戦の後半ギミック“極の月読”を思わせる光景が広がりました。

 ギミック専用の表示の見方と仕組みが理解できないまま逆の色に立ち続け、全滅したことを思い出します。

 会場が熱狂するなか、私は当時の懐かしさが込み上げ、涙目に。

 終演後、この日演奏された『FF14』の曲を、ゲーム内でもう一度すべて聴きに行こうと決意しました。

客席が一つになったTHE PRIMALSのステージ。最後は私もテンパードに


 その一体感をさらに強く感じたのが、間髪を入れずに楽曲が続く終盤。

 “ライズ ~機工城アレキサンダー:天動編~”では、ゲーム内のギミックの“時間停止”を再現するように、ステージ上も客席も一斉に動きを止めました。

 直前までスティックライトを振っていた大勢の人が、時間を止められたように静止する光景は圧巻です。

 演出があることは知っていましたが、実際に大勢で体験すると想像以上でした。

 私も特に準備していたわけでもないのに、みんなと一緒にピタリと動きが止まっていました。……止められた?


 そして、THE PRIMALSのステージの最後を飾ったのは―― タイタン戦の楽曲“過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~”。

 壇上のメンバーから声出しを煽られ、会場全体が大合唱するような形でタイタンをたたえることに!

 誰に指示されるわけでもなく、会場が一体となってスティックライトをタイタンを思わせる黄色やオレンジに染めていきます。

 普段は積極的に盛り上がれるタイプではないのに、このときばかりは自分が何をしていたのか、はっきり覚えていません。

 気付けば掛け声に合わせ、自然とリズムを取りながらスティックライトを振り続けてテンパード化していました。


 ただ、ライブ初心者ぶりは最後まで抜けず、演出で降ってきたテープを持ち帰ってよいことを知らないまま退場。

 一緒に参加した編集長はしっかり持ち帰っていたそうです。後から教えてくれましたが、そこは教えてくださいよ!


 それにしても、開演前には説明書を読んでいた私が、終演間際には体が勝手に動き、リズムを刻んでしまうことになるとは……これがライブや音楽の魔力なんですね!!

 今後のTHE PRIMALSのライブにも、ゲームのライブにも、ぜひまた行きたいです!

7月20日 DAY3 セットリスト


▼オープニングアクト(出演:アルトラ・フェイブル)
01. サンレス水郷(from ファイナルファンタジー XIII)
02. SMALL TWO OF PIECES ~軋んだ破片~(from ゼノギアス)
03. Endwalker(from ファイナルファンタジー XIV)

▼クロノ・トリガー(出演:GMJ SPECIAL BAND)
01. 風の憧憬
02. カエルのテーマ
03. クロノ・トリガー
04. ロボのテーマ
05. ボス・バトル 2
06. シルバード ~時を渡る翼~
07. 時の回廊
08. ラストバトル

▼「ダンガンロンパ」シリーズ(出演:GMJ SPECIAL BAND)
01. DANGANRONPA
02. 議論 -HEAT UP-
03. Welcome DANGAN IsLand!!
04. エコロシア
05. BRAIN DRIVER
06. V3 議論 -SCRUM-

▼NieR:Automata
(出演:GMJ SPECIAL BAND / ボーカル:エミ・エヴァンス, ジュニーク・ニコール)
01. 遺サレタ場所/斜光
02. 遊園施設
03. 穏ヤカナ眠リ
04. 美シキ歌
05. 森ノ王国
06. 「塔」
07. Weight of the World

▼UNDERTALE(出演:森下唯 / GMJ SPECIAL BAND)
01. 心の痛み
02. 正義の槍
03. あきらめないで
04. 自由
05. MEGALOVANIA

▼ファイナルファンタジーXIV(出演:THE PRIMALS)
01. 此処に獅子あり ~万魔殿パンデモニウム:辺獄編~
02. 混沌の渦動 ~蛮神リヴァイアサン討滅戦~
03. 月満ちる夜 ~喜びの神域 エウプロシュネ~ / ゲスト:伊藤友馬
04. エスケープ ~次元の狭間オメガ:アルファ編~ / ゲスト:光吉猛修
05. Let's Go Away(from DAYTONA USA)/ ゲスト:光吉猛修
06. 千年の暁 ~朱雀征魂戦~ / ゲスト:南條愛乃
07. 月下彼岸花 ~蛮神ツクヨミ討滅戦~ / ゲスト:南條愛乃
08. 忘却の彼方 ~蛮神シヴァ討滅戦~ (GUNN Vocals)
09. ライズ ~機工城アレキサンダー:天動編~
10. ロングフォール ~異界遺構 シルクス・ツイニング~
11. 過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~


“GAME MUSIC JAM – Level 1”公演概要

■日時

2026年7月18日(土)開場 16:00 / 開演 17:00
2026年7月19日(日)開場16:00/開演17:00
2026年7月20日(月・祝)開場14:00/開演15:00

■場所
LaLa arena TOKYO-BAY

■主催
808 / SQUARE ENIX

■企画 / 制作
808

■演奏タイトル
ファイナルファンタジーXIV
NieR:Automata
クロノ・トリガー
UNDERTALE
ダンガンロンパ

■出演者
【ファイナルファンタジーXIV】
THE PRIMALS
GUEST:南條愛乃
GUEST:光吉猛修
※スケジュールの都合により、イワイエイキチ(Ba)を除く特別編成。

【NieR:Automata】
VOCALS:エミ・エヴァンス
VOCALS:ジュニーク・ニコール

【UNDERTALE】
PIANIST:森下唯

【OPENING ACT】
アルトラ(SQUARE ENIX Vocal Covers - Timeless Classics)

【MC】
おついち

【GMJ SPECIAL BAND】
GUITAR:後藤貴徳
GUITAR:岩井陽祐
BASS:鈴木智
DRUMS:平川象士
KEYBOARD:川治恵美
KEYBOARD:田中咲希
VIOLIN:伊藤友馬

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