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どんな性癖でも歓迎します。数多の異世界を旅する『ワールドフリッパー』【メモリの無駄づかい】

文:電撃オンライン

公開日時:

 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームで遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、2019年11月27日にサービス開始し、2024年2月20日にサービスが終了したスマホゲーム『ワールドフリッパー』についてです。

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ケモノ、ドラゴン、ロボ娘……なんでもござれ!

 とうの昔にサービスを終了し、タップされることもなくホーム画面に寂しそうに居残っているソシャゲのアイコン……あなたはどうしていますか? 私はそれを消すと遊んでいた脳のメモリごとなくなってしまいそうで、つい残してしまいます。そんな「消すに消せないソシャゲ」は、誰しも一つや二つあると思います。

 私にとってのそれが『ワールドフリッパー』です。本作はCygamesが5年ほど運営したタイトルで、異世界との交流や冒険がテーマのマルチバースファンタジーでした。

 “ワールドフリッパー”と呼ばれる装置が異世界同士をつなぎ、主人公のアルクやステラが多彩な異世界を渡る旅に出かけます。獣人が生きる砂漠の世界を旅したり、機械が支配するサイバーパンクな世界でマザーAIと戦ったり、ジャンルは多種多様を極めていました。

 そんなゲームですので、当然キャラクターも人間だけではありません。

▲筆者の一番のお気に入りのミア。夏イベントでは水着バージョンも登場しました。

 かわいいケモノ、元気な人魚、美しいドラゴン、心を持つアンドロイド等々、ありとあらゆる人外属性がごちゃまぜで登場するのです! 特にケモノが大好きな私にはドストライクで、上記のミアをSNSで見かけて本作を始めました。

▲任務にまじめな機人(アンドロイド)のセラ。機械であることを隠さない武装解放っぷりがカッコよくてかわいい……!

 子供向けアニメでも通用しそうなデザインに、どことなくフェティッシュな雰囲気が感じられるギャップがたまりません。女の子だけではなく、ダンディな老傭兵や胡散臭い機械仕掛けの紳士(CV:杉田智和氏)など、男性陣も一筋縄ではいかない猛者がずらり。

 当時のユーザーたちは新しい人外キャラが登場するたび「性癖博覧会」「性癖の流刑地」と冗談を交えつつ、新たな世界に目覚める人が続出しました。かくいう私も、雷を操る神々しいドラゴン(♀)・ラムスと出会って「ドラゴンっていいな……」としみじみ思ったことをここに告白します。

あらゆる種族や世界とつながる壮大な物語も良かった…復活しませんか?

 本作は、ただ多彩な人外キャラが出るだけのゲームではなく、マルチバースの特性を活かしたストーリーがすばらしい作品でした。

 主人公たちの拠点“星見の街”に異世界からの来訪者が現れると、ヒロインのステラは「あなたを歓迎します」と言い、新たな住民として迎え入れます。人、ケモノ、人魚、ドラゴン、アンドロイド等々、見た目も価値観も、生まれた世界すら違う者同士がつながっていく物語は、「異文化コミュニケーションとは何か」を考えさせてくれました。

 『ワールドフリッパー』は2026年現在、ストーリーやキャラクターを全て閲覧できるオフライン版を配信中です。気になる方は、ぜひ『ワールドフリッパー』のオフライン版に触れてみてください。


 最後に余談ですが、本作のサービス終了から約2週間後、Xの公式アカウントでとても意味深な画像が投稿されました。「A spin of another dimension」は何を意味するのか? 2年経った今もその後目立った動きはありませんが、私は待ち続けます。そして、もし復活したらこう言うつもりです。「ワールドフリッパーの復活を歓迎します」と。

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