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ネタばれあり感想:『ダンジョン飯』アニメ16話。ついにライオスとカブルーが邂逅! 重要な話なのにマルシルのカエルスーツと“半本ファリ朗”に笑う

文:カワチ

公開日時:

 TVアニメ『ダンジョン飯』第16話“掃除屋/みりん干し”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ダンジョン飯』第16話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

シュローとカブルーのパーティが合流する豪華な回 アニメ『ダンジョン飯』16話感想


 第13話で炎竜編が終了し、第14話から第2シーズンがスタートしたTVアニメ『ダンジョン飯』。

 前回の第15話はコカトリスの攻撃でマルシルが石化し、漬物石にされるというてんやわんやの回でしたが、今回はチルチャックが道順が変わり続けるダンジョンの法則を解析し、ようやく帰路が見えてくるという状況からのスタートでした。


 序盤の注目ポイントは、やはりマルシル。階段を見つけたタイミングでセンシが「ここらで一発アレをしておくか」と語り、ほかの仲間たちはすぐに食事の準備と察するのですが、マルシルはカエルスーツのことかと勘違いして、あのカエルスーツをふたたび着込んでしまいます。

 マルシルのポンコツっぷりも笑ってしまいますが、わざわざ彼女が着替え終わるまで待っていたライオスたちもひどいなーと思いました(笑)。ライオスの「この階段にはテンタクルス多分いないよ」に対するマルシルの「はよ言え!!」はもっともだと思いました。

 その後、食事をしているライオスたちの前に襲撃者が。その襲撃者たちはシュローのパーティですぐに誤解だと分かるのですが、トールマンの魔術師であるマイヅルの式神は迫力がありましたね。

 原作でも墨絵のようなタッチで描かれていましたが、アニメではその異質さがより伝わるものになっていました。ほかにもオーガのイヌタデは迫力がありましたし、アニメならではの演出が必見でした。


 マイヅルたちの奇襲によってピンチになったライオスたちですが、シュローの「知り合いだ」の一言で解放されることに。シュローと再会できたことによろこび、拘束された状態でピョンピョンと飛び跳ねたり、新しい仲間を彼に紹介するライオスは本当にうれしそうで、大らかな彼の性格が伝わってきました。熊谷健太郎さんの芝居が加わることで、より天真爛漫なイメージになりましたね。

 また、シュローのパーティはカブルーのパーティと合流しているので、ここでライオスとカブルーがついに邂逅を果たすことになります。ライオスとカブルーの会話には微妙な間がありますが、アニメではその間が分かりやすくなり、緊張感が増しましたね。考えの読めないカブルーが怖かったです。


 シュローがまともな食事と睡眠をとっていなかったため、マイヅルが中心となって食事の準備をすることに。一カ所に留まることは危険ということで3つのチームに分かれることになりますが、どのチームがいちばん危険か脳内でシミュレートするチルチャックがおもしろかったですね。ライオスもセンシもそういうイメージなんだと笑ってしまいましたし、あながち間違ってもいないという。


 料理シーンではマイヅルとセンシの会話に注目。幼いころから世話をしていたシュローがファリンに心を奪われてしまったことを嘆くマイヅルですが、そんな彼女の優しさを見抜くセンシはさすがだなと思いました。

 ただ、マイヅルがシュローとファリンが結ばれたときの子どもを想像する“半本ファリ朗”がインパクト強すぎて、今回の第16話はほとんどその印象だけになってしまいました。あれはズルい(笑)。


 ラストはファリンが登場するものの、その姿が……? 先が気になる展開だったので、次回も楽しみですね!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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