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記憶喪失の主人公(星臨者)×王道ファンタジー。『アズールプロミリア』先行プレイでわかった“旅と生活感”の魅力【おすすめ度:9点】

文:SIGH

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 『アズールプロミリア(以下、アズプロ)』は、Manjuu Gamesが手がける完全新作の星霊と旅するファンタジーワールドRPG。本作を正式リリースより一足早く体験できるクローズドβテストが、7月2日12:00〜7月10日17:00まで開催中です。

『アズールプロミリア(アズプロ)』

 本記事ではクローズドβテストでプレイできた範囲をもとに、『アズプロ』のストーリーや世界観の魅力を紹介します。(システムに関する感想は別記事で掲載します)
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『アズールプロミリア』CBTレビュー。“星臨者”として始まる、王道ファンタジーの冒険【おすすめ度:9点】

 『アズプロ』プレイヤーを迎えるのは、多様な種族と“キボ”と呼ばれる不思議な生き物たちが共に暮らす世界。“プロミリア大陸”には雄大な自然や賑やかな村々が広がり、歩くだけでも旅をしている気分を味わえます。

 本作でプレイヤーが操作するのは、“星臨者”と呼ばれる特別な存在です。かつて世界には7人の“星臨者”が現れ時代を導いたという伝承が残されており、主人公は第8の“星臨者”として“プロミリア大陸”へ降り立ち、失われた記憶を取り戻しながら自らの使命と世界の真実を追い求めることになります。

『アズールプロミリア(アズプロ)』『アズールプロミリア(アズプロ)』

 本作の序盤のストーリーは、ロースランサのウッドエルフ・シンフォーリアと妖精・ルミィが、大賢者シャラカが予言したステラストーンを探索する場面からスタートします。

 森の中を捜索していると空から隕石のように周囲の木々を燃やしながら卵状の物体が落ちてきます。シンフォーリアが恐る恐る近づくと、中から星臨者が現れます。しかし“雲海の国(ロッテラン)”から落ちてきたと言われる主人公は、落下の衝撃なのか記憶を失っていました。

『アズールプロミリア(アズプロ)』『アズールプロミリア(アズプロ)』

 その後、シンフォーリアのキボのドラゴン“アビィ”を探して、合流地点に向かいますが姿はありません。

 凶獣に囲まれたため、付近の遺跡に逃げ込むと、“厄位(カースクラス)”の凶獣“シャドウブレイズ”に遭遇。まだ戦い慣れない主人公をかばいながら戦うシンフォーリアですが、暴走した敵の攻撃にピンチに陥ってしまいます。

 絶体絶命の彼女を庇った瞬間、自らの内面で謎の女性と邂逅して謎の力を得た主人公は、強力な攻撃を繰り出して危機を退けました。

『アズールプロミリア(アズプロ)』『アズールプロミリア(アズプロ)』

 アビィと合流した一同は星臨者の保護という任務を終え、故郷へ帰還するシンフォーリアとともにアビィに乗って空を飛んでいると、突如空中で膜のような物体と衝突して全員バラバラに墜落。

 せっかく知り合った自らを導くはずの人物とはぐれ、一人自然豊かなシャルル村に辿り着く……というのが導入です。

『アズールプロミリア(アズプロ)』

 あらすじ自体は記憶を失った主人公が、記憶を取り戻しながら世界を知っていくといった王道の展開で、広大な世界に発生する出来事に加えて、主人公は何者なのかという縦軸を用意することで、グイグイとストーリーにプレイヤーを引き込みます。

 本作には、専門用語が多数登場しますが、記憶喪失で何も知らない状態だからこそ、プレイヤーも同じ目線で少しずつ世界を理解していける構成になっていました。

『アズールプロミリア(アズプロ)』『アズールプロミリア(アズプロ)』

 また、印象に残ったのは、主人公自身も選択肢以外で会話へ積極的に参加することです。運営型RPGではプレイヤーの分身として無口な主人公を採用する作品も珍しくありませんが、『アズプロ』では主人公が仲間たちへ受け答えをする姿が特徴的だと感じました。

 そのため、主人公だけが一歩引いた存在になりすぎることはなく、パーティーの一員として自然に旅へ溶け込んでいる印象を受けました。イベントシーンでは表情の変化やカメラワークも丁寧に作り込まれており、キャラクター同士の掛け合いを見ているだけでも楽しめます。

歩くだけでも楽しい。“キボ”と共生する“プロミリア大陸”【アズールプロミリア】

 実際に冒険を始めてまず感じたのは、“プロミリア大陸”自体の作り込みです。

 序盤に訪れる緑豊かな自然が広がるエリア“芽吹の谷”や、さまざまな種族の人々が和やかに暮らす“シャルル村”など、作り込まれたロケーションだけでも魅力的。光景自体はゲームプレイに直接関わる要素ではありませんが、人々の暮らしが自然に描かれていることで、“プロミリア大陸”が単なる冒険の舞台ではなく「生活が根付いた世界」として感じられ、プレイヤーとして「この世界を歩いてみたい」と感じられました。

『アズールプロミリア(アズプロ)』『アズールプロミリア(アズプロ)』

 そして『アズプロ』の世界を象徴する“キボ”は、星脈エネルギーの影響を受けて多様な進化を遂げた“カルマ生命体”で、見た目は愛らしいものから頼もしい大型の個体までさまざまですが、エルフや人の種族と“星絆(スターリンク)”を結ぶことで共生しています。

 生活に欠かせないパートナーとして描かれており、戦闘で役に立つのはもちろん、村を歩いていると、荷物を運んだり、作業を手伝ったりとキボが人々のすぐそばで暮らしている光景を目にして、生活の一部として自然に溶け込んでいます。

『アズールプロミリア(アズプロ)』『アズールプロミリア(アズプロ)』

 そのため、プレイヤーがキボと出会い、仲間として迎え入れる流れにも違和感がありません。ゲームシステムとして仲間を増やしていくというより、「この世界では人と“キボ”が共に暮らしている」という設定を、プレイを通して自然に受け入れられる作りになっていました。

 また、主人公が初めてスターリンクを結ぶ“キャベッコ”は、“キャバード”というキボの幼体期という設定など、成長システムが用意されているのも特徴です。

“プロミリア大陸”での旅は、まだ始まったばかり【アズールプロミリア】

 CBTをプレイして感じたのは、多様な種族と人々の生活に寄り添うキボが暮らすプロミリア大陸と、“星臨者”として始まる王道ファンタジーの要素が無理なく結び付けられており、プレイヤーも自然と世界へ入り込める構成な点です。

 美しい景観や生活感のある村々など、ストーリーの合間にも目を引く要素が数多く用意されているため、目的地へ向かうだけでは終わらない「旅そのもの」を楽しめる作品という印象も受けました。


 今回のCBTで体験できたのは、あくまでプロミリア大陸の一部に過ぎないでしょうが、主人公や舞台に残された謎、これから出会う仲間たちとまだ見ぬ地域への期待を抱かせるには十分な内容でした。

 衝撃的な展開のオープニングからはじまり、美しい世界を歩きながら仲間と出会い、土地の文化や暮らしに触れながら少しずつ世界を知っていく。共生をテーマにした旅路を楽しめることが、『アズプロ』の大きな魅力と言えるでしょう。

 正式サービスで描かれる、この先のストーリーや“プロミリア大陸”の全貌がどのように描かれていくのかが、今から楽しみです。

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担当者プロフィール

  • SIGH

    SIGH

    RPGとADVが好きなフリーのゲームライター。同人ノベルゲームは昔から追っているのでそこそこ詳しい。面白ければジャンル問わずなんでもプレイするのが信条。

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