電撃オンライン

『Dead Cells』開発チームの最新作『Windblown』レビュー。豊富な攻撃手段と高速移動を合わせた超速ローグライトアクションが楽しすぎる【電撃インディー#814】

文:電撃オンライン

公開日時:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は 10月25日に正式リリースを迎えるPC(Steam)用ソフト『Windblown(ウィンドブロン)』をレビューします。

[IMAGE]
 なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

“稲妻のようなスピード感”を目指して作られたローグライト


 本作は、『Dead Cells』の開発チームが手掛けたオンライン協力プレイ対応のローグライトアクションゲーム。『Dead Cells』が2D横スクロールタイプだったのに対し、『Windblown』は見下ろした型視点の3Dタイプとなっています。

[IMAGE]

 最大の特徴は"ダッシュ"によるスピード感!! この"ダッシュ"は走行ではなく、短距離を瞬時に移動するブリンクタイプのアクションで、移動と回避を兼ねているところがポイントです。またこの"ダッシュ"にはクールタイムが存在せず、パパパパパっと"ダッシュ"連打で移動するのに非常に爽快感があります。

 世界観によりダンジョンの地形が浮島となっており、至る所に飛び石のような足場が生成されています。この飛び石の足場間を移動する際は"ダッシュ"が必須なのですが、かなりの速度で駆け抜けられるように設計されているため、これがかなり楽しい! 具体的には通常時と比べて"ダッシュ"の連打間隔に制限がなく、高速で動けることが爽快感に繋がっている印象です。

[IMAGE]

 戦闘中も、この"ダッシュ"で敵の攻撃を掻い潜りながら倒していくのが基本。飛び石移動と比べると高速移動とまではいかないものの、"ダッシュ"にはクールタイムがないので敵の行動に合わせて回避していくのはストレスなく動き回れるほど。

[IMAGE]

ルールはオーソドックスながらコンボの楽しさもあり


 ローグライトとしてのルールは非常にオーソドックスで、道中に自身をパワーアップさせるアイテムを獲得しながら成長し、ステージ最奥のボスを倒すと次のステージへ向かうというもの。

[IMAGE]

 また、ダンジョン内で獲得したリソースを拠点に持ち帰り、新しい武器やアップグレードを開放していく流れは『Dead Cells』と同様で入りやすかった点です。

 包丁、ボウガン、手裏剣など武器の種類が多く、さらにメインとサブで2種類所持できることや秘宝と呼ばれる特殊な武器の存在。特定の行動を行うと敵に大ダメージを与えるアクションがあるなど、アクションの選択肢が多いのも『Dead Cells』の流れを汲む面白さがありました。

[IMAGE]

 とくにメインとサブ武器を特定のタイミングで繰り出す攻撃かなり強力で、強力な効果を発揮するコンボを色々試してみたくなるほど。武器にもレアリティや追加効果があるなど、本ジャンルらしい運が強さに直結するところもしっかり用意されています。

[IMAGE][IMAGE]

 アップグレードを解禁していない序盤は回復の手段が制限されているので厳しく、冒険を繰り返して行く度に強力な武器やアップグレードの選択肢が増え、難易度が緩和されていくやり込みタイプのローグライトでした。

レスポンスの良いアクション!! やり込みが新たな道を開く


 全体的にはかなりアクション性の強いローグライト。攻撃モーションは"ダッシュ"でいつでもキャンセル可能ですし、行動全体のレスポンスが非常によく開発チームの表現したい「稲妻のようなスピード感」は堪能できると思います。

 また、ダンジョンには滝の裏や注視しないと分かりにくい足場の先に隠し部屋、宝箱がかなり数用意されている作り。探索の面白さ、有用性もあるので"ダッシュ"の移動を使って、さまざまな所に足を伸ばしていくのも大切だと感じました。

[IMAGE]

 拠点に持ち帰るリソースで、さまざまな要素が解禁されていく『Dead Cells』お馴染みのシステム。本作にはマルチプレイも用意されているので、各々がダンジョンで獲得したアップグレードや武器をうまく連携して大ダメージを与える面白さもあるかと思います。

[IMAGE]

 この独自のスピード感を持ち、さまざまな武器やアイテムが用意された選択肢の多いローグライトアクションは絶対に注目ですよ!!



    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります