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新作『モンスターハンター アウトランダーズ』インタビュー。コンセプトは“『モンハン』のオープンワールドサバイバルゲーム”

文:Ak

公開日時:

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 Tencent Games傘下のモバイルゲーム開発スタジオであるTiMi Studio Groupは、『モンスターハンター』の新作ゲーム『MONSTER HUNTER OUTLANDERS(モンスターハンター アウトランダーズ)』を発表しました。



 同作は、TiMi Studio Groupとカプコンが共同で開発を進めているモバイル向けの新作ゲーム。発表に合わせてトレーラーやスクリーンショットが公開されています。

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▲アンジャナフとドスジャグラスが縄張り争い?
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 映像には、リオレウス装備を⾝にまとったハンターをはじめ、リオレイアやアンジャナフなどのおなじみのモンスターの姿も。⽊々が⽣い茂る森林、巨⼤な骨が埋まった砂漠といったフィールドも確認できます。

 ハンターを誘導する猿のような動物や、フィールドに点在している琥珀⾊の結晶、グライダーらしき道具を使って空を滑空している姿など、これまでの『モンスターハンター』シリーズにはない、気になるシーンも多数収められています。

 また、双剣や太⼑、ランス、ライトボウガン、⼸の装備のスクリーンショット、イメージアートも公開。いずれの装備もシリーズ経験者なら「あのモンスターをモチーフにした装備か!?」となるようなデザインで、おなじみの装備が登場することがうかがえます。

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 本記事では、発表に先駆けてカプコンのプロデューサー・砂野元気⽒と、TiMi Studiosのプロデューサー・⻩冬⽒にメールインタビューを実施。モバイルゲームとして開発中の本作のコンセプトをはじめ、基本的なゲームの流れ、基本料⾦形態、そして映像や公開されたスクリーンショットから気になる要素をうかがいました。

砂野元気氏カプコン所属のプロデューサー。文中は砂野。

⻩冬氏TiMi Studios所属のプロデューサー。文中は黄冬。

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ハンティングアクションに独⾃の要素をプラス


――まずは本作のコンセプトを教えてください。

砂野
コンセプトは“『モンスターハンター』のオープンワールドサバイバルゲーム”です。オープンワールドを探索しながらサバイバルする要素と、⾃分で装備や拠点ハンティングアクションに独⾃の要素を加えた狩猟体験が味わえる新たなモバイルアプリゲームとして、場所や時間を選ばず、友だちといっしょに『モンハン』を楽しむことができるような作品にしたいとTiMi Studiosさんからご提案いたき、「それでいこう」と開発がスタートしました。

――本作はモバイル向けゲームとのことですが、どのような料⾦形態になっているのでしょうか︖

⻩冬
基本プレイ無料(F2P)のモバイルアプリゲームで、有料コンテンツを搭載予定です。詳細については今後発表させていただく予定です。

――過去のシリーズ作では、クエストを受注→野外で狩猟→クエストを完了→装備の強化という流れでゲームを進めていきますが、本作でもその流れは踏襲されているのでしょうか︖

砂野
従来の『モンスターハンター』シリーズの流れを踏襲していますが、モバイルアプリゲームであることを考慮して改良した部分もあります。また、“オープンワールドサバイバルゲーム”ということで、クエスト以外のゲーム体験として、探索やクラフトに関する体験も取り⼊れています。TiMi Studiosの皆さんと意⾒を交換しながら、「直観的にわかる」や「煩わしくない」と感じるよう⼼がけて制作しています。

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――『モンスターハンター』シリーズでは画⾯内に体⼒やスタミナ、残り時間、装備中のアイテム、⼩型マップなどが表⽰されていましたが、本作のUIはどのような形になっているのでしょうか︖

⻩冬
本作は『モンスターハンター』シリーズ作品のUIデザインを参考に設計しています。家庭⽤ゲーム機向けのデザインをそのまま忠実に再現してしまうと情報量が多くなってしまうため、モバイル向けに最適化しています。

――『モンスターハンター アウトランダーズ』はモバイルゲームとなりますが、どのような操作感になっているのでしょうか︖

⻩冬
本作ならではの狩猟システムやクラフトシステムを違和感なく楽しめるようにするため、モバイルゲーム向けに操作やアクションを最適化しています。

 現時点では、左側にバーチャルスティック、右側にアクションボタンを配置した設計にしていて、プレイヤーの思い通りに操作ができるように細部に渡って調整をしているところです。

――近年の『モンスターハンター』では全14種類の武器が使⽤可能ですが、本作でもすべて使⽤できますか︖ また、本作ならではの新しい武器も登場しますか︖

⻩冬
現時点で具体的な数はお答えできませんが、2024年11⽉のタイトル発表時点では、映像やティザービジュアルなどで太⼑、双剣、ライトボウガン、⼸、ランスの5種類の情報を公開しています。ほかの武器種についても情報が公開できるタイミングで発表していく予定です。

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――同時に何⼈での狩猟が楽しめますか︖

⻩冬
現時点では最⼤4名でのプレイに対応している、とお伝えしておきます。

――⼤型モンスターの狩猟以外に、採集や卵の運搬などのクエストも⽤意されているのでしょうか︖

⻩冬
本作では、フィールド探索やチャレンジコンテンツなどを含むさまざまなクエストが⽤意されています。関連情報につきましては、今後発表していく予定です。

――『モンスターハンター』といえば料理や⾁を焼くシーンを思い浮かべますが、本作にも⾷事の要素はあるのでしょうか︖

⻩冬
⾷事で⼀時的なパワーアップができる機能を開発中です。効果や利⽤⽅法などの詳細は今後公開する予定となっています。

――動画で琥珀⾊の結晶のようなものが確認できましたが、これは⼀体何なのでしょうか︖ 本作のストーリーと深く関係していますか︖

砂野
本作の舞台となるのは“イソラネイサ島”という場所で、トレーラーでも確認できる結晶はこの島にのみに存在する特別な存在です。これがどのようなものなのかはストーリーでも描かれますので、楽しみにお待ちください。

――いくつかのシーンで砂地、森林の界、⽔域のエリアが同時に出現していますが、野外の移動は『モンスターハンター︓ワールド』や『モンスターハンター︓ライズ』のようにシームレスですか︖

砂野
映像に登場する森林や沼地、砂漠などはロードがなくシームレスにつながっています。

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アイルーだけでなく猿や⿃もオトモになる︕


――動画でリオレウスの装備を着⽤したハンターが『モンスターハンター︓ワールド』の導⾍のようなものを腰に装備していますね。本作にも『ワールド』の導⾍の要素があるのでしょうか︖

⻩冬
『モンスターハンター︓ワールド』に登場する導蟲とは光の⾊や⽣態が異なっており、本作独⾃の設定となっています。詳細は後⽇発表します。

――トレーラーではハンターがカタパルトで発射され、グライダーで滑空しているシーンも確認できました。これはどのような移動⼿段ですか︖

⻩冬
本作では、広⼤なフィールドを素早く移動するための要素をいくつか⽤意しています。グライダーはそのうちのひとつです。操作⽅法や使いかたなどの詳細情報につきましては、今後発表していく予定です。

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――川を泳いでいるシーンもありますが、泳ぎながら武器を使ったり、狩猟したりすることはできますか︖

⻩冬
現時点ではまだお答えできません。今後の情報発表をお待ちください。

――映像ではリオレイア、トビカガチ、アンジャナフ、ジュラトドスなどの姿が確認できましたが、リリース時点では⼤型モンスターが何体ほど登場しますか︖ また、後のアップデートで追加されていくのでしょうか︖

⻩冬
タイトル発表時のトレーラーではアンジャナフなどの⼤型モンスターを確認することができますが、現時点で具体的な数をお答えすることはできません。

――動画中のリオレイアは、体内に熱源を持っているように⾒えます。これは通常の個体ですか︖ それとも特殊な個体ですか︖

⻩冬
本作の舞台となる“イソラネイサ島”特有の環境に影響を受けて、⼀部のモンスターが狂暴化しています。この現象は本作のストーリーにも深く関わっており、詳細は今後公開する予定となっています。

――動画の冒頭に登場する⼥性キャラクターは誰ですか︖ また、ストーリー上ではどのようなキャラクターが登場し、どのような展開がありますか︖

砂野
ストーリーを進めることで仲間になる本作独⾃のキャラクターです。ともに狩猟をおこなう強⼒なパートナーで、ひとりでゲームをプレイする際は⼼強い存在になるはずです。仲間になるキャラクターは複数いますが、詳細な情報は今後の発表をお待ちください。

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――プレイヤーといっしょに⾏動している猿のような動物も気になります。さらに、アイルーや⿃のような⽣物も確認できますが、これも仲間になるキャラクターなのでしょうか︖

砂野
映像に登場した“アイルー”以外にも、ともにクエストに出発して、アイテム採取やモンスターの狩猟を⼿伝ってくれる本作独⾃のオトモが登場する予定です。

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