ディースリー・パブリッシャーが10月23日に発売するPlayStation5、Nintendo Switch 2、PC(Steam/Epic Games Store)用アクションシューティング『ゼンシンマシンガール』のレビューをお届けします。
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本作は“24時間働くこと”が美徳とされる病んだ未来が舞台。世界一の巨大企業であり、超が付くほどのブラック企業でもあるメターナルジョブズ(MJ)社によって家族を奪われた2人の女子高生のリョウコとアケミが改造手術を受け、“マシンガール”として復讐するストーリーが描かれます。
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B級映画感のある設定や演出が最高の作品で、敵はゾンビ風ではあるものの、死してもなお企業戦士として戦うサイボーグ社畜兵“ワーキングデッド”なので、スプラッター的なグロさが無いのもポイントかなと。セクシー要素などもあるためCEROはDですが、基本的には安心して楽しむことができます。
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女の子たちのかわいさも見どころで、配信されていることに気付いてモニターに向かって手を振ったり階段を上がるときにスカートを抑えたりと細かい部分の挙動にもこだわりを感じます。爽快なアクションが魅力の本作ではありますが、ヒロインの一挙一動にも注目してほしいです。
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個人的に好きなのはマシンガールたちの改造シーン。マシンガールたちは貯めたポイントで自身を強化していくことになるのですが、その強化方法というのが改造です。
肌色の多いセクシーな服に白衣をまとった葉加瀬博士という女性がマシンガールたちを改造していくことになりますが、その演出がちょっとエッチでドキドキするものになっています。こういったセクシー要素を含め、B級感のある作りが筆者は大好きです(笑)。
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爽快感あふれるアクションが病みつきになる! 難しい操作も必要なく、誰でも楽しめる作り【ゼンシンマシンガール レビュー】
マシンガールたちが挑むのは、100階建てのMJ社ビル。最上階にいる悪の大社長・富国キョウヘイを目指して上へ上へと登っていくことになります。
ゲームのジャンルはローグライク要素のあるハクスラアクションといったところで、爽快感のあるアクションに加えてフロアの構造が変化するローグライク要素で毎回新鮮に楽しめます。
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マシンガールたちはアックスやチェーンソーなどの近接武器と、ショットガンやガトリングなどの遠距離銃器を装備して戦いに挑みます。
同社の『お姉チャンバラ』シリーズが剣劇アクションだったことに対して、本作は遠距離武器がとても重要で『お姉チャンバラ』とも違ったゲーム体験になっていておもしろかったです。天井を這うクモのような形態の敵もいるので必然的に近距離と遠距離を使う内容になっています。
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近接武器は火力が高いものが多いものの、攻撃時にエネルギーを消費。遠距離銃器はエネルギーは不要ですが弾数の概念があり、リロード時間も発生します。
エネルギーはしばらく待てば回復しますが、ホバーダッシュなどの行動にも使うため、バトルではリソースを管理しながら立ち回るのが重要になります。爽快感だけでなくゲーム性もしっかりあるので、アクションゲームらしいやり応えも感じられるはず。
個人的には連射力がぴか一のガトリングですべてを破壊していくのが気持ちよくて好きです。
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射撃武器はガード中の敵には弾かれてしまいますが、近接攻撃であれば突破可能。これはマシンガール自身も同様で、敵の近接攻撃に対してガードするのは禁物。状況をよく見ながら攻撃手段を選択しましょう。
とくに注意したいのがマシンガンで攻撃してくるタレット。シールドを張っていないと一気に体力を削られてしまうので気を付けましょう。
タレットは5階に登場し、初回は必ず負けてしまう流れ。改造でシールドを付けてふたたび挑むことになるまでがチュートリアルになっているので、自然に覚えることができると思います。
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攻撃して“成敗ポイント(PP)”が溜まると超必殺技である“成敗ムーブ”を発動できます。成敗ムーブは近接武器と遠距離銃器のそれぞれに存在しますが、威力が強力なことはもちろん、敵を斬りまくったり銃器を連射するド派手な演出も必見。とても爽快でストレス解消になります。
さらに、肩書き持ちの敵に備わっているスタンゲージを削りきることで、“退職ブロー”を発動可能。これがとにかく強力で、敵を一撃で消し飛ばせます! 肩書き持ちは強敵なのでスタンゲージを削りきるのが大変なこともありますが、積極的に狙っていくのがおすすめです。
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また、敵の近接攻撃が当たる直前にバックステップで回避すると発動するジャスト回避という要素も。少しタイミングに慣れる必要がありますが、続けているうちに狙って発動できるようになります。
ジャスト回避が成功すれば攻撃力が大幅にアップするのでさらに爽快なバトルが楽しめますよ。
ちなみに筆者はSteam版でXboxのコントローラーを使用してプレイ。主なアクションのボタンに関しては近接攻撃が×ボタン、射撃がRTボタン、攻撃を緊急回避するダッジがBボタン、ガードがLB、ドローンに援護をしてもらうボタンがコントローラーの上ボタン。一般的なアクションと変わらない割り当てなのですんなり馴染みました。
なお、このボタンの割り当ては設定から自分好みのものに変更することも可能です。
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どんな装備が手に入るかは運次第。ハクスラ要素ややり込み要素もバッチリでずっと遊んでいられる!【ゼンシンマシンガール レビュー】
マシンガールは戦闘中に装備を取得・変更することができます。フロアを攻略したときなどにアイテムBOXが出現するので、そこで新しいものと交換するか選択できます。
装備にはレア度が存在するほか、同じ装備であってもHPの上限が上がるものだったり、弱点に対するダメージが上昇するものだったりとオプションの内容が異なるのでどちらがいいのか吟味する楽しさがあります。
序盤からいきなりレア度の高い装備を引き当てることもありますし、そういったランダム部分がさらにゲームをおもしろくしている要素になっていると感じました。
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入るたびに部屋の構造が変化するため、毎回新鮮な気持ちでプレイできる本作。強力な装備を求めてフロアをすべて探索したくなりますが、一方でフロアを巡って戦闘が多くなるとそれだけ体力も減りやすくなるので、どこまで探索するのかも重要になってきます。
フロアのなかにはリスナーからマシンガールにリクエストが届くことも。より難易度の高い達成条件をクリアできたときは資金である“ナゲチャ”をたくさんもらうことができます。
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敵にやられてしまうと再出撃となり初期装備に戻ってしまいますが、配信でもらった“ナゲチャ”で得た資金や、敵を倒して得た素材は持ち帰ることができ、これらを使ってマシンガールを強化することができます。強化は恒久なので敵にやられてしまってもモチベが低下しません。
アイテムBOXから取得できる装備やMOD等の強化プログラム、そして両腕の兵器換装や脚部による移動性能強化など強化要素は計100種類以上で、やり込みがいもバッチリです。
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難易度選択もあるのでアクションが得意でなくても爽快感のあるアクションが楽しめますし、上記の通りマシンガールをじっくり育てることもできます。
筆者もアクションはヘタなのですがストレスなく遊ぶことができました。3D酔いもしやすいのですが、その部分もまったくなかったですね。
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ディースリー・パブリッシャーらしいぶっ飛んだ世界観でありつつ、ゲーム部分もしっかり楽しめる内容になっている本作。作品の雰囲気が気になったのであればぜひチェックしてみてくださいね!