マウスコンピューターのゲーミングブランド『NEXTGEAR』では、これまでのミニタワーのほか、フルタワーも新しく登場しました。

この記事では、ミニタワー型の『NEXTGEAR JG-A7A6X』とフルタワー型の『NEXTGEAR HD-A7A6X』を比較したレビュー記事をお届けします。
索引
閉じるミニタワー型:従来とほぼ変わらないサイズ感で使いやすさバツグン!【NEXTGEARレビュー】
ミニタワー型の『NEXTGEAR』は、デザインは旧型モデルから変わっているものの、基本的なサイズ感や使用感は従来通り。10万円台からカスタマイズ可能で、コスパ重視のモデルとなっているのが特徴で、ゲーミングPCの入門としてもおすすめできます。

本体サイズは約幅220mm×奥行418mm×高さ410mm(突起物を含む)と、全体的にコンパクト。とくに高さが410mmなのは、ゲーミングPCとしてはかなり低めですね。

フロントはメッシュになっており、さりげなくブランドのロゴである“NG(NEXTGEAR)”が象られています。オープンな外観になっているので、通気性はよさそうですね。

電源スイッチやUSB端子、オーディオ端子などのインターフェースは天面フロント側に集中的に配置。
USB-A端子が2個天面に配置されているほか、USB-C端子も1個配置されています。最近はコントローラーやキーボードを有線でつなぐ場合にUSB-C端子が必要な場合もあるので、これは助かりますね。

天面にはホコリ取り用フィルターが装着されており、取り外すことで簡単に付着したホコリを掃除可能。上部にたまったホコリは、フィルターを取り外してから手で払ったり、掃除機を使えば簡単に掃除できます。
また天面側のフィルターはマグネット式になっており、少しずらすだけで簡単に取り外しできるので、こまめにお手入れできるのもお手軽。
ちなみに底面にも同様にフィルターがありますが、こちらは取り外す機会が少ないからか、物理的にしっかりハマるようになっています。

側面は強化ガラスパネルで中身が見えるようになっています。
M.2用の拡張ストレージがないなど、やや拡張性は低いものの、1TBのM.2 SSD(カスタマイズで変更可能)は内臓しているので安心です。

背面にあるのは、HDMIポートやディスプレイポート、LANポートなどのほか、USB-A端子×3、USB-C端子×1。差し替える機会の少ない拡張機器などは、背面のUSB端子に接続することで天面のUSBを別の用途に使えます。






ゲーミングPCらしいライティング機能も搭載。天面に設置されたボタンで、オンオフの切り替えのほか、ライティングの種類や色もワンタッチで切り替えられるのがお手軽!
とくにふだん使いなどでライティングが邪魔に感じるときに簡単に切り替えられるのがありがたいですね。
フルタワー型:スリム&背が高くなってスタイリッシュ! 端子の位置も微妙に異なる【NEXTGEARレビュー】
続いてフルタワー型の特徴を紹介。基本的なデザインはミニタワー型と似ていますが、こちらはサイズが約幅205mm×奥行き438mm×高さ484.5mm(突起物を含む)と、幅がほんの少し減ったぶん、背が高くなっているのが特徴です。
また性能はカスタマイズで変更可能ですが、ミニタワー型と比べると基本的に高価格帯&高性能の製品になっています。

デザインもスリム感重視の印象で、シュッとしていてカッコいい!
ミニタワー型はメッシュがクロスしていましたが、こちらはひし型のメッシュを前面に配置した形です。

天面の端子の数も変わりませんが、スリムになった都合上、端子が横向きに並んでいます。前方に端子が固まっているので、床置きの際は端子を利用しやすそうです。
なお、掃除用のフィルターの仕様は基本的に共通です。

側面が強化ガラスパネルで中身が見えるのも同様。
ただしM.2用の拡張ストレージがひとつ空いていて拡張可能など、ミニタワー型と比べると拡張性の高さもポイントの1つ。将来的にカスタマイズを視野に入れるならフルタワーがおすすめですね。

背面の端子ではミニタワー型よりもUSB-A端子が充実。USB 3.2 Gen 2(10Gbps)×3、USB 3.2 Gen 1(5Gbps)×4が配置されているので、多数の機器をつなぎたいときに便利です。



もちろんライティング機能もミニタワー型同様に充実。背が高いぶん、ファン×3が見やすくなって、体感的にライティングもより映えて見える印象です。
サイズ比較:サイズ差はどのくらい? どんな場所に置きやすそう?【NEXTGEARレビュー】
ハード面で比較すると、ミニタワー型よりもフルタワー型のほうが下限も上限も高めで、端子類も充実しています。ただし価格はそのぶん高価になっているのが特徴。


並べてサイズを比較してみるとこんな感じ。奥行にはそれほど差はなく、横幅はほんのわずかにミニタワー型のほうが大きめ。最大の差は背の高さで、ミニタワー型が410mmに対してフルタワー型は484.5mmとおよそ75mm(7.5cm)の差があります。
ラックや本棚など、高さが限られる環境ではミニタワー型のほうが収納性は高そうなので、自分の環境に合わせて選ぶPCを決めるのもアリ。ラックではなく床に置く場合などは、端子が前面にあって背が高いフルタワー型のほうがアクセス性に優れている印象です。
性能比較:同価格帯での『モンハンワイルズ』ベンチマークテストはどうなる?【NEXTGEARレビュー】
最後に、実際にベンチマークテストをしてみての性能比較を行います。
今回使用したミニタワー型およびフルタワー型の『NEXTGEAR』は、およそ20万円前半のカスタマイズでそろえており、下記のようにメモリ容量以外の違いはありません。
■ミニタワー型『NEXTGEAR JG-A7A6X』性能
■基本価格
224,800円(税込)
■OS
Windows 11 Home 64ビット
■CPU
AMD Ryzen 7 9700X プロセッサ
■グラフィックス
AMD RADEON RX 9060 XT
■メモリ標準容量
16GB(8GB×2/デュアルチャンネル)
■M.2 SSD
1TB(NVMe Gen4×4)
■フルタワー型『NEXTGEAR HD-A7A6X』性能
■基本価格
239,800円(税込)
■OS
Windows 11 Home 64ビット
■CPU
AMD Ryzen 7 9700X プロセッサ
■グラフィックス
AMD RADEON RX 9060 XT
■メモリ標準容量
32GB(8GB×2/デュアルチャンネル)
■M.2 SSD
1TB(NVMe Gen4×4)


使用したのは『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークソフト。比較的高負荷のゲームではありますが、最高付加の“ウルトラ”設定にも関わらず、両方とも余裕で「非常に快適にプレイできます」という結果に! わずかにスコアに差があるのは、メモリ容量の差でしょう。
筆者は少し前のRTX4060搭載の『NEXTGEAR』を使用していますが、同じテストをした際は“ウルトラ”設定だとクラッシュしてそもそも計測できなかったので、かなりの差を感じますね。
上記のように、同価格帯であればミニタワー型であってもフルタワー型であっても性能差はほぼ感じません。ただしカスタマイズの幅に差があるので、低価格帯であればミニタワー型、高価格帯であればフルタワー型のほうが選択肢が多いです。
性能差はカスタイマイズしだいなので、基本的にはデザインやサイズ、端子類などの拡張性で選ぶ機種を決めるといいでしょう。どちらにしてもコスパはゲーミングPC中トップクラスに良好なので損はしません。ゲーミングPCを初めて購入したい人や、お安く買い替えたい人にオススメできる製品になっています。