映画・アニメ・声優好きのライターによる、現在公開中の映画『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』の紹介&感想をお届けします。
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毎週金曜日は新作映画の公開日。11月7日にも、たくさんの映画が公開されました。アニメ&声優ファン的には、劇場版『呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』で公開された禪院直哉のキャストに盛り上がったのは間違いないですね。知ってた知ってた、だって原作と同じ声してるもんね! 京都弁のキャラって言ったらあのお方ですよね!
筆者ももちろんそのネタで盛り上がってはいたのですが、同日に公開された『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』を劇場で鑑賞することを心待ちにしていた日でもありました!
イメージぴったりの禪院直哉の陰に隠れてしまった感がありますが、なんと『羅小黒戦記2』にはオタクの心を引き付けてやまないキーワード“糸目の石田彰”キャラが存在しているのです! ほら、興味が湧いて来たんじゃないですか? 反応してこの記事を読んでいらっしゃるそこのあなた! 間違いないです、すぐに観に行きましょう。どんな作品か知ってから観たい方は、この後紹介して行きますので、判断の材料にしていただければ幸いです。
イメージぴったりの禪院直哉の陰に隠れてしまった感がありますが、なんと『羅小黒戦記2』にはオタクの心を引き付けてやまないキーワード“糸目の石田彰”キャラが存在しているのです! ほら、興味が湧いて来たんじゃないですか? 反応してこの記事を読んでいらっしゃるそこのあなた! 間違いないです、すぐに観に行きましょう。どんな作品か知ってから観たい方は、この後紹介して行きますので、判断の材料にしていただければ幸いです。
妖精と人間の共生を描いた『羅小黒戦記』
『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』は中国のWebアニメから始まり、2019年には『羅小黒戦記』の4年前を描いた映画『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が公開。日本でも公開されたこの映画は、当時もSNSでアニメファンから高い評価を得た作品です。
物語は妖精と人間が存在する世界で、人間社会の発達によって、住む森を追われた黒猫の妖精・シャオヘイが、同じく故郷を失くした妖精・フーシーたちと出会い、新たな生活を始めようとしていた。そこへ、”最強の執行人”と呼ばれる人間・ムゲンが現れ、フーシーたちを捕らえようとする。フーシーをかばい一人取り残されるシャオヘイはどうなる!? というのが、『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』のあらすじ。
人と妖精(自然)の共存が大事なテーマではあるが、可愛いキャラクターデザインと、どこか抜けていて愛嬌のあるキャラのやりとりに、癒されながら観ることができて、最終的には切ないシーンもあるけれど、「観てよかった……!」と思える素晴らしいストーリーでした。
個人的に一番の見どころは、中国では珍しい手描きアニメーションによる激しいアクションシーン。目にも止まらぬようなスピード感で描かれる滑らかなアニメに、作画好きはうなること間違いなし!
前日譚映画ではあるけれど、『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』を最初に観てもまったく問題なし。筆者もこの映画から観始めましたが、何の問題もなく楽しめました。複雑な用語などはほぼないので安心して観てほしいです。多分一番複雑なのはタイトルの読み『羅小黒』(ロシャオヘイ)なので、これだけ読めれば大丈夫!
各種配信サイトで配信中なので、観られる方はぜひ。「いいから糸目の石田彰を堪能させてくれ!!」という方は、映画館GO。物語の流れを押さえておきたい人は、公式サイトのあらすじを観ておくとなおヨシです。
物語は妖精と人間が存在する世界で、人間社会の発達によって、住む森を追われた黒猫の妖精・シャオヘイが、同じく故郷を失くした妖精・フーシーたちと出会い、新たな生活を始めようとしていた。そこへ、”最強の執行人”と呼ばれる人間・ムゲンが現れ、フーシーたちを捕らえようとする。フーシーをかばい一人取り残されるシャオヘイはどうなる!? というのが、『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』のあらすじ。
人と妖精(自然)の共存が大事なテーマではあるが、可愛いキャラクターデザインと、どこか抜けていて愛嬌のあるキャラのやりとりに、癒されながら観ることができて、最終的には切ないシーンもあるけれど、「観てよかった……!」と思える素晴らしいストーリーでした。
個人的に一番の見どころは、中国では珍しい手描きアニメーションによる激しいアクションシーン。目にも止まらぬようなスピード感で描かれる滑らかなアニメに、作画好きはうなること間違いなし!
前日譚映画ではあるけれど、『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』を最初に観てもまったく問題なし。筆者もこの映画から観始めましたが、何の問題もなく楽しめました。複雑な用語などはほぼないので安心して観てほしいです。多分一番複雑なのはタイトルの読み『羅小黒』(ロシャオヘイ)なので、これだけ読めれば大丈夫!
各種配信サイトで配信中なので、観られる方はぜひ。「いいから糸目の石田彰を堪能させてくれ!!」という方は、映画館GO。物語の流れを押さえておきたい人は、公式サイトのあらすじを観ておくとなおヨシです。
丁寧な修行シーンと、糸目の石田彰が出て来る作品は裏切らない『羅小黒戦記2』にはどちらもあります!
『羅小黒戦記2』は、前作から2年後の世界。シャオヘイは師匠とともに修行に明け暮れながらも穏やかな日々を過ごしていました。そんな2人に、所属する組織からの呼び出しがかかります。姉弟子のルーイエを紹介されて組織に赴くと、なんと仲間の拠点が壊滅させられ、その容疑者として師匠が軟禁されることに……。シャオヘイは事件の黒幕を探し出すため、ルーイエと捜査に乗り出すのでありました――。というのが、今回のあらすじです。
■『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』本予告映像
■『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』本予告映像
捜査初期から「黒幕は組織内にいる」という前提で話が進むのですが、組織の長老たちが皆怪しくて最高です。ざっと疑わしき5人の長老たちを紹介しましょう。
- ユーディ(声:多田野曜平)……長老たちのまとめ役のような存在の小さいおじいちゃん。鯉に餌をあげるシーンがある。黒幕って判った時に鯉がプカプカ浮かぶヤツだ!
- リンヤオ(声:山路和弘)……シャオヘイを気遣ってくれる優しくて背の高いおじいちゃん。山路さんの声がめっっっちゃ優しい……。一番怪しくないのが逆に怪しいヤツ!
- シームーズ(声:石田彰)……糸目で、丸眼鏡で、ゆるいウェーブヘアで、常に扇子でパタパタ仰いでいる飄々とした人物。人間を憎む妖精をたしなめる立場だが、実は自身が一番憎んでいるヤツでは!? 極めつけは日本語吹き替え版の声優が石田さんとか、これは……どっちだ? 裏切るのかい? 裏切らないのかい? どっちなんだい? 黒幕だと判明した時は扇子をぴしゃりと閉じて開眼するんでしょ!? と、画面に映るたびにオタクを惑わせる人物。どちらにしろ皆好きなことに変わりはない。
- チーネン(声:諏訪部順一)……熱血赤髪で、人間嫌い。最初から師匠を敵視して犯人と決めつけて来る。オタクは知ってるんだ、こういうタイプはなんだかんだ言って師匠を認めていて、最後は味方になってくれるヤツだって。
- ジンイー……紅一点で黒髪ロング、いつも目をつぶっている物静かな美女。黒幕と判明したらこちらも開眼、天女のような姿から巨大な化け物の姿になるヤツだ……!
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ほら、チーネン以外見事に全部怪しい。シームーズに至っては役満すぎて考える脳が疲労困ばい。日本語吹き替えキャストが神がかっているとしか言えない。そう、これは中国映画。日本のテンプレを当てはめてはいけないのかも……?
前作にはなかったミステリー要素&ルーイエとのバディがメインで楽しめる内容でした。シャオヘイは安定の可愛さ。でも成長を感じるシーンばかりで、師匠とともに保護者の気持ちになって喜んじゃう。姉弟子のルーイエも、クールでかっこいい女子なので、最初は怖い印象ですが、知れば知るほど魅力的な自慢の姉弟子になります。筆者の推しである師匠も、軟禁状態で心配された出番がけっこうあり、最終的にいいとことを持っていく最高の見せ場がありました。なんかもう……すごすぎて笑いそうになっちゃった。服装もよった。
素晴らしかったアクションもさらに磨きがかかり、大画面で観てこその迫力で感動もひとしお。とある乗り物に関連したルーイエのアクションシーンは、シビれるかっこよさでした! 会話もない戦闘シーンだけで、何度も見返したくなります。初回は黒幕が誰か気になって考えてしまう時間もあったので、リピート回の方が全体的な物語やアクションに集中できるかも……、と観終わってすぐにリピートの予定を立てたのでした。ミステリーは犯人がわかった状態で見る2回目以降も違った味があっていいですね。
前作に比べてキャラクターが一気に増えたのは嬉しい反面、もっと活躍が見たいキャラが多すぎた……という思いもあるので、次回作に繋がって欲しいなと思える作品です。
最近は、「気になっていた映画、2週目に行こうと思っていたら行ける時間がなくなってた……。」なんてことも少なくないので、迷っている方はぜひ劇場へ。
大変個人的ですが、『羅小黒戦記』が好きな人には、『ヒックとドラゴン』も激しくおすすめしますので、あわせて配信や今後の映画公開時にはチェックして欲しいところです。黒猫ちゃん&人間の絆が好きな人には刺さる! 片方はドラゴンだけども。