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【完結直前】『東京ディバンカー』シーズン1の物語を一挙振り返り|今からでも間に合うストーリー総まとめガイド(前編)【ネタバレあり】

文:電撃オンライン

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 ZigZaGame Inc.が手がける“女性向けダークファンタジー”『東京ディバンカー』

 リリース開始から約1年半。ついにシーズン1はクライマックス目前となりました!

 最近のアップデートでは、これまで描かれてきた物語の伏線や謎が一気に収束し、予想外の展開が怒涛のように続いています。

 本記事では、現在進行中のストーリーをおさらいしつつ、完結に向けて押さえておきたいポイントを紹介していきます。

※本記事にはストーリーの核心に触れる内容が含まれます。未プレイの方はご注意ください。

 ちなみに、筆者は冒頭のキャラ選択で“冠氷 尋”を選択しました。

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 プライドが高そうな見た目と、その奥にギャップがあるのでは?という、オタクらしい期待を込めて彼を選んだのを今でも覚えています。


 なお、電撃オンライン独自企画としてキャラクター人気投票を実施中(2026年1月18日23:59まで)。ぜひご参加ください!

プロローグ:余命宣告された主人公


 物語の始まりは、誰もが経験するようなごく普通の日常です。

 好きなアーティストのライブ帰り。

 鉄道に揺られながら、家に帰る途中。

 そんな「どこにでもありそうな日常」から、“怪異”が静かに顔を覗かせてきます。

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 主人公の乗る車両が突然暗くなり、目の前には悍ましい生き物が出現。

 そこへ、いきなりそれを一瞬で撃退してしまう苛烈な青年が現れます。

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 テンポよく進んでいくストーリーに、「早く次が読みたい」という怖いもの見たさの気持ちが溢れ出してしまいました。

 ここで登場した苛烈な青年こそが“星喰 大我”。鮮血に濡れた姿でありながら、どこか凛とした美しさが漂っています。

 さらに3話で登場したのが“草薙 伯玖”。

 第一印象は「惚れない方が難しい男の子」というイメージでした。

 驚きと不安に晒されている主人公を、気さくな態度で慰めてくれる伯玖は、まさに現代の王子様のよう。

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 ――いやマジで、ときめかない方が無理すらある!

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 そしてここで筆者が個人的に注目したいのが、猫車掌。

 なんだ……この、ゆるくて“キャワいい”車掌は……。素晴らしい!

 そして、怪しげな存在・ホッジポッジとのシーンへ。

 ダークファンタジー好きなら、思わずドキドキしてしまうような不穏さと魅力を兼ね備えたキャラクターではないでしょうか。

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 そうして主人公は、ダークウィックアカデミーへと連れて行かれることになります。

 学園に入ると、事態は一気に急展開に。主人公は理事長や教師たちから、自分が余命宣告と呪いを受けた存在であることを告げられてしまうのです。

 「普通の日常に帰りたい」と願いながらも、周囲の言葉を信じきれない主人公は逃走。

 やがて校内中に主人公の顔写真が“WANTED”として張り出されてしまいます。

 逃亡中、主人公は学園という巨大な迷宮のような空間に迷い込んでしまい、そこで出会うのが、主人公と同じく何かから逃げている“歩二 魁斗”。

 彼の賑やかで紳士的なエスコートによって、主人公の緊張は少しずつほぐれていきます。

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 さらに、騎士のような佇まいの“ルーカス・エラント(ルカ)”が登場。

 逃亡中であるにもかかわらず、その時間はどこかスリリングで、ちょっぴり楽しいものにすら感じられてきます。

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 しかし、賑やかで楽しかったのも束の間。魁斗を追いかける“ロミオ・S・ルッチ”が参戦し、一触即発の事態に。

 主人公は息を呑みます。「あと少しで、ここから出られたのに……」と、思わず本音が漏れてしまうほどの大ピンチです。

 ロミオが魁斗を追う理由は、“借用書”にある様子。まさかお金を借りていたのか!? この学園、思っていた以上に闇が深い……?

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 魁斗の借金をルカが肩代わりすることで、なんとか場は収まりそうになりますが――主人公は、急にロミオに腕を掴まれます。

 その瞬間、主人公が顔を隠すために身に着けていたヴェールが、ロミオを攻撃します。

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 主人公を危険と判断したロミオは「J(地獄に)・I(行って)・H(反省しな)!」と、主人公に銃を構えます。

 しかし、ここで体を張って主人公を庇うのが魁斗とルカ。全身全霊で守ってくれるその姿が、ただただかっこいい……。本当にいい人たちです。

 事件も無事解決したかに思えたその直後、魁斗とルカは、主人公が学園中で指名手配されている事実を知ってしまいます。

 ついに捕らえられてしまう主人公ですが、主人公を指名手配していた理事長は、グールがどんな存在なのかを説明します。

 今まで出会ってきたイケメンたちは、みんな“グール”――悪魔契約を結んだ存在なのだと語られるのです。

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 そして主人公は、彼らグールたちとともに、特待生として学園生活を送ることになるのでした。

1章:フロストハイム寮


 1章からは、いよいよ本格的に怪異事件に触れていくことになります。

 まずメインとなるのはフロストハイム寮。尋と“磴 塔真”の意外な一面が描かれ、主人公もタジタジの様子に。

 そんな中で事件は大きく動いていきます。

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 魁斗やルカなどお馴染みのメンバーに加え、モルトクランケン寮の“衣佐美 佑理”と“桐崎 次郎”の回診シーンも登場。キャラクターたちの交流の幅が一気に広がることに。

 そんな中、“あしながさん”と呼ばれる、きな臭い怪異現象の調査も進行。

 いきなり欠損した体の一部が元通りになる――そんなこと、現実にはあるはずがありません。一体何が起こっているのでしょうか?

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 潜入捜査をしたり、原宿でクレープを食べたりと、普通と普通じゃないが交互に押し寄せる学園生活。

 この落差が、プレイヤーとしてもたまらない魅力になっています。

 そしてついに、主人公たちは “あしながさん”の正体に辿り着くのでした。その真相とは……?

2章:ヴァガストロム寮


 2章はヴァガストロム寮がメイン。不穏な空気漂う廃墟工場を、とある動画配信者が取材するシーンから物語がスタートします。

 彼は闇に消え、「タケルの亡霊」という不気味なキーワードだけを残していました。

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 ここでは“黒鷺 玲音”や“灰園 翔平”が登場。寮長である“御堂 亜嵐”も怪異調査に加わります。

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 ヴァガストロム寮のメンバーは、一見するとチームワークのいい集団に見えますが、その実態は一癖も二癖もある面々。

 まさかの玲音の入浴シーンまであり、亜嵐の聞き込みの不器用さも相まって、萌えと笑いが止まりません。

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 まさに「萌えポイントしかない!」と言っても過言ではない章でした。

3章:ジャバウォック寮


 3章はジャバウォック寮がメインとなります。

 寮長・“艸楽 陽”が、飼育中の怪異動物“ピカブー”とともに女子生徒たちに囲まれるシーンからスタートしました。

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 キュートなカピバラのバスが現れたり、不思議な雰囲気の副寮長・“音無 叶空”が登場したりと、なんだかメルヘンな空気に……今までのそれとの温度差が(いい意味で)大きい印象です。

 そんな寮長と副寮長のやりたい放題に、"白波 蓮"は辟易している様子。

 そして、キュートな謎の生き物“タコ丸”との出会いもあり、2章までの鮮血シーンが嘘のように、ファンタジー感たっぷりの世界が広がる3章。

 主人公は、叶空からなぜか「タンポポちゃん」と呼ばれ、彼らとの距離も一気に縮まっていきます。

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 しかし、癒やされるだけでは終わらないのが『東京ディバンカー』。

 タコ丸の身に危険が迫り、さらにラスボスやクラーケンとの勝負の行方はどうなるのか――。

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 癒やしと怪異のギャップが激しく、感情が忙しい章でした。

4章:シノストラ寮


 4章はシノストラ寮がメイン。カジノオーナー・大我をはじめ、好戦的なメンバーが揃う寮です。

 冒頭は、魁斗がカジノで賭けをするシーンからスタート。そこにロミオが登場し、カジノを取り仕切る彼の姿は、まるで“お局様”のような迫力があります。

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 「使えない」「穀潰しの」「集まり」と、カジノスタッフたちを容赦なく叱咤するロミオ。さらに、大我に対しても「B(馬鹿で)・T(頓珍漢な)・H(放浪男)」と、容赦ない悪態をついていきます。

 一方の大我はというと、ピカブーを取り押さえ、物騒な雰囲気を漂わせています。陽が大我の暴挙を止めようとする中、颯爽と現れるのが、弁護士を志す“針条 律”でした。

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 律による交渉の最中、大我の気まぐれでピカブーは解放されます。しかしそれは、怪異に巻き込まれる序章にすぎなかったのです。

 主人公は律たちとともに、怪異・ディーラーと対峙することになります。シノストラ寮メンバーは全体的に殺伐としており、大我とロミオが銃を向けあうシーンも。

 バトルシーンが一番激しい章だと言えるでしょう。

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 一方でシノストラ寮の面々と主人公は、ディーラーの与えるルールを冷静に分析し、怪異攻略への糸口を探ります。無事に解決することはできるのでしょうか。

5章:ホタルビ寮


 5章はホタルビ寮がメイン。“はないちもんめ”の歌声が流れる中で命を落とす僧侶のシーンから始まり、全体として和テイストな描写が多くなっていきます。

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 主人公は寮で和菓子や抹茶でもてなされ、プレイヤーとしても思わず肩の力が抜けるような、ほっとする時間が流れます。

 伯玖や“殊玉 善治”にもてなされたあと、姿を現すのが気品あふれる“加賀見 昴流”。

 その圧倒的な色気と存在感に、主人公は思わずタジタジに。

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 日本人であれば誰しも、どこか心の奥に潜んでいる“人形への畏怖”。

 さらに、金縛りにあう主人公のシーンもあり、ジャパニーズ・ホラーの真骨頂が味わえる章となっています。

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 そして、ダンテ先生と亜嵐のただならぬ雰囲気を感じさせるシーンも……!? 今までの流れと同じかと思いきや、じつは物語全体に通じる大きな流れがあるのではないか――そう感じずにはいられない描写が増えていきます。

6章:オブスキュアリ寮


 6章はオブスキュアリ寮がメイン。5章の終盤で登場した人狼グール“ライカ・コルト”の編入が決まったことで、主人公は彼の世話役を務めることになります。

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 その後、オブスキュアリ寮舎へ向かったライカと主人公は、迷いの森の中で“観月 累”と遭遇。さらに寮の本丸である寮長、“エドワード・ハート(エド)”との対面を果たします。

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 妖艶な魅力を放つエドの一挙手一投足に、主人公は翻弄されていきます。

 そんな中、主人公たちは学園から脱走した怪異、“バロメッツ”の捜索に向かうことに。ついに一般人(女子学生)の前に姿を現してしまうことに。

 暴走するバロメッツを止めるべく、主人公は女子学生を身を挺して守ろうと行動します。

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 しかし、満月の影響を受けてライカは半獣化してしまい、次第に理性を失っていき……。

 そこへ累が主人公の傷を癒やし、また突如現れたコウモリの助けによってライカは正気を取り戻します。こうして彼らは、なんとか最悪の事態を回避するのでした。

7章:モルトクランケン寮


 7章はモルトクランケン寮がメインとなります。

 マッド・サイエンティストのような寮長“衣佐美 佑理”と、一見冷静でクールに見える“桐崎 次郎”。彼らが追う怪異とは一体どのようなものなのでしょうか。

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 主人公はモルトクランケン寮へ向かい、佑理から怪異についての説明を受けることになります。その中で、次郎の体に刻まれた数多くの傷跡が明らかになり、主人公は思わず息を呑みます。

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 調査を通じて、佑理と次郎、そして主人公との間に少しずつ絆が生まれていく様子が丁寧に描かれていきます。

 また、学園では生徒が怪死する事件が多発。主人公たちは学園そのものに疑念を抱き、モルトクランケン寮の2人とともに本格的な調査に乗り出します。

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 さらに、とある男子生徒が、怪異化してしまう事態が発生。

 学園は大混乱に陥り、グールたちが事態の収束に向けて動き出します。

プロローグから7章までを振り返って


 プロローグから7章まで、各章はそれぞれの寮を軸としたエピソードとして進行していきます。そのため、プレイヤーは自然とすべてのキャラクターとの距離感が近くなり、それぞれの寮やキャラクターに愛着が湧いてくる構成になっていました。

 筆者個人としては、ジャバウォック寮での出来事が特に印象的でした。ファンタジックで癒やされる空気感と、怪異がもたらす緊張感、その両方が高いレベルで同居している章だったと感じています。

 すでにプレイしている方はもちろん、まだプレイしていない方も、本記事の振り返りをきっかけに、ぜひ本編のストーリーを追体験してみてください。

 また、8章以降のストーリーを扱った記事も近日公開予定ですので、そちらもあわせてチェックしていただけたら嬉しいです。

 それでは、ダークウィックアカデミーで、ステキなひとときをお過ごしください!

『東京ディバンカー』作品概要

  • タイトル名:東京ディバンカー
  • 対応端末:iPhone/Android
  • ジャンル:女性向けダークファンタジーRPG
  • サービス開始日:配信中
  • 価格:無料(アイテム課金)
  • 開発:ZigZaGame Inc.

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