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なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
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閉じる“カミ”の頂上を目指してひたすら登り続ける過酷なサバイバルクライミング【Cairn】【おすすめ度:9点/10点】
本作は、まだ誰も登頂を達成していない山“カミ”に挑む、“アーヴァ”という女性クライマーを主人公としたクライミングシミュレーターです。
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プレイヤーはアーヴァを操作して、この断崖絶壁を登っていくことになります。
アーヴァの右手、左手、右足、左足をそれぞれ操作し、崖の窪みや出っ張りに綺麗に乗ればひと安心、上手く乗らなければアーヴァの力が上手く入らず、最終的には落ちてしまいます。操作はコントローラー推奨です。
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注意すべきは崖の上り下りだけではありません。アーヴァには空腹度、のどの渇き、体温の3つのパラメータが存在し、そのどれかが尽きると失神します。失神しても体力ゲージはギリギリ保つので、なるべく早めに休憩を取るようにしましょう。
効率的に登るにはクライミングの操作だけでなく、体調の管理やアイテムの管理も大切になってきます。
登るルートの自由度はかなり高く、基本どこから登っても問題ありません。短くて過酷なルートを辿るか、回り道をして安全を取るか、などの判断も求められます。
また、ところどころに洞窟や遺跡などの寄り道が存在します。中には思わぬ食料の宝庫を見つけたり、はたまた熊に出会ってしまったり……ただ登るだけでなく、寄り道や景色も楽しんでほしい要素です。
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そして、作中にはアーヴァとアーヴァを取り巻く人たちのドラマが描かれます。彼女はなぜこんなにも山に魅入られ、登らずにはいられないのか。途中、動物が亡くなってしまう描写もありますので、苦手な人は注意してください。
慣れるまでが結構つらい! が、慣れてしまえば“神(カミ)”ゲーに
実はこのゲーム、コツを掴むまではかなり難しいです。最初の内はちょっと登るだけでもかなり時間がかかると思います。
序盤は操作に慣れていなくて難しい上に、補給ポイントも多くないので、そこを乗り越えるのがかなり大変でした。落ちたらやり直しだし、途中で心折れそうになることもありました。
ただ、一旦コツさえつかんでしまえばまさに神ゲーと化します。クライミングも、景色も、ストーリーも、世界観も何もかもを存分に楽しめるゲームです。
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″落ちたらやり直し”のヒリヒリ感がたまらない
本作は“リアルクライミングシミュレーター”と銘打つ通り、クライミングのシステムについては割とリアルなのではないかと感じています。
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両手足それぞれを適切に動かさなければいけないことや、力任せでは無理でルート想定を事前にしないとうまくいかないこと、補給に制限があること……など色々と思い当たる要素があるのですが、何よりも特徴的なのが“落ちたらやり直し”という緊張感です。
登っている最中、休憩するために“ピトン”という釘のようなものを崖に刺します。ピトンは休憩場所であると同時に、命綱のような存在となります。仮にアーヴァのスタミナが尽きて落ちても、ピトンにひっかけたロープが命を繋いでくれるのです。
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一応、最後にひっかけたピトンまではロープを伝って戻れるのですが、先ほどまで登っていた高さまでは、そこから改めて登り直す必要があります。ピトンを打った場所と落下した地点の距離が離れているほど、「ここからまたやり直しか……」という絶望感がじわじわと押し寄せてきます。
時には「本当にここ登るの?」と不安になりそうなぐらい長い崖も登場します。しかし、だからこそ登り切った時の解放感は最高です。
少しのミスが命取りになるため、ひたすら集中して取り組まなければいけない。このヒリヒリ感は、“ゲームに長時間没頭したい”タイプの人間にとっては最高のゲーム体験でした。
オーロラ、星空、雪景色…景色が綺麗すぎて見惚れる
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『Cairn』の魅力の一つとして、景色の美しさが挙げられます。
かつて観光地として営んでいた形跡の残る廃墟から、人の手が入っていない大自然まで。朝、昼、晩とさまざまな表情を見せてくれる景色をもっと見たくて、どんなに難しくても「また頑張ろう」という気持ちにすらさせてくれます。
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個人的に刺さったのは、雪山の山脈を眺めるスポットです。
幼い頃に高所のスキー場から見た、雪に覆われた山脈のあまりの美しさと静けさに感動したという原体験が『Cairn』のような“チルゲー”を追い求める今の私を形作っているのですが、まさにその情景がゲームの中に広がっていました。
そして山の静けさを再現するかのように、本作は環境音が中心です。時折アンビエントな音楽が流れますが、山の静けさと環境音を邪魔しないぐらいの穏やかさです。
また、“カミ”には過去に“雲上人”と呼ばれる民族が生活を営んでいた描写があります。
道中“雲上人”が遺した生活の跡や、独自の信仰をみることができるのですが、終盤の前半にある“雲上人”の遺跡イベントは必見です。イベントをこなさないと見ることのできない景色などもありますので、ぜひ隅々まで探検してほしいなと思います。
主人公の孤独と痛々しい姿に胸を打たれる
山に登るからそういう性格なのか、そういう性格だから山に登るのかは分かりませんが、主人公のアーヴァはあまり人間社会にうまく馴染めないタイプの人物です。
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そのため、人によってはアーヴァの性格が少し苦手だと感じるかもしれません。個人的には、彼女が抱えている孤独や生きづらさこそが“危険な山を登る”原動力になっていることが示唆されているため、彼女の心情はすんなりと理解できました。
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アーヴァの運命は、プレイヤーの選択によって大きく変化します。
どんな選択をしても「ああ、良かったな」と感じられるエンディングになっていますので、どれだけ辛くてもぜひ最後までプレイし、そしてそれぞれのエンディングを見届けてほしいと思います。
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