映画『007』シリーズを題材に、若かりし頃のジェームズ・ボンドを描いた作品『007 First Light(007 ファースト・ライト)』が、IO InteractiveからPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch2/PC(Steam)にて発売されました。

本記事では、映画大好きなライターが本作をプレイして感じた見どころなどを、プレイ日記としてお届けします。
索引
閉じる現実にちょっと近づいてきてるガジェットの数々|007 First Light
「007」といえば、任務を遂行するのに使うさまざまなガジェットも魅力の一つ!
実際、ゲームでも冒頭でQのラボに向かい、新しいガジェットを受け取る過程で実験を行っている様子を確認できます。このとき映画シリーズの細かなネタが大量に散りばめられているので、いずれ拾っていきたいなぁと思ってます。


今作のガジェットは、目につけている"Qレンズ"と腕時計型のハッキング装置"Qウォッチ"を標準装備とし、他の選択式ガジェットはミッション開始時に6種類のなかから3種類を装備できるルール。

ガジェットの使用には電気もしくは化学物質をリソースとし、現場に落ちているタブレット端末や洗剤などを取得してリソースを回復させることで使用可能になります。
つまり「いつでもどこでも使用可能な便利ツール!」ではなく、リソース回収も含めてどうガジェットで困難を切り抜けるかが、楽しい瞬間なんですよね~。
ガジェット01"Qレンズ"
それでは簡単に各ガジェットについて解説していきましょう。まずは常時目につけている"Qレンズ"。
これは周辺にいる人間を壁越しにも表示できるほか、ターゲットが所持している鍵やキーカードなどの重要品、さらに体調なども表示できます。ハッキング可能な電子機器も可視化されるので、任務遂行に欠かせない拡張機能です。

いわゆるARの超最先端といっても過言ではないのかも。ボンドが装着しているのはコンタクトレンズ型っぽいですが、「数年後には実用化されていそう」な絶妙なラインがそそられますね。

ガジェット02"Qウォッチ"
"Qウォッチ"は近距離にある大半の電子機器を乗っ取れる高度なハッキング装置。ゲーム内ではエアコンや掃除機を遠隔起動させて、敵の注意を引くのに役立ちます。

要は赤外線通信可能な規格をこんな小さなものでハッキングしているわけですが、ある意味これ1つが家にあれば色々なものが起動できるのでリモコン要らずになるのではないでしょうか! アプリで管理できるスマート家電の未来のようです。


ガジェット03"レーザーストラップ"
"Qウォッチ"のバンドに装着する拡張ツールで、ビームを照射して南京錠を破壊したり電子機器を妨害したりと、かなり便利な代物。

南京錠を焼き切れるほどの熱量を持つビームを発射できるのに、なんと人間にも使用可能で、武装解除や目眩ましにもなります。

実際ゲームでもかなり役立っており、敵に見つかって応援を呼ばれそうな瞬間に目眩ましをしてテイクダウンさせる場面を何度か経験しています。ビームを実戦に転用できているのもスゴイし、なによりこの小ささ! とんでもない技術力に注目しちゃいます。
ガジェット04"ダーツフォン"
スマートフォンに仕込んだ即効性の毒ダーツを発射するガジェット。見つかった際に使用して、即座にテイクダウンを取れるので状況の制圧にかなり役立ちました。

スマートフォンに仕込める携帯性もさることながら、吐き気、めまい、方向感覚の喪失を引き起こす即効性のある毒をお見舞いできる……しかも一時的に! ギリギリ人を戦闘不能にさせられる絶妙なラインを探る実験は、ものすごい試行回数があったんだろうなぁ。
ガジェット05"閃光地雷"
強烈な閃光を放ち、相手を一時的にスタンさせるガジェット。まさかの投擲だけでなく、壁にも設置できて接近を検知して作動する優れモノです。

このガジェットの凄さはワイヤレスイヤホン型なこと! まだ本家映画にも登場していないレベルの最先端のスマートアイテムで、携帯性、隠密性、偽装、威力、効果どれを取ってもかなりハイスペックなガジェットだと個人的に思ってます。

ガジェット06"衝撃波カメラ"
狙った方向に強力なソニックブームのような衝撃波を発生させ、相手をよろめかせるガジェット。ボディアーマーを着た兵士にも中程度のダメージを与え、ちょっとした時間稼ぎにも使えます。


一眼レフ型のガジェットなので、携帯性はそこまでないものの、取材や式典など、大勢のメディアが取り囲むような場所での偽装性はかなり高め。しかし、この小ささでボディアーマーにダメージを与える威力の衝撃波を発生させられるとは……小型すぎて、一部のエネルギー問題を解決させられそうな気がします。

ガジェット07"スモークポッド"
軽量かつ小型の煙幕カプセルで、周囲の視界を遮断させられる、おなじみのライター型ガジェット。

「周囲の視界を遮ると自分にも不利なのでは……」なんていうツッコミには、"Qレンズ"で答えが返せます。実際、相手は自分が見えず、自分は"Qレンズ"を通して相手の位置が丸わかりなので、かなりのアドバンテージですね。

ちなみにリソースが化学物質。「化学物質なんだ!」と思ったと同時に、子供の頃に指をスリスリすると煙がでるおもちゃがありましたが、あれの超スゴイ版なイメージが思い浮かびました。
ガジェット08"ミサイルペン"
最後に追加されるガジェットが"ミサイルペン"。携行式グレネードランチャーを小型化させたガジェットで、装甲ドアを貫くほどの威力を持ちます。

「ペンは銃よりも強し」なんて言葉を元にしたジョークグッズのようなガジェットですが、破壊力は随一。ボディアーマーを着込んだ兵士相手にもぶっ放せば、1発K.O.は確実です。
ボールペンサイズの火薬量で装甲ドアを破壊できる技術もスゴイですし、このサイズに収めているのもスゴイ。でも、このとんでもなさが「007」ガジェットの魅力ですよね~!

さまざまなガジェットで潜入任務をこなすジェームズ・ボンド。今回解説したガジェットの中にもワイヤレスイヤホン型だったりスマートフォン型だったりと、時代に合わせた「日常に溶け込むアイデア」が毎回素晴らしいです。

現実的にはありえないけれど、「でも、もしかしたら現実的にも可能なんじゃないか」と少しでも思わせるセンスや造形、組み合わせの魅力のあるガジェットは、やはりスパイ映画の面白さの一端を担っていますね。
