EXNOAが運営する、DMM GAMESとf4samuraiが手掛けるiOS/Android/PC向けアプリ『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ(ロススト)』。
本作の新たなイベントストーリーとして、本編とは違うルートを進んだ世界を描く“ルート・エンタングル”が登場。記念すべき第1弾では、紅月カレンを中心としたIFルートが描かれます。
本作の新たなイベントストーリーとして、本編とは違うルートを進んだ世界を描く“ルート・エンタングル”が登場。記念すべき第1弾では、紅月カレンを中心としたIFルートが描かれます。
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そこで今回は、カレン役の小清水亜美さんと谷口廣次朗プロデューサーの対談形式のインタビューを実施。
前編では2人がカレンというキャラクターについて改めて語ります。今だからこそ話せる当時のエピソードや『ロススト』でのカレンの印象など、本インタビューならではのお話も聞くことができました。カレンファンの方は必見の内容です。
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名キャスト陣も疲弊したというTVアニメ当時の収録【コードギアス ロススト】
――『コードギアス』は2026年で20周年を迎えますが、まずは率直な感想を教えてください。
小清水
当初はここまでの長い付き合いになるとは思っていませんでしたね。元々はアニメのオーディションの女性キャラがC.C.しかなくて私もそれを受けていましたが、結果としてカレンを演じることになりました。
谷口
谷口悟朗監督はよく声質を見ているとおっしゃっていましたね。根本的な部分を注視しているみたいです。
小清水
芝居的な不確定要素が欲しいという話もありましたね。確実にこういう芝居をして欲しいという人は固めてあって、そこに未知数が欲しいということで入れてもらったということは聞きました。
――『反逆のルルーシュ』当時のエピソードで何か印象深いものはありますか?
――『反逆のルルーシュ』当時のエピソードで何か印象深いものはありますか?
小清水
当時は他作品と収録時期が被っていて、個人的には地獄の収録期間でしたね。収録の曜日が被っている作品もありました。
谷口
あの頃は通し見(アフレコ本番前に台本全編を通して演技を確認すること)でしたよね。
小清水
そうですね。今では通し見をする作品はほとんどないですよね。福山潤さんだけはセリフが多い関係で事前にデータをもらっていましたが、他のメンバーは同時に確認をしていました。収録が予定時間までに終わらなくて次の収録現場に遅刻する人が続出し、いろいろな事務所さんからクレームが来るという。これは今だから言える話ですね。
谷口
みなさん当時から売れっ子でしたからね。お腹を空かせながら次の現場に向かわれていた様子を覚えています。
小清水
私も『反逆のルルーシュ』のときは後ろにも収録の予定を組んでいましたが、『反逆のルルーシュ R2』からは前回を踏まえて、後ろの予定を入れないようにしていました。
――他のキャストの方々はどうでしたか?
――他のキャストの方々はどうでしたか?
小清水
みなさん芝居で体力を使い果たしていましたね。みんなでお昼を食べることもありましたが、そこではみんな気が緩んでしまっている様子でした。服装が乱れているのに気が付かなかったり、中には次の仕事の予定を忘れたりするぐらい気が抜けてしまっている人もいて、心配になるほどでした。周りの普段しっかりしているお兄さんたちの気が抜けている様子は新鮮だったのを覚えています。その姿を見ながらゆかなさんと「珍しいもの見られたね」と話していました。
谷口
後にも先にもあんな現場は珍しいですよね。殺伐としていました。
小清水
楽しいけど過酷でしたね。その様子を例えるなら、谷口監督がご自身、そして私たちにも刃物を向けながら「こういう芝居でお願いしますね……」と進めているような向き合い方でした。命がけの戦場です。
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――例え話とはいえ、それは確かに殺伐ですね……。
小清水
もちろんみんな仲良しですよ。でも、収録が始まるとにこやかに喋る余裕なんてない状態でした。唯一の癒やしは、離れたところでコーヒーを飲む若本規夫さんの「ズズズ、はぁ……」っていう声でしたね。若本さんが本番中にコーヒーを飲んで音が出ちゃうことがあって、そのお茶目なところがすごく癒やしでした。
谷口
若本さんだから許されていたことですよね。今思い返しても『コードギアス』は収録も制作も修羅の道でしたね。
小清水
そんな環境があったからこそ、あの本編が生まれたのだと思います。
小清水さんがカレンを演じて気付いた自分の癖とは【コードギアス ロススト】
――カレンを演じたことで得たものはありますか?
小清水
覚えていることの中だと、語尾の処理の仕方ですね。ここまでセリフ尺がタイトで次のセリフがすぐに来る作品の経験がなくて、例えば「私さ」というセリフを「私さぁ」と言ってしまうと、次の人のセリフと被ってしまいます。
そこで「私さっ」と余韻を残さずに語尾を処理する方法がありまして、それはカレンを演じることで身に付きました。この技術はロボットバトルものとかでは特に重要で、それが当時はできるように必死でした。その経験は未だに活きていますね。
――確かにカレンのセリフはその特徴が強い気がします。
そこで「私さっ」と余韻を残さずに語尾を処理する方法がありまして、それはカレンを演じることで身に付きました。この技術はロボットバトルものとかでは特に重要で、それが当時はできるように必死でした。その経験は未だに活きていますね。
――確かにカレンのセリフはその特徴が強い気がします。
小清水
カレンを演じていて、頭アタック(語頭に力が入りすぎること)の癖が強いこともわかりました。「あたし」というセリフだったら、「あ」の部分から力が入って徐々に落ちていく感じですね。これはカレンを演じるうえでは問題はないのですが、癖として理解して役によって切り替えなければならないと思いました。
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――他にも何かカレンで得た技術はありましたか。
小清水
当時はテンションが不安定というか、表現が独特な役が多かったことに、カレンを演じて気が付きました。
そういった役を演じる際は、綺麗に山なりの弧を描くような感情の流れではなく、急激な落差をつけて表現していたのですが、それをカレンでやってしまうと、カレン自身も不安定な子に見えてしまいます。これも私の癖の1つで、カレンを演じたおかげで意図的に表現を調整できるようになりました。
カレンは今の私の声優としての技術面を構築してくれた、きっかけとなるキャラクターですね。
――長期間同じ役を演じることで大変だったことはありますか。
そういった役を演じる際は、綺麗に山なりの弧を描くような感情の流れではなく、急激な落差をつけて表現していたのですが、それをカレンでやってしまうと、カレン自身も不安定な子に見えてしまいます。これも私の癖の1つで、カレンを演じたおかげで意図的に表現を調整できるようになりました。
カレンは今の私の声優としての技術面を構築してくれた、きっかけとなるキャラクターですね。
――長期間同じ役を演じることで大変だったことはありますか。
小清水
一番時間が経った影響を感じたのは劇場三部作のときですね。ゆかなさんは何も変わらずに演じられる方で本当に尊敬していますが、私や福山さんや櫻井孝宏さんは“慣れてしまった感”が出て大変でした。収録の最初には谷口監督から「人を殺し慣れすぎている」「若さが足りない」など、いろいろな指摘がありましたね。
谷口
テストの段階から谷口監督は、難しい顔をしていましたね。止めようかどうか考えていたんだと思います。でも、キャストの皆さんが劇場三部作の収録用に持ってこられたものを一旦、見ようと思われたんでしょうね。なので、テストが終わった瞬間に、「それでは困る」と指摘に入られていました。
私も最初のテストの時は、みなさんから「試しにやりたいようにやってみるか」感を感じていましたよ。
私も最初のテストの時は、みなさんから「試しにやりたいようにやってみるか」感を感じていましたよ。
小清水
経験を積んだ今の自分で、ちょっと楽に演じられるラインを探っていたのだと思います。これで良いならこの後から楽できるなと。そんな悪いことを考えていた人たちは、谷口監督によって一斉に逮捕されました。
『ロススト』でのカレンはアニメ版と一味違う
――『ロススト』でも再収録がありましたが、いかがでしたか。
小清水
『ロススト』でも一から演じ直しというのは、劇場版三部作での経験があったので、またキャラクターキープ警察に逮捕されるわけにはいかないと、キャラクターが変わらないように意識しました。
それに加えて『ロススト』ならではの新しい目線もあるので、ベースとなる部分は保ちつつ新しい要素の上乗せができないか探っていました。特に主人公との会話は、他のキャラクターよりも心の距離を近づけるように意識しましたね。
他にも、カレンは無意識にガサツな部分が出てしまうキャラクターですが、普段の会話でその部分を流れるように、でも不快感はない、笑えるようなガサツさを増やしてみました。
それに加えて『ロススト』ならではの新しい目線もあるので、ベースとなる部分は保ちつつ新しい要素の上乗せができないか探っていました。特に主人公との会話は、他のキャラクターよりも心の距離を近づけるように意識しましたね。
他にも、カレンは無意識にガサツな部分が出てしまうキャラクターですが、普段の会話でその部分を流れるように、でも不快感はない、笑えるようなガサツさを増やしてみました。
谷口
カレンと主人公の関係性で気を付けたのは、2人の同志感ですね。レジスタンス時代から共に戦う同志はいても、元々は兄との繋がりからの仲間なので、どうしても妹感が拭えないわけです。同世代で、なおかつ日本人とブリタニアのハーフという同じ出自を持つ人物はいませんからね。
小清水
確かにそうだ……! 他のクラスメイトと仲良しなのは間違いないですが、実はそこに1枚薄い壁があって少し気を遣う面がありますよね。C.C.も途中からは素の部分を見せられる相手になりましたが、最初から気楽に喋る相手はいなかったなと思います。
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谷口
カレンってある種の人見知り感がありますよね。自分の出自も含めて誰にも心を開き切れていません。そこで主人公との間にはそういった壁を少し無くすよう意識しました。
あとは、カレンの後輩にあたる存在を加えるため、外伝のキャラクターを登場させました。カレンはこれまで妹の立場にいましたが、姉の素質も持っていますので『ロススト』ではベニオやサヴィトリのシーンではその部分を強めに出しています。
あとは、カレンの後輩にあたる存在を加えるため、外伝のキャラクターを登場させました。カレンはこれまで妹の立場にいましたが、姉の素質も持っていますので『ロススト』ではベニオやサヴィトリのシーンではその部分を強めに出しています。
小清水
私も演じていて面倒見が良いなと思うシーンがありました。
谷口
カレンの魅力をより感じられるよう、姉らしいけど年上すぎないような諭し方を意識して調整した記憶があります。
小清水
やっぱり会話が初めてのキャラクターとのやり取りって印象的で、参考になるものがないのでまずは収録前にやってみて「これは……アウトかな?」などラインを見極めるところから始まって。
その中でも、サヴィトリとの会話はいつも別の意味で緊張しましたね。イントネーションが独特で、正解を言えているのか何度やってもドキドキしていました。
その中でも、サヴィトリとの会話はいつも別の意味で緊張しましたね。イントネーションが独特で、正解を言えているのか何度やってもドキドキしていました。
谷口
“サヴィ↑トリ”か、“サヴィ↓トリ”なのか、スタッフさんたちに尋ねると「一応確認します……平板型です」と不安になっていて、みんな心配なのは同じみたいでした。
――『復活のルルーシュ』以降のカレンは穏やかに過ごしている描写もありますね。
――『復活のルルーシュ』以降のカレンは穏やかに過ごしている描写もありますね。
小清水
何気ない趣味の話もしますし、最近だと大学で研究をしているという話もあって、いい意味で普通の学生だなと思います。ここまで何のこわばりもない様子のカレンはこれまで演じたことがないですね。
谷口
戦争がない世界ならカレンはこう喋るのでしょうね。
小清水
最近のエピソードのカレンは、気が楽というか普通でいられるシーンが増えたと思います。『コードギアス』の戦闘シーンは常に命がけですが、最近の『ロススト』でカレンを演じていると、いろいろなバージョンのセリフがあって、TVシリーズ以降はバトルセリフにも遊びが持てるようになったと思います。
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谷口
『復活のルルーシュ』のときあたりですかね。スザクと共闘する際にも「まさかあなたと戦うとはね」というセリフがありましたよね。
小清水
カレンもスザクが一番強いことがわかっていますからね。彼が味方になるのであれば心に余裕も出ますよ。
――『ロススト』で印象に残っている収録はありますか?
――『ロススト』で印象に残っている収録はありますか?
小清水
印象深いものだと、タバタッチのカードのセリフは楽しかったですね。他の場所で戦っている人がいるのはわかるけど、私はもう好きにやらせてもらいます……! という気持ちで演じさせてもらいました。戦ってはいるけど戦争ではなく競技のような感じで、今だからやらせてもらえるカレンで楽しかったです。何より、タバタッチって名前も久しぶりに口に出しましたよ。
谷口
タバタッチ繋がりだと、C.C.のぬいぐるみでしょうか。TVシリーズの時は、ピザハットさんとタイアップしていたため、ピザハットさんのマスコットキャラクターだったチーズくんのぬいぐるみが登場していました。劇場三部作以降は、タイアップも終了したため、「もこちー」へと切り替わったんです。
小清水
えー! 私は完全にチーズくんだと思っていました! もこちーって誰……?
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20年の間にコラボ関連の収録は何度もありましたが、もこちーやタバタッチに関するセリフはほとんどなかったので、また演じられたのはすごく嬉しかったです。有名なセリフだと「弾けろブリタニア!」とかは20年間言い続けていますが、タバタッチ関連のセリフは20年経ってもまだ新鮮味があるセリフって感じでした。これも多分『ロススト』じゃないとできないことですよね。
――当時ではあそこまでガッツリ企業とコラボするアニメは珍しかった印象です。
小清水
あのコラボの仕方は斬新でしたよね。アニメの本編でパッケージまで出てきてピザを食べるっていう。見ているとピザを食べたくなりますよね。
谷口
実際にスタジオでもピザを取り寄せましたものね。
小清水
ありましたね! でも、あんなに緊迫した収録で届いたピザをすぐに食べる時間はありませんでした……。
谷口
順番が終わった人から食べ始めていたのもあって、出番が多い人は食べられていませんでしたね。
小清水
食べるときにはみんな戦場でレーションを補給するような顔をしていました。今でも「あの時のピザおいしかったよね」と話題になるくらい思い出に残っています。
谷口
その後には実在の企業がアニメ内に登場する作品も増えましたが『コードギアス』は先駆けだったのではないでしょうか。他にもシャーリーのルームメイトの女子生徒やルルーシュの帽子を狙う女子生徒の役をアイドルの方が務めるという施策もありました。
小清水
カレンが捕まっている間の収録でそんな楽しそうなことを……! 私が印象的だったのは子役の方たちですね。
谷口
天子役は当時から子役で活躍されていた松元環季さんが演じてくれていましたね。
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小清水
我々に幼女萌えの気質があったわけではありませんが、彼女を見ているとキュンが止まらなくなるというか、みんなをメロメロにしていましたね。あとはV.V.を演じていた冨澤風斗さんたちも声代わりで交代していましたよね。
谷口
谷口監督がV.V.で子役の方を起用されたのは、ゆかなさんとは違う超常感を出すためかと思います。ですので、冨澤風斗さんや河城英之介さんが演じてくれました。ただ、子役の方ですと、声変わりの都合などもあって、『ロススト』を含めて近年は久野美咲さんに一貫して演じていただいております。
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小清水
当時の子役の子が演じる際には、やはりV.V.といえばシャルル役の若本さんとの掛け合いが多くなるわけですよ。子役の方たちが若本さんを相手にお兄さんとして上から目線のセリフを言う様子はもう「すごい!」に尽きますよね。
ルルーシュらとの関係は戦火の中にある青春劇【コードギアス ロススト】
――作中ではルルーシュ、C.C.、カレンの3人の関係も見どころですよね。
小清水
『反逆のルルーシュ』や『反逆のルルーシュ R2』収録当時は余裕がなく必死だったので、カレンはルルーシュのことが好きなんだなってストレートに受け止めていましたが、劇場三部作の頃は私も成長しまして「カレンのこの気持ちは吊り橋効果なんじゃないのかな~」と大人になった目線が生まれていました。私本人としてはいろいろと疑う気持ちはありつつ、今はその気持ちをぐっと飲み込みながら演じていますね。
――C.C.との関係はいかがでしたか。
――C.C.との関係はいかがでしたか。
小清水
C.C.に対しても「お前が気に食わない!」という感情はハッキリ伝えていましたね。今は私の視点が大人になったことで、C.C.への同志感や女友達感がよりわかるようになって、やり取りのお芝居にグラデーションが出せるようになりました。
戦いが中心の物語ですが、改めて見ると恋愛模様など登場人物は10代の高校生であることを再認識できます。3人の関係はこんな殺伐とした世界の中にあるささやかな青春なわけですよ……。
――その関係値が『ロススト』で変わったところはありましたか。
戦いが中心の物語ですが、改めて見ると恋愛模様など登場人物は10代の高校生であることを再認識できます。3人の関係はこんな殺伐とした世界の中にあるささやかな青春なわけですよ……。
――その関係値が『ロススト』で変わったところはありましたか。
小清水
ゲームからのキャラクターが登場する関係でルルーシュへの想いが薄まっている気がします。
谷口
そこはあえて薄くしていますね。
小清水
ルルーシュしか見えないような時期もあったのに、ゲームでは「ちょっと好きかも?」くらいのニュアンスになった気がします。
谷口
『ロススト』のシナリオを書くときは『復活のルルーシュ』まで見据えているので、多少チューニングさせてもらっています。劇場三部作も谷口監督がルルーシュとシャーリーの距離感を重視した構成にしているので、余計にカレンが入り込めない、カレンにとってはルルーシュはいけすかない奴という印象で、距離を詰めるにも少し幅が違います。恋心だけでない複雑な感情になっていると思います。
――他にもルルーシュとC.C.関係で印象的な場面などありますか。
――他にもルルーシュとC.C.関係で印象的な場面などありますか。
小清水
カレンとC.C.でいうと『復活のルルーシュ』の見送りのシーンも好きですね。
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谷口
それこそ、もこちーが登場するところですね。
小清水
あの忘れ物、私は「C.C.は本当に忘れていったのかな?」って疑問に思っています。
谷口
個人的には、わざと置いていって引き留めて欲しかったという表現の1つだったんじゃないかと思っています。
小清水
C.C.の中では、カレンは素直な性格で文字通りのいいやつなので、置いてあるもこちーを見たら迷わず追いかけてきてくれると思われているんでしょうね。そこの2人の信頼関係みたいなものもあると思います。あのシーンは考えれば考えるだけ妄想できちゃうすごいシーンです。
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――『ロススト』だとルルーシュが追いかけるシーンが変更されていました。
谷口
原作にあたる『復活のルルーシュ』では、不老不死のコードを持つ超常の存在であるL.L.とC.C.が人の世界に交じっていく、という表現だと思うのですが、『ロススト』では、4部、5部も想定していたので、むしろ人の世から離れていくことを表現したく、あのようなシーンに変更させていただきました。後は単純に目覚めたばかりのルルーシュだとC.C.に追いつけなさそうだな、と思ったというのもありましたが。
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小清水
あれはあれでルルーシュの体力がない設定を貫き通した良いところだと思います。
谷口
不死身になったからといって、体力は元のままなので。
小清水
アニメの神根島でのシーンも、ルルーシュとスザクの体力の対比がすごく好きです。
谷口
罠を作りながら「理論的には合っているはずだ!」と息を切らして言うところですよね。あそこでユーフェミアがちょっと呆れているのもポイントの1つです。
小清水
本当にルルーシュの欠かせない一面ですよね。いくら物語を重ねてもそこは変わらない安心感があります。
谷口
等身大の17歳の少年が出る部分ですね。異腹の妹だろうと女の子の前ではカッコつけたいという気持ちが表れているのではないでしょうか。
小清水
本当にみんなピュアです。大人のキャラクターも多くて展開上忘れがちですが、そういったシーンでみんな10代であることを思い出させてくれます。自分が10代のときに『コードギアス』のキャラクターたちみたいな選択ができたか時々考えてしまいますが、やっぱりできないと思いますね。
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