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シカとバトル!? しゃべった言葉が3D文字に!? カオスでクレイジーな『ヨーデルゴルフ』の優しい開発秘話【BitSummit PUNCH/電撃インディー】

文:電撃オンライン

公開日時:

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 Q-Gamesが開発中のゲーム『ヨーデルゴルフ』が、5月22日から24日までの3日間、京都・みやこめっせで開催される“BitSummit(ビットサミット)”に出展。


 本記事では『ヨーデルゴルフ』の開発者インタビューと試遊レポート、ブース紹介をお届けします!


 “BitSummit”は、毎年京都で開催されている日本最大級のインディーゲームの祭典です。

 「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」という趣旨のもと、2012年後半に発足。2025年開催の“BitSummit the 13th”には58,065人が訪れ、大きなイベントに成長しました。

目の前に現れたのは…本物のゴルフカート! パターゴルフ体験やくじ引きなど、アトラクションも満載のブース【ブース紹介】


 1F-A11に配置されたQ-Gamesのブースを訪れると、まず目に入ってくるのが『ヨーデルゴルフ』の看板を掲げたゴルフカートです。

 実はブースに展示されているゴルフカートは本物で、中は『ヨーデルゴルフ』の試遊ができる仕様になっています。


 ゴルフカートの横に設置されているのは、手軽にゴルフを楽しめるパターゴルフ体験セットです。得点に応じて『ヨーデルゴルフ』グッズをゲットすることができます。


 今回初めてゴルフ体験をしてみたのですが、意外と力加減が難しく得点ならず……。おそらくですが、ホールインワンを狙わずにホールに近づけることを目標とした方が、うまくいったのかも?

 また、ウィッシュリスト登録者を対象にくじ引きも用意されていました。当たればブースの皆さんが付けているサンバイザーをゲットできるとのことです。

もはやボールではない“何か”を打ち始めるクレイジーだけど楽しすぎるゴルフゲーム【試遊レポート】

 ではさっそくゴルフカートに座ってプレイしていきます!

 『ヨーデルゴルフ』は最大4人でプレイ可能なマルチプレイゲームです。しかし、4人で行うのは“競争”ではなく“協力”となります。


 パー、ボギー、イーグル……など、よく耳にするゴルフの難しいルールは一切ありません。とにかく4人で打ち繋いで、ホールに入れることを目指していきましょう。

 本作の大きな特徴として、“話した言葉がそのまま3D文字に生成される”ということがあげられます。

▲山の上から「ヨロレイヒー!」したら楽しそうです。

 喋った言葉がそのまま3D文字となり空間に表示され、地面に落ちてくる。言葉で説明するのが野暮になるほど「なんかよくわからないけど楽しい!」が画面いっぱいに広がります。

 個人的にオンラインでマルチってなると必要な時以外は黙ってしまいがちな気質なので、“喋れば喋るほど楽しい”というシステムは非常にありがたく思いました。

 ホールインワンさせる対象が“ボール”ではなく“アヒル”になったり、二足歩行の鹿が敵キャラとして強襲して来たりととにかくカオスです。でも“なんとなく”でプレイできて楽しめてしまうのも『ヨーデルゴルフ』の魅力だと感じました。

「みんなと同じ時間を楽しく過ごす」クレイジーな発想の裏には、優しい設計思想が隠されていた【開発者インタビュー】


 『ヨーデルゴルフ』を楽しんだ後、本作のディレクターをつとめている小林さんにインタビューする機会をいただきましたので、お話を伺ってきました。

――まず、本作を開発しようと思ったきっかけを教えてください。

 実は「ゴルフゲームを作ろう!」というところから始まったわけではなく、プロキシミティチャット(プレイヤー同士の距離や方向によって音の聞こえ方が変化する技術)を活用するゲームを作ろう!というところから始まったんです。

 まずは、プレイヤー同士がコミュニケーションをより楽しめるゲームを作ろう、というところから実験的に開発がスタートしました。

――そこからゴルフを題材にするまでの経緯を教えてください。

 ゴルフのフィールドって、他のスポーツに比べて自由なんです。さまざまな地形・環境の中でのびのびとプレイできるからこそ、普通のスポーツでは遭遇しないような出来事に遭遇します。そういう要素を寄り道的な感じにしてゲームに盛り込むとパーティゲームとして面白いのでは……と考えたのがきっかけです。

 例えば、現実のゴルフ場の池にはワニが住んでいることがある、みたいな話があります。その話を聞いて「もしワニが出てきたら、プレイヤー同士で対応しないといけないよね」となり、そういうのってゲームに落とし込めるんじゃないかなと。

 あとは、ゴルフってそもそも1つのホールに対してみんなでワイワイ回りながら楽しんでいくゲームですよね。競技性はありつつも他の人のプレイを待って「じゃあ、次に行こうか!」って一緒に和気あいあいと移動する。そういうバランスが、パーティゲームと相性がいいなと思い、ゲームの題材として扱うことを決めました。

――開発するにあたり、ルールについての勉強などもされたのでしょうか。

 いえ、実は私自身はあんまりしてないです(笑)。

 『ヨーデルゴルフ』では、“打って、入れる”以外のゴルフのルールが適用されていません。“本数が少ない方が勝ち”といったわかりやすいルールでも、取り入れると競技性が強くなりすぎてしまうので、現状ではまだ取り入れていないぐらいです。

 もちろん社内にゴルフに詳しいスタッフというのはいて、“ゴルフらしさ”の担保はそのスタッフに任せています。一方私は、ゴルフ以外の所でプレイヤーが楽しめる部分を考えて、別角度からアイディアを出す方に専念しています。そこのすり合わせを経て、ゴルフの知識の有無に関係なく楽しめるゲームの制作を目指しています。

――競技ゲームというよりはパーティゲームの要素が強いということでしょうか?

 そうですね。でも競技性を全て取っ払ってしまうと“ゴルフらしさ”が失われてしまうので、スコアに応じてプレイヤーが何かを獲得する、みたいな要素は今後取り入れていきたいと思います。

 ただ基本的には、4人でゴルフをしているという空間そのものを楽しめるゲームにしていきたいです。だから寄り道できる要素や変なオブジェクトもたくさん作りたいし、喋った内容が3D文字になって画面が常に動いているような感じにもしたい。もはやゴルフをしないでゴルフカートで山を爆走するとか、ゴルフクラブなどを使ってプレイヤー同士で戦闘するとか、「ここまでできるの!?」みたいな楽しみ方も取り入れていきたいです。

 『ヨーデルゴルフ』はクレイジーでなんでもありなゴルフなんですが、ツッコミどころが多いからこそパーティゲームとして盛り上がれる側面はあると思います。“みんなで同じ時間を楽しく過ごす”を重視して、今後もクレイジーで面白いアイディアを取り入れていきたいですね。
 
――今回の試遊版では、実験的な試みも多いと伺っています。

 喋った内容をリアルタイムで3D文字に起こすシステムをはじめとして、まだまだ実験中だなという感じはあります。せっかく3D文字として空間に現れるのだから、もっといろいろ世界に干渉できるようにしたいですね。

 ステージのオブジェクトにぶつかって爆発するとか、メガホンを使うと遠くに飛んでいくとか……今回のBitSummitでプレイいただいたみなさんの反応を見て、今後もたくさんのアイディアを取り入れていきたいです。

――実際にBitSummitでの反応を見て、いかがでしたか?

 まず楽しんでもらえたのが一番です! プレイしている皆さんにワイワイしながら楽しんでもらうのが狙いのゲームなので、そういう姿を見ることができて嬉しく思います。この3日間で、一人でも多くの方に楽しんでほしいですね。

BitSummit PUNCH 概要

イベント名:BitSummit PUNCH(ビットサミットパンチ)
日時:2026年5月22日(金)〜24日(日)10:00〜17:00
※22日はビジネスデイ、23日、24日は一般公開日
会場:京都市勧業館みやこめっせ 3F 第3展示場/1F 第2展示場
主催:BitSummit 実行委員会/一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会/京都府

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