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【ゲームショップ斜陽】”これは売れる!”を当てる快感。レビューだけでは決まらない仕入れ判断【おすすめ度:7点】
『ゲームショップ斜陽』は、1985年から2010年までのゲームショップを経営するシミュレーションゲームです。
毎月登場する新作ゲームを仕入れ、価格を決めて販売するのが基本的な流れですが、本作をプレイしていて面白かったのは”ゲームを売ること”そのものよりも、”どのゲームが売れるかを見極めること”でした。

新作にはレビュー雑誌の評価やライバル店長のコメント、ジャンルや特徴などの情報が表示されます。しかし、それらが必ずしも売上に直結するわけではありません。
レビューで高評価を受けた作品が思ったほど伸びないこともあれば、逆にそこまで期待していなかったタイトルがヒットすることもあります。

「評価は低いけれど、本当にそんなに悪いゲームなのだろうか?」そんな時に活躍するのが、月に1本だけ使える“鑑定”機能。
実際に私も、レビューではあまり高く評価されていない作品に鑑定を使ったことがありました。すると、予想以上に高いポテンシャルを秘めていることが判明。そのまま思い切って仕入れてみたところ、想像以上のヒットになったのです。
もちろん毎回うまくいくわけではありません。しかし、世間の評価だけでは見抜けなかった”隠れた良作”を発掘できた時のうれしさは格別でした。
レビューや口コミを信じるのか、それとも自分の直感を信じるのか。本作は経営シミュレーションでありながら、ゲーム好きとしての目利きが試される作品でもあります。
仕入れだけじゃない。ゲーム業界の歴史を眺める楽しさもある
本作ならではの魅力として挙げたいのが、ゲーム業界の歴史を店長視点で追体験できることです。ゲーム内では時代ごとの出来事や業界ニュースが登場し、実際のゲーム業界で起きた出来事を知ることができます。
バブル景気による不動産価格の高騰で固定費や仕入れ価格が上がったり、年末年始商戦で客足が増えたりと、ゲーム業界だけでなく時代そのものの変化が経営に影響を与えるのも面白いポイント。
また、「実話コーナー」では当時発売されたゲームやハード、業界の出来事が紹介されます。ゲーム好きなら知っているタイトルも多く、「あ、このゲーム・ハードはこの時期に発売されたのか」とゲーム業界史の入門的な楽しみ方もできました。

ただし、本作の中心はあくまでゲームショップ経営です。プレイを続けるほど、「情報収集→仕入れ→販売→結果確認」のサイクルを繰り返すことになるため、長時間遊んでいるとやや単調さを感じる場面もありました。
それでも、「次はどんなゲームが発売されるんだろう」「この時代にはどんな出来事が起きるんだろう」という楽しみがあり、気付けばもう1年、もう1ターンと遊び続けていました。
ゲーム史と経営シミュレーションを組み合わせた作品は珍しく、本作ならではの魅力だと思います。


『ゲームショップ斜陽』はこんな人におすすめ!
●ゲーム業界の歴史やレトロゲームが好きな人
本作では1985年から2010年までのゲーム業界をゲームショップ店長の視点から体験できます。実際に起きた出来事や当時のゲーム事情も登場するため、ゲーム史が好きな人ほどニヤリとできる場面が多いでしょう。
●「このゲームは売れる!」と予想するのが好きな人
レビューや口コミ、ライバル店長のコメントなどさまざまな情報は手に入りますが、最終的に仕入れを決めるのはプレイヤー自身です。自分の予想が当たり、大量仕入れしたゲームが完売した時の達成感は本作ならではの魅力です。
●ゲーム開発ではなく”ゲーム販売”に興味がある人
ゲーム会社を経営するシミュレーションゲームは数多くありますが、本作はゲームショップ経営に特化しています。どのゲームを仕入れるか、何本発注するか、いくらで売るかなど、小売店ならではの視点を楽しめます。
●数字や経営結果を眺めるのが好きな人
月次レポートや年次レポートが見やすくまとまっており、自分の経営を振り返るのも楽しいポイントです。売上だけでなく、どのタイトルがヒットしたのかを確認する時間も楽しみのひとつでした。
ゲームショップ経営という題材だけを見ると地味に感じるかもしれません。しかし実際に遊んでみると、「次は何が売れるのか」を考える時間が想像以上に楽しく、気付けばもう1ターン遊んでいました。
一方で、プレイを重ねるほど経営サイクルはシンプルになっていくため、経営シミュレーションとして爆発的な中毒性があるタイプではありません。
それでも、ゲーム業界の歴史を店長視点で追体験できる独自性と、自分だけの”ヒット作”を見つける楽しさは他の作品にはない魅力でした。だからこそ、私のおすすめ度は10点満点中7点。
ゲーム業界の歴史を眺めながら、自分の目利きで勝負したい人におすすめしたい一本です。
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