みなさんこんにちは。うおおおお映画『口に関するアンケート』めっちゃ良かった!
原作がめちゃんこ短編だったのに、映画は90分くらい。どうなるかと思ったらほぼオリジナルレベルで再構成されていて、映画ならではのオチもあって最高だった。
やっぱ清水崇監督ってすげーわ。名前の漢字が伏線になっているの好き民のオッシーがコラム52回目をお送りします。

このコラムでは、狂ったようにプレイしている日々のゲーム体験や、ゲーム以外の趣味である映画鑑賞などで摂取したエンタメコンテンツを、短文レビュー形式でお送りしています。超ネタバレ注意。
『オクトラ』と思ったら『ゼルダ』+『聖剣伝説』だったでござる【冒険家エリオットの千年物語】
タイトル:『冒険家エリオットの千年物語』
プレイ状況:PS5版 クリア・トロフィーコンプリート済み
HD-2Dで有名な浅野チーム最新作。
興味あるタイトルだったので、例によって前情報も入れてなかった。
知識はいつぞやのニンダイかなんかで紹介された時の、赤魔道士みたいな主人公エリオットの姿のみ。
あまりにも知らなすぎて、なんかしらんけど、時間旅行して謎を解く探偵モノだと思い込んでいた。なんでだろ。エリオットの帽子が探偵っぽかったからかな。
実際コンプした今だからいうけど、時間旅行してエリオットの出生の謎に迫る話だったので、三割くらい合ってた。つまりラーメンチェーンでいうと“ぎょうざの満洲”くらい合ってたってことや。
どうでもいいけど、ぎょうざの満洲の“3割うまい!”は10人中3人がうまいと感じる味ということなのか、想像したより130%くらいうまいと感じる味ということなのか。前者だったら謙虚すぎるし、後者だったら根拠が弱い上に数値化が難しすぎてイミフ。ここまで『エリオット』より“ぎょうざの満洲”の話。
さて、そうして実際にプレイしたら度肝を抜かれたわけよ。
だってさ、HD-2DつったらRPGやん? 『ブレイブリーデフォルト』や『オクトパストラベラー』といった、日本のRPG史に燦然と輝く一大ブランドやん?
これ、アクションRPGやんけ! もっというと『ゼルダの伝説』の2Dのやつ(『神々のトライフォース』とか『夢を見る島』)やんけ!

勝手に情報遮断して勘違いしていた筆者が悪いのはそうなんだけど、てっきりRPGだと思っていて、なんなら探偵モノで、『ライブアライブ』SF編みたいな感じだと思い込んでいたからビックリしたわ。
だってさ、始まった瞬間に「草刈りしてルピーを入手してください」と言わんばかりの草原や、「爆弾で破壊してください」と言わんばかりのヒビの入った壁があるわけよ。

そう、『エリオット』は浅野チームが大真面目に2Dゼルダを作った野心作だったのね。
まあしばらく2Dゼルダは出てなかったし、正直、筆者も『ティアキン』とか『ブレワイ』みたいな3Dゼルダより2Dの方が好きなんだよね。なので良し!
あと、ゼルダ要素は確かに強いんだけど、GB『聖剣伝説』みも随所に感じられた。特にアクション部分は『聖剣伝説』っぽくて懐かしくてよかった。『聖剣伝説』も後年の3Dより2Dが好き。まあ『聖剣伝説V』はよく出来てたけどね。
「冒険家じゃなければ耐えられなかった」ですべて解決する炭治郎リスペクトの強メンタル主人公【冒険家エリオットの千年物語】
ゲームを開始すると、とある王国の話なのが分かる。威厳のある王様はCV子安。
ヒゲのおっさんカイフリード大臣とメガネを掛けた学者風のユイジーヌ。どうでもいいけど、このユイジーヌってキャラ、『超時空要塞マクロス』のマックスに似てない?

なにやら王国は蛮族の脅威に晒されていて、なんか大事そうな遺跡を見つけたっぽい。ヒゲは兵士で調査に行くと言い張るが、以前にやらかしたらしく難色を示す子安王。そこでマックスが提案したのが「冒険家エリオットを呼びましょう!」。え、なんで? 唐突な冒険家推し。
まあ蓋を開ければ、白羽の矢が立った冒険家エリオットはマックスの旧知の友人なわけ。
正直、クリアした今でも“冒険家”という職業がイマイチわからんけども、作中で何度もエリオットが「冒険者だからなんとかなった」的なことを言うのよ。それも割と頻繁に。

なので、『鬼滅の刃』で竈門炭治郎が言うところの「オレは長男だから耐えられた」的なもんだろうと勝手に思っている。
リモート回復姫がナビゲーターとか胸熱やんと思ったらジブリ声の妖精に取って代わられる【冒険家エリオットの千年物語】
こうして冒険家エリオットの冒険が始まるんだけど、なんと姫さま(子安王の娘)が手助けしてくれるVIP待遇。
ただし、姫さまはスーパーパワーで王国に加護バリアを張って蛮族から王国を守護らねばならぬ。なので魔法の通信機みたいなやつで語りかけてくれるんだけど、これがカワイイの。

画面の左下に丸いワイプみたいなのがあって、ここに姫さまがずっといるの。しかもサムネじゃなくて、ちゃんと動くもんだから、可愛くてしゃーなし。だって小さい姫さまが笑ったり驚いたりリアクションしながらナビゲートしてくれるのよ。
しかも、姫さまボタンを押したら遠隔で回復までしてくれる。どんな仕組みか分からないけど、こりゃー楽しい冒険になりそうだぜ!
と思った矢先、エリオットは別の時代に行くことになる。なんか旅の扉みたいな遺跡をボス倒してくぐったら、そこは別の時代でした、みたいな。
一応、姫さま通信機も繋がるんだけど、さすがに時代を越えると電波がヤバいらしく、通信が途切れたりする。あとリモート回復能力も使えなくなる。

まあリモート回復能力が便利過ぎて回復薬? なにそれおいしいの状態だったから残念だけど仕方ないと思ってた。
まあでも今作はファストトラベルがマップ開けばどこでも使用できる神仕様なので、いつでも姫さまに会いにいけるからいいっしょ。そう思っていた時代がオレにもありました⋯⋯。
実は時代を移る際に、ヒゲ大臣が暴走して別の時代に先に渡っていて、それをエリオットが追う展開になっていたのよ。
なんかヒゲ大臣は何かの力を手に入れて悪用しようとしてるっぽい。まあ確かに最初からヒゲ大臣は怪しかったけども。
とはいえ、ヒゲで大臣なのに護衛も付けずに(なんなら護衛の兵士を切り捨てて一人で)他の時代に行くとか、かなりの武闘派大臣やな⋯⋯。
(実際、後から分かるんだけど、ヒゲは若い頃はだいぶ鳴らした戦士だったらしい。あと隠し子もおるし、若い頃はブイブイ言わせてた系大臣)

そんでエリオットがヒゲを追い詰めるんだけど、案の定なんか伝説の武器的なヤツの封印を解くヒゲ。その名も“ライトスタッフ”。なんか弱そう。
別に間違ってないけど、◯◯ソードとかじゃないし、“スタッフ”ってなんか弱そうなイメージない? パーティー内のメイジとかが使ってそうなやつやん。
あと“ライト”も“ライトセイバー”だとまだ強そうだけど、“ライト”で“スタッフ”だと、なんか軽い杖的なやつを想像しちゃう。JRPGの和製英語に毒された英語力弱々ゲーマーの末路。
そうして戦った覚醒ヒゲが強いのなんのって! っていうか攻撃が効かない。ライトスタッフさん軽い杖とかバカにしてマジすんません。

負けイベ確定で何か高いところから地下水脈的なのに落とされるエリオット。ほぼ死んでるけど、ちょっとだけ生きてる。そんな時にカワイイ幼女の声が。
なんとリモート回復姫さまじゃなくて、突如現れた謎の幼女声妖精がエリオットを蘇生してくれるのだ。
こうして九死に一生を得たエリオットは、助けてくれた妖精フェイを相棒に、冒険に旅立つのだった。
ここまでチュートリアル! 【悲報】姫さまはチュートリアル専用ナビゲーターだったでござる。
でもこの妖精フェイもカワイイのよ。そして声がマジで幼女。
プロの声優さんが子どもの声を演じることあるやん? あれはあれでもちろん良いんだけど、フェイの声はガチの子役なのよ。なんと中の人リアル12歳なんだって。声優っぽくない、言ってしまうとジブリの子供役の声の感じ。
このフェイが、ここからず~っと冒険のオトモンなわけ。妖精だからちっちゃいので、左下のワイプにもしっかり入る。というか元々、このワイプはフェイ用だったんやね。
国破れて山河ありってコト⋯? 時代は変わってもマップは変わらないの。ダンジョンも変わらない【冒険家エリオットの千年物語】
ここから真の冒険が始まるんだけど、エリオットはどんどん時代を遡っていく。合計4つの時代を行き来する。
とはいえ、先述の通りファストトラベルが優秀で、時代が変わろうが一瞬でファストトラベルできる。いちいち旅の扉に行かなくてOKなのはマジで便利。
ただ⋯⋯この4つの時代、基本的に全部マップが同じなのよ。同じマップの異なる時代という設定になっている。
もちろん、1000年間の内に、微妙に地形が変わって、通れる道が変わったりもしてるんだけど、基本は同じ。
そしてダンジョンも同じ場所に同じ名前で鎮座している。
例えば“水の洞窟”というのがあると、“水の洞窟(加護の時代)”とか“水の洞窟(魔法の時代)”みたいに、ぞれぞれ×4つずつあるわけ。
そうするとどうなるか。「水の洞窟に行って重要アイテム取ってきて!」というクエストがあると、「どこの時代か言えよ!」ってなるわけ。
いやね、ちゃんと話をきいてれば、どこの時代が該当するかは分かるようにはなってるのよ。
でも筆者みたいに、NPCのセリフなんかボタン連打で飛ばすタイプのゲーマーだと、マジで迷う。最終的には、4択でいろんな時代の“水の洞窟”を訪れて、アタリかハズレかを試す4択洞窟ゲーになるわけ。
まあハズレでも宝箱とかネコチャンとかいるから無駄にはならんけどね……。

ということで、エリオットwith妖精の洞窟物語はこれからだ⋯⋯! というところで次回に続く!