電撃オンライン

【P5X楽曲も】心盗まれる極上の音楽体験 。『ペルソナ5』ビッグバンドライブ2026の「全ての人の魂の詩」でベルベットルームの魂の記憶を揺さぶられた…

文:長雨

公開日時:

最終更新:

 アトラスの大人気RPG『ペルソナ5』の音楽を、ビッグバンドの演奏で楽しめる「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド・コンサート2026」が2026年6月30日、7月1日に神奈川県・パシフィコ横浜、7月3日に広島・ふくやま芸術文化ホールで開催されました。

photo by SHUN ITABA

 本コンサートは2025年12月に開催され、大きな反響と感動を生んだ「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド・コンサート(P5BB)」の再演で、新規アレンジや1周年を迎えた『ペルソナ5: The Phantom X(P5X)』の演奏も! 

 さらに会場の規模もスケールアップし、バンコク、クアラルンプール、ソウル、シンガポール、台北でのアジアツアーを開催、日本でツアーファイナルを迎えました。ここでは、7月1日の横浜公演の様子をレポートします。



共通パーツ画像

Lynさんや名プレイヤーたちが聴かせる、圧巻のパフォーマンス!


 会場のアナウンスは心の怪盗団のメンバー・クイーン(新島 真/CV:佐藤利奈)が担当、開催地・横浜を観光したエピソードを交えつつ、コンサートの楽しみ方を紹介してくれました。

 指揮・編曲・音楽ディレクターのチャーリー・ローゼン氏やバンドメンバーは、『P5』の象徴的なアイテムである仮面をつけて登場! 仮面をつけた演奏者たちが、「Overture」終了後に一斉に仮面を取る演出が作品の世界にぴったりで、会場からも大きな歓声と拍手が起きていました。

 ビッグバンドとは、大人数で編成されたアンサンブル形式のバンドのこと。“ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド”も、世界的なトランペッターであるエリック・ミヤシロ氏を始め、日米の名プレイヤーが約30人集結した華やかな編成です。


 続いて『P5』のヴォーカル曲で歌唱を担当するシンガー・Lyn(稲泉りん)さんが登場し、客席もスタンディング状態に! Lynさんはオープニング曲「Wake Up, Get Up, Get Out There」を、パワフルかつ伸びやかに熱唱。畳みかけるように、パレスで“オタカラ”を盗む決行日に流れる「Life Will Change」が披露され、会場のボルテージも一気に急上昇します。ファンもライトを振ったり、手拍子をしたり、音楽にノッて自由に楽しんでいる姿が印象的です。


 ヴォーカル曲以外にも、魅力的な音楽揃いの『P5』。「Phantom」(タイトル画面)、「Butterfly Kiss」(武見内科医院)では、しっとりとした演奏を聴かせてくれました。“ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド”の演奏がとにかく素晴らしく、心地よい音圧に身を任せられるのも、会場にいるからこそ出来る体験でした。

 「Tokyo Daylight」ではコーラスが参加し、一気に華やかな雰囲気に! 音楽を聴きながら、主人公たちといろいろな場所に行った光景が目に浮かんできました。


 演奏を盛り上げる演出も、とっても凝っていました。スクリーンに楽曲に合わせたシーンが映し出されるほか、ステージ横の壁に「Butterfly Kiss」なら薬や化学式、「Tokyo Daylight」なら東京タワーやスクランブル交差点など、レーザー光線で関連するイラストを描く演出も見ごたえがあって楽しかったです。


 各曲ではサックスやキーボードなど、ソロ演奏も用意されています。どの音色も美しく、カッコよく、演奏後には会場からもプレイヤーを讃える大きな拍手が起きていました。
 
 なかでも印象的なのが、エリック・ミヤシロ氏がソロを担当した「全ての人の魂の詩(Aria of the Soul)」(ベルベットルーム)です。タイトル通り“ベルベットルームを訪れた全ての人の魂”に刻み込まれた名曲で、あの場所で起きたこと、住人であるイゴールたちとのこと、さまざまなことが思い出されて「エモーショナルってこんな気持ちのことを言うんだな」とシミジミします。


 Lynさんが歌唱として参加した「Beneath the Mask」(ルブラン・夜)、心の怪盗団の活躍を振り返ることができた「Will Power」など、人気曲を多数演奏。

 チャーリー・ローゼン氏は指揮だけでなく、タンバリンを鳴らしたり、ギターを弾いたり、ソリストを讃えたりと、素晴らしいエンターテイナーぶりを見せてくれました。チャーリー・ローゼン氏も『P5』の大ファンであり、アジアツアーを経て、日本で締めくくれることを光栄だと話します。また『P5』の作曲家である目黒将司氏への感謝も語り、作品への深い愛とファンへの想いが感じられました。


 前半のラストは、Lynさんも参加。『P5X』のオープニング曲「Ambitions and Visions(from P5X)」、重要な場面で流れる「Rivers In the Desert」が演奏されました。

美しい演奏で『P5』&『P5R』の名場面の思い出がよみがえる


 後半の1曲目は『ペルソナ5 ザ・ロイヤル(P5R)』のオープニング曲、「Colors Flying High」です。Lynさんは疲れを一切感じさせない、力強い歌声を聴かせてくれました。


 作戦期間に街で流れる緊迫感のある曲「Tokyo Emergency」、思い出の写真を見るような映像演出が印象的な「Break it Down」、 ミリタリーショップで流れる「Layer Cake」など、後半も心の怪盗団の活躍を彩った名曲が続きます。『P5R』の重要なシーンで流れる「No More What Ifs」(Lynさん歌唱参加)や「Gentle Madman」も演奏。


 ラストはLynさんが終盤のパレスで流れる「The Whims of Fate」、『P5R』のチャンスエンカウント曲「Take Over」を高らかに歌い、ファンは再びスタンディングになり大盛り上がりを見せます。

 演奏後も拍手と歓声は鳴りやまず、再びチャーリー・ローゼン氏&Lynさんがステージへ。チャーリー・ローゼン氏の提案で“1MORE(再攻撃)”ならぬ“2MORE”サウンドを聴くことができました。


 アンコール1曲目は、『P5R』の印象的なシーンで流れる「I believe」です。終わることを惜しむようにドラムのドム・パロンビ氏が、数分間途切れることなくアドリブ演奏を披露して、会場からは大きな歓声が沸きました。

 コンサートのトリを飾ったのは、通常戦闘曲の「Last Surprise」。ここでは心の怪盗団のメンバーがスクリーンに映し出され、彼らと一緒に楽しい時間に幕を下ろすことができました。

■セットリスト


0. Overture
1. Wake Up, Get Up, Get Out There
2. Life Will Change
3. Phantom
4. Butterfly Kiss
5. Tokyo Daylight
6. 全ての人の魂の詩(Aria of the Soul)
7. Beneath the Mask
8. Will Power
9. Ambitions and Visions(from P5X)
10. Rivers In the Desert

11. Colors Flying High
12. Tokyo Emergency
13. Break it Down
14. Layer Cake
15. No More What Ifs
16. Gentle Madman
17. The Whims of Fate
18. Take Over

アンコール
19. I believe
20. Last Surprise

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この記事を共有

公式SNS