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『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』はホラー要素が控えめの眩しい青春アドベンチャー。夏に遊ぶべきワケをたっぷり語らせてほしい【おすすめ度:9.5点/電撃の激押し神ゲー2026夏】

文:ハチミツ

公開日時:

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 電撃オンライン編集部スタッフが、実際に遊んだうえでオススメ作品をプッシュする特集企画“電撃の激押し神ゲー2026 夏”。

 この記事ではスクウェア・エニックスより2026年2月19日に発売された、Nintendo Switch/Steam/iOS/Android向けの青春群像伝奇ミステリー『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』の魅力をハチミツが語ります。


■『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』をプレイする
※Nintendo Switchとスマートフォンで2026年8月12日まで30%オフセールが実施中!

 この企画は、電撃オンライン編集部に所属する編集者とライターが、それぞれ“最近プレイしたゲームの中で最も面白かった1本”を選び、点数付きレビュー形式で紹介する特集企画です。この夏に遊ぶゲームを探している皆さんはご一読ください。

 また、“電撃の激押し神ゲー2026 夏"の記事を読んでくれた皆さんのために、プレゼント企画も実施中。詳細は記事後半に記載しましたので、ぜひチェックを!

 では『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』の魅力をお届けしていきましょう。

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ホラーミステリーだけど「怖い」より「先が見たい」でぐいぐい読める


 『パラノマサイト』は、超常現象をテーマにしたホラーが特徴のミステリーアドベンチャーシリーズです。

 アドベンチャー好きとして噂はかねがね耳にしていましたが、ホラーが苦手で敬遠していました。前作『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』も遊びたいのですが、あと一歩の勇気が出ず、そっと購入ページから離れる日々を繰り返したり……。

 シリーズ2作目となる本作はホラー要素が控えめとの噂を聞きつけ、意を決して挑戦しました。8月12日までSwitch版とスマートフォン版は30%オフで購入できるセールが行われているので、本記事を読んで気になった方がいらっしゃれば、ぜひ挑んでみてください。


 伊勢に浮かぶ架空の孤島“亀島”を舞台に、不老不死をもたらす人魚伝説を追いかける198X年の夏の出来事を描く本作。

 海女を志す少年・水口勇佐、記憶喪失の謎多き少女・白浪里といった複数の主人公の視点からそれぞれ異なる事件が語られ、やがて数百年の時を超えた結末へ収束する群像劇になっています。

 呪いによって“人魚のミイラ”と化した不気味な変死体や、大量虐殺と大嵐の呪いが島を襲う“亀島の惨劇”など、ホラーらしい恐怖演出は確かにあります。怖いときはちゃんと怖いです……。

 ですが、ゲーム全体を通して「怖い」を上回る「先が見たい」前向きな気持ちで遊んでいけました。その大きな要因が、個性的でユニークな主人公たちです。


 まず、中心人物である勇佐や里の言動がかなり独特です。素茂栗漁太郎とは……? 本当に血なまぐさい伝説や呪いを追いかけているのか、いい意味で緊張感がありません。


 ほかにも、自称主婦の志貴結命子やロマンを求めるファンタジー作家(40)ことアルナーヴ・バーナムなど、大人組の主人公すら一筋縄ではいかない曲者ばかり。海の孤島に伝説と来れば陰惨な因習のイメージがまとわりつきますが、彼らの愉快な人柄のおかげで気分が落ち込みません。

 友人ポジションの雲居アザミや沫緒つかさが根っからの良い人たちなのもありがたかったです。サブキャラの一人ひとりが魅力的なゲームっていいですよね。

 プロローグでバッドエンドとなる“亀島の惨劇”の断片を見せたり、群像劇の構造を活かして視点や時系列をバラバラにしたり、謎の提示がキャッチーなのもナイスでした。「なぜこうなったのか?」という好奇心が掻き立てられ、わずかな恐怖心を振り切るエンジンになっています。

 普段ホラーを敬遠している人ほど、陰惨と陽気がほどよくブレンドされた本作にのめりこめるのではないでしょうか。

プレイヤーへの信頼を感じさせる文字数の洪水


 テキストを読み進めて真相を推理していくアドベンチャーでは、大量の“文字”を読むのがプレイヤーの仕事であり楽しみです。


 本作では、そんなプレイヤーに挑戦するかのように膨大な量の文字を叩きつけてきます。とくに凄まじいのが人物リストや資料の多さで、本編に関係する出来事はもちろん、ちょっとだけ出てきた地域や豆知識にも綿密な解説が用意されています。

 図らずもゲームの舞台である伊勢志摩地方にちょっと詳しくなれました。伊勢の朝熊山は日本百景にされている、とか。資料を媒介にゲームと現実が地続きになり、画面の向こうの出来事がまるで自分事に感じられました。

 ときには本編でじっくり語られてもおかしくない大切な設定が、資料だけで淡々と語られることも。私は設定資料集で明かされる隠し設定が大好きな人間ですので、静かに気分が盛り上がりましたね。

 豪華なムービーやアニメ演出が最盛期を迎える昨今で、読み切れないほど膨大な文字を実装してくれた本作からは「きっと読んでくれるはず」というプレイヤーへの信頼を感じます。

▲物語の根幹を担う「人魚」や「平家」は、実在の文献や絵を参考資料として引用する徹底ぶりです。民俗学や日本史が好きな私には垂涎モノでした。

 もちろん、本作の資料はただの読み物ではありません。キーワードを入力するパートでは、資料から正しい情報を探し出し、プレイヤー自身が推理を組み立てます。

 こっそり隠されていた真実に気づき、回答する瞬間のドキドキは、推理アドベンチャーの醍醐味です。本作は、そのドキドキをたっぷり味わわせてくれました。

ネタバレなしで触れてほしい! 二転三転する物語は、やがて夏にふさわしい青春へ辿り着く


 シナリオがメインのアドベンチャーはネタバレNGの風潮が色濃いですが、本作はとくにその傾向が強く、何も知らないからこそ衝撃を受ける展開が数多く用意されています。

 非常に月並みな言い方になりますが、これから遊ぶ人はネタバレを踏まないまま、生きた人魚のような新鮮ピチピチな気持ちで真エンディングを見届けてほしいです……!

▲この直後に始まる推理パートの真相に気づいたときは「うそでしょ?」と声が出ました。

 人魚伝説の謎から始まるストーリーは二転三転を繰り返し、前提ごと世界がひっくり返るような新事実が何度も提示されます。上の画像はとあるシーンでの推理パートなのですが、私はここからノンストップで本作を遊び続け、徹夜で真エンディングに到達するほど没頭しました。


 そうして本作を遊び終えたとき、私は本作を「夏に遊ぶべきゲームだ」と率直に思いました。

 海に浮かぶ離島も、背筋も凍るような惨劇も、夏にぴったりなモチーフといえます。しかし、それ以上に私に夏らしさを感じさせたのは、不老不死をも巻き込んだ青春活劇です。


 人魚伝説がテーマの本作には、(誰とは言えませんが)不老不死のキャラクターも登場します。不老不死と言うと永い人生に疲れ、身も心も枯れた世捨て人を連想しがちですよね。

 そんな存在が、それまでの永い人生と比べればあまりにも短い一瞬に身を焦がす姿が、眩しく感じられました。

 ジャンル名に「青春群像伝奇ミステリー」とあるように、本作は陰惨なホラーを描きつつも、その本質は真夏の日差しみたいに眩しい青春のお話なのです。

 本作に登場する不老不死とは誰なのか、その人がどんな青春を送るのか。本作はクリアまで10〜15時間ほどなので、気になる人はぜひ夏の亀島を訪れてみてください。

【おすすめ度:9.5点】本作が初めて迎える夏のこの日に遊んでほしい


 というわけで、『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』は10点満点中9.5点とします! 0.5点分のマイナスは、好奇心を上回るホラー演出がほんのわずかにあったので、ホラーがとくに苦手な人に配慮させていただきました。


 ちなみに『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』の発売日は、2026年2月19日です。つまり、今年の夏は本作が初めて迎える夏といえます。未プレイの方は、ぜひ記念すべき2026年の夏に、198X年8月の亀島の物語を見届けてみてはいかがでしょうか。

"電撃の激押し神ゲー2026 夏"ゲームプレゼント企画詳細


賞品
『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』Steamコード 3名様
※応募は15歳以上に限ります。

応募方法
  1. Xの電撃オンライン公式アカウント(@dengekionline)をフォロー
  2. 注意事項を確認し、対象タイトルのキャンペーンポストをリポスト
※すでにフォローしている場合はリポストのみでOK

応募締切
2026年8月7日(金)23時59分

当選発表
当選者へのみ2026年8月13日頃、Xのチャット(DM)にて「@dengekionline」よりお知らせします。
※チャットを受信できない場合、当選権利が失われますので、かならず受信できるよう設定してください。
※チャットの使用に必要な手続きについては、Xの
ヘルプセンターなどをご参照ください。
※ご当選の場合、2026年8月18日までに賞品送付先を専用フォームにてご登録いただく必要があります。かならず期日までにチャットをご確認ください。
※期日までにご登録いただけない場合は当選権利が失われ、再抽選のうえ繰り上げ当選者へ権利が移ります。

注意事項

■応募には、Xへの登録(無料)が必要です。
■未成年者の場合は、保護者に承諾を得たうえでご応募ください。
■当選はおひとりにつき1口までとなります。
■以下の場合は応募をお受けできません。
・非公開アカウントの場合
・懸賞応募用アカウントやボット(bot)アカウントから応募した場合
・当選発表以前に、応募ポスト(投稿)を削除した場合
・当選発表以前に公式アカウントのフォローを解除した場合
・第三者の権利を侵害する内容および公序良俗に反する内容など、株式会社KADOKAWA Game Linkage(以下、弊社といいます)で不適切と判断した内容が含まれる場合
■応募に際し発生する通信料などは、お客様のご負担となります。
■賞品の発送は2026年8月下旬を予定しています。(発送先は、日本国内に限ります)
■当選賞品を譲渡(転売、オークション出品含む)しないことが応募・当選の条件です。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただくことがあります。
■本ゲームの内容・仕様は予告なく変更になる場合があります。
■当キャンペーンは、弊社が主催しています。XおよびX Corp.とは関係ありません。
■Xおよび関連ツールの動作等の不測の障害により、当キャンペーンを予告なく変更・中止させていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。
■応募に際しご提供いただいた個人情報は、弊社の
プライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。

※対象ポストはこちら

※かならず「電撃オンラインパラノマサイトプレゼントキャンペーンについて」をご明記ください。 ※サポートは日本国内に限ります。

あなたの神ゲー(読者レビュー)概要


 電撃オンラインでは、読者の皆さんもオススメ作品となった激押し神ゲーを募集中です。抽選で3名にAmazon eギフトカード3,000円分のプレゼントもありますので、ぜひ投稿をお願いします。

<投票締切>
2026年8月31日(月)23:59まで

<投票方法>
かならず注意事項を確認のうえ、“あなたの神ゲー(読者レビュー)”投票フォームより応募してください。

<プレゼント>
Amazonギフトカード(Eメールタイプ)3,000円分(抽選で3名)

<当選発表>
当選者へのみ、メールの送信(2026年9月中に送信予定)をもって代えさせていただきます(送信先は日本国内に限ります)。
※メールは「dengekionline-present@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください。

投票フォームはこちら

注意事項


●システム等のやむを得ない事情により予告なく投票を中断・終了する場合があります。
●機種依存文字の使用や回線状態が悪い環境でのアクセスにより、正常に投票を受け付けられない場合があります。
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●長時間入力操作を行わない場合、タイムアウトすることがあります。
●入力欄には個人を特定できるような情報を含まないようご留意ください。
●第三者の権利を侵害する内容及び公序良俗に反する内容のコメントはおやめください。
●当選発表は、当選者へのみ、メールの送信(2026年9月中に送信予定)をもって代えさせていただきます(送信先は日本国内に限ります)。
●メールは「dengekionline-present@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください。
●当選賞品を譲渡(転売、オークション出品含む)しないことが投票・当選の条件となります。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただくことがあります。
●本企画は、株式会社KADOKAWA Game Linkage(以下、当社といいます)が主催しています。AmazonおよびAmazon.com, Inc.とは関係ありません。
●入力いただいたハンドルネームおよびコメントは、文字数等を編集のうえ電撃オンラインほか、当社の刊行物、Webサイト、イベント等にて紹介する場合があります。
●投票に際しご提供いただいた個人情報は、当社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。

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担当者プロフィール

  • ハチミツ

    ハチミツ

    話題の新作もレトロタイトルも大好物! ハマったコンテンツの深掘り考察&思い出語りがライフワークです。 2019年よりWebライターとして活動を開始、オタク分野だけで400本以上の記事を執筆。有名出版社運営のWebメディア案件を中心に、新作ゲームレビューからレトロゲーム思い出コラムまで、年代ジャンルを問わずに書いてきました。『FGO』を好き勝手に語るコラムを連載していたことも。最近は個人運営のnoteで名作の初見感想記事をたくさん書いています。 ゲーム歴はかれこれ25年以上。ジャンルにこだわりはなく、ストーリーやキャラが性癖に刺さるゲームが大好きです。強いて好みを挙げるならRPG(『ポケモン』シリーズ、『FF14』、『NIKKE』)、ADV(TYPE-MOON作品、『ひぐらしのなく頃に』、『都市伝説解体センター』)。いつも世界観やキャラに注目して遊んでおり、考察でもキャラの感情や名言の意味を深掘るのが得意です。

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