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『バニーガーデン』レビュー:“PTA(パンツ・たくさん・ありがとう)システム”が嬉しすぎる、お紳士がハマる要素しかない恋愛アドベンチャー【電撃インディー#600】

文:電撃オンライン

公開日時:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はqureateより4月18日に発売予定のNintendo Switch/PC(PC)用ソフト(PC版は2024年春発売予定)『バニーガーデン』のレビューをお届けします。

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 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

『バニーガーデン』の内容は(Steam版商品紹介ページより)

ゲーム概要


※本作に登場するキャラクターは全て20歳以上です。

 本作は、お紳士の憩いの場「バニーガーデン」に通い、お店で働くキャストと恋愛を育む恋愛アドベンチャーゲームです。

 「バニーガーデン」では、可愛いキャストたちと楽しくお酒を飲むことができます。

 日々のストレスを忘れて思う存分楽しんでください。

 どんな結末になるかはお客様次第です。

ストーリー


 乾田杯人は会社での重大なミスが原因で解雇され、絶望に包まれていた。

 やけ酒を求め、行きつけの大衆居酒屋へ向かおうとする中、運命の出会いが待っていた。

 しょぼくれた表情の主人公は、自身の心の傷を癒そうとする中、一人の女性に声をかけられる。

 彼女から明るい笑顔でお酒を飲んで切り替えようと誘われる。

 彼女についていくとそこは、ウサギのように可愛らしい女性たちが接客するお紳士様の憩い場、「BUNNY GARDEN(バニーガーデン)」だった。

 この出会いが人生にどんな変化をもたらすのでしょうか。

 夢のような一時を「BUNNY GARDEN(バニーガーデン)」で、是非お楽しみください。

システム


■お酒を飲みながらキャストとの会話を楽しもう!

 バニーガーデンはお酒を楽しみながらキャストとの会話を楽しむ、お紳士様向けのお店です。

 お店にはお酒やおつまみなど様々なメニューが用意されています。

 キャストが好きなお酒やおつまみを注文すると好感度がアップすることも。

 また、仲良くなり気の許せる関係になるとキャストが酔うこともあります。

■会話内容を覚えているのが、お紳士様のたしなみ!

 お紳士様ならキャストとの会話内容を覚えていて当然ですよね!?

 キャストとの会話の中で、以前に話した内容を覚えているか聞かれることがあるので、キーワードを組み合わせて質問に答えましょう。

 正解すると好感度が大幅にアップします!

■お紳士のお遊び盛りだくさん!

 バニーガーデンではキャストからのお誘いでお紳士様向けの遊びを楽しむことができます。

 手押し相撲や、キャストがルーレットの指示通りに手足を動かすバランスゲーム、様々なポーズで撮影でき収集も楽しめるチェキ撮影などお酒と会話以外にもお楽しみが盛りだくさんです。

登場人物


・花奈  (CV:星谷美緒)
・凜   (CV:鈴木絵理)
・美羽香 (CV:田澤茉純)

スタッフ


・キャラクターデザイン:乾和音
・シナリオ:武藤隆義(株式会社ジンテーゼ)
・企画原案/プロデューサー:臼田裕次郎

女の子にプレゼントしたものを身に着けてもらえるのが、こんなに嬉しいとは!【バニーガーデン:レビュー】


 本作は、お紳士の憩いの場“バニーガーデン”を舞台に、お店で働くキャストと会話したり、ミニゲームを楽しみながら、恋愛を育む恋愛アドベンチャーゲームです。

 ゲームの流れとしては、土日の2日間にお店に行って、キャストの女の子たちと会話を楽しむことで好感度を上げるのが基本です。

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 バニーガーデンについたら、まずはドリンクの注文から。ここでキャストにも御馳走できるのが、本格的でグッド。

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 しかし、このドリンクの注文から、戦いは始まっているのです! キャストごとに好みや酔いやすいお酒があるので、しっかり覚えて注文しないといけません。

 そのうえ、高いお酒のほうが好感度も上がることもあるので、財布と相談しながら女の子を喜ばせる駆け引きが熱い!

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 そして、ドリンクを注文したら、キャストがドリンクを用意するために背中を向けているあいだは、カメラを自由に動かして、キャストをじっくり眺められるのです。

 ちなみにこのシーンはスキップできないというあたり、開発スタッフの熱意を感じます。ならばじっくり眺めるのがお紳士たるものの務めというものでしょう。

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▲カメラを動かせるうえ、ズームも可能と至れり尽くせり。

 熱く語りましたが、それでもまだこのゲームの前菜。ドリンクを注文したら、今度はキャストとの会話を本気で楽しむターン。基本は“会話”コマンドで会話すればいいのですが、もっと女の子と仲良くなりたかったら、“フード”で一緒においしいご飯を食べたり、1日1回選択できる“プレゼント”を送ったりすることもできます。

 この、“プレゼント”がじつはとっても大事! 何しろ、プレゼントしたパンツやパンストをはいて出勤してくることがある、“PTA(パンツ・たくさん・ありがとう)システム”が搭載されているからです。

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 自分のプレゼントしたものを装着してくるのって、思った以上に嬉しいものですよね……。プレゼントしたパンストを、初めてはいて出勤してくれたときの感動は筆舌に尽くしがたいものがありました。

 これはもう、お店に行くたびにプレゼントしたものを身に着けているか、ドリンク注文時にしっかりチェックしないとですね!

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▲見ようとしてるわけではありません。致し方なく、見えてしまうのです!

 またもパンツについて熱く語ってしまいましたが、本作の魅力は、“会話”が楽しめる点にあると思います。選択肢を選んで受け答えするだけでなく、以前した会話の内容を覚えているか聞かれることがあるのがポイント。

 女の子って、何気なく言ったことでも覚えていてくれると嬉しいものなんですよね……。こういう受け答えが楽しめるのが、リアルで楽しいです。

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 そして、会話の選択に失敗しても嫌われるわけではなく、キャストがちゃんと話を盛り上げてくれるので、気軽に会話そのものが楽しめるのは嬉しいかぎりです。

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ASMR初体験。これは、ハマってしまいます…【バニーガーデン:レビュー】


 会話を重ねて好感度が上がってくると、ミニゲームで一緒に遊んだり、アフターデートに誘われたりと、さらに楽しみが広がるのがたまりません。

 ミニゲームは、ルーレットの指示通りに手足を動かすバランスゲームや、手押し相撲、チェキ撮影などの、お紳士様向けのものが用意されています。

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 個人的には手押し相撲がお気に入り。手のアイコンが重なる瞬間にボタンをタップするのですが、あえてタイミングをずらしてタップすると……。こちらの反則負けになりますが、お紳士たるものわざと負けるのもアリですよね! お金を払えば再戦できますし!

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 ミニゲームのほかにも、キャストが酔っぱらってしまったり、アフターに誘われたりするミニイベントも発生します。さらには、個室で2人っきりのサービスを受けられることも!

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 そして何より、個室で受けられるASMRがとにかくヤバいです……。イヤホンやヘッドホンの使用を推奨されるのも納得の出来でした。これはクセになってしまいます。

 骨伝導イヤホンしか持っていないので、どう聞こえるのかと思ったのですが、これはこれでアリでした。むしろ耳元で息を吹きかけられたときなんて、イヤホンの振動が生々しすぎて、ゾクゾクしたほどです。骨伝導イヤホンを買った自分をほめてあげたい!

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気になるあの子を喜ばせるため、お金稼ぎに走るかお店に行くか。それが問題だ……【バニーガーデン:レビュー】


 こんなサービスがたくさん受けられるなんて、お紳士様としては週末は毎回通うしかない!

 と思ったのですが、じっくり通えないのが本作のおもしろいところ。ドリンクやフードはもちろん、延長やミニゲーム・アフターなど、ここまで紹介したすべての行動にお金がかかるのです。

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 主人公は平日働いていて、毎週末にお金が振り込まれるのですが、それだけではとても足りません。お店に行かずにお金を貯めるほか、土日に派遣の仕事に出たり、ときには“ギャンブル”で稼ぐことで資金を増やす必要があります。

 好きなあの子にたくさん会いに行きたいけど、会うためにはお金を貯めなければいけない。この葛藤が、お紳士様のお店に通っていたころの自分を思い出して、懐かしく楽しい気持ちになれました。

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 ちなみに、会計時にお金が足りなくても自動で借金して支払ってくれるので、どうしても体験したいイベントが発生したときも、多少は足が出ても大丈夫です。

 ただ、借金をいつまでも返さないと大変なことが起こるので、やっぱりお金は計画的に使わないといけません!

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 ほかにもお店の水着イベントや、キャストの誕生日イベントが開催されるなど、どんどんお店に通いたくなる仕掛けが満載。

 個人的には誕生日イベントで、とても盛り上がってしまいました。キャストに恥をかかせてはいけない、と、お金を貯めてオリシャンを頼みまくった結果、わずかに借金しましたけど、ものすごい充実感を得られました。

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▲誕生日イベントのときの支払いは514,600円に。このほかにプレゼントで15万円使ったので、もう少しお金を貯めておけばよかったです。

 女の子と会話することがこんなにも楽しいのかと、再認識させてくれた本作。プレイするほどに、どんどんキャストのことが好きになってしまうこと間違いなしです。お紳士様はぜひプレイすることをおすすめします!





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    バニーガーデン

    • メーカー:qureate
    • 対応機種:Switch
    • ジャンル:アドベンチャー
    • 発売日:2024年04月18日
    • 希望小売価格:2,709 円+税

    バニーガーデン

    • メーカー:qureate
    • 対応機種:Steam・PC
    • ジャンル:アドベンチャー
    • 発売日:2024年春
    • 希望小売価格:未定