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目覚めろ、その魂。『仮面ライダーアギト』の変身ポーズをいくつ覚えてる? DX変身ベルトをまいて変身マネしたおじさんの思い出【メモリの無駄づかい】

文:うま

公開日時:

 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、『仮面ライダーアギト』の玩具、『トリプルフラッシュ DX変身ベルト』について紹介します。

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『仮面ライダーアギト』とは


 『仮面ライダーアギト』は、仮面ライダー30周年記念番組で、いわゆる“平成仮面ライダー”の2作目として2001年1月28日~2002年1月27日まで放送されました。 仮面ライダーアギト、仮面ライダーG3(G3-X)、仮面ライダーギルスの3人のライダーが登場し、正体不明の怪人“アンノウン”と戦います。

 テレビ本編以外にも、ゴールデンタイムに『仮面ライダーアギト スペシャル 新たなる変身』が放送されたり、『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』も公開されました。

 本作はこれまでの特撮ドラマに多く見られた1話完結の物語ではなく、1年を通して1つの大きなストーリーを描くという大河ドラマ的な手法が印象的でした。

 あかつき号事件を中心に、沖縄県与那国島に打ち上げられたオーパーツや、津上翔一の失われた記憶などの謎が少しずつ明かされ、やがて大きな謎へと繋がっていくなど、物語から目が離せませんでした。

 ほかにも、エンディングテーマが本編終了後ではなく、戦闘中に流れるようになったのも本作から。エンディングのサビに合わせて炸裂するライダーキックのカッコよさは必見です!

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▲筆者所有の『S.H.Figuarts(真骨彫製法)仮面ライダーアギト グランドフォーム』。

 余談ですが、全51話のうち50話の脚本を執筆したのは、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』なども手掛けた井上敏樹さん。井上さんと言えば、劇中に食事シーンが多いことでも有名ですが、本作でも非常に多くの食べ物が登場しました。

 なかでもG3ユニットのリーダー・小沢澄子は焼肉とビールが好物で、メンバーと焼肉を食べるシーンが多かったです。そのため、全国食肉事業協同組合連合会から感謝状が贈られたことも話題になりました。

■仮面ライダーアギト 第01話[公式]



【トリプルフラッシュ DX変身ベルトの思い出】


 『仮面ライダークウガ』から始まった平成仮面ライダー。大人になっても仮面ライダーシリーズが大好きだった筆者は、『仮面ライダーアギト』にもしっかりとハマりました。

 とくに、ライダーキックの流れがハマったきっかけの1つでした。『BELIEVE YOURSELF』をバックに、足元に広げた紋章の光を右足に集約して放つライダーキック。背後で爆発するアンノウンという絵が最高にかっこいいんですよ!

 ハマった作品の玩具を集めたがる筆者は、本作でもしっかり買いまくりました。このころの玩具にもいろいろな機能があって、G3が使っていた銃の“DX GG-02”についていたテレビのリモコン機能で、テレビを操作したものです。

 そんなわけで、変身ベルト(オルタリング)の玩具ももちろん購入しました。これがまたよくできてるんですよ! 両腰のバックルが変身・フォームチェンジのスイッチなのですが、劇中でもしっかりスイッチとして押しているので、違和感なく変身ポーズで遊べるのが楽しかったです。

 また、劇中どおりに、両方のスイッチを同時に押すと中央が黄色に発光して、グランドフォームに変身。右のスイッチのみを押すと中央と右側のランプが赤く発光してフレイムフォームに。左のスイッチのみを押すと中央と左のランプが青く発光してストームフォームへと変身できるので、ごっこ遊びが捗りました。いい年齢でしたけど!

 ところで、そのアギトの変身ポーズですが、テレビ本編では大きく分けて5種類あったのを覚えていますか? 以下で、変身ポーズがどんなものだったのかを簡単に解説していきます。

■仮面ライダーアギト 第02話[公式]



2話~14話


 最初の変身ポーズは、左前方で両腕を交差したあと右腕を引き、ベルトのスイッチを押すというもの。このポーズがその後の変身ポーズへと繋がる基礎となっています。

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15~25話


 アギトの変身ポーズで記憶に残っているのは、多分このポーズでは?

 まず、両手を交差させたあと、右腕を一度前に出してから引きます。そのあと右手を刀のように構えてゆっくりと前方に突き出してから、両脇のスイッチを押します。

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26話~


 基本的には25話までのものと同じです。最後のスイッチを押す動作の前に両手を顔の前で交差させ、両腕で円を描くように両腰のスイッチを押します。

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バーニングフォーム


 34話で初登場したバーニングフォームへの変身は、これまでの変身とかなり異なります。

 顔の前に両手で三角を作ってからゆっくり左右に広げたあと、右手をへその前・左手を顔の前に突き出して止め。その後左手に右手を交差させてから、スイッチを押します。

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シャイニングフォーム


 最終回でのみ見せた、シャイニングフォームへ直接変身したときのポーズ。両手を腰の前で交差させた後、拳を握って両腰に。その後左手→右手と顔の前に動かして交差させ、スイッチを押します。

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 アギトの変身ポーズは日本の武術っぽい動きが取り入れられていて、静と動のメリハリが本当にかっこいいですよね。当時はまだ痩せていたので、子ども用でもしっかり腰に巻けたので、バリバリ変身して遊んだものです。

 あのころ子どもだったみなさんは、どの変身ポーズで一番変身しましたか? 筆者のお気に入りは、バーニングフォームへの変身ポーズです。ゆっくり手を広げたかと思えば、腰の前でピタっと止まる。あの動きがかっこよくて、一番マネしました!





うま:かつては、とあるメーカーでゲームを作っていたり、デパートの屋上で特撮ヒーローの中の人だったりしたライター。



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