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アニメ『MFゴースト』2nd Season(2期)2話感想:“芦ノ湖GT”決勝は雨の中でのレース! ウェットコンディションでのカナタとハチロクの戦闘力はいかに?(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 2023年秋に放送され、大きな話題を呼んだTVアニメ『MFゴースト』。その待望の続編となる2nd Seasonが現在絶賛放送中です。今回は2nd Seasonの第2回目である第14話“4WDの攻勢”の感想をお届け!が放送されましたので、視聴してみての感想をお届けします。

【注意】ここからは記事の構成上『MFゴースト』の物語に関する記述が多々含まれます。ネタバレが気になる方は本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

TVアニメ『MFゴースト』2nd Season 第2回“4WDの攻勢”感想(通算14話)

 毎週日曜日が楽しみで仕方ない『MFゴースト 2nd Season』。再始動の余韻も冷めやらぬ第2回目(通算14話)にして、早くも第2戦“芦ノ湖GT”の本戦が開幕しました。このスピード感、たまらねえぜ! 箱根の山を舞台にした合計3周のこのレース、片桐カナタが駆るトヨタ86GT(ハチロク)は10位からのスタートとなります。
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▲TVアニメ『MFゴースト』2nd Season公式サイトより。
 今回のレースの勝敗に大きく関わってきそうなのが、スタート前から降りしきっている雨。カナタいわく、市街地では止んでいた雨が、箱根の山に登ったらまだ降っているとのことで……山の天気が変わりやすいというのは本当なんだなぁと、妙に感心してしまいました。

 さておき、この雨がレースに大きな影響を与えるのは間違いないところ。サーキットならいざ知らず、“MFG”のコースは公道ですからね。路面のグリップが低下するのは必然ですし、ドライバーたちはいつも以上に細心の注意を迫られることでしょう。ただでさえ“芦ノ湖GT”には、火山灰が降り積もったデスエリア“舞いおちる白い死神(通称スリッピートラップ)”が存在するわけですし……ある意味、危険と背中合わせのトライアルになりそうです。
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▲TVアニメ『MFゴースト』2nd Season公式サイトより。
 そんな状況のなか、1人落ち着いているカナタの存在感はさすがですね。とにかく焦って胃まで痛くなっている緒形との対比が面白い。まあ、雨というのは降り始めた直後が一番怖いらしいですから。アスファルトに染み込んだ油やホコリが浮かび上がって、ものすごく滑るとのことで……ってこれ、完全に『頭文字D』で学んだ知識ですけど(笑)。最初から降っているぶんには、グリップなんかをある程度計算できるものなのかもしれません。

 考えてもみれば、あの藤原拓海は雨なんて苦にしていませんでしたよね。雨のダウンヒルバトルでシビックやカプチーノをしっかりぶち抜いて勝利していましたし。そんな拓海を師匠に持つカナタからすれば、ウェットコンディションでの全開走行の心得も、ちゃんと仕込まれている可能性は高そうです。
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▲TVアニメ『MFゴースト』2nd Season公式サイトより。
 とはいえ、スタート直後は“4WD”という駆動システムを持つクルマの独壇場。トラクションに勝る4WDがその特性を生かし、派手な水しぶきをあげながら前のクルマを追い抜いていく描写は、アニメならではの迫力があって痺れました。ちゃっかりしっかり順位を上げた、ニッサンGT-R使いのカミカゼヤンキー・相葉 瞬の巧みさも光る(笑)。レースは始まったばかりですが、ここからどんな展開にもつれ込んでいくのか楽しみなところ!

 レース外のところでいえば、“芦ノ湖GT”の解説者は池田竜次! 前節“小田原パイクスピーク”の解説者は、藤原拓海と因縁が深い小柏カイだったことと比較すると、なかなかシブいところを突いてきてます。さすがはしげの秀一先生チョイス。

 一応フォローしておくと、池田は『頭文字D』に登場した“チーム・スパイラル”のリーダーで、当時の愛車はフェアレディZ。高橋啓介のRX-7 FDと雨の箱根でヒルクライムバトルに挑んだ猛者でした。

 うーん、重ねて言うけどシブいチョイス! ……ではあるのですが、ハチロクのメカニックとして参戦している奥山広也もチーム・スパイラル出身ですし、彼らのホームグラウンドは箱根でしたからね……。『頭文字D』の時代から、独自の“ゼロ理論”を構築していた池田が、カナタの走りを見て何を想うのか、ちょっと気になるところではあるかも。
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▲TVアニメ『MFゴースト』2nd Season公式サイトより。
 こういう往年のファンのツボを的確にくすぐってくれる『MFゴースト』、やっぱり神作品としかいえません。コミックスではほぼ姿を見せなかった池田が、アニメではしっかり顔出ししてくれてるところも素晴らしい。次回以降の池田の解説も絶対に聞き逃せませんよ!

TVアニメ『MFゴースト』2nd Season第2回(通算第14話)で印象に残ったセリフはこれ!

 さて、ここからは恒例の本エピソードで印象に残ったセリフを独自ピックアップ! 今回はこちらの2つでございます。

「緒方さん、雨はフェアです。15台全部同じです。僕は別に嫌ではありません。むしろ雨は僕の味方です(片桐カナタ)」

 路面コンディションを心配して胃が痛くなっている緒形を励ますように、カナタがかけた言葉。緒方を慮っての強がり……という感じではなく、事実を淡々と口にしているようにも思えました。
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▲TVアニメ『MFゴースト』2nd Season公式サイトより。
 多くのドライバーたちが緊張しており、先を行くベッケンバウアーや沢渡ですら雨によるウェットコンディションを意識した素振りを見せている状況。そんななか、1人落ち着いているカナタには、頼もしさと不気味さを感じてしまいます。彼が口にした「雨は味方」という言葉の真意は、この先のエピソードで語られることになりそう。カナタが駆るハチロクがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、否が応でも期待してしまうセリフといえるでしょう!

「ちょっと待って。お尻の準備が、まだ……(佐藤真美)」

 なんてセリフをチョイスしちまったんだ、俺は! と、自分でも思わなくはないですが、印象に残ったものは仕方ないというか、実際に真美ちゃんが口にした言葉ですからね、これ(汗)。

 ということで、ヒロインのレンも所属するMFGエンジェルスの栄えあるナンバー2であり、カメラの前に立つときワザといい感じにお尻をハミ出させていくことから、エンジェルス内では“はみけつの真美”と恐れられている(?)佐藤真美のセリフです。

 1st Seasonであの京子姐さんにすら「あいつのガッツはマネできない」と言わせしめた真美ですが。2nd Seasonでもカメラの前に出る際は、しっかりと“お尻の準備”を欠かしていない模様。そのプロ根性には頭が下がる思いです。

 真美といえば、気になるドライバーにカナタの名前を挙げていたことも印象的。今回のレーススタート時も、しっかりカナタのハチロクをガン見しているところがバッチリ描写されていました。芸が細かいぜ、アニメスタッフ! さておきカナタのことが気になっているレンと、今後恋のさや当てが始まることになるのかも? アオハル要素にも注目したいところです。

 そういえばまだレンは、自身がMFGエンジェルスのナンバーセブンであることをカナタに明かしていないんですよね。カナタからすれば、ナンバーセブンは前節“小田原パイクスピーク”の予選後、いきなり強烈なビンタをかましてきた意味不明な女性という認識のはず。ここらへんの糸の絡まりっぷりも気になる所ではあります。

 レースの外でも気になる要素が盛りだくさんな『MFゴースト 2nd Season』。まだまだ“芦ノ湖GT”は始まったばかりということで、続きが気になって仕方ないですね。今から次回が楽しみです。それでは、今回はこのへんで!
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▲TVアニメ『MFゴースト』2nd Season公式サイトより。

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