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【軌跡シリーズ名言集:イルハン】尻込みしてたら何もできないからね。0を1にするなら行動あるのみ(ネタバレあり)

文:Zenon

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 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

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 本記事で紹介するのは、『英雄伝説 黎の軌跡II』に登場するサブキャラクターの1人、イルハンのセリフ。妙に印象的だった彼の名言を紹介してまいりましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

尻込みしてたら何もできないからね。0を1にするなら行動あるのみ(イルハン)


●第III部_もろびとこぞりて(英雄伝説 黎の軌跡II)

 イルハンは本作の舞台、カルバード共和国の首都イーディスの駅前通りに店を構えるオーバルカフェ《イオタ》のオーナーです。

 いわゆる天才肌の青年で、導力製品を買いに来たお客にカフェでくつろいでもらうという共和国では斬新な形態のお店を経営し、それが大当たり。たいそう繁盛するお店になっています。

 元は中東出身で、バーゼル理科大学に留学していたとのこと。高名な学者であるハミルトン博士やクロンカイト教授から多くを学びつつ、在学中にベンチャーを立ち上げて成功(詳細は不明)。そこで得た資金を元手に卒業後は首都でオーバルカフェを開いた、という経歴を持ちます。

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▲ヴァンも認める、絶妙な配合のラテを売っているイルハン。ちなみにバリスタとしての腕も大会で優勝するほどのものだそうです。
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▲一般ユーザー向けの情報端末《Tフォン》が普及し始めるや、通信決済(PayPay的なもの)を初めて構築し、導入する先見の明も。イルハンが有能過ぎてヤバい件。

 今回の名言は、サブクエストである4spg“自分らしいスタイル”のなかで聞けました。

 首都のあちこちで露天販売をしているバーテンダー・シノからの依頼で、“自己流を持っている人”を探し、彼女が成長するためのヒントを聞いていくことになります。

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▲“それ以上”先へ成長したい。行き詰ったシノのため、街中を駆け回って含蓄のある言葉を言ってくれそうな人へインタビューしに行きます。
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▲アイドルのセイラ。売れない時代を経験して今があるからこそ、“価値を認めさせる”ことが肝心だと話します。
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▲《金融界の賢人》ハック爺さん。自分に対して“過度な期待は持たない”ことが、マイペースを保つコツだと語ります。
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▲映画館の案内人ヘンドリック。“映画を好きになる映画館”をテーマに開業し、旬や話題性よりも映画への愛や熱意を伝えるための経営をしているといいます。
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▲屋台のカンザ。ふらっと“安らぎを求めて足を止められる場所”になること。自分の家以外でも、そんな場所を提供できればと思い、客をもてなしているとのこと。

 それぞれ深いことを話していました。なかでも筆者が最も印象的だったのが、イルハンのセリフになります。

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「尻込みしてたら何もできないからね。0を1にするなら行動あるのみ」

 リスクを認識しつつも「やらない選択肢は無かった」と言い切るイルハン。夢を現実にするには、こうした強気な姿勢も肝心であると教えてくれました。

 このクエストで提示された考え方はどれも“成功者”の言葉であり、なるほどなぁと思わせられるもの。筆者もついつい守りに入りがちなので、時にはこんな風にアクティブに動きたいと考えさせられます。

 なお、クエストの依頼主であるシノはこれらの助言を受け、先輩バーテンダーのベルモッティに勝負を挑み、無事に自身の成長を認められる考えに辿り着きました。その答えがこちらです。

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「人生には夢や栄光(甘味)があれば失敗や挫折(苦味)もあって、戸惑って立ち止まってしまう時もあるけれど、その時々で自分でアレンジしながら、マイペースに我が道を進めばいい。」

 『黎の軌跡』シリーズはやや大人向けをイメージして制作された、という話を聞いたことがありますが、なかなかコーヒーのように苦味の利いた深いクエストだと感じました。

 時にはメインストーリーのドラマティックな展開だけでなく、こうしたサブクエストにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

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