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我孫子武丸さんの新作ゲームへの思いが熱い! インディーゲーム参入のきっかけやミステリーへの思いとは?【RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理】

文:電撃オンライン

公開日時:

 ザクザクがSteam/Nintendo Switchで配信予定のミステリーゲーム『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』をご存じでしょうか?


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▲『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』キービジュアル

 3月8日(土)・9日(日)に東京・武蔵野公会堂、および吉祥寺東急REIホテルで開催される“
TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025”(トーキョーインディーゲームサミット2025)ではいよいよ試遊プレイも行われる予定の『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』。

 この『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』の開発に携わるのは、『8の殺人』や『殺戮にいたる病』、『かまいたちの夜』の原作者である我孫子武丸さん!

 TGS2024でゲームが発表された際には、我孫子武丸さんのインタビュー動画が公開されました。いよいよゲームの内容が明らかになってきた今、あらためて我孫子武丸さんのインタビュー内容をまとめてみました。

なぜインディーズゲーム会社と一緒にゲームを作るのか? そのきっかけとは【RDの遠隔推理/我孫子武丸インタビュー】


 1本目の動画では、我孫子武丸氏がインディーゲーム市場に参入した理由を明かしました。

●【我孫子武丸さんインタビュー①】何故インディーズゲーム会社と一緒にゲームを作るのか?

――なぜインディーでゲームを出すのでしょうか?

 僕はやっぱりゲームが好きで、自分である程度コントロールしてゲーム作りに参加したいという思いがありました。

 最初の『かまいたちの夜』もそうでしたけれども、それに向いているのって、やっぱり大きい作品じゃないんですよね。

 インディーゲームのほうがそういった方法に向いてますし、もしかしたら自分でも参加できるかな、と思っていたところはあります。

 だから、最初(ザクザクゲームから)オファーをいただいたときに、やり取りさせていただいて、ここだったら自分の「こうしたい」っていう気持ちを受け止めてもらえるだろうなと。

 それが単に「シナリオを書いてください。それをゲームにします」「シナリオを書くだけでいいです」って言われたら、たぶん引き受けていないと思うので。

 そういう意味では、ちょうどいいときに、ちょうどいいお話をいただいたということだと思います。

ミステリーゲームに対しての思いを語る【RDの遠隔推理/我孫子武丸インタビュー】


 ミステリー小説『8の殺人』『殺戮にいたる病』などの著者であり、サウンドノベルゲーム作品『かまいたちの夜』の原作者でもある我孫子武丸氏。

 2本目の動画では、ミステリーを題材にしたゲームへの思いを語りました。

●【我孫子武丸さんインタビュー②】ミステリーゲームへの思い

――ミステリーを題材にしたゲームへの思いをお聞かせください。

 『かまいたちの夜』は、基本的には文字を読むだけのゲームで、当時ですら古臭いシステムだったわけですけれども、それが意外と受け入れられて、今でも楽しんでもらえています。

 そうした状況を考えると、今の時代においても、アドベンチャーゲームのミステリー作品が受け入れられる余地がまだあるんじゃないか、と思っています。

 単なるノベルゲームではない、今ならではのアドベンチャーゲームが作れるんじゃないかなと考えて、本作の企画を行っています。

『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』はどんなゲーム作品になるのか?【RDの遠隔推理/我孫子武丸インタビュー】


 3本目の動画では、制作中の『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』について、お話をお聞きすることができました。

●【我孫子武丸さんインタビュー③】どういうゲームか

――本作はどんなゲームになるのか、企画についてお教えください。

 ミステリーの世界には、アームチェア・ディテクティブ(※注1)というジャンルがあります。

※注1:日本語では“安楽椅子探偵”とも。事件の現場捜査をせず、肘掛け椅子に座ったままで情報を分析・推理し、難しい事件を解決してしまう探偵のこと。

 これは、主人公がずっと動かず、同じ場所にいたまま事件を推理するというものです。プレイヤーがゲームをプレイしているのと同じような感じで、まさに家の中にいて、ゲームをプレイするだけで事件を解決していく、そんなサスペンスを作れたらなと思っています。

『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』のあらすじについて【RDの遠隔推理/我孫子武丸インタビュー】


 最後に、『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』のストーリーについて説明しました。

●【我孫子武丸さんインタビュー④】今回の企画のあらすじ

――本作のあらすじについてお聞かせください。

 長野県の女子大学生が失踪する。それを遠方にいる兄が捜索する。なんとかして見つけ出そうという物語になっています。

まとめ:いよいよ遊べる『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』。物語だけでなくゲームシステムにも期待!



 多くの人気ミステリー小説を手掛けてきた我孫子武丸さんだけに、物語の面白さは間違いないはず。それにくわえてインタビューでは、アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)の派生のような形でのリモート・ディテクティブという設定が明かされています。

 『かまいたちの夜』のようなノベルゲームとはまた違った形で、我孫子武丸さんらしいアドベンチャーゲームが作られているようなので、期待ができますね。

 「シナリオを書くだけでいいです」ではなく、ゲームシステムについても我孫子武丸さんのアイデア・気持ちが受け止めてられているようなので、早くゲームを遊んでみたいですね。

 そんな『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』は3月8日(土)・9日(日)に東京で開催される“
TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025”(トーキョーインディーゲームサミット2025)で試遊できることが発表されています。

 我孫子武丸さんの新作ゲームを遊んでみたい方は、ぜひトーキョーインディーゲームサミット2025へ行ってみましょう!

『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』とは?


長野県を舞台にした本格的ミステリーゲーム

 本作は『8の殺人』『殺戮にいたる病』などの著書や、サウンドノベルゲーム作品『かまいたちの夜』の原作者である我孫子武丸先生が原作の長野県を舞台にした本格的ミステリーゲームとなっております。

●『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』ティザーPV

イントロダクション


 舞台は長野県。ある日、行方不明になってしまった女子大学生の妹を兄である主人公が助け出すため、ネットを使って様々な情報を得て、調査を進めていきます。

『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』概要


タイトル名:『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』
ジャンル:ミステリーゲーム
対応機種:Steam、Nintendo Switch 予定
発売日:未定
価格:未定
年齢区分:CERO Cを想定

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