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【戦場のフーガ】「悪魔ですか!?」と言われた新ソウルキャノンは松山社長発案! 公式アンバサダーの愛溢れるトークとアレンジ曲制作秘話にワクワクが止まらなかったステージをレポート(ネタバレあり)

文:ことめぐ

公開日時:

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 5月29日にシリーズ完結&パッケージ版発売の『戦場のフーガ』。3月15日(土)東京・ベルサール秋葉原にて“ハピネットゲームフェス!~2025 春の陣~”が開催され、『戦場のフーガ』スペシャルステージが行われました。

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 ステージでは、サイバーコネクトツー代表取締役の“ぴろし社長”こと松山洋氏がゲームの魅力を自ら超熱烈プレゼン! また、『フーガ』の公式アンバサダーを務めるアーティストたちも登場、抽選会も実施され大盛り上がりでした。

 本記事では編集長のオススメで『フーガ』をプレイし、超ハマってしまったカイル推しの筆者が、スライドと感想を交えながらレポートしていきます!

発売前の『戦場のフーガ3』の魅力をメディア向け企画書を使って大公開! 笑顔で“ソウルキャノン”を語るぴろし社長がマジ悪魔すぎたプレゼン

 
 
 司会は『3』のPV、『3』本編のナレーションを担当されている福田奈々さんと松山社長がMCを努めます。

 まずは最新作でシリーズ完結作となる『3』について、超ネタバレあり(!)で、松山社長がプレゼンを実施。

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▲ゲームメディアに向けて発売半年前に行われる“メディアプレゼン”で使われた企画書の内容を今回は特別に大公開! なので超絶ネタバレアリ!!

 企画書公開は自社タイトルだからできるそうで、「赤裸々に全部見せます!」と松山社長。太っ腹! 

▲CC2は企画書が上手い! と絶賛されるのだそう。筆者もここまでデザインもしっかりしてるものは見たことがないかも。作品への愛を感じます。
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▲こちらの2つは『フーガ』はこういうものだよ〜と説明するページ。めちゃくちゃ分かりやすい!!!!
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▲『3』ではどんなことが起こるのか? をざっくりと説明した資料。タラニスが空を飛んだり、『3』ではスケールが大きくなることを伝える内容になっています。
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▲今作では新型のタラニス「Ω(オメガ)」に乗り込むことに。主人公・マルト達の衣装も“バトルスーツ”に。マジでカッコいい。

 今作はシュミレーションRPGとして、“バトル・育成・戦略”の3つの柱でパワーアップをしているのだそう。まずは“バトル”を見ていきましょう。

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 「始めからこうしておけばよかったんちゃう!?」というくらい今作のバトルはサクサク進むらしい。あのペース感も『フーガ』ならではで良かったのですが、やっぱり周回プレイが大事なゲームなので、サクサクプレイができるのは嬉しいですね。時間がなくて手を出せなかった方にもオススメしやすくなりそう。「RPGとしての完成度がここに来て極まった感じがする」とぴろし社長。ファンとしても、RPG好きとしてもこれは嬉しい発言! 更に期待が高まる〜!!

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▲『1』『2』に出たキャラも引き続き登場。親睦を深めることでバトルで助けになってくれるようになるので、今作もどんどん絆を深めていきましょう!

 次は『フーガ』シリーズの要となる“ソウルキャノン”の新システムについて。子ども達の命を使って敵を倒すという、なんとも心えぐられる激ヤバシステム。果たして今作ではどんな新機能が……?

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▲隣の福田さんからは「本当にやめていただきたいです」との声が。 「それな!」すぎる!!!!

 ちょっと待ったーーーーー!!!! まさかの筆者の推しキャラ“カイル”を使っているじゃないですか!!!! やめてーーーーーー!!!!!(泣)

 『1』ではプレイヤーが誰か1人を選ばなきゃいけない、『2』ではAIが子ども達の誰か1人を勝手に選んでくれるというどちらも恐ろしいシステムでした。『3』は、なんと子ども達が空気を読むのだとか……!? 「僕がいったほうがいい」と、自分で勝手に入ってしまうらしい……。いや、空気読まんでいいよ!!!!!  福田さんからも「やめてください……!」と悲鳴に似た声が再び。ホントなんてシステムを考えてしまったんだ……。

 ですが救いの手もあるようで、子ども達を心変わりさせることも可能なのだそう。その方法は、子どもがブツブツ言い出したら「あっ、ヤベッ」と気づくこと。それを気づかずに放っておくと「アイツら自分から玉になるんでなんとか阻止してほしい」と、社長。

 「今までで1番イヤらしいソウルキャンになりました。サーセン、発案者は私です」とドヤる社長。それを聞いた福井さんは「なんということをして下さるんですか!」とピシャリ。福田さん、マジそれな。なんとぴろし社長、開発陣からも「あんた悪魔か!?」と言われたらしい。そりゃぁそうだ!!!!!!!! 

 し・か・も!!!!!

 社長は「『3』のソウルキャノンはこれだけじゃないんです」と目を輝かせ始めたのです。なんと、ソウルキャノンの“上”が存在するらしい。

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▲oh……これか……。本当にぴろし社長悪魔ですよ。
 

 その名も“メガソウルキャノン”。

 ……これは子ども達全員の命を強制的に使うんです……。

 笑顔で語るぴろし社長に、福田さんは「……悪魔ですか?」と問うシーンも。(代弁ありがとうございます!!!!)

 子ども達全員を使い、登場人物がいなくなるので“バッドエンド”になり、ゲームオーバーになるので本当に最終手段と言ったところでしょうか。全12章あり、大きく5つ“バッドエンド”になるポイントが存在。社長曰く「このバッドエンドを避けてください」ということらしい。……ホントに?(笑)

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▲子ども達が乗る戦車“タラニス”内で行われる“インターミッション”は、施設内の遊び勝手がかなり遊びやすくなったのだそう。
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▲“Ω”になったことにより、新しくVR施設等が追加。タラニスの中でVR空間に接続できるのだとか。
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▲タラニスが今作で空を飛ぶようになり、戦略にも幅が広がったようです。まさかの“月”にも!?
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▲3作目ということで、だいぶ“ズル”ができるように。すごろくなようなルートはそのままに、マップを破壊したり、探索では敵をボムで倒したりも可能に!
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▲クリア後のシークレットイベントが19種類も。推しのカイルのストーリーが楽しみ! ……でも、不穏なイベントが多そうに見えるけど大丈夫そう?
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▲基本的には“スペシャルエンディング”を目指していきます。完結作なので過去の話から未来まで全部詰めしたとのこと。
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▲後半には更なるネタバレが公開されてびっくり(笑)。ど、どうしても気になる方は、ぜひアーカイブをチェックしてみてください。ガチで閲覧注意です!
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 とんでもない爆弾を投下し、ぴろし社長のプレゼンは終了しました。最後に『3』の商品情報を改めておさらい。
 
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▲『1』『2』のデータを持っている、コスチュームの付与等特典がもらえちゃう!
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▲通常版に加え、豪華特典が付いたデラックスエディションも発売されます。
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▲ついにNintendo Switch用パッケージも登場。ぜひお手元に『フーガ』を!
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▲タラニスのフィギュア等が付いた豪華ボックス版も。

『フーガ』愛が爆発! 公式アンバサダーが思う『フーガ』の魅力と自身のアレンジ曲の秘話が聴けたトークショー


 続いては、『フーガ』シリーズの公式アンバサダーのみなさんをお招きしてのトークショー。アンバサダーに『フーガ』の魅力、ご自身がゲーム内のどの曲をどんな風にアレンジしたのかを実際に曲を聞きながら制作秘話を語りました。

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 まずは様々なゲームの主題歌やBGMを提供しているアマギセーラさん、アマギさんと活動を共にしている作曲家のゆうきねこさんが登壇。

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 アマギさんと『フーガ』の出会いは、2023年7月のパリ。ジャパンエキスポで海外ライブ遠征中、現地に松山さんがいらっしゃったのだそう。サイン会で、本当にたまたま隣だったのだとか。

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▲会場では松山社長直筆のサインもいただいたとか。うらやましい!

 帰国後2作ともクリアしたというエピソードを披露してくださいました。バトルで敵に合わせ戦略を練って戦うのが好きで、アマギさんの1番のこだわりは“サポートスキル”。詳細な解説をするアマギさんを横目にぴろし社長は「しっかり遊んでくれとる!」と大歓喜!

 アマギさんが民族調にアレンジした『フーガ』シリーズの主題歌“轍に咲く花”を聞き、社長は「全然違うなぁ!」と驚愕。この曲は劇場アニメ版『戦場のフーガ』を妄想して作ったのだそう。『フーガ』への愛がすごい……!

 次に登壇されたのは、2.5次元ロックアーティストでメイちゃん推しの逢瀬アキラさん。

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 『フーガ』の魅力は「ケモナーでパッケージの可愛さと、ストーリーの奥深さのギャップがものすごくストーリー性に刺さるところ。なんていうものを作ったんだ!」とコメント。

 アレンジしたのは「風伝哀歌 Breeze elegy」。松山社長には「子どもが死んだ時に流れる曲なのよ。ようこの曲選んだね」と言われますが、アキラさんは迷わずこれを選んだのだそう……! ロックバージョンが流れた瞬間、ぴろし社長は「絶対子ども死なんわ!!」と大喜び。原曲が悲しい曲調なので、アレンジ版はみんなが未来に走っているところをイメージし、実際に自分が走り、その速度のBPMにしているというこだわりっぷり。緊張感も欲しかったので、心臓の鼓動に近づけてドラムのロールを付けたのだとか。

 そろそろお時間ですと福田さんが告げると、アキラさんは「イヤです! あと20分くらい」と語り足りない様子でした。

 3組目は演技のスクール“ONE to ONEスクール”の代表・日向翔梧さん。

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 『フーガ』の魅力は「なんて作品を作ってくれたんだという気持ち。すごくいい映画を見て、誰かに紹介したい、この気持ちをシェアしたいと思わされた」と語る日向さん。スクールの生徒さんが“空と大地のキヲク”をダンスアレンジしたものが流れると、ピロシ社長はノリノリ♪ 筆者もこのアレンジ曲は大好きで『1』の固定曲にしている程のお気に入り。

 作品の魅力を知ってもらいたく4パターン作り、そのうちの1つがこの曲なのだそう。“ダンス”は、今も昔も何かの魅力を伝えるのに最適なツールだと思っており“ダンス”にしたと日向さん。「最初からこういう曲だと思うくらいの完成度ですね」と、ぴろし社長も太鼓判。筆者もこれには大納得。なので固定曲にしたんです! 

 歌っているのは声優志望の生徒・抹茶さんで「声優になることを絶対に諦めたくない」という気持ちと、マルトら子ども達の「絶対に諦めないぞ」という気持ちにリンクするのではないかと思ったとのこと。抹茶さんは現在も在校生で、夢に向かわれているそうで「将来が楽しみですね」とぴろし社長。

 最後のゲストは、都内でバンド活動をしている“Village in Maier”のHiNaKoさん・羽月こひなさん・河田怜依さん。『フーガ』はもちろん遊んだと御三方。HiNaKoさんは筆者と同じカイル推し! 彼が恋心抱くハンナとの絡みが好きで、『2』で「村に帰ったら1番好きな場所を見せてあげる」という絆イベントのセリフがお気に入り。

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 御三方は、主題歌“轍に咲く花”を“シンフォニックメタルアレンジ”。上の方が「メタルでいいんじゃないか?」と言われたそう(笑)。本作の“戦争”にフューチャーし、いつもの“Village in Maier”の楽曲はメロコア調で明るくノリのいいバンドサウンドをガラッと変え、初めてシンフォニックメタルアレンジに挑戦。

 今回紹介された曲は全てゲーム内で聞くことができます。そして、最新作『3』でも聞けるそう! 神曲達のアレンジをぜひみなさんも聞いてみてください。


 以上、レポートでした。……先行プレイよりネタバレすごくないかっ!?!?(笑) しかし、ぴろし社長のプレゼンがあまりにもお上手すぎて、大の苦手なソウルキャノンでさえもちょっと魅力的に思えちゃいました。
 
 筆者にとって『フーガ』にハマってからの初リアルイベントだったのですが、親戚の集まりがあったので残念ながら現地へ行けず……(泣)。しかし、アーカイブ動画でもぴろし社長と公式アンバサダーのみなさんの『フーガ』に対する愛、熱量がとんでもなく伝わってきてめちゃくちゃ感動してしまいました。ステージが終わったぐらいの時間の“フーガ”に関連ポストを検索すると、「興味持った」「買っちゃった!」というものが散見されてニンマリ。いやぁ、あんなに熱量ある制作陣の『フーガ』への愛を見せつけられたら買っちゃいますって。

 ですので、ぜひこの記事と併せてアーカイブ動画を視聴してみてください!


 あ〜!!!! 『3』が更に楽しみになった〜!!! ぴろし社長と公式アンバサダーのみなさまありがとう!!!!

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 早くスーツ姿のカイルに会いたい!!!! 

 アンバサダーのみなさんが仰っていたように超魅力的な『フーガ』。

 筆者ももっともっと広めたいので、シリーズ初心者ではありますが今後も記事をたくさん書くぞー!!

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