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【完結?】“最終話を先に書く”前代未聞の試み。夢枕獏『キマイラ聖獣変』で九十九三蔵と真壁雲斎が酒を飲みながら思い出すのは…(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 小説『キマイラ聖獣変』が5月20日に発売されました。

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 夢枕獏さんのライフワークである、大河伝奇シリーズ『キマイラ』シリーズ最新作です。

 闘病を経て、今考えうるラストを書きあげたいという思いから、途中の物語を飛ばして“最終話を先に書く”という前代未聞の試みも話題になりました。

 はたして、長大な物語は、どんな結末を迎えるのでしょうか?

※この記事には『キマイラ聖獣変』のネタバレが含まれています。

『キマイラ聖獣変』の内容は?(商品紹介ページより)


 絢爛たる大河伝奇、終わりなき物語の終幕――

 九十九三蔵は円空山で真壁雲斎と酒を飲んでいる。

 思い出されるのは大鳳吼、久鬼麗一のこと。

 ふたりは今、どこで何をしているのか。

 忘れられぬまま日々を過ごしてきた九十九に、雲斎は「アメリカに行く気はないか」と尋ねる。

 一方、荒久の海岸であの濃密な時間を思い返し、火のように激しく涙する菊地良二。

 そして、未知の種族イゾラド――。

 夢枕獏によって、これからも書き継がれる名作「キマイラ」。

 “最終話を先に書く”という前代未聞の試み。

 著者自身「これしかなかった」と語る、長大なる物語の結末とは?

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