7月27日に松戸 森のホール21で開催された『テイルズ オブ レジェンディア(以下、レジェンディア)』発売20周年記念単独イベント“TALES OF LEGENDIA ~20th Anniversary party~”。
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公演ではゲームシナリオを手掛けた田中豪氏による脚本でキャスト陣が朗読劇を行い、さらにはトークコーナーやミニライブなど盛りだくさんの内容となっていました。
今回はそんなスペシャルイベントの見どころを要約。参加された方、会場に行くことができなかった方など、本記事でファンの熱気に包まれた約3時間半を共有してもらえたらうれしいです。
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なお、現在8月4日18:00まで視聴可能な配信チケットも販売中。配信チケット特典として、電子書籍版イベント朗読台本がもらえるので、公式サイトでチェックしてみてください。
<キャスト(敬称略)>
鈴村健一:セネル・クーリッジ役
広橋涼:シャーリィ・フェンネス役
千葉進歩:ウィル・レイナード役
浅野真澄:クロエ・ヴァレンス役
水橋かおり:ノーマ・ビアッティ役
白石涼子:ジェイ役
川澄綾子:グリューネ役
園崎未恵:ステラ・テルメス役
中井和哉:モーゼス・シャンドル役(音声のみの出演)
<MC>
松澤ネキ
<アーティスト>
須藤まゆみ
カノン
索引
イベント開幕前にはノーマとグリューネ、クロエとジェイとウィルの影ナレで気分を盛り上げる!【テイルズ オブ レジェンディア20周年イベント】
『テイルズ オブ』シリーズのイベントといえば、イベント開幕前や終了後にキャラクターたちの掛け合いで、来場者への注意喚起を行う影ナレも密かな人気要素です。本イベントでもノーマとグリューネがグッズ販売アナウンスなどを行い、クロエとジェイとウィルが開演中の注意事項などをアナウンス。
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その際会場で笑いをさらったのが、ノーマが「20th Anniversary party」を「twenty」でなく「Second」と読んでしまい、慌てて言い直すというシーン。それを踏まえて、続けて流れたクロエたちの影ナレではちゃんと読めたことを褒めてネタにするなど、「ああ、この空気感こそ『レジェンディア』だよな」と始まる前からほっこりさせられちゃいました。
ちなみに、クロエ推しの自分としては、緊張しまくりなクロエがうまくできてウィルに褒められて、照れるクロエが最高にかわいかったです!(イベント用に描き下ろされた衣装も含めて)
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その後はオープニングアニメが流れていよいよイベントがスタート!
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ファンが「だよね」と納得するシーンを抽出したストーリー振り返り生アフレコと、本イベントだから知ることができたセネルたちの少し未来を語る朗読劇は涙が止まらない【テイルズ オブ レジェンディア20周年イベント】
注目の朗読劇はまずステラとグリューネが対話するシーンからスタート。ふたりの会話内容やグリューネの口調なども含め、「え、待って。これって姿を消したあとのふたりだよね!?」と、この心憎い演出にガッツリ心をつかまされてしまいました。
その後はキャラクタークエストが終了したあとの時系列、いわゆるゲームでは描かれていない本イベントだからこそ知ることができた特別な時間軸に舞台は移り、ここでセネルたちが登場。遺跡船で起きた謎の発光現象の正体を探るべく、事象が報告された場所に赴くことになります。
ちなみに、その事象に大きくかかわっていると思われたのが、トラブルメーカーのしゃぼん娘ことノーマ。発光現象が報告される前に、なにか目的をもって仲間たちのもとを離れていたのですが、出発時は仲間たちから「いつものことだろ」とわりとドライな感じに見送られるという。
そんなつれない反応にノーマは「ほえずらかくなよー」と言い残していなくなるのですが、そのやり取りも日常茶飯事な感じで、ニヤリとしちゃいました(笑)。
なお、残念ながらモーゼスは「冒険じゃー!」と言いながら遺跡船を飛び出してしまったらしく、舞台には姿を見せませんでした。演じている中井さんが登壇できなかった都合を、モーゼスならばありえるよなと思わせる理由で脚本に吸収していたので、不思議と寂しさは感じませんでしたね。
その後はメインストーリーを振り返るパート、ステラとグリューネの視点での語らい、そしてクリア後の時間軸をくり返しながら進行。なお、メインストーリーを振り返る際に流れるナレーションは中井さんが担当されていて、もちろんすべて撮りおろし。朗読劇でのモーゼス成分はやや物足りないですが、中井さんのファンにはたまらないサプライズだったはずです。
というわけで、ここからは朗読劇に沿ってどんな展開が見どころだったのかを紹介していきます。まず、振り返りでは遺跡船自体の解説が入り、その後艦橋にたどり着いたセネルとシャーリィは、ステラとの思い出を語るシーンに。
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滄我砲が発射され、それを身を挺して受け止めて世界を救ったステラが亡くなり、セネルが「ステラー!」と叫ぶという、作中でも1、2を争う名場面なわけですが、このときバックで流されたのが須藤まゆみさんが歌う「蛍火」。
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何度見ても涙を誘うものすごく想い入れが強い演出ですが、なんとこのシーンのあとに須藤さんが登壇し、そのままライブに入るという神演出に! 須藤さんの心を揺さぶる透明感のある歌声、とくにサビの力強さに涙が止まらなかったです。曲名の「蛍火」という言葉で締めるのもいいですよね。
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そんなシーンが終わると、ステラとグリューネの視点に。「がんばったかいがあった」と語るステラのセリフは、ゲーム中だと絶対に聞くことができないだけに感慨深いなと。そして「みんなを守ってくれてありがとう」とグリューネがステラに語り掛けるのですが、このセリフに共感したファンも多かったはずです。
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その後はシャーリィが託宣の儀式を受けてメルネスになり、フェニモールが命を落とした望海の祭壇に向かうも、ジェイの情報で光跡翼で新たな発光現象が確認されたことを知るセネルたち。しかも、機関車が消えて、どうやらノーマが運転しているとのこと。
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やがて静の大地に辿り着いたセネルたちは、滄我の正体や聖爪術の力を借りて事態を沈めたことを思い返します。セネルが海に落ちてシャーリィが助けに飛び込むアニメーションは、海中からあがるふたりの姿を見て「ああ、このシーンも幻想的でよかったよな」と、自然と涙が……。
そしてふたたびステラとグリューネの視点へ。メルネスがシャーリィでなければ別の結末になっていたかもしれない。運命を恨んだけれども、その結果に満足げなステラの言葉がすごく心に響きました。「ありがとう。滄我を沈めてくれて。この世界をこんなにも美しい、輝ける青に戻してくれて」
ここでメインストーリーの振り返りは終了し、その後はノーマを探しながら思い出の場所でキャラクタークエストを振り返っていく形に。どのキャラクタークエストも涙なしには語れませんが、朗読劇では過去を振り返りながら、その後成長したセネルたちが改めてどんな思いを抱いているのかを知ることができ、めちゃくちゃ贅沢だなと感無量に。
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そんなキャラクタークエストで会場が沸いたのは、グリューネが歌うおなじみの「種の歌」です。「種を植えまーしょう 水をまーきましょう すーくすく健やかに大きくなーれ」と、マイペースなグー姉さんらしい独特のテンポですが、隣にいたステラも巻き込まれていっしょに歌う羽目に。最初は圧に負けてしぶしぶという感じでしたが、歌い終わると「楽しくなった」と笑顔を見せていました(笑)。
なお、キャラクタークエストは静の大地でモーゼスとギートとの別れを振り返るところで終わり、機関車に乗って移動していたノーマと合流。ですが、なぜか機関車が暴走してしまう展開に。
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「ぶったたけばなんとかなる」と語るセネルに続く形で、それぞれが得意の術技で機関車を全力で攻撃し、見事暴走を鎮めることに成功したのでした。
ちなみに、このとき使用したのはセネルが砕臥爆竜拳、クロエが昇舞神風閃、ジェイが闇走破と雷電、ウィルがビッグボム、ノーマがメテオスウォーム、シャーリィがブリザードでした。もちろん、発動前の詠唱や決め台詞入りで、クライマックス感があってよかったです。
その後、ノーマは「機関車で何をしていたのか知りたいよね?」と問い、これが答えだと自信満々に披露したのは赤や黄のカラーに塗られた列車たち。文献を調べて見つけたらしく、どうやら掘り起こした際に発光現象が起きていた模様。その発見にシャーリィは喜ぶも、結局お騒がせしたことをウィルに怒られ、ノーマはいつものようにゲンコツを食らうのでした(笑)。
なお、「ひさしぶりのゲンコツ効くな~」と語るノーマですが、ゲンコツを喰らう瞬間に水橋さんも効果音に合わせて目をつぶっていて、痛さがよりリアルに伝わってきたのもよかったです。
そして締めでは新たな冒険の目標を、グリューネに挨拶することに定め意気揚々と出発する一行。そしてシュバルツと出会い、記憶を取り戻したグリューネのキャラクタークエストの振り返りへ場面は移行します。
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その際、精霊たちが遺跡船で誕生し、新しい時代が始まるという印象深いアニメーションが流れ、朗読劇の最後にはモーゼスから旅の誘いのメッセージが届くのですが、この先の世界をゲームで遊びたいという続編を希望するファンの心を代弁するかのような心憎い演出に、すごく心を揺さぶられましたね。
最後は「ひさびさにみんなを見られてうれしい」と語るグリューネと、「いっしょにこの世界やみんなを見守っていこう」と語るステラの言葉で幕を閉じるのですが、グー姉さんがそばにいてステラがひとりぼっちでないことを知れてよかったなと、温かい気持ちで終わることができ大満足の朗読劇でした。
そんな朗読劇の余韻を残しつつも披露されたのは、遺跡船で流れる楽曲「鳥は鳴き、僕は歌う」のライブ。この楽曲は当時「椎名豪さんの音楽は神!」と印象付けられた曲のひとつで、プレイ中にこの曲が流れてきたとき、手を止めて聴き入った方も多いはず。個人的にカノンさんの高音で伸びやかに歌いあげるパートがすごく好きで、これを生で聴くことができたのは幸せでした!
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声優陣&来場したファンから「大陸編」やリメイクに期待を寄せる声が上がったトークコーナー【テイルズ オブ レジェンディア】
司会に松澤ネキさんを迎えて続いてスタートしたのはキャスト、『レジェンディア』のプロデューサーを務めた豊田淳氏、須藤ますみさん、カノンさんを交えたトークコーナー。
キャストの多くが20年前の作品とは思えない熱気と、ファンの愛に感謝を述べており、とくに鈴村さんは「朗読しながら現役感で泣いてくれて、貰い泣きしそうなぐらい感動しました」と語っていました。
また、『テイルズ オブ』シリーズのイベントに初参加した川澄さんと園崎さんは、念願のイベントに初参加できたことの喜びを伝え、会場からも大きな声援が贈られていました。
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収録当時の思い出
その後、豊田氏を交えて当時の収録についての思い出を振り返る形に。鈴村さんは台本に『テイルズ オブ X』と記されていたので、『レジェンディア』が10周年タイトルなんだと意気込んでいたら、じつは違ったので「もう少し開発を遅らせてくれればこっちが10周年記念タイトルになったのに」と少しうらめしそうに語り、会場を笑わせていました。
そして台本についての話題では、「当時は旅行用のカバンで台本運んだと」浅野さんが語ると、「どこまで収録するのかわからないから毎回全部持ち込んだ」と鈴村さんも続け、さらに広橋さんは「キャラクエの話を聞いていなかったから、次のやつですととドサッと台本を渡された」と台本の多さにビックリしたことを明かしていました。
さらに、20年前は声優として新人だったという方も多く、白石さんはなぜかオーディション時に自己PRをしたという思い出を告白。すると、それをきっかけに以降のオーディションでも自己PRの項目を入れたと、豊田氏は笑いながら明かしていました。
ちなみに、当時はTVアニメのように掛け合いながら収録することが多く、浅野さんはお弁当を一緒に食べて部活の合宿みたいだったと語るも、園崎さんは別撮りで進めていたらしく、その雰囲気を味わえていないことを残念がっていました。
なお、豊田氏は20年前に作られたモフモフ族のTシャツを着て登壇。作品に対する深い愛を感じましたね。ぜひ再グッズ化してほしいと思ったのは自分だけでないはず(笑)。
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楽曲について
『レジェンディア』がいまなお愛される理由のひとつが、椎名豪氏による名曲の数々。そのなかでもシリーズで初めて劇中歌を採用したことが話題を呼び、豊田氏は「歌をモチーフにした新しいチャレンジをしたい」と考えて採用してうまくいったと、当時を振り返りながら解説。
壇上に上がったカノンさんは「デビュー前でドキドキして、椎名豪先生に会うのもドキドキしました。20年の時を経て“鳥は鳴き、僕は歌う2025”をお届けしましたがいかがでしたか?」と会場に呼びかけると、大きな拍手と歓声が贈られていました。
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なお、豊田氏によると『エターニア』でメルニクス語の仕掛けがうまくいったため、『レジェンディア』でもトンパ文字を参考にオリジナル言語を作り、椎名さんがうまく曲に落とし込んでくださったと明かしていました。
つづいて「蛍火」を歌う須藤さんは「最初にメロディと歌詞をもらって自分のキーには高いかも? と感じましたが、高いパートを地声にするか裏声で通すかを聴き比べ、どう歌うかを椎名先生と相談しながら仕上げました」と語っていました。
ユーザーからの質問
事前に募集したユーザーからの質問に答えるコーナーでは、演じたキャラクターの第一印象や演じる際に心がけている点、お気に入りのサブキャラクター、使用する武器についてなど、バラエティに富んだ質問が飛び出しました。ここではキャラクターの印象についてのコメントを抜粋します。
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鈴村さんは『ファンタジア』をプレイしていたときはゲームショップで店員をしていて、オーディションではゲーマーであることをアピールしたと思い出を語り、シリーズを追ってきたファンだからこそ、キャラクターデザインを中澤先生が手掛けたことに驚いたとトーク。
広橋さんは「シャーリィの儚くてかわいらしい要素は、当時の自分には合っていた」と照れ笑いしながら語り、彼女は見た目とは異なって芯がある子であると分析。「いまでも演じる際はそこを考えるけれど、かわいらしさは絶対に残します」と語っていました。
千葉さんは「20年前の自分は親の視線でハリエットを見ていたけれども、いまはどちらかというと孫を見るおじいちゃん目線に変わった」と笑顔で語り、続けてじつは母親のアメリアの顔は見たことがないことを指摘。「ハリエットが成長すればその面影から顔を想像できるかもしれない」と、続編に対しての希望をのぞかせていました。
浅野さんはじつはオーディションは最初ノーマで受けて、「こんなにテンションが高いキャラクターを演じ続けるのは大変だな」と思っていたと告白。そして「クロエは今回描き下ろしイラストで、ヘアスタイルが違うのが何か心境の変化があったのではと想像させてくれるのがいいですね」と感慨深く語っていました。
水橋さんは逆にクロエでオーディションを受けたことを告白。そして「第一印象は黄色でいまも黄色。これからもがんばります(笑)」と、なんともノーマっぽいコメントで締めていました。
白石さんは「男の子を演じたいと思って声優になったから、オーディションに受かってうれしかった」と当時を振り返り、斬新なデザインでジェイの顔も個性的でよかったと続けていました。また、
当時は悪い男の子を演じたつもりだったが、いま当時の音声を聞くとかわいいなと自己評価し、その大部分がモーゼスと絡んだシーンだと告げ、「今回のイベントでモーゼス(中井さん)と生で絡みたかった」と残念がっていました。
川澄さんは「当時はみんなに愛おしいと思われるタイプのキャラを演じたことがなく、がんばってお姉さんを演じたつもりだけど、いま聞くとかわいい」と語り、どちらかといえばシュバルツのほうがどうすれば謎めいて強そうに聞こえるようになるかと、演じるのに苦労したと明かしていました。
園崎さんは当時からステラを自己犠牲の絶対的な姉で、影でパーティの力になる存在であることを強く意識していたと告白。あらためて妹とセネルの絶対的存在であろうとがんばる独特の弱さを感じたと続けていました。また、発売前のCMでステラの声が流れた際、守秘義務があるから自分が演じていることが言えずモヤモヤしたという裏話も飛び出していました(笑)。
リメイクや続編はある?
最後はもし今の時代にリメイクするならば? という話題でのやり取りをお届け。その際、じつは原作には“エクストラシーズン”と呼ばれる、キャラクタークエスト後の構想があったことが豊田氏から明かされました。
たとえばクロエに義理の姉がいたり、モーゼスにはいいなずけがいたりと、大陸を舞台にキャラクタークエストとは違う形で描かれるエピソードが、脚本担当の田中豪氏が構想を温められているとのこと。
ですが、これらはあくまで構想で、現時点ではリメイク予定なども発表されていません。でも、いつか実現することを期待したいですね。というか、リマスターでもいいので現行機で遊べるといいなと、イベントを通じて思いを強くしたファンも多いはず。
「~レジェンディア!」の語尾を浸透させて、次なる展開を誓いながらイベントは終了【テイルズ オブ レジェンディア20周年イベント】
トークコーナー後は今後のイベント情報、グッズ紹介、サイン入りボールやタオルなどの抽選、ファンとの写真撮影が行われ、最後は「ありがとうございましたレジェンディア!」の掛け声で、約3時間半に及んだイベントは終了。キャストたちからファンに向けた熱いメッセージを公開しつつ、本リポートを締めくくりたいと思います。
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楽しくていいなと思っていた『テイルズ オブ』シリーズの単独イベントに参加できて胸がいっぱいです。20周年を祝えてうれしかった!(園崎さん)
歴史あるシリーズのひとつに参加できてうれしかったです。有名な“テイフェス”には出演したことがなかったけど、愛してくれているファンと単独イベントを過ごせて幸せです。応援し続けてくれれば、もしかしたら大金持ちが現れて移植などしてくれるかもしれません(笑)。これからも応援よろしくお願いします。(川澄さん)
最初から愛のある声援がすごくよかったです。また何かしらの形で、モーゼスも参加できる日を夢見てがんばります。これからも応援よろしくお願いします。(白石さん)
いろいろふざけさせていただきましたが、仲間たちと仕事ができてうれしかったです。だからもう一度仕事をする機会をください。たくさんのファンの方の力が必要なので、応援よろしくお願いします。(水橋さん)
応援してくれる人の力がすごいと感じたイベントでした。昨日発売されたゲームかと思うぐらい声援がすごいし、私たちもノッて演じられました。20年越しの愛を伝えてくれてありがとうございました。忘れられられない1日になりました。(浅野さん)
20年が経ち、このお話をいただいた時は正直忘れていたことも多くありました。でも、話していると思い出されることが多く、ここに立たせてもらいありがとうございました。家族と絆をつむぐテーマの『レジェンディア』の絆を、ぜひほかの方ともいっしょに紡いでください。(千葉さん)
“テイフェス”で『レジェンディア』のキャストでステージに立ちたいと話したことがあり、その夢がかなって胸がいっぱいです。言えば夢は叶うんです。モフモフ族や大人になったハリエットなど、見たいサブキャラクターがまだまだいっぱいいます。だからイベントをまたやりましょう。声を上げていきましょう。種を撒いてそれが芽吹くといいな。(広橋さん)
「発売したのは昨日です」と語れるぐらい、20年という時を超えたと錯覚するぐらいの熱量でした。たぶんタイムマシンに乗ったんじゃないかな(笑)。ただ、今回も偉い人に詰めましたが決定的な言葉は聞けませんでした。僕もくやしい。会うたびに続編の希望は言っています。“テイフェス”に出演した際も「語尾はレジェンディアにしよう」と伝えてきて、その成果があったからこそ今回のイベントができたのだと思っています。しかしまだ一歩足りないのです。もう一歩が足りないのです! ってなんか選挙演説みたいですが(笑)。勝ち取ろう、僕たちの力で。やるぞー、負けるなー!!(鈴村さん)
なお、イベント終了後は事前に投稿された応援コメント、イラストの上映があり、その後はセネル、シャーリィ、ステラによるお見送り影ナレがスタート。「今日みたいな日がまた来ますように」という言葉は、まさにファンの心を代弁しているかのようでした。
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