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終末世界の孤独感とゾンビをぶっぱなす快感を味わう『SurrounDead』にハマりすぎた【電撃の激押し神ゲー2025】

文:宮本デン

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 電撃オンライン編集部スタッフが実際に遊んだうえでオススメ作品をプッシュする特集企画“電撃の激押し神ゲー2025”。この記事では『SurrounDead』の魅力を宮本デンが語ります。
※この記事では非公式の日本語化MODを使ったスクリーンショットを掲載しています。[IMAGE]

 『SurrounDead』はゲーム開発者・Zurvivorが送るオープンワールドゾンビサバイバルゲームです。プレイヤーはゾンビが蔓延る終末世界を舞台に、ゾンビを倒したり、物資を漁ったりして生き残っていきます。戦闘はPvEのみで、マルチプレイシステム無しの完全ソロプレイ専用ゲームです。

 このゲームには、ストーリーや目的が存在しません。強いて言えば生き伸びることが目的ですが、どう生き伸びるかはプレイヤー次第となります。ゾンビとの戦闘、物資漁りのほかにも建築やアイテムクラフト、車収集、スキル獲得などもできるので自由度は高めです。

 ゲーム内には、ゾンビものらしいホラー演出やジャンプスケア(大きな音や映像を突然使って驚かせ、怖がらせる演出方法)などもありません。ただひたすらこの世界を孤独に生き抜くゲームなので、一人旅が好きなタイプの人にはとことんハマると思います。



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 『SurrounDead』をニューゲームで起動すると、突然ゾンビのはびこる世界にランダムスポーンさせられます。持ち物は簡素な服と、マップとナイフのみです。

 あるアイテムを手に入れるまではマップ上のどこに自分がいるかすらもわからないため、最初は途方に暮れると思います。夜間は暗すぎて動けないし、ゾンビもかなり強いので、序盤は本当に生き残るのも大変です。

 ですが、この唐突に放り出されて何も出来ない状態なのが逆に現実味があって良いな~と思ったポイントです。

 終末は突然やってくるものです。現実的に考えれば銃や防具などの装備ガチガチの準備万端な状態でアポカリプスを迎えることなんてできないのです(そもそもゾンビアポカリプスなんて来ないよ、というツッコミは置いておいてください)。この状態、まるでドラマ版『ウォーキング・デッド』の第1話で、何もわからないまま丸腰でゾンビの世界に取り残された主人公リック・グライムズのようではありませんか!?

 ということでストーリーがないぶん、“僕の考えた最強におもしろいゾンビもの”の主人公としてプレイすることができるわけです。

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▲ゾンビものには欠かせない、犬を可愛がる主人公・俺
 殺戮を繰り返すバトルアクション系の主人公として振る舞うもよし、拠点を築いて日常生活を営もうとする主人公として振る舞うもよし、自分の好きなゾンビものとなぞらえてプレイすると“何をすればよいかわからない”という苦しみから早めに解放されると思います。

まさかのチル系?ホラーが苦手な人のゾンビ入門におススメ【SurrounDeadレビュー】

ローポリグラフィックとシンプルなシステム

 『SurrounDead』はローポリゴングラフィックのゲームです。ゾンビの見た目もなんだかカートゥーンのようなポップさとコミカルさがあり、グロテスクさや怖さはかなり軽減されています。

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▲トイレ中に襲われたのか?みたいな恰好のゾンビもいます。R.I.P
 この記事の最初にお伝えしたように、ゾンビゲームにありがちなびっくり要素や恐怖演出などもありません。突然画面の死角から現れてビクッとなったり焦ったりすることはありますが、いわゆるジャンプスケア的なものは存在しません。

 夜は暗くて視界が悪くなりますが、これに関してはキャンピングカーや寝袋で寝ることでやりすごすことができます。また、地下鉄や地下研究所といった暗いマップも一部存在しますが、怖いと思った場所には近づかなくても進行に問題ありません。

 また、シューターゲームとなると銃の知識やカスタマイズまわりが苦手、という方もいると思います。確かに『SurrounDead』にもそういったカスタム要素はありますが、ゾンビは車の上から安全に殺せることや、実質無限に持ち物が持てるバッグインバッグシステムが搭載されていることから、最初のうちは性能などをあまり気にせずに収集に励むだけで良いと思います。

 難しさや怖さを徹底的に排除したグラフィックとシステムであるため、ゾンビサバイバル入門ゲームとしては『SurrounDead』を強くおススメしたいです。

ゾンビサバイバルなのに……実は超チルゲー

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 『SurrounDead』は緊張感漂うゾンビサバイバルゲームではあるものの、その反面リラックスもできるチルゲーなのでは? と思わされる時があります。

 本作は基本的にゆったりとしたBGMと環境音のみで構成されており、非常に静かなゲームです。あらゆる音が消え去った世界を散策しているうちに、文明の残滓(ざんし)をいたるところに見つけて、もう世界は終わってしまったのだなという寂しさと孤独感を抱くようになります。ですが、この退廃的な世界に魅了される人も少なくはないはずです。

 ローポリゴングラフィックとはいえ、光や水の処理は他のゲームと遜色なく、その独特な景色の美しさも本作の魅力の一つです。世界をドライブしながら、お気に入りの景色の場所を探すだけでも楽しめます。ちなみに車の中はわりと安全地帯です。

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▲廃墟と化した街は悲しくも美しい。
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▲こういう雑木林の中にあるガンショップ……アメリカのドラマでよく見るやつ!
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▲きっと釣り好きのおじさんが一人で暮らしていたんだろうな、と思いを馳せたくなる小屋
 個人的にもっともリラックスできるプレイスタイルは、あえて徒歩で延々と道路をたどっていくスタイルです。どこまでも続く道を進み、ゾンビを倒して、たまに出現する建物の中で休憩する。その単純とも思えるような行動をこの孤独で静かな世界で繰り返していると、いつの間にか深い集中状態になり、不思議な心地よさを感じるようになるのです。

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ゾンビゲームの本懐!ゾンビとの戦闘ももちろん楽しい


 ここまで散々“ゾンビサバイバルゲームっぽくなさ”を論じてきましたが、もちろんゾンビを倒ず楽しさもあります。

 安全地帯からゾンビを倒し物資を集めていると、どうしても銃弾は余りがちになります。そんなときは、大きな施設に行ってゾンビを倒しに行きましょう。

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▲ホテルやショッピングモールなど、ゾンビサバイバルの定番スポットももちろんあります。
 銃弾が100発入るマガジンをセットすれば準備は万端です。ゾンビをバンバン倒す楽しさと、大勢に囲まれるヒリヒリ感、ついでに上位装備が手に入る一石三鳥な本来のゾンビサバイバルゲーム本来の楽しさを味わいましょう。

 現在、『SurrounDead』はSteamのウィンターセールで1月5日まで割引中です。さらには近いうちに大型アップデートも予定されています。

 年末年始に集中してプレイできるゲームはないかな、と探している方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?


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