電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、2022年にリリースされて以降、今もなお“無限に遊べる”と言われる『SurrounDead』のレビューをお届けします。プレイ環境はPCのみとなっております。
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なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
本作は、ゾンビに侵され文明が滅びた世界を舞台として、主人公が生き抜くことを目的としたオープンワールドゲームです。ストーリーやプロローグはなく、ゲームをスタートさせるといきなりゾンビがうようよいる世界にナイフ一つで放り出されます。
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ただひたすらゾンビを狩って、物資を集めて、装備を強化したり建築をしたりして生き抜くのみ。スタート時には一応“セーフゾーン(生き残った人類が作った平和な集落)にたどり着く”というクエストが出されますが、以降は自由です。
本作は探索をしながら物資を集める、いわゆる“スカベンジングゲーム(ゴミ漁りゲー)”です。こういったゲームにありがちなのが、死亡時の物資全ロスト。もちろんこのゲームも例外ではありません。
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始めてすぐの状態でセーブをせずに死亡してしまうと、人物メイクからやりなおしになってしまいます。なので始めたらまず真っ先にセーブをするのがオススメ。基本的にはオートセーブON推奨です。
序盤を生き抜くためのコツ
スカベンジングゲームは、物資が充実するまでの序盤もっとも難しいのもお約束。『SurrounDead』はナイフ一本の状態でランダムスポーンのため、ゾンビが多い場所にスポーンしてしまったらそれだけで厳しい状況になります。
ゾンビは一部を除いて車などの段差がある場所へは攻撃できないため、ゾンビを見つけたらまず車の上に乗って上からナイフでひたすら切りつけるようにすると安定して倒せます。
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装備が貧弱なのに加え、水や食料などの補給物資もないため、序盤は死ぬ確率がかなり高いです。進めていくうちにスキルが身について少しずつプレイも楽になってくるので、まずは無理せずセーフゾーンを目指していきたいところ。
基本的に倒す、漁る、の繰り返しになるのですが、この物資集めこそが『SurrounDead』のキモ。物資はランダムなので、なんでもないようなところから貴重なレジェンダリー武器の発掘も可能です。
初めて銃を手に入れたときや、寝袋を手に入れて夜を越せるようになったとき……ひとつひとつが「おおっ」と思う瞬間の連続です。
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物資集めを楽しくさせる“無限インベントリシステム”
物資集めをしていると気になってくるのが、インベントリの容量。最初は8スロット程度しか容量が無いのですが、リュックサックを手に入れて装備すると容量が一気に拡大します。そして『SurrounDead』で特徴的なのが、“無限インベントリシステム”。
リュックサックの中にリュックサックを入れて、更にその中にリュックサックを入れる。こうしてどんどん入れ子構造にしていくことで、インベントリのスロットが実質無限に増えていきます。
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リュックサックだけじゃなく、ベストやボトムにもスロットがあり、更に車や拠点用の家具にもインベントリ機能があるため、探索をすればするほど無限に持ち物を増やせるのです。
もちろんどこに何を置いたかが分からなくなったり、バッグの種類によっては物資の種類が制限されていたりするのですが、この無限インベントリの存在が『SurrounDead』の中毒性をより一層高めています。
目的が無いからこそ自分好みの終末ライフを!【SurrounDead】
『SurrounDead』には「これをすればゲームクリア!」というものはありません。目的のないまま世界を彷徨うことになるため、最初のうちは「何をすればいいの?」と困惑することでしょう。
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マップ上の施設(POI)を制覇する
マップ上には数多くの施設(POI)があり、見つけるとマップ上にマークされていきます。ゾンビ映画などでは定番の“大型ショッピングセンター”や“刑務所”などの施設や、怪しげな研究所など種類もさまざま。
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大きなPOIにはボスゾンビがいることもあるので、攻略の際は潤沢な装備で臨むようにしましょう。道中にはゾンビのほかに、敵対生存者集団の“Bandit Assult(盗賊)”や“Coyote(コヨーテ軍隊)”、廃キャンプなどのランダムイベントと出くわすこともあります。
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マップは“Longdown Valley”の一種類のみですが、時間経過やゲームを中断するとゾンビやアイテムがリスポーンするため、何度でも探索を楽しむことが可能です。
乗車可能な車はあちこちに放置されていますし、POI間にはワープシステムも存在するため、移動にもストレスはあまり感じません。
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武器を集める
『SurrounDead』にはメイン武器、サブ武器、サイド武器、近接武器の4つを装備することができます。
メイン、サブには大型銃、サイドには小型銃、近接にはハンマーや刀などが装備可能です。銃を利用するにはマガジン、専用の弾が必要になります。また、投擲武器としての火炎瓶や手榴弾も有効です。
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銃にはアタッチメントも多く存在し、サイレンサーやドットサイトなど好きなようにカスタマイズできます。大型施設の近くに拠点を置いて、目当ての装備が見つかるまで“装備ガチャ”を繰り返す……なんてことも。
拠点を作る
『SurrounDead』で意外と充実してるのが建築資材。道中で手に入れたコンクリートや電子部品などを使って、いろいろなものをクラフトできます。
壁を組み合わせて家をつくり、拾い集めた家具を利用してインテリアをコーディネートすることも可能です。
一方で拠点を作らず、車を数珠つなぎにして移動拠点とすることもできます。キャンピングカーを見つけることができればそこで寝泊りもできるので、拠点に縛られない気ままな探索が好きな人にはオススメのスタイルです。
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ローポリだからこそ怖すぎず、チルな雰囲気が漂う【SurrounDead】
『SurrounDead』はローポリゴングラフィックのため、ゾンビの怖さやグロさはかなり軽減されています。ジャンプスケアやホラー演出もなく、そういった要素が苦手な場合でも安心してプレイすることが可能です。
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ドラマチックなことは何も起こりませんが、ポストアポカリプスだからこその静寂が広がり、どこかチルな雰囲気が漂う『SurrounDead』。
雄大な景色を楽しんだり、かつての文明の様子に思いを馳せたり……。「本当に自分は絶望的な状況の中にいるのか?」と疑問に思えるほど、静かで穏やかな時間が流れる名作です。
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