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『キングダム』第6期13話感想。王賁が垣間見た“大将軍の景色”に興奮! 続編制作決定の報に震えが止まらない

文:タダツグ

公開日時:

 TVアニメ『キングダム』第6シリーズ13話“大将軍の景色”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『キングダム』第6シリーズ13話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

蒙恬に続いて王賁も覚醒! 亜光軍の歓声には思わず涙が…… 【キングダム】

 左翼の激戦が描かれた初日に続き、2日目は右翼で激しい攻防が展開している朱海平原の戦い。この13話で物語の主役を担ったのは我らが信……ではなく、玉鳳隊を率いる王賁(おうほん)でした。

 馬南慈(ばなんじ)や岳嬰(がくえい)のみならず、初日は沈黙を保っていた趙の猛将・趙峩龍(ちょうがりゅう)まで前線に出てきたこともあり、一気に不利になった秦軍の右翼。数に劣る玉鳳隊が窮地に陥るという絶体絶命のなか、王賁が覚醒を果たす流れが最高にシビれましたね。

 しばらく無言で戦場を眺める王賁の、あまりにも無防備な姿を見たときは、左翼で麻鉱(まこう)将軍が討たれた時の悲劇を思い出したものですが。この時、彼が見ていたものは今回のサブタイトルにもある“大将軍が見る景色”。なんと王賁、玉鳳隊の精鋭を引き連れて敵の囲みを突破するどころか、その勢いのままに趙軍が敷いた横陣の急所である“端”から再突入を慣行します。お、お見事! 

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 玉鳳隊の面々はもちろん、趙峩龍ですら読み切れなかったこの奇策。見事に功を奏して趙軍に大きな痛手を負わせることに成功するんだから、素晴らしいったらありゃしない! にやにやほくそ笑んでいた趙峩龍の顔からスッと笑みが消えた瞬間はじつに痛快でした。

 この王賁の巧みな動きに、王翦軍の第一将・亜光(あこう)やその配下・亜花錦(あかきん)が即座に反応してくれたのもポイントが高いですね。秦軍の総大将であり、王賁の父でも王翦(おうせん)は、じつの息子からあえて距離を取っているように見えますが……。

 王翦の配下である亜光はちゃんと王賁のことを気にかけ、彼を守ろうとしているところが個人的にエモいんですよ。今回はそんな亜光ですら一目置くほどの策だったわけで、思わぬところからの奇襲を受けた馬南慈はたまったものではなかったでしょう……じつによきこと!

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 結果的にはこの王賁の判断が功を奏す形で、2日目の右翼の戦いは秦軍が圧倒。攻勢の立役者である王賁に対し、亜光軍の将兵たちが「若君、万歳!」と声を張り上げて喜ぶ姿には、不覚にもグッと来てしまいました。王翦本人から距離を取られていても、亜光やその部下たちからすれば「主君の血を受け継ぐ大切な若君」ですもんね……。そんな彼の成長っぷりを目にしたら、戦意が高揚するのもよくわかります。地味ながらかなりの名シーンかと。

 戦いが3日目に突入したなか、趙軍の李牧(りぼく)が中央から援軍を送ってきたことにも動じない王賁。父にないがしろにされておきながら決して腐らず、その父の策を信じて身を粉にする覚悟を見せる王賁は、純粋にカッコいいなって思ってしまいました。

 左翼で存在感を示した蒙恬(もうてん)に引き続き、右翼でも若武者が台頭してきたわけですが……はたして李牧はこの若者たちの覚醒についてこれますかね。ここに信、そして飛信隊の覚醒も加われば、李牧が策をこらしてきても圧倒できるのではないか。そんな期待感も大きくて今後の展開が楽しみです。

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 ……まあ、信はまだ少し波に乗り遅れている感はありますが(苦笑)。

第6シーズンの続編制作も決定。スポットが当たるのは橑陽で戦う楊端和!【キングダム】

 じつは第6シーズン、この13話で一応の最終回を迎えたわけで……見ているこっちからすれば「こんないいところで終わるの?」と驚きが止まらないわけですよ。

 当然ながら「つ、続きはどうなるんだ……?」って気持ちになったわけですが、製作スタッフサイドもそんなファン心理をちゃんと汲んでくれているようで、番組終了後に“続編の制作が決定”と告知してくれました。これにはイチファンとして興奮を隠せませんでしたね。


 そもそも朱海平原の戦いが盛り上がりまくっているぶん、つい忘れそうになりますが。今回の“鄴(ぎょう)”をめぐる攻防は3つの場所で展開しているわけですよね。主戦場は双方の総大将がしのぎを削っている朱海平原で間違いないとして、鄴に包囲戦を仕掛けている桓騎(かんき)の軍、そして橑陽(りょうよう)から押し寄せる趙軍を迎撃している楊端和(ようたんわ)の軍の戦いも、それぞれにドラマがありそうです。

 とりわけ気になるのは、続編のキービジュアルに描かれている楊端和と、その右腕であるバジオウの姿でしょう。次の戦いはおそらく橑陽の戦いがメイン。楊端和が率いる山の民の軍が、犬戎族の王・ロゾとどう相まみえ、これを撃破するのかにスポットが当たるものと思われます。

 じつはわたくし、何を隠そう、この楊端和のことが作中屈指の推しでして。羌瘣(きょうかい)もそうですが、原作者である原泰久先生が描く“闘うヒロイン”がめちゃくちゃ美しくてカッコよく、つい目を奪われるというか……。彼女を支えるバジオウたち山の民の兵士たちの絆の強さも含め、とても大好きなキャラクターです。

 それだけに正直、活躍に対する期待と強敵と対峙する不安が共存しており、早く続編を放送してくれないとしんどい(笑)。犬戎王のロゾは間違いなく手ごわい猛者であることは、その身から迸るオーラを見ただけでわかりますからね。さすがの楊端和たちでも苦戦を強いられそう。

 そういえば、あっちの戦場には壁(へき)のあんちゃんも参戦してるっけ……。彼がどのような活躍を見せてくれるかにも期待したいと思います(笑)。

 とにもかくにも、まだまだ先が描かれていく『キングダム』の第6シーズン。続編の展開に想いを馳せつつ、続きが放送される瞬間を楽しみに待ちたいと思います。それでは、今回はこのへんで!

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▲TVアニメ『キングダム』公式サイトより。

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