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アニメ『MFゴースト』3期9話感想。パワーアップしたカナタの赤いハチロクが“シーサイドダブルレーン”で躍動!

文:タダツグ

公開日時:

 過去2回のアニメ化が大きな話題を呼んだTVアニメ『MFゴースト』。その待望の新作続編となる3rd Seasonが現在絶賛放送中です。今回は、そんな3rd Seasonの第9話(通算33話)となる“赤い弾丸”が放送されましたので、視聴しての感想をお届けします。

【注意】ここからは記事の構成上『MFゴースト』の物語に関する記述が多々含まれます。ネタバレが気になる方は本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

片桐カナタに憂いなし! 新生ハチロクで“シーサイドダブルレーン”の予選トライアルを激走【MFゴースト】


 MFG第4戦“シーサイドダブルレーン”の予選トライアルもすでに4日目……満を持して片桐カナタのトヨタ86GT(ハチロク)が登場です。メカニックを担当する奥山さんの計らいにより、エアロパーツを搭載して空力制御を強化。さらに特殊なモーターを搭載したことでサスペンションも強化され、まさに万全の態勢でタイムアタックに挑むことになりました。

 マシンが強化されたのはもちろん、ナンバーセブン(レン)をめぐる相葉先輩との確執も氷解したことで、カナタのメンタルもしっかり復調。父親を亡くした喪失感も引きずることなくレースに挑めそうで、見ていてホッとしました。

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▲TVアニメ『MFゴースト』公式サイトより。

 ドライビングに集中する表情はいつもながら超クール! ……と思いきや、MFGエンジェルスの1人としてボードを掲げるレンにめざとく気が付き、彼女からもらったお守りを掲げてアピールするなど、アツいスピリットも感じさせてくれてドキドキしました。これはハートに火がついている!

 そんなカナタの行動に、レンもメロメロ。「うれしいカナタ。がんばって。大好き!」と心の中で口にする彼女は超キュートでした。それを早く本人に伝えればいいのに……と思わなくもないですが(苦笑)。

 さておき、全5戦を走るMFGのなかで最もハイアベレージサーキットとなるこのシーサイドダブルレーン。おのずとトップスピードの高さが重要になりますが、強化されたハチロクは馬力ではなく、姿勢制御能力を重視してこのコースを攻略していくようです。

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▲TVアニメ『MFゴースト』公式サイトより。

 公道を走るMFGの特性として、サーキットと比べて路面状態が悪いため、アクセルを踏んでいると姿勢制御に手間取る局面は数知れず。それをダウンフォースとサスの強化でフォローし、姿勢変化を最小限にとどめることで加速につなげるという考え方は、奥山さんのナイスな機転に思えます。パワーだけが正義ではないというのは、『頭文字D』世代からするとやはりグッとくるものがありますよね……。

 カナタ自身もこの新しいハチロクにかなりの手ごたえを感じている模様。予選トライアルも常に運営のAIから注目フラグが点灯する力走ぶりでした。はたして、沢渡光輝が初日にマークしたコースレコードの更新は成ったのか? 未見の方のために詳細は伏せますが、この2台のタイム差はじつにコンマレベルでの争いになっており、予選からして本当に白熱の争いになっていました。これは決勝にも期待が高まるところです。

恐ろしすぎるぜシーサイドダブルレーン! ドライバーを苦しめる2つの難所をどう攻略するのか【MFゴースト】


 今回カナタが攻略したシーサイドダブルレーンですが、富士山の爆発によって噴出した地下水脈の川による天然のハザードが2つ存在し、ものすごく印象に残りました。

 1つめはセクター1にある“ハイドロトラップ”。スタートして少し進んだ場所にあるストレートに流れ込んでいる、平たく言えば滝ですね。思わず「レースコースに滝だと?」ってツッコミを入れたくなりますが(笑)。

 さておきこの滝、相葉先輩いわく突っ込んだ際に強烈な水の抵抗に襲われるらしく、首を鍛えていないとその衝撃で頸椎を痛めかねない模様。と、とんでもねえ……。

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▲TVアニメ『MFゴースト』公式サイトより。

 このトラップの恐ろしいところはその衝撃のみならず。なまじ高速ストレートの途中にあるものだから、クルマはスピードに乗ってここを駆け抜けることになり……その結果、タイヤと路面の間に水の膜が入り込んで車が水上に浮き、挙動をドライバーが制動できなくなる“ハイドロプレーニング現象”が巻き起こります。い、命がけじゃあねえの!

 こんな恐ろしいトラップをガンガン攻め込むMFGのドライバーたちは常軌を逸していますよね。もちろんカナタも難なくクリアしていくんだからヤバすぎ。初めて挑んだコースで堂々たる攻め込みっぷりには驚嘆しかないです。ハンドルを握っているときのカナタは本当に怖いもの知らずですよ。さすがは我らが主人公!

 もう1つの見せ場は、セクター2にある“ジャンプステージ”。その名の通り、地下水脈をジャンプスポットを利用して飛び越えるという恐ろしいアクロバットが要求されるトラップです。遊園地のアトラクションでもここまでの事はやらないぞ⁉

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▲TVアニメ『MFゴースト』公式サイトより。

 これまた相葉先輩の解説によると、ジャンプの最高到達点はサイドフェンスよりはるかに高い位置に到達する模様。まるで眼下の相模湾に吸い込まれていくような錯覚を覚えるらしく……高所恐怖症の僕からすれば、テキストに書いているだけでゾッとします。なんなんだよこのトラップ!

 そしてそんなジャンプスポットをいともたやすく飛び越えていくハチロクとカナタの雄姿……。これはレンちゃんが惚れ込むのも納得です。マジでカッコイイ。まだ予選ということで対戦相手もいないぶん、少しは安心して見ていられましたが、レース本番ではどんな攻防を生み出すことになるのか。怖いもの見たさ的な意味でも、今から楽しみでなりません!

カナタは本能型のドライバー? ベッケンバウアーとの明確な差とは【MFゴースト】


 予選トライアル終了後、カナタと相葉先輩の食事シーンでの一幕も妙に印象に残りました。具体的には、相葉先輩がカナタに対して「走るときにどんなことを考えている?」という何気ない質問をしたシーン。この時のカナタの回答は「考える前に反射的に身体が反応する」というものでした。

 MFGの絶対王者として君臨するあのベッケンバウアーは、あたかもサイボーグのように己をコントロールし、すべてを計算して相手を迎え撃つスタイルですが。カナタは計算とは無縁の天然系とでもいうか、かなり本能型に近いようです。ここらへんも『頭文字D』の主人公・藤原拓海を彷彿とさせますね。

 ただ、拓海はその後プロジェクトDに参加し、高橋涼介から徹底的に“公道最速理論”を叩き込まれました。そして本能型の衝動に速く走るための理論が融合することで、走り屋としてメキメキ上達していったことを今なお鮮明に覚えています。

 そう考えるとカナタはまだまだ発展途上。類まれなるドライビングテクニックのみならず、速く走るためのメソッドをより深く学ぶことでさらなる進化を遂げられる可能性も? そう思えて少しゾッとしました。すでに完成系に近いのかと思いきや、まだまだノビシロがあるなんて……。

 この若き青年がどこまで成長していくのか、これからも楽しみになりますね。

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▲TVアニメ『MFゴースト』公式サイトより。

 さておき、予選トライアルはまだまだ続きます。カナタが走った翌日にはアストンマーティンを駆るエマ・グリーンも上々のタイムをたたき出しましたし、予選最終日にはあのベッケンバウアーも控えています。最終的なポールポジションを奪うのはいったい誰なのか? 今から目が離せませんね。

 結果が判明するであろう来週を楽しみに待ちつつ、それでは今回はこのへんで!

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▲TVアニメ『MFゴースト』公式サイトより。

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