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レビュー:『レゴ バットマン』ではゴードンが空を飛ぶしバットマンがベッドで大はしゃぎ。レゴらしいぶっ飛んだキャラ造形&ストーリーが超楽しい!

文:Ak

公開日時:

 好評発売中のPS5/Nintendo Switch 2 /Xbox Series X|S/PC(Steam、Epic Games)用ソフト『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』のレビュー記事をお届けします。

レゴらしいぶっ飛んだストーリーで新たな『バットマン』の魅力が味わえる!【レゴバットマンレビュー】


 本作は、レゴの世界観で『バットマン』を描くオープンワールド型アクションアドベンチャー。基本的なノリはかなりコメディ寄りながら、しっかり『バットマン』のストーリーをなぞっているのが特徴です。


 ブルース・ウェインがバットマンになる経緯からていねいに描いているので、『バットマン』入門編としてもオススメですが……この作品が初見だと、別の作品を見たときにシリアスすぎて温度差を感じるかもしれません(笑)。お馴染み忍者修行パートも、とにかくテンポよく進む進む!

 ストーリーはしっかり『バットマン』ながら世界観はレゴなので、キャラクターのノリはかなりぶっ飛んでいます。『バットマン』といえば暴力表現不可避なダークでシリアスなストーリーが魅力ですが、本作では身体が吹っ飛んでも首がとれてもレゴなので問題なし(笑)。もちろん残虐表現もないので、お子様にも安心してオススメできます。


 とくに特徴的なのが、キャラクター同士の関係性。他作品ではバットマンの協力者ながら距離感を持って彼と接しているジェームズ・ゴードン刑事ですが、本作では直接バットマンと同行して事件に挑みます。ガジェットを駆使しながら、ときには空を飛び、ときには悪党たちと大立ち回りをし、最前線でバットマンと共闘する姿はありそうでなかった!

 そのほかのキャラクターも基本的に同行者となるので、みんなアットホームな雰囲気ですごい仲良し! バットマンといえば近年の映画のイメージで、一時的な協力者がいても基本的には孤独を抱えているものでしたが……本作はそういった寂しさとは無縁ですね。ロビンはもちろん、微妙な関係性でいることもあるキャットウーマンとも超仲良しです。


 バットマン自身のノリも、爆弾をセットしたらポーズを決めたり、ベッドで飛び跳ねてはしゃいだりと、かなりコミカル。

 かなり細かい部分でも面白リアクションを見せてくれるので、さまざまな場所を調べてみたくなります。


 ちなみに『レゴ バットマン』といえば2017年公開の映画版を見たことがある(ネトフリなどで見れます)人がいるかもしれませんが、ヴォルデモートやらサウロンやらキングコングやらが登場してやりたい放題だった映画と比べると、ゲームはしっかり正統派のストーリー。『バットマン』としてはやりたい放題なノリですが、一本芯が通った感じのストーリーになっています。

 『バットマン』に限らずアメコミ作品では作品によっていくつもの解釈があるのが定番ですが、本作は比較的スタンダード寄りの解釈の物語という印象。そういう意味でも、『バットマン』初心者が楽しみやすくなっていますね。

オープンワールドで本格アクションが楽しめる! レゴらしいギミックにも要注目【レゴバットマンレビュー】


 本作のジャンルは、なんとオープンワールドアクション! レゴということで子ども向けのゲームを想像する人もいるかもしれませんが、ゲーム性やボリュームはかなり本格的な作りになっています。


 マップは当然ゴッサムシティ。移動手段は車両およびグラップルガン(バットマンの場合。キャラクターによってガジェットは変化)による高所移動や滑空などです。移動が凄まじく快適なのもあって、マップは探索しつくせないほどの広さを感じるわけではないですが、それでも十分に探索を楽しめる広さになっています。

 また、ストーリーを進めると新しいアクティビティが解放されていって探索しがいが増していき、どんどんオープンワールドを実感できるようになっていきます。

 ただし、ゴッサムシティらしく犯罪の発生率は恐ろしく高いので……ある程度は見逃さないと、いつまでたってもストーリーを進められないかもしれません(笑)。


 車両での移動も快適ですが、とにかくグラップルガン+滑空が快適で、それだけでもストレスなくマップを探索できます。急降下なども駆使して自由自在に移動するのは少々コツがいるものの、うまくなると映画さながらの移動ができて気持ちいい!

 ちなみに、“滑空”とありますがかなり長い間空中を移動できるので、実際は上昇ができない飛行のような感覚です。上昇気流に乗れば上昇も可能なので、うまくすればずっと飛行し続けることも可能。空中では回避行動もとれます。


 バトルはオープンワールドゲームとしては王道のシステムで、カウンターやラッシュなどを駆使した直感的なもの。序盤はシンプルですが、スキルを解放していくに従ってテクニカルに戦えるようになっていきます。

 難易度も切り替え可能で、最高難度の“ダークナイト”にしない限りはそこまで難しくはない印象。あくまで爽快感重視のバトルになっています。


 謎解きの難易度はそれなりですが、ヒントが豊富なのでそこまで迷うことはないでしょう。サーチするとヒントが出てくるので、それに従えば苦戦することはないはず!


 迷ったら、たいていの場合は周囲のブロックをぶっ壊して、それを材料にレゴを組み立てると先に進めることが多いです。壊すブロックや組み立てる場所はヒントがあるので安心! ブロックをぶっ壊したら、△ボタン長押しで組み立てるだけです。

 レゴを組み立てると「なんでそうなる?」とツッコミたくなるような機械などができあがって、なんやかんやでなんとかなります(笑)。


 基本的にはストーリードリブン型のゲームですが、コスチュームや車両集め、育成などのやり込み要素も。とくにコスチュームはバリエーションが豊富で、過去の映画のものが多数用意されています。

 個人的には、『ニンジャバットマン』のコスチュームが実装されていたのがうれしいところ。肩のパーツがカッコいいので、レゴのバットマンにも超似合います!

『バットマン』のレゴを組んでみた! ゲーム内特典も紹介【レゴバットマンレビュー】


 ちょっとゲームのレビューとは逸れますが……本作にはゲーム内特典付きのレゴも存在します。作中にも登場する3種類の車両のレゴです。これらを提供いただけたので、ここで組んでいきます!


 『THE BATMAN-ザ・バットマン-』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『バットマン&ロビン』に登場するバットモービルですね。作品によって大きく形状が異なるのがバットモービルの特徴ですが、とくに印象深い作品のものがチョイスされているようです。


 幼少期はオモチャといえばレゴだった筆者ですが、それなりにレゴの組み立てにはブランクがあります。スムーズに組み立てられるかが少々不安でしたが……パーツが袋でセット分けされていたり、マニュアルが直感的でわかりやすかったりと、とにかく親切設計で超ラクラク組み立てられました!


 “1”の袋を組み立てた段階のレゴ。ちなみに、これは『バットマン vs スーパーマン』のバットモービルです。


 “2”の袋まで組むとこんな感じ!


 完成したものがこちら。ちゃんとバットマンのフィグも付いてきます。


 とにかく細かいところまで作り込まれていて驚き! 運転席の部分も開閉できます。


 3種類のバットモービルを並べてみるとこんな感じ。しっかりとバットマンも細部が違うのがうれしいところですね。

 ちなみに、1キット組むのにかかったのは大体1~2時間ほど。パーツはそれなりに多いですが、マニュアルが親切なので子どもでも簡単に組めそうです。


 また、マニュアルのQRコードを公式サイト(会員登録の必要アリ)で読み込み、コードを発行し、それをゲーム内で登録すると特典がもらえます。もらえる特典は、それぞれのバットモービルのゴールドバージョン! かなりド派手で、キラキラしていて目立ちます(笑)。下記でそれぞれ、実際のレゴとゲーム内モデル(通常版とゴールド版)を並べてみるので、その再現度の高さに注目してみてください!

THE BATMAN-ザ・バットマン-

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

バットマン&ロビン

レゴならではの新しい『バットマン』を本格オープンワールドで楽しめる力作!【レゴバットマンレビュー】


 ゴッサムシティを自由に歩きながら、本格的なバトルや探索が楽しめるオープンワールド大作である『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』。


 『バットマン』ファンはもちろん、レゴに興味がある人や昔遊んでいた人にも刺さる要素が満載です。各種ギミックで使われているレゴが、昔自分でも持っていたパーツだったりすると、なつかしくてまたレゴを集めたくなりますね。

 本格オープンワールドを楽しみたい人や『バットマン』やレゴのファンには迷いなくオススメできる作品になっているので、ぜひ遊んでみてください!

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