コーエーテクモゲームスより10月1日に発売予定の『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』。ご存じ一騎当千の爽快感を味わえる『無双』シリーズの礎を築いた金字塔のリマスター作品です。

今回プレイしたのは、7月に中国で開催された“Bilibili World 2026”というイベントに出展された試遊版。1月には同じく“台北ゲームショウ”に出展されていましたが、今回試遊したのは、趙雲、孫尚香、夏侯惇に加えて関羽、周瑜、甄姫の3名が新たに使用可能になったバージョンです。
当時の記憶を思い出しながら、懐かしい点や改良点などをレポートしていますが、なにぶん25年もの時が経っていますので、ほとんどがうろ覚えな状態で語っている点はご了承いただければと思います。
また、プレイを録画した動画も公開していますので、実際に動いている様子を確認したい方はぜひそちらもご覧ください。
『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』先行プレイレポート
当時の記憶がフラッシュバックする懐かしさと、今風の調整がプラスされ遊びやすく
私は『無双』シリーズが大好きで、ナンバリングの大部分は遊んできました。そのきっかけが『真・三國無双2』だったので、本作の発表には胸を躍らせたものです。
これだけ長い間『無双』シリーズを遊んできた身からすると、作品を重ねるごとに細かい調整はあれ、アクション部分の根幹は最初から一貫していると感じています。そのため、今回の試遊版に触れるとなった際でも、「基本は『無双』だし、そこまでイメージは変わらないでしょ」という気持ちがありました。
しかし、実際に触ってみるとぜんぜん違う……! 確かに連続攻撃の3回目にチャージ攻撃で気絶攻撃だとか、4回目だと吹き飛ばし攻撃になるというアクション部分の感覚は変わっていません。

イメージと大きく違ったのは、雑兵の攻撃頻度です。「昨今の『無双』はぬるま湯だったのか……?」と思うほど、雑兵の攻撃頻度が高く、痛い! 敵武将との戦闘中にもお構いなしに殴ってくるうえ、その攻撃でのけぞってしまうことも少なくないので、ゴリゴリ体力が削られていく……!
とくに遠距離から撃ってくる弩弓兵が非常にやっかいであり、「チクチクチクチク鬱陶しいなあ!」という怒りを抱きながらプレイしていたことも思い出しました(笑)。

でも確かに思い返してみれば、当時はけっこうヒィヒィ言いながら肉まん(回復アイテム)を求めて馬でマップを駆け回った記憶。今でこそ“爽快感”がフィーチャーされがちな『無双』シリーズですが、この当時は敵(主に雑兵)がわりとしっかり首を取る気概にあふれていた時代でしたね。
それこそ難易度が高いマップでは、体力が減ったあとは逃げ回り、低体力状態のときのみ起こる無双ゲージの自動蓄積を使い無双乱舞でダメージを与え、終わったらまた逃げる……という戦術を取っていたことを思い出しました(笑)。

でもそのぶん、敵兵がアイテムを落とす確率も高いのかなと思いました。確かに最近の作品ではあまり敵兵を倒してもアイテムが出ていないような……? アイテムの種類も減りましたよね。
加えて、本作ではミニマップに肉まんが入手できる壺や木箱の場所が表示されています。当時にもあったのか記憶が定かではないのですが、危機に瀕した際に肉まんを求めて無駄にマップをさまようことがなくなるので、本作からの調整だとしたら良い改善点だと思います。

改善点といえば、馬に関しては最新作である『真・三國無双 ORIGINS』と同様のシステムになっています。馬のスタミナがアイコンで表示され、それを消費してダッシュ。“鼓舞する”とスタミナが回復するやつですね。
当時は確か騎乗状態でのダッシュはなく、乗る馬の種類によって移動速度が決められていたと記憶しています。あと馬を呼ぶアクション自体もなかった気がしますね。降りた場所まで馬を取りに行っていたような……? 記憶違いだったらすみません。

あとは敵武将のロックオン機能や、回避アクションも当時はなかったと思いますが、本作には実装されています。私の記憶が確かならば、回避アクションが追加されたのは『戦国無双』シリーズが最初。しばらくはガード主体で戦う『三國』と、回避を織り交ぜて戦う『戦国』で差別化を図っていたようなイメージがあるのですが、後年の作品ではどちらのシリーズにも導入されていますね。
細かい部分だと、敵将に攻撃した際に、ダメージが体力ゲージ下に数字で表示されていたり、敵将の無双ゲージの溜まり具合が見えたりするのも昔はなかった気がします。

一方で先に述べた雑兵の攻撃についてもそうですが、当時を思い出させるような懐かしいポイントもたくさんあります。例えば、敵武将を倒すと能力値上昇アイテムが落ちるところ。確か撃破時のコンボ数でアイテムのグレードが上がっていくという仕様のため、チャージ2攻撃やチャージ5攻撃などの敵を浮かせる攻撃でひたすらお手玉して、強化アイテムのグレードを最大まで上げるという小技をしていた時期です。

最近の『無双』シリーズでは、この能力値上昇アイテムの仕様がないので、撃破後にひたすらお手玉をすることはなくなりましたが、浮かせてコンボを叩き込むという技自体は通常の戦闘テクニックとしても息づいていますよね。
この試遊版でもそうですが、フリーモードでは使用武将が所属する勢力に関係なく、好きな武将で好きな戦場に出撃できていたことも懐かしいですね。

使用武器も懐かしさMAX! 周瑜は剣、甄姫は笛で戦っていた時代
さて、今回のバージョンから使えるようになった3キャラについて少しだけ触れましょう。
まず周瑜は、まだ棍ではなく剣で戦っていた頃。この当時はまだ武器の種類がそこまで多くなく、棍に持ち替えたのは『真・三國無双5』からだった気がします。

剣自体はもちろん複数の武将が装備している武器ではあるものの、確か武将ごとの固有アクションがあって差別化はされていたように記憶しています。周瑜のチャージ4(敵の上を跳ねるように跳躍しつつ斬り払うモーション)なんかは固有だったような……?
ともあれ素早く鮮やかな技で立ち回る周瑜の姿は、この頃から固まっているなと改めて感じました。

甄姫の武器は笛。一部のチャージ攻撃で笛を吹き、周囲に音波攻撃を行うことができる武器です。見た目通り通常の攻撃範囲は狭く、雑兵の攻撃頻度が高いため、かなり扱いが難しい武器でした。音波によるチャージ攻撃は攻撃範囲が広いので、それを主体に戦っていましたね。

このあと、しばらくは笛を使い続けますが、シリーズ中盤の作品では多節鞭に、最新作の『真・三國無双 ORIGINS』では鏢へと武器を持ち替えます。けっこう武器変が多い武将のイメージ。

一方で関羽は、偃月刀が代名詞ともなっているので、一貫して武器種は変わっていません。この頃から長大な偃月刀を用いて、広範囲高威力で敵を薙ぎ払うパワーを見せつけています。

武器種としてとくに欠点もなく、扱いやすさで言えば今回の3名のなかでは一番。逆にいえば今でもあまりイメージは変わらないため、懐かしさを感じるかといえば「まあこんな感じだよね」で済んでしまうという……(笑)。

いろいろとノスタルジーを刺激される部分があったり、逆に敵武将を倒したときに死亡演出が入るところなど、すっかり忘れていた要素もあって、今遊ぶからこそおもしろいなとも感じた本作。今から発売が楽しみです。