電撃オンライン

新作RPG『スターバイツ』個性的なキャラを使い分けるバトルと壮大なSFストーリーに心惹かれる、この秋おすすめの1本【STARBITESレビュー感想】

文:Ak

公開日時:

最終更新:

 10月16日発売のNintendo Switch/PlayStation 5用ソフト『STARBITES(スターバイツ)』のレビュー記事をお届けします。広大な世界の探索を楽しめるRPGの魅力を紹介していきましょう。 

[IMAGE]
※本記事はハピネットの提供でお送りします。

ゲーム概要&ストーリー:荒廃した世界を旅するSFディストピアRPG【スターバイツ レビュー】


 まずは簡単に本作の概要から。『スターバイツ』は、宇宙戦争で砂漠化した惑星“ビター”を舞台にしたターン制のSFディストピアRPG。

[IMAGE]

 SF的な世界観ではありますが専門用語はそこまで多くなく、登場人物たちの関係性や目的もハッキリ明快なので物語に入り込みやすいです。

 逃亡者や犯罪者が集まって暮らすならず者たちの都市“ディライトシティ”で生まれ育った主人公の“ルキダ”。彼女が惑星から脱出するための密輸船のチケットを手に入れることから、物語はスタートします。

[IMAGE][IMAGE]

 序盤はルキダの周囲のイザコザがストーリーの中心ではありますが、物語が進むにつれてSFらしい壮大な展開も!

 魅力的なキャラクターも多数登場してくるので、先が気になってきます。

[IMAGE]

 ゲームシステム自体は、王道のコマンド式RPG。キャラクターのスピード順に行動が決まるタイプで、どのタイミングでどんな行動をとるかが重要になります。特徴的なシステムは搭載しているものの、基礎部分はオーソドックスなので誰でも遊びやすいですね。

 バトルで戦うのがメカ同士なのも特徴的。敵対する人間が乗り込むメカやフィールドで登場するザコ敵もメカ……さらにボス戦ではド迫力のメカも登場! 敵も味方も攻撃のエフェクトがド派手で、メカらしい迫力ある戦闘が楽しめます。

バトル:ドライバーズハイのタイミングでズルできるのが最高に楽しい!【スターバイツ レビュー】


 本作で最も特徴的なシステムといえるのが“ドライバーズハイ”。攻撃したりされたりするとDHゲージがたまり、フルになると使用可能で、通常はタイムラインの順番に行動可能なところを無視して行動可能です。

[IMAGE]

 ドライバーズハイ中はスキルの名称も変化し、効果などがパワーアップ! 行動順が一番最初になり、ダメージを与えることができます。

 こちらは体験版で遊べた序盤時点では、あくまで“追加攻撃してダメージを与える要素”だと思っていましたが、バトルがシビアになるほど“割り込む”という要素が意味を持ってきますね。自分が行動したあとに再行動して、うまく敵を一方的に殲滅できると最高に気持ちいい!

[IMAGE]

 もうひとつ特徴的なのが、弱点を攻撃してバリアポイントを削ると行動不能にできる“ブレイク”というシステム。ブレイク中は無力化できるので、そのスキに別の敵を攻撃するか、被ダメージが上昇するので一気に攻勢に出るかを選ぶことができます。

 ちなみに一度弱点属性の攻撃を当てると敵にアイコンで表示。しかも味方の攻撃が弱点属性の場合、敵のアイコンが光る親切設計となっています。

 ブレイクもゲームを進めるほど深みを増していくシステムになっており、1人1人が使える属性が増えてくると一気にブレイクを狙いやすくなり、存在感が増します。うまく調整すると意図的にブレイクさせやすいので、戦略を組むのが楽しくなります。

 もう少しでブレイクを狙えそうならドライバーズハイを使う、というようにそれぞれのシステムが相乗効果を生んでいる印象です。

[IMAGE]

 ちなみにパーティメンバーが4人以上になると、“サポーター(いわゆる控え)”として設定したキャラクターがブレイク時に追撃するようになるので、ブレイクの恩恵が増します。敵の弱点を効率的に狙っていくのがより楽しくなってくるので、戦闘が単調にならないようになっているのがうれしいポイント!

探索&育成:フィールド上で店売り以上の武器をサラリと拾える!【スターバイツ レビュー】


 フィールドは主に砂漠地帯で、ストーリーが進行するとさまざまなロケーションが探索可能に!

[IMAGE]

 ロケーションによっては“特定のキーカードを探す”“ロックを順番通りに解除していく”などのギミックはありますが、難易度が高すぎるといった謎解きなどはなかった印象。あくまですみずみまで探索していけば、問題なく進んでいけるバランスですね。

 またバトルはシンボルエンカウントなのでフィールドが比較的広く、ダッシュも可能であるため、敵を避けて進みやすいのもうれしいところ。またセーブポイントで“休憩”することでHPやSPを全回復できるのもあって、全体的に探索は超快適です。

 目的地を指し示していくれる“探知”というシステムも用意されているので、方向音痴でも迷うことなく進められます。

[IMAGE][IMAGE]

 また“探知”は、実はフィールド上に隠された宝箱を発見できるという機能も持ちます。不自然な行き止まりやちょっとしたくぼみなどがあると、宝箱を発見しやすい印象。

 チュートリアルでサラリと表示されたときは「まあ入手できるといっても回復アイテムとかだろう」くらいに考えてましたが……なんと、強力な武器が落ちていることも!

 その時点での店売り武器よりも強力なものがあるので、拾えるとビックリするとともに「いいの!?」みたいな気分になります(笑)。なんとなくズルできているような気分がして、探索することがより楽しくなってきますね。

[IMAGE]

 本作での装備はメカに装着する装備となっており、武器、上半身用フレーム、下半身用フレーム、サブフレームを付け替え可能です。それに加えて、エンジン&コアの付け替えも可能になっているのがメカらしさ!

 エンジンはエンジンごとに能力上昇が得られるほか、スロット分だけコアをセットできます。このコアは通常攻撃時にランダムで再度攻撃が可能だったり、戦闘不能時に復活できたりと効果が強力! どんなコアを付けるかで一気に戦略が広がってきます。

 ちなみにコアはショップで制作できますが、材料は主にフィールド上で拾える素材。こちらも探索の恩恵を高める要素になっているのがバランスとしていい感じ!

[IMAGE]

 装備はメカの成長要素となるわけですが、キャラクターはキャラクターで育成要素が存在。レベルアップごとに、任意のアビリティを習得可能です。

 アビリティにはシンプルに攻撃力を強化するものや特性のスキルを強化するものなどさまざまですが、アビリティリセットによる再振り分けも自由。入手した装備や全体的なパーティバランスに合わせて、アビリティ構成を変えたりなどの戦略性も味わえます。

 またアビリティには三段階あり、“ルーキー”、“ベテラン”、“エリート”それぞれで習得可能なアビリティが変わってきます。それぞれの段階は累計のAP消費量で解禁されていくので、あるていど育成すれば次の段階のアビリティを習得可能。それぞれで火力に特化したアビリティを習得することで、特定の能力に特化したキャラクターを作ることも! このへんも自由度があり、より自分好みのプレイが楽しめるはず。

キャラクター:個性を生かす戦略を立てられる!【スターバイツレビュー】


 性格的にも性能的にも、個性的なキャラクターたちが登場する『スターバイツ』。

[IMAGE]

 序盤はディライトシティの“借金大王”として知られるルキダと、彼女の保護者的ポジションであるグウェンドルとバジャーを中心に物語が展開。トラブルメーカーであるルキダと、それを支える2人という構図は見ていて安心感を感じさせられます。

 性能的にも初期メンバー3人の時点で、個性がハッキリ分かれているのがいい感じですね。

■ルキダの性能的特徴
・回復やサポートが可能なオールラウンダー
・味方全体の攻撃力を上げられるスキルが有用

■グウェンドルの性能的特徴
・攻撃力に特化した性能
・やや打たれ弱く、SPが少な目で息切れしがち

■バジャーの性能的特徴
・耐久性能に優れたタンク
・攻防に安定感のある性能

[IMAGE][IMAGE]

 ストーリーを進めると、当然仲間になるキャラクターも増えていきますが、はじめに仲間になるマコボがかなり個性的!

 強力なデバフを敵にかけることができるので、全体的な戦力を底上げできます。さらに敵の全弱点を解明できるという破格のスキルも習得するので、ほぼスタメン必須のような性能。彼女が加入すると、一気にブレイクを狙いやすくなってきます。

[IMAGE][IMAGE]

 また仲間に加入しないキャラクターでも、うさんくさいイケオジの“バーツ”や性悪メイドの“ルメイ”など、魅力的なビジュアルのキャラクターも多数登場。どうにかして隠し要素やDLCで仲間になってくれないものか……。

[IMAGE]

 個性的なキャラクターを使い分けるバトルと、壮大なSFストーリーが魅力的な『スターバイツ』。

 ロボットものではありますが、システムもわかりやすく、王道RPGとして万人にオススメできる完成度! セーブデータが引き継げる体験版も配信中なので、気楽にプレイしてみてください。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります