スクウェア・エニックスが2026年にグローバル配信を予定する、iOS/Android向けローグライトRPG『ドラゴンクエストスマッシュグロウ(スマグロ)』。そのCBT(クローズドベータテスト)をプレイしてのレビューを掲載します。
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9月に発表され、またたく間に話題となったシリーズ新作アプリ『スマグロ』。正式サービスに先駆け、10月14日(火)からCBTが開催されました。
ここでは、『DQ』大好きだけどアプリはほとんど触れたことがないライターによるCBTレビューをお届け! 「おもしろかった?」「DQらしさはあるの?」「やり込めそう?」など、約1週間みっちり遊んで見えてきた、『DQ』新作の感触を紹介していきます!
本記事のレビューはあくまでCBTを触れてのものとなります。製品版では変更となる部分もあると思いますのでご注意ください。
挑むたびに異なる成長と戦術が味わえるローグライトRPG【ドラゴンクエストスマッシュグロウCBTレビュー】
本作の舞台は異世界・バルディシア。この地には魔物がはびこる“ほころび”が多発しており、主人公は“竜の翼”の団員としてほころびによる問題を解決しながら、世界各地を冒険していきます。
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ゲームはフィールド移動とバトルで構成され、フィールドを移動するとさまざまなモンスターとのバトルが発生。操作キャラクターの周囲には白い円が表示されており、この範囲内に敵を収めると自動で攻撃してくれます。
戦闘中は常に動き回れるので、敵の攻撃モーションが見えたら移動して回避。ただし、離れすぎると白い円の範囲外に出て攻撃が届かなくなるため、位置取りが重要なバトルとなります。
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モンスターを倒すとグロウ結晶が出現し、これを集めると冒険レベルがアップ。冒険レベルが上がると、そのクエスト中のみ有効な冒険スキルを獲得でき、以降の戦闘を有利に進められます。
冒険スキルはその場でHPを回復するものや通常攻撃を強化するもの、追加攻撃を発生させるものなど多彩。冒険レベルアップ時にランダムで3種類のスキルが提示されるので、どれを選ぶかで毎回異なる成長が楽しめるのが醍醐味です。
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また、攻撃を続けて必殺技ゲージをためれば、必殺技ボタンをタップすることで装備武器ごとの必殺技を発動可能。技によってはキャラクターのカッコいいカットインが入り、テンションを高めつつバトルに没頭できました!
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バトルの操作は以上で、プレイヤーが指を動かす必要があるのは基本的に移動と必殺技のみ。かなりシンプルですが、直感操作で攻撃を避けながら敵の群れをなぎ払っていくバトルは想像以上におもしろく、見た目の派手さもあって爽快感もバツグンです。
冒険スキルもいいスパイスになっており、クエストに挑むたびにキャラクターが違う成長を遂げるので、常に新鮮な遊び心地を味わえます。ローグライトRPGの魅力を『ドラクエ』の世界観でしっかり整えているという印象です。
なお、バトルはオートプレイが可能で、必殺技の発動や冒険スキルの選択も自動にできます。レベル差のあるクエストはオートプレイでも十分クリアできるので、周回に役立ちそうですね。
敵を“スマッシュ”して味方を“グロウ”させろ!【ドラゴンクエストスマッシュグロウCBTレビュー】
バトルの基本システムは上記のとおりですが、そこに本作ならではの要素として加わるのが“スマッシュ”。戦闘中、ボス以外のモンスターを必殺技で倒すと、敵が大きく吹き飛ぶ“スマッシュ”が発生します。
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“スマッシュ”で倒した敵は通常より多くのグロウ結晶を落とすので、冒険スキルをより多く獲得できることに。これを意識すると、本作のバトルがさらに楽しくなります。
HPが低いスライムだったら必殺技を当てるだけでだいたい“スマッシュ”が発生しますが、少しタフな敵になると必殺技だけでは倒せないこともしばしば。そういう場合は先に通常攻撃でHPを削って、トドメに必殺技を放つというタイミングの見極めが必要になります。
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“スマッシュ”はクエスト攻略のうえで重要ですが、そういうのを抜きにして敵が吹っ飛ぶ様が単純に爽快というのもポイント。スライムやドラキーが画面にへばりつく勢いで派手にぶっ飛んだときは、思わずゲラゲラと笑ってしまいました。
おそらく使用する必殺技によってモンスターが吹き飛ぶモーションも変わるので、いろいろな武器を手に入れてガンガン“スマッシュ”を決めてみたいですね!
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本作が発表されたとき、タイトルの『スマッシュグロウ』という言葉にはとくに注目していませんでしたが、CBTをプレイした今ならわかります。敵を“スマッシュ(吹き飛ばす)”して味方を“グロウ(成長)”させる。そう、まさにこのゲームは『ドラゴンクエストスマッシュグロウ』なんです!!
武器も防具も職業もあり。『DQ』らしいカスタマイズの数々【ドラゴンクエストスマッシュグロウCBTレビュー】
ゲームを進めると主人公以外に2人の仲間が加わり、3人パーティで冒険をすることになります。この仲間はデフォルトの名前や見た目がありますが、あとから自由に変更できるので、実質自分好みのキャラクターを3人作成して旅立てるようなものです。
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各キャラクターには武器、防具、アクセサリなどの装備品のほか、職業(CBT時は戦士、魔法使い、僧侶、武闘家、盗賊の5種)も設定可能。職業ごとに得意武器や特性が異なるほか、転職も行えるので、ナンバリングの『DQ』のような本格的なカスタマイズが味わえました。
また、装備品の一種として“メモリ”も登場。これはモンスターを倒すと手に入る装備品で、キャラクターにセットすることでパラメータがアップしたり特殊効果が発揮されたりします。どことなく、ゲームボーイカラー版『DQIII』のモンスターメダルを思い出させる要素ですね。
メモリはゲーム内に図鑑があるコレクションアイテムとなっているほか、イベントの報酬などでも手に入るので、本作のなかでもかなり力が入っている要素だと感じました。正式サービス後は、いろいろなメモリを集めるのも非常に楽しそうです。
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装備品やメモリは工房で強化できるほか、職業も職業パネルによって能力を伸ばすことが可能。装備、メモリ、職業の組み合わせでキャラクターの強さは無限大に変化するので、骨太のRPGを満喫したい人にも本作はオススメです。
ちなみに、武器や防具を変更するとキャラクターの3Dモデルにも反映されます。現在の装備を変えずに見た目だけ好きな装備に変える“見た目そうび”の機能もあり、コーディネートで遊べるのもうれしいところ!
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メインストーリーだけでなく限定イベントやマルチプレイもハマる!!【ドラゴンクエストスマッシュグロウCBTレビュー】
謎のしゃべる機械“マル”と共に、ほころびの謎を解決していく本作のメインストーリー。CBT時点では第3章までプレイでき、ノーマル難易度はほどよいバランスで最後までクリアできました。ノーマル版をクリアするとハード版が解禁され、メインストーリーのクエストだけでもだいぶ遊びごたえがあります。
しかし、『ドラゴンクエストスマッシュグロウ』のボリュームはここからが本番。本作にはメインストーリー以外にも豊富なコンテンツが用意されています。
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CBTスペシャルイベントと称された“ふっとばせ! スライム大行進!”が、そのひとつ。これは、いわゆるスマホゲームにおける期間限定イベントの類だと思われます。開催期間中は特別なシナリオ付きのクエストのほか、強敵とのバトルが行えるクエストなども発生。
単に期間限定のクエストを用意しただけではなく、そこで手に入るスライムゼリーを使ってマシンから報酬をゲットするという遊びも。CBTだけの特別仕様かもしれませんが、この手のイベントとしては凝った作りでとても楽しめました。
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また、本作にはマルチプレイも存在。最大4人で防衛戦や殲滅戦をプレイでき、ワチャワチャ感があってかなり盛り上がります。マルチプレイはランダムマッチングのほか、部屋を作って特定の人と一緒に遊ぶこともできるので、友だちと一緒にプレイすれば白熱必至!
さらに、ランキング系の“全力組手”や高難易度の“ほこら”に“キラーマルンの試練”など、ガッツリやり込む人に向けた腕試しの場も用意。運営型タイトルはコンテンツ量と常に向き合う宿命にありますが、少なくとも本作は「やることがない……」と嘆かれるようなゲームではないでしょう。
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『スマグロ』で『DQ』アプリデビュー、アリだと思います【ドラゴンクエストスマッシュグロウCBTレビュー】
スマホゲームということで、ガチャについても少々。本作のガチャは“ふくびき”で装備品(武器と防具)を当てるタイプで、最高レアリティの★3の提供割合は7%。また、通常のふくびきのほか、★3武器確定で何度でも引き直せるふくびきも用意されていました。
ただし、あくまでCBT段階での情報なので、正式サービス後に変更される可能性があることは心に留めておいてください。
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自分にとって『DQ』アプリは本作が初だったわけですが、純粋におもしろかったという感想が第一です。全体的なゲームの作りが好みに合いすぎていて、CBTなのにこんなに夢中になるとは思いもよりませんでした。
プレイしたのはAndroid版ですが、動作はサクサクでとくに気になる箇所もなし。ゲームの起動が早いのも高評価です。あと、個人的に大好きなBGMである“広い世界へ”(『DQVIII』のフィールド曲)が、ホーム画面の曲になっていることに1億点くらいあげたい。このゲーム、わかってるぅ!!
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『DQ』アプリは今や人気コンテンツですが、自分のように家庭用タイトルは遊んでいるけどアプリは手をつけていない……という人もいるかと。そんな人はぜひ、『ドラゴンクエストスマッシュグロウ』でデビューしてみてほしいです。家庭用が好きな人ほど刺さる要素があると思うので!
スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。