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【ウマ娘】新育成シナリオ“ごくらく♪ ゆこま温泉郷”レビューと感想。幅広い最適解が生まれそうな育成の多様性に要注目!

文:タダツグ

公開日時:

最終更新:

 Cygamesのクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』。その新シナリオである“ごくらく♪ ゆこま温泉郷(以下、温泉郷編)”の実装日(10月29日)が近づいてきました。今回も先行試遊プレイが可能なメディア体験会に参加させていただきましたので、実際に遊んでみての感触をレポートしていきます。

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新シナリオ“ごくらく♪ ゆこま温泉郷”のレビューをお読みいただく前に【ウマ娘 プリティーダービー】


 まずはいつものごとく、記事を読む前に知っておいてほしい情報をまとめておきます。これは電撃オンラインの新シナリオレビューではおなじみの前置きなので、過去のシナリオレビューを読んですでにご理解いただけている方は読み飛ばしても大丈夫です(いつもありがとうございます)。

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●取材時に選んだ育成ウマ娘は
ナリタタイシン。彼女を合計3回育成しています。
●ストーリーを見ながら進めた
初回の育成は約1時間10分。スキップを用いた2回目以降のプレイ時間は30~40分ほどでした。
●今回のプレイは“初見の新シナリオを記事執筆用のメモや相談をしながらプレイしている”ことを念頭に置いていただけると助かります。
●取材のタイミングは10月28日配信の生放送“
ぱかライブTV Vol.58”の配信より前で、こちらの生放送で公開された情報は知らない状態でのプレイとなります。
●本記事に使用しているゲームのスクリーンショットはCygamesからご提供いただいたもので、取材陣がプレイした内容そのままが反映されているものではありません。
●今回プレイしたものは
調整段階のものであり、実際に皆さんがプレイされるものとは内容が異なる可能性があります。
●試遊にあたり、効率を求めた攻略重視のプレイはしていません。あくまで“
イチ『ウマ娘』ファンが新育成シナリオをプレイしてどのような印象を受けたのか?”という視点にとどまっており、攻略の参考にはならないと思いますのでご了承ください。

“ごくらく♪ ゆこま温泉郷”を遊んでみてのファーストインプレッション


 新シナリオ“
温泉郷編”のゲームシステムを紹介する前に、まずは自分が遊んでみてのフィーリングから述べていきたいと思います。

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 最初は1プレイにおける時間の目安について。今回の新シナリオは
育成がURAファイナルズまで続きます。プレイ時間は“無人島へようこそ -DESIGN YOUR ISLAND-(以下、無人島編)”と大きな差は感じませんでした。

 新しい要素はたくさんありつつ
ランダム性は少なめな手ごたえ。育成の再現度が高そうで、個人的にとても好印象でした。何度も育成を繰り返すゲームですし、ランダム性はあまり高くないほうが個人的に好みなのですが、読者の皆さんとしてはいかがでしょう。

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 温泉郷編では育成ウマ娘それぞれの育成シナリオもバッチリ楽しめました。僕はこのスタイルのほうがしっくりくるんですよね。今回の取材でもこれまでと同様、最推しであるナリタタイシンを育てたわけですが……。久しぶりに菊花賞前のイベントで“練習ベタ”がついてビックリしましたよ。

 そうか、無人島編ではタッカーブラインさんの“幸運体質”に助けられていたんだった……つい忘れそうになってたというか、慣れとは恐ろしい(笑)。あらためてタッカーさんに感謝しつつ、保健室へと向かったものです。まあ、このイベントがあるからこそのタイシンなんですけどね!

 さておき、お次は育成シナリオの適正距離について。無人島編は“中距離~長距離”の育成に適したバランスになっていましたが、今回の温泉郷編は“
全距離対応型”のシナリオになっているようです。

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 そもそも無人島編でも短距離やマイル用の育成はできますが、シナリオ進化スキルの恩恵が薄れるデメリットはどうしても気になる部分。その点、今回の温泉郷編ではシナリオ進化スキルが距離系のスキルではなく
脚質系スキルになるとのことでした。

 残念ながら体験会の段階ではまだ未実装だった部分もあり、シナリオ進化スキルの詳細はわかりませんでしたが。10月29日にはしっかり実装されるとのことなので、今からワクワクしております。

 “眠れる獅子”がそろそろ目を覚ましたりしないかなぁ……(笑)。

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▲パラメータ上限はスピードが約1900、スタミナが約1800、パワーが約1700、根性が約1700、賢さが約1400ほどとなっていました。直近の無人島編に比べると、パワーを除いて軒並み上限が伸びていますね。

 お次はプレイの手触りについて。先ほども述べたとおりランダム性は少なめな印象です。詳細は後述しますが、しっかりと計画を定めてシナリオギミックである“温泉”と向き合えば、かなり強いウマ娘を育成できる手ごたえがありました。

 ちなみに僕は、無人島編における“
育成指針のバリエーションの豊富さ”がかなりお気に入りでして。サポカの内容や島トレーニング施設の建設計画を調整することで、色々な試行錯誤が楽しめた良シナリオだと思っています。

 そして今回の温泉郷編も、そういった“
多様性”はしっかり重視されているように感じました。ファーストインプレッションはかなり良好。育成の最適解が必ずしも一つではなく、目標ごとに色々な試行錯誤が楽しめるほうがモチベに繋がるタイプなので、『ウマ娘』にはこの“多様性”こそ重視してもらえたらいいなあって思っています。あくまで個人の主観ですけど。

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 こう書くと“つまりシステムが複雑ってこと?”と、少し警戒心を抱く方もいるかもしれません。正直なところ記事で説明しておきたい要素は多めですし、これまでのシナリオと勝手が違う部分もあります。さまざまな要素が一本の線でつながっているので複雑という印象はありませんが、
覚えるべきことが多いゲーム性ではありますかね。

 ただ、初心者お断りの難易度かというとそんなことはなく。
システム自体はシンプルで頭に入ってきやすいですし、直感的に遊んでも問題なさそう。人によっては慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、だからこそ奥深い育成が楽しめそうで、自分としては手ごたえがあります。

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 前置きが長くなりましたね、すみません。ここからは具体的なシステムを紹介しつつ“温泉郷編”の魅力をより詳細に解説していきたいと思います。

“温泉郷編”ストーリー:温泉を堪能しながら強くなれ! いい人生はいいお休みから!


 忙しい日々を送るウマ娘たちに届いた、『ゆこま温泉郷』からの癒しの招待。
 だが温泉郷は衰退の危機にあり……!?
 いい人生は、いいお休みから。
 “保養”を見直し、健やかに生きよう。

 ……今回のシナリオの導入はこんな感じ。忙しい現代人にこそ刺さりそうなキャッチフレーズがいくつか盛り込まれていて、ちょっと笑ってしまいました。ここ数カ月は無人島で非日常感のあるバカンスを楽しんでいましたが、そろそろのんびり温泉に浸かるのもオツかもしれません!

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▲保科健子(CV:高垣彩陽)
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▲ユノハナブルーム(CV:豊崎愛生)

 温泉郷編のカギを握る重要キャラは2人。URAが誇る保養施設“ゆこま温泉郷”の女将である
保科健子(ほしなきよこ)さんと、その後継者として修業中のユノハナブルームです。

 保科さんは元トレーナーで、ユノハナブルームは元担当ウマ娘だったという間柄。2人の保養の知識は相当なものとなっています。彼女たちと協力し、世の流れ的に衰退しつつある“ゆこま温泉郷”を復活させるために新しい源泉を掘り起こしながら、PR活動でその存在をアピールしていく。それが本シナリオの基本ストーリーとなっています。

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 温泉に浸かることでウマ娘たちのトレーニング効率がアップし、その上昇値は源泉から得られる“
温泉パワー”で変化するため、温泉郷の再興はトレーナーにとっても大きな命題といえますね。

 ちなみに保科さんは友人カードとしてサポートカードも実装されていました。ここらへんは新シナリオのお約束を踏襲し、めちゃくちゃ便利な性能に仕上げられていましたので、後ほどしっかり解説していきたいと思います。

温泉郷編プレイの流れ:掘削した温泉に浸ってリフレッシュしながら効率よくトレーニング!


 ここからは温泉郷編のプレイの流れについて紹介しましょう。シナリオのコンセプトは前述のとおり、“
保科さんやユノハナブルームと協力しつつ衰退する温泉郷の再興を目指す”というもの。プレイヤーは温泉郷の側にある源泉を掘削し、温泉の評価を上げ、毎年の年末に開催される“湯浴み会”で高評価を得られるよう尽力することになります。

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 掘り当てた源泉で強化された温泉にウマ娘たちが浸かれば、
やる気の上昇、体力回復、一部の悪いコンディションの解消、泉質に応じたトレーニング効果の上昇など、いいこと尽くめ。とにかく便利な温泉の利用には、PR活動やイベントで手に入る“入浴券”を使用することになります。

 入手契機こそ異なりますが、ここら辺は無人島編の“島トレ券”を思い浮かべればわかりやすいかと。端的に言えば、要所で温泉に浸かることで効率よくウマ娘を強くしていく……そういう流れになっているわけですね。

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 なお、湯浴み会はジュニア級12月、クラシック級の12月、シニア級の12月の計3回の開催。感覚的には無人島編の“評価会”や“走れ! メカウマ娘(以下、メカウマ娘編)”の“Upgrade Exam(UGE)”に近い感じです。

 簡単にまとめますと……

①ゆこま温泉郷再興のため新しい源泉の掘削に着手(※源泉は複数存在)
②掘削の完了や温泉郷のPR活動で入浴券を入手
③入浴券を使ってウマ娘をリフレッシュさせつつトレーニング効率をアップ
④年末の“湯浴み会”に参加して高評価を獲得。温泉郷を再興させる

 こんな感じでシナリオを進めつつ、シニア級終盤のURAファイナルズを目指していく形です。今まで『ウマ娘』を遊んできたプレイヤーさんであれば、やるべきことはすぐに理解できると思いますよ。

 ということで、ここからはそんな本シナリオの新要素について詳細を解説していきましょう。

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温泉:源泉を掘削して温泉パワーを高めよう


 まずは本シナリオの最重要項目となる温泉について。本シナリオでは入浴券を使って温泉に入ることができるというのは先に説明したとおりです。そしてこの温泉は、“
源泉”を掘削することでさまざまな効果が付与されて“温泉パワー”が上昇していく仕組みとなっています。

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▲掘削はトレーニングなどを行うことで実施されます。

 ゲーム開始時に選べる源泉は3つのみ。そこからクラシック級、シニア級とシナリオが進むにつれて、選べる源泉の種類も増えていきます。
源泉を数多く掘削するほど温泉パワーは上昇するので、積極的に掘りまくりましょう。……まあ、掘ってくれるのは担当ウマ娘なんですけど(汗)。

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▲こちらが源泉の選択画面。掘削完了後、温泉パワーにどんな特殊効果が得られるかを確認可能です。
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▲温泉効果には、入浴時に発動する“即時効果”と、その後2ターン効果が残る“継続効果”の2種類が存在します。

源泉の効果と地層:源泉に到達するまでの地層はそれぞれ異なる


 源泉を掘削する際に重要視したいのが、掘削成功時に得られる効果。そして源泉にたどり着くまでの“
地層”です。地層には砂・土・岩の3種類が存在し、それぞれの源泉で構成が異なっています。

 たとえば“
明晰の湯”。こちらは岩の地層を400掘り進めると掘削が完了し、温泉パワーに入浴時の体力回復量+5、賢さの友情ボーナス20%上昇、育成目標達成時の獲得ステータス30%上昇の効果が追加されます。

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 それとは別の源泉である“
堅忍の湯”。こちらは土の地層を400掘り進めると掘削が完了し、温泉パワーに入浴時の体力回復量+5、スタミナと根性の友情ボーナスが20%上昇する効果が追加されます。

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 ちなみに地層の掘削はトレーニングなどを行うことで進展。その際それぞれに対応した
基礎能力が上昇する(例:砂の地層ならスピード、賢さ、スタミナが上昇する)仕組みになっています。

 能力が伸びるぶんトレーニングの
体力消費は他のシナリオより激しめ。察するに、トレーニングなどを行ったあとに掘削作業を頑張っているのかも……? だとしたら健気すぎる!

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▲こちらが育成のトップ画面。画面左に現在のゆこま温泉郷の評判と、掘り進めている地層の進捗、入浴券の所持数などがまとまっているのがわかります。

 どの源泉から掘削するかで育成効率や育成終了時のボーナスに差が出てくるのは覚えておきたい部分。試遊プレイ時の感触としては、
すべての源泉をもれなく掘削することはできないバランスだと感じました。掘削する源泉を選択する際は、伸ばしたいステータスをしっかり考慮しておくとよさそうです。

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 ちなみに……今回のシナリオから育成ウマ娘の
体力ゲージがしっかり数値化されるようになったのも地味ながら大きな変更点。トレーニング時に消費する体力はもちろん、“入浴時の体力回復量+5”がどれくらいの効果なのかといった細かい部分もしっかり認識できるようになったので、体力管理が把握しやすくなっていますよ。

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装備:源泉を掘る際に必要となる掘削アイテム


 次に、前述した地層を掘り進める“装備”について説明しましょう。こちらは砂の地層を掘削する“
ホールディガー”、土の地層を掘削する“アースドリル”、岩の地層を掘削する“メタルクラウン”の3種類が用意されています。これらは実際の地層掘削にも使用される工具とのことですが、僕はいずれも初耳なアイテムでした(笑)。

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 各装備にはLvの概念が存在。掘削する源泉を選ぶタイミングで、どれか1つのLvを1段階強化することができます。Lvが高いほど掘削力が上昇するので、掘削先の源泉で最も量が多い地層を優先するのがセオリー。地層の量が同じ場合は、Lvが低い方を優先しておくのがオススメとなりそうです。

 ここで面白いなと感じたのは、掘削力に影響するのはこの装備のLvだけではなく、連動するステータスや関連因子の数が関わってくること。これを踏まえつつ、装備ごとの特性を下にまとめてみました。

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ホールディガー:砂の地層を掘削する装備。スピード、賢さ、スタミナの影響を主に受ける。

アースドリル:土の地層を掘削する装備。根性、スピード、パワーの影響を主に受ける。

メタルクラウン:岩の地層を掘削する装備。パワー、賢さ、スタミナの影響を主に受ける。

 上記のような形。掘削力に影響を与えるのは育成ウマ娘の基礎能力のみならず、育成開始時に想いを引き継いだ継承ウマ娘の
基礎能力因子(青色の因子)の数も大事になってくるようです。これはなかなか興味深い……。

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 思えば最近の継承では、距離適性やバ場適正に影響する赤色の因子、そして固有スキルの継承に影響する緑色の因子にばかり気を取られがちじゃありませんでしたか? 正直なところ僕は青因子は一番優先度を低めにしていたので、この温泉郷編でここに再びスポットが当たるとは夢にも思っておらず。「なるほど、そう来たか~」と唸ってしまいましたよ(笑)。強いウマ娘を育てるには因子の質がますます大切になってきそうですね。周回をがんばらねば!

 ちょっと脱線しましたが、お話をまとめますと。育成開始時は3つしかない源泉ですが、物語の進行によって選べる数が増えていき、当然ながら後半に出現する源泉ほど特殊効果の恩恵も大きくなります。そのぶん地層も複雑化&掘削量が増加するのも見逃せない部分。

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 温泉パワーへの影響は小さいものの、掘削に時間がかからない源泉を選ぶのか。それとも、効果量の大きさに期待して掘削に時間がかかる源泉を選ぶべきか……。プレイヤーの育成プランごとに正解が変わってくるかもしれません。

 個人的には、シニア級になると掘削可能になる“
秘湯ゆこま”や“伝説の秘湯”はかなりアツそう。地層が複雑で深度が深いぶん掘削に時間がかかりますが、挑戦する価値はありそうです。

秘湯ゆこま:体力回復+30。スピードの友情ボーナスが45%。スタミナ、パワー、根性、賢さの友情ボーナスがそれぞれ60%上昇。編成しているサポートカードのタイプが5種類以上なら編成サポートカードから追加で3人トレーニングに現れる。

伝説の秘湯:育成目標達成時の獲得ステータス+80%。

 まじであっちっちですよ……温泉だけに(笑)。これらを掘削するか否か、全国のトレーナーの皆さんがどうお考えになるかも気になるところです。

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 なお、源泉の掘削についてはいつでも自由に変更できるわけではありません。育成スタート後の3ターン目に掘削先を決めたら、あとは源泉を掘り終わったタイミング、および湯浴み会の終了時に別の源泉を選択することが可能となります。手あたり次第に少しずつ掘り進めていく……なんて破天荒なプレイをする方はあまりいないと思いますが(笑)。一応、情報として頭に入れておいてもらえれば!

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入浴券:トレーニングを行う前に温泉に浸かって温泉パワーを獲得!


 さまざまなシチュエーションで手に入る“
入浴券”を使えば、ウマ娘たちに温泉入浴させることが可能です。この時ターンは経過せず、現在の温泉パワーを参照して体力が回復し、やる気が上昇。一部の悪いコンディションも解消され、トレーニングにプラス効果を獲得できます。発動ターンのみならず次のターンまで、合計2ターンも入浴効果が持続するのがうれしい!

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入浴券は3枚までストック可能で、獲得タイミングと枚数は下記のとおり。

PR活動:1枚獲得(体力消費あり)
初回の源泉選択時:2枚獲得
源泉の掘削完了時:0~2枚獲得(※)
夏合宿開始時:0~2枚獲得(※)
最終湯浴み会終了時:1~2枚(※)(※)保科健子の友人サポカの有無とレアリティで枚数が変動。

 試遊プレイでは使いどころを惜しんでしまい、おかげで使いきれずにストック上限の3枚を超えてガッカリした局面も……。アラートも出るのですが、目標レースへの出走などの兼ね合いでうまく使いきれない局面があったんですよね。もったいないオバケが出ちゃう!

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 個人的には“島トレ券”と同じような感覚で出し惜しみしちゃってましたが、今回はもう少しカジュアルに使っていって問題なさそうです。いざともなれば“
PR活動”でいつでも補充できますからね。

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 ちなみにこの
PR活動はジュニア、クラシック、シニアで内容が変化する模様。不覚にも試遊プレイではトレーニングに夢中になっていて、すべてのパターンを確認し忘れてしまったことを今になって後悔しています。あたしって、ほんとバカ。

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▲PR活動はステータスが微増して入浴券を1枚ゲットできます。バカにならない体力を消費するので乱発する行動ではない気もしつつ……担当ウマ娘が健気にがんばっている姿を見られるのは眼福でした(笑)。

 夏合宿開始前など、特定のタイミングでは自動で入浴券が獲得できますが、このときの枚数は
友人サポカの有無とレアリティで変化するのも大きなポイント。試遊プレイ時はSSR友人サポートカード“[ゆるり、ゆこま旅館]保科健子”のカードを使わせてもらい、最大枚数を常に入手しておりました。

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▲こちらが“[ゆるり、ゆこま旅館]保科健子”のSSRサポートカード。

 保科さんにはRカードも存在するのですが、
RとSSRでは入浴券の獲得枚数が変化するとのこと。後述する“超回復”の発生頻度が上昇することを踏まえると、できれば保科さんはSSRのサポカを確保したいというのが個人的な感想です。場合によってはフレンドからのレンタル枠なども活用していきたいところ。

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▲保科さんと同時に実装されるという“[天才的ユートピア]トウカイテイオー”のサポートカード。こっちも強そう!

超回復:一定量の体力を消費することで入浴時の回復力がアップ!


 券を使用して入浴時は、現在の温泉パワーを参照して体力の回復量が決定。このとき、一定量の体力を消費していると、ランダムで“
超回復”が発生します。

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 これが発生すると
体力が大幅に回復するほか、スキルPtの入手や編成サポートカードからのスキルヒントの獲得(2つ)、さらには最大で150まで一時的に体力上限がアップするなど、まさに至れり尽くせりの内容といえるでしょう。

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 なお「一時的な体力上限ってなんぞ?」と思われる方もいるかもしれませんが。簡単に言えば“体力が10しか減ってない時に超回復が発生して回復量が大きくムダになる”といった泣けるシチュエーションがなくなる親切仕様です。

 たとえば体力が70あるときに超回復が発生して体力が70回復した場合。このとき、担当ウマ娘の体力は一時的に140になります。これはトレーニングなどで体力を消費すると、上限も元に戻る形。一方で、体力が20しかないときに超回復が発生して体力が70回復した場合は、体力は90まで回復して上限アップは発生しません。

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 “一律で150まで回復する”のではなく“
体力上限を超えたぶんだけ一時的に超過して回復できる”と書けばわかりやすいかもしれませんね。

 なお、この超回復は
ランダム発生なのですが、体力を消費すればするほど発生確率は上がるとのこと。さらには保科さんの友人サポカで彼女と一緒にお出かけすれば、次ターン以降に任意で発動させることも可能でした。
 
 むしろ
保科さんとのお出かけでは体力は回復しないので、超回復を念頭に入れてお出かけする感じですかね。ここらへんの勝手の違い、僕としてはかなり新鮮でした。

夏合宿・URAファイナルズ:入浴券をしっかり確保したうえで突入したい


 夏合宿の開催中、およびURAファイナルズ開催期間は、源泉の掘削を進めることができません。ただし、この期間中も温泉に入ることはできるので、事前にしっかり入浴券を確保しておくことが重要になりそうです。

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 夏合宿中はPR活動もできないので要注意。逆にURAファイナルズ中はPR活動こそできるものの、ここはしっかりトレーニングに時間を割きたいところなので事前準備は大切。入浴券を多めに入手できるSSRの保科さんのサポカは、ここでもかなり輝きそうですね。個人的には全力で入手したいサポカといえます。

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湯浴み会:毎年年末の湯浴み会で高評価を目指そう


 ジュニア期、クラシック期、シニア期の12月下旬には“
湯浴み会”が発生。評価は第1回、第2回は“ふつう”と“いい湯”の2段階評価で、第3回ではさらにもう1段階上の高評価が存在します。

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 このとき、評価に応じてパラメータが上昇するほか、スキルPtも獲得可能。第3回にかんしては、
シナリオスキルの固有ヒントも獲得できるようです。ここでぶっちゃけてしまうと、僕が試遊プレイ時に右も左も分からない状態で育成しても、しっかり最高評価を獲得できました。あまり難しく考えることなく育成しても大丈夫そうなので、そこはご安心ください。

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シナリオリンク:今回のシナリオリンクキャラは6人!


 見出しのとおりですが、この温泉郷編での
シナリオリンクキャラは保科さんを含めて6人。それぞれでリンク効果が異なりますので、ちょっとまとめておきますね。

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 こうして見るとシナリオスキルは
逃げや先行脚質の選択肢が豊富な印象。年末までのチャンピオンズミーティングやリーグオブヒーローズのレース構成を思い返すと、短距離やマイルの戦いがメインになるので、トランセンドから“コンセントレーション”のスキルヒントをもらえるのはシンプルに強そうですね。

 一方で追込は実質的に“全身全霊”くらいしか選択肢がないかも? タイシン推しとしては正直少し残念……。まあ“全身全霊”自体はバランスがよくて使いやすいですし、出遅れのリカバリーがたいへんな短距離とか、序盤でいい位置取りをキープしたい時には“コンセントレーション”も輝くでしょうから、うまく活用していきたいところですね。

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 ……ということで、新シナリオのプレイの流れ、および新要素の解説は以上となります。ここからは、遊んでみて感じたプレイフィールについてもう少しくわしくお話しましょう。 

イチ『ウマ娘』ファンとしての個人的見解


 ここまでお読みいただけた方のなかには、どれくらい強いウマ娘を育成できるか気になっている方が多いと思います。個人的なフィーリングとしては、“無人島編”より少し育成難易度が上がったものの、ちゃんと育てればしっかり強く仕上げられる……そんな可能性を感じています。

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 気になったところを書いていくと、まずはサポートカードの編成。今回は全タイプを並べる“
ハイランダー”などの編成が、無人島編よりもさらに強そうに思えます。というのも、前述したとおり“秘湯ゆこま”を掘削すれば、サポートカードのタイプが5種類以上で分身が発生するようになりまして。終盤ではこれがシンプルに強力だと思うんですよね。

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 そもそも今回のシナリオでは、
サポカを編成していないステータスはけっこう伸び悩む感触でした。そういう意味でもハイランダーは、おもに中~長距離の育成などでしっかり選択肢に入りそうです。無人島編は島トレである程度全体的にステータスを伸ばしていけましたが、この温泉郷編では1つ1つのステータスをじっくり伸ばしていくバランス。とにもかくにも入浴券の使い方がカギを握る気がしております。

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 とはいえ、たとえば短距離やマイルでの育成にスタミナのサポカを入れるべきなのかなど、色々と悩ましくはあるわけで……。ここらへんはプレイヤーの育成方針やサポカ資産で解が変化してきそうです。総じて懐が深いというか、色々と
多様なパターンを模索していけるシナリオなのかなって印象を受けました。

 次に源泉の掘削について。じつは試遊プレイ時に、ギリギリのところで掘削力が足りず、源泉到達まで残り2や3で寸止めされたことが何度かありました。これ、シンプルに1ターンをムダにするわけですし、ガチ育成時にやらかすとショックが大きそう。トレーニング効率と掘削力は必ずしも比例するわけではないので、ときには
掘削力を優先して立ち回る必要も出てくるかもしれませんね。

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 体力の減り方や回復量も勝手が違ってちょっと驚きました。賢さトレーニングの回復量は通常で2。友情トレーニングでさえ4とかしか回復しないので「マジかよ!」って気持ちに……。

 察するところ、賢さトレーニングのあとに掘削作業を頑張ってくれているからこその回復量だと解釈してますが。いかんせんこれまでの蓄積があるぶん、頭では理解できても慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

 
やる気管理がめちゃくちゃラクなのは大きなメリットですね。入浴券を使うだけでやる気が上がるので、過去のシナリオよりも格段に快適でした。ちょっとクセになるというか、僕的にはずっとこれくらいでいいまである(笑)。

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 さておき、温泉にかんしていえば。最初は過疎っていて1人で浸かっていた温泉が、いつしか活気を取り戻して人が増えていく描写がすごく好きですね。自分も思わず「
温泉に入りてぇ~」ってなっちゃったくらいです。癒されたいですよね、身も心も。現代の日本人は忙しいですから……。

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 ちなみに、さすがの温泉でも“練習ベタ”は解消されませんでした。これが実現できればタイシン推しとしてサイコーだったのですが、そう甘くはないか……。まあ、温泉で寝不足や肌荒れが解消されるのは納得感がある一方で、練習ベタが治ったら「なんで???」って思ってしまいますし、ぶっちゃけいい案配ですよね。わかります(笑)。

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 みなまで言いませんが、トウカイテイオーやミホノブルボンがシナリオリンクキャラクターになっているのもすごくエモいと思っていて。彼女たちはとくにゆっくり疲れを癒してほしいですよね。ケガとかしてほしくないですから……。

 総括すると。考えるべきことは多そうなものの、それらが育成ゲームとしての幅広さにつながっていて
全体的に好印象です。イチファンとして明日の実装が楽しみなシナリオといえますね。

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ナリタタイシンと挑んだメディア大会、そしてチャンピオンズミーティングのお話


 ……ということでここからは、シナリオレポートとは関係ないメディア大会とチャンピオンズミーティングの話題を少々。

 まずは
メディア大会について。前回に引き続き、今回も取材終了時に体験会に集まったメディアの皆さん(そして運営さん)が一堂に会してのルームマッチが催されました。

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 レースの出走権があるのは“
おまかせ育成”で育てたウマ娘のみということで、かなりラフな一発勝負。コースは阪神レース場の1600メートルということで、いわゆる“阪神ジュベナイルフィリーズ”条件でした。ひらたくいえば12月実施のチャンピオンズミーティングとほぼ同様のレギュレーションですね。

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 僕はもちろんナリタタイシンで挑戦しまして、結果は
大健闘の2位! 僅差でスティルインラブに負けてしまったのですが、最終直線でめちゃくちゃ頑張ってくれたタイシンの雄姿に、つい興奮しちゃいました。もちろん悔しさも隠せませんが……気持ち的にはうれしさのほうが大きいですかね。よくやったぞ、タイシン! キミは本当にかっこいい!!!

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 ちなみに新シナリオの先行レビューでは毎度書かせてもらっていますが。自分は相変わらずナリタタイシンでチャンミにも挑戦し続けております。そしてなんと、先月のチャンピオンズミーティング CLASSICにて、超久しぶりに彼女をセンターに立たせることができたんですよ!

 “迷光オーヴァライド”衣装、いわゆるメカタイシンで念願のセンター。この
新衣装では初の優勝となりました。そもそもタイシンをチャンミで勝たせてあげられたのはじつに1年半ぶり。ウイニングライブの“Ms. VICTORIA”ではこみ上げてくるものを我慢できませんでしたね……。

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 対戦相手のうち、お1人がスティルインラブ、クロノジェネシス、グラスワンダー。もうお1人がスティルインラブ、クロノジェネシス、ジェンティルドンナと、環境的にガチな最強クラスの相手だったときは軽く眩暈がしましたが……よくぞこれだけの猛者に勝ってくれたと誇らしい気持ちでいっぱいです。
感無量とはまさにこのこと!

 自慢と捉えられたくはない一方で、心の奥には「
世界一かわいい俺の推しを見てくれ!!!」という欲求があるのも事実……。ホント、相変わらずタイシンには心を狂わされっぱなしです。だってかわいすぎる。みんなに知ってほしいです、このかわいさ。まあ誰に押し付けるものでもないですけど(苦笑)。

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 僕にとって幸せなことに、とても熱量の高いタイシン推しの仲間が周りに居てくれるのも、すごくモチベが上がる要因です。ゲームがきっかけでコミュニティに所属するというのも、引きこもりがちな僕にとっては貴重な体験。

 まあ基本的には、みんながワイワイしているのをすみっこから眺めているだけなんですが(笑)。それでもニコニコできてしまうから不思議です。タイシンに、そして『ウマ娘』というコンテンツに、
生きる力をもらえていることを実感しますよ。

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 願わくばタイシンのフィギュアとかグッズなんかをもっとたくさん作ってくれればさらに素敵なんですけど……どうでしょうか……。

 入れ込んでるぶんチャンミに負けると
2~3日凹むことになりますけど、それもまた一興。10月の短距離チャンミも当然タイシンと一緒に挑んでますし、これからも彼女とマイペースで向き合っていけたらいいなあと思ってます。聖なる一歩半の距離感で。

 まずは明日からの新シナリオで張り切って育成に励みたい所存。皆さんがこの新シナリオにどんな印象を抱くのか、一人のトレーナーとしてとても楽しみです。一緒に育成を頑張りましょう。そしてチャンミで遭遇したらそのときは対戦よろしくお願いします(笑)。

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 それでは今回はこのへんで!

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ウマ娘 プリティーダービー

  • メーカー:サイゲームス
  • 対応機種:Steam・PC
  • ジャンル:シミュレーション、レース
  • 発売日:2021年3月10日
  • 希望小売価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)