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新作アプリ『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』先行レビュー。実在する米の品種も初登場し、稲作要素は深化。アプリらしい気楽さでシリーズ入門に最適【電撃秋アニメ×ゲーム2025】

文:Ak

公開日時:

 新作アプリ『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』の先行レビュー記事をお届けします。

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 今回のレビューでは、開発中のデータを1時間ほどプレイ。限られた時間ではありましたが、本作のアクションや育成システム、さらに『サクナヒメ』らしい稲作シミュレーション要素に触れることができましたので、ぜひご覧ください!

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アクション&探索:見下ろし型のアクションRPGとしてアクション性が一新!【サクナヒメアプリレビュー】

 『天穂のサクナヒメ』がアプリになる、ということでまず気になったのが、アクション要素がどうなるのかということ。

 コンシューマー版『天穂のサクナヒメ』は、いわゆる“メトロイドヴァニア”と呼ばれる2Dアクションでしたが、左右のスティックを使うなど、操作方法はそこそこ複雑。それをどうアプリに落とし込むのかが気になるところですよね。

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 アプリ『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』では、コンシューマー版からアクション性を一新。見下ろし型のアクションRPGになっています。

 ステージクリア形式で、ドラッグ操作で画面上のスティックを動かし、キャラクターが目的地に到達したらステージクリア。道中に出現する敵をタップ操作で蹴散らしつつ、先へ先へと向かいます。

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 今回触れたのはチュートリアル範囲のステージだったので、1~2分で終わるかなり短めのものでした。正式サービス後は、ステージ中に探索要素なども登場する様子。ただし難しいステージであっても1周5分~10分ぐらいで終わるようなので、そこは気軽ですね。

 “泥濘み”などでは走れずに移動速度が低下するなど、一部特殊な効果のある地形も存在します。コンシューマー版とはまた異なる体験が楽しめそうでワクワク!

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 灯篭の近くで行動ボタンをタップすると離れた灯篭に移動できるギミックも。このあたりは、コンシューマー版の羽衣アクションを再現したような印象ですね。

 アクションRPGとしての操作感は極めて良好で、初見で思い通りにキャラクターを動かすことが可能。アプリとしてはジャンル的に定番ではあるので、すぐに馴染めるかと思います。

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 ステージ中では強敵とのバトルも。強敵には昏倒値があり、削り切ると一定時間昏倒状態になって攻撃のチャンスに!

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 キャラクターのアイコンをタッチすると“奥義”が発動。強敵との戦闘で役立ちます。さらにキャラクターごとの“奥義”を連続でタッチすると“奥義連携”となって威力がアップ!

 “奥義連携”では後に発動した“奥義”ほど効果が上がるので、最も効果を高めたい奥義を最後に発動させるなどの工夫の余地があるようです。

米作り:超本格仕様の米作りは圧巻! アプリらしい簡略化も可能【サクナヒメアプリレビュー】


 アクション要素が比較的簡単になっていたので、『天穂のサクナヒメ』の代名詞といえる稲作シミュレーション要素に関しても「まあアプリだし、お手軽になっているだろう」と思っていましたが……正直、ナメてましたね。

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 そんな稲作シミュレーションの画面写真がこちら。コンシューマー版と比べても遜色ない圧倒的な設定項目の多さ! これだけでも、いかに稲作シミュレーション要素に力を入れているか察することができます。とにかくさまざまな項目を設定可能で、本物の米作りに基づくリアル仕様になっています。

 コンシューマー版と比べると、直接キャラクターを操作しなくても各種作業が可能になっているなど、簡略化されている面はありますが、種もみの選別や田植えなどの特徴的な要素はしっかり採用されています。

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 冬は種もみの準備、春からは田植えなど、季節によって設定できる項目が異なるのも本格仕様。初見ではどの作業でどんな設定をすればいいのか分かる人はなかなかいなさそう……。しかも季節ごとにしっかり天候の要素もあり、それに合わせた設定にする必要があるので、毎回同じ設定にしておけばいいわけでもありません。

■季節ごとに設定できる項目
・冬工程(種もみ選別、種もみ消毒、浸種、催芽、育苗、冬耕)
・春工程(田起こし、代かき、田植え、水量調整、鴨を田に放つかの選択、草むしりをするかどうかの選択)
・夏工程(溝切り、中干し、水量調整、鴨を田に放つかの選択、草むしりをするかどうかの選択)
・秋工程(稲架掛け、水量調整、鴨を田に放つかの選択、草むしりをするかどうかの選択)

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 また米(種もみ)の品種によっても最適な設定は異なるので、“コシヒカリ”や“あきたこまち”など、品種に合わせた最適設定を考える必要があります。

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 とまあここまで書くと非常にハードルが高そうに見える稲作シミュレーション要素ですが、おまかせ設定もできるので、設定が面倒ならこれでもOK。ただしその場合、あくまである程度の収穫しか得られなくなっている模様。より効率的に収穫したいなら、試行錯誤が必要になりそうですね。

 とはいえ、別にうまくいかなくて収穫量が少なくても少し効率的でなくなるだけで、そこまで大きなデメリットはないので気楽にいろいろ試してみても大丈夫。アプリらしい気楽さと『天穂のサクナヒメ』らしい本格仕様を両立させたいい感じのバランスになっています。

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 ちなみに試遊時はトライ&エラーでいろいろと設定を変えて試してみましたが、おまかせ設定を超える収穫量は得られませんでした……。慣れないうちは、おまかせ設定にしておくのが無難かもしれません。

 おそらくサービス開始後はコンシューマー版と同様に、米作りに詳しいユーザーたちから攻略情報という名のお米の専門知識がSNSなどに投下されると思われるので、それを参考にするのがいいかもしれません。コンシューマー版同様に、本作も教育にいいゲームになりそうだ……!

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 また種もみは条件を満たすことで新たな品種を解放可能。特定の品種の種もみを入手したうえで、ステージで入手できる素材を消費すると解放できます。

 しかもこの種もみの家系図、実際の品種と忠実に作られているとのこと。“コシヒカリ”や“あきたこまち”から派生する品種がこんなにあるのか……と試遊時には感心していました(笑)。ちなみに“コシヒカリ”はチュートリアル段階で、 “あきたこまち”は1章のクエスト内で入手可能です。

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 できた米を装備することで、キャラクターのステータスが強化されます。米は全てのキャラクターに装備が可能となっており、優先する品質によって上昇させるステータスをある程度変えられるので、自分の編成に合わせて稲作を行うのも重要になりそうですね。

■品質によるステータスの変化
・量(生命力)
・美(生命力、攻撃力)
・味(攻撃力)
・香(攻撃力、防御力)
・硬(防御力)
・粘(防御力、生命力)

ストーリー:コンシューマー版のクリア後の世界が舞台! 成長したサクナヒメの姿が感慨深い【サクナヒメアプリレビュー】


 コンシューマー版とは異なる、完全オリジナルストーリーが描かれるアプリ『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』。時系列的には、コンシューマー版のストーリーのクリア後になっています。

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 そのため、サクナヒメも少し成長していて頼れる感じに! さすがにコンシューマー版のさまざまな冒険を経ただけあって、米作りも「まかせろ!」と言ってきます。この頼りになる姿、コンシューマー版をプレイしたユーザーには感慨深いものがあるんじゃないかと思います。なんだろうこの誇らしさは…。

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 コンシューマー版のキャラクターも登場するものの、知らないと物語を理解できないようになってはいない印象。

 逆にコンシューマー版の過度なネタバレもないので、アプリから始めて、コンシューマー版を遊ぶ……といった形でも問題なく楽しめそうです。

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 ヒヌカヒメをはじめ、アプリオリジナルのキャラクターも多数登場。ヒヌカヒメの視点から物語が展開していくので、初見であっても世界観を理解しやすい作りになっている印象です。

ガチャ要素:キャラクターは買い切りなので安心! ガチャは凸要素に【サクナヒメアプリレビュー】

 アプリということでやはり気になるのは課金要素。とくにガチャの重要度がどのくらいになっているか、ということだと思います。

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 本作ではキャラクターの解放はガチャではなく、商店で“八雲小片(いわゆるガチャ石)”を消費して確実に購入できます。しかも有償だけでなく無償の“八雲小片”でも購入できるので、無課金でもキャラクターを解放できるのがうれしいポイント。

 キャラクターはステージ攻略だけでなく、稲作の際にも必要になるので、優先的に解放したほうがよさそうです。とくに一度に稲作に配置できる3人目のキャラクターは最優先で解放したほうがいいかも?

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 ガチャ(勅令)で引けるのは、キャラクターの能力の底上げ(いわゆる凸)に必要なアイテムや、キャラクターに装備できるアイテム。戦力を充実させられますが、キャラクターの解放自体は“八雲小片”消費で確実に可能なので、課金要素は比較的優しそうに感じました。

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 ちなみにガチャでは、当たり演出ではカムヒツキ様に頭を下げる神々が増える様子。チュートリアル終了時に引ける特別なガチャは引き直し可能なので、ここで演出を見てみるのもよさそうです。

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 『天穂のサクナヒメ』らしい本格稲作シミュレーション要素はしっかり導入しつつ、アプリでも遊びやすいようにさまざまな面で最適化されている印象の『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』。

 コンシューマー版『天穂のサクナヒメ』のファンはもちろん、アニメは見たことはあるけどゲームはプレイしたことはない、というような人でも気楽に遊べるようになっています。まだまだ触れていない要素もあるようなので、続報に期待ですね!

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