電撃オンライン

この完成度でまだ「体験版」だと……? アップデートで進化した『カラテローグ』の正式リリースが待ちきれない!【電撃インディー#1280】

文:ハチミツ

公開日時:

最終更新:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、輝井堂GAMESより配信予定の、ローグライク・格闘・ダンジョンクローラーRPG『KARATE ROGUE(カラテローグ)』の体験版がアップデートされたので、プレイレビューをお届けします。

[IMAGE]
▲2月23日にアップデートされた“最終体験版”ではタイトル画面が一新。空手家のイラストが、これから始まる激しい戦いを予感させます。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!


アップデート①:新スキルの追加とバランス調整に注目。ガード主体の“不動の構え”が強化され、ロールプレイがさらに捗る【カラテローグ】

[IMAGE]

 私たちもよく知る“カラテ(空手)”を使う主人公が“ダンジョン刑”に処され、モンスターがはびこる未知のダンジョンを探索する本作。ローグライク形式でモンスターを倒していく爽快感あふれるプレイ体験が持ち味で、2025年12月に配信された体験版も好評を博しました。

 2026年2月23日にアップデート版『KARATE ROGUE Demo Ver.0.8』が公開され、さまざまな追加要素やバランス調整が施されています。

[IMAGE]

 まず注目したいのが、新スキルの追加を含む戦闘バランスの調整です。攻撃スキル“前蹴り”や“後ろ蹴り込み”の威力が低下され、回避をスイッチに発動するパッシブスキル“夫婦手”は発動率が50%から30%に下げられています。

 いずれも旧版で非常に強力なスキルで、筆者も愛用していました。とはいえ、自由度の高いローグライクで強すぎるスキルはバランスを崩しますし、今回のナーフもスキルが全く使えなくなるレベルではありません。

 実際に“前蹴り”中心で遊んでみましたが、低コストで攻撃とデバフを同時にこなせる使い勝手の良さは相変わらずで、まだまだ現役で使えそうです。

[IMAGE]

 個人的に良かったのが、ガード主体ビルドの強化です。旧版では“不動の構え”を軸に相手の攻撃を耐える戦法が機能しづらく、連戦が基本の仕様と相まって非常に使いづらいものでした。

 今回のアップデートでは、“不動の構え”をスイッチにバフがかかる“鉄騎”や確率で被ダメージをゼロにする“鉄人”が追加され、ガード主体ビルドの運用が実践レベルに昇華されています。

[IMAGE]
▲“不動の構え”でモンスターの攻撃を最小限に抑えられます。厄介な連続攻撃を一桁ダメージで食い止めるのが気持ちいい……!

 『グラップラー刃牙』でも有名な“三戦(サンチン)”のように、相手の攻撃を耐え抜く骨太な空手の戦いをロールプレイできて、一気にお気に入りのビルドに昇格しました。実用性も抜群で、これから遊ぶ人にもかなりおすすめです。

[IMAGE]

 ほかにも、慢性的なACT不足に悩まされる声を受けて、3ターンごとにACTが追加される“戦闘の律動”も登場しました。

 全体的に遊びやすさやビルドの多様性が大きく上がった印象ですので、これを機に最初から遊び直すのもいいのではないでしょうか。

アップデート②:高難易度の「アーケードモード」やスキルレベル5で解放される「マスターARTs」が新登場。やりこみ要素がパワーアップ!【カラテローグ】

[IMAGE]

 続いて、新要素を見てみましょう。今回のアップデートではやりこみプレイヤー向けの追加が多く見られました。

 まずは、高難易度の「アーケードモード」です。途中のセーブや補給地点の町が使えなくなり、道中でもらえる物資やスキルだけでダンジョンを攻略しなくてはなりません。シナリオ演出もほぼなくなり、より純粋にゲームに没頭していくモードといえます。

[IMAGE]

 実際に挑戦したところ、まだステージが2つだけなのもあり、クリアだけなら決して難しくなさそうでした。

 ただし、このモードのキモはクリア後に成果に応じてスコアが出ること。より厳しい戦いを多く制した方がスコアが伸びますので、新記録を目指すならあえて過酷な選択をする必要があるのです。

 筆者がクリアした周回では、強敵マップをスルーしたり、ショップで多めに回復アイテムを買ったりしていたため、スコアはまだまだ伸ばせるはず。「どんなルートやビルドなら新記録を出せるか……」それを常に考えながら何度も遊べる、究極のやりこみプレイが楽しめます。

[IMAGE]
▲「マスターARTs」習得にチャレンジしたものの、前蹴りLv3でステージが終了。

 もう1つの新要素は、特定のスキルをLv5まで育てると解放される「マスターARTs」です。

 今回のアップデートでは、“前蹴り”、“上段足刀蹴り”、“下段蹴り”、“刻み突き”の5つのスキルに「マスターARTs」が実装され、Lv5にすると追加効果が発生するようになりました。

 残念ながら筆者はそこまでスキルを育てられませんでしたが、今後のアップデートでステージが増えればチャンスはありそうです。

アップデート③:装備の使い勝手や回復アイテムのドロップ率が向上。ぐっと遊びやすくなり、今後のアップデートや正式版への期待が膨らんだ【カラテローグ】

[IMAGE]

 ほかにも、細かい改良がいくつかあります。

 例えば武器を装備した際のデメリットが調整され、使いやすさが向上しました。空手=素手のイメージもありますが、武器を軸にしたビルドも本作の面白さですので、それを試しやすくなったのはありがたいですね。

 また、道中の宝箱から回復アイテムの食糧ドロップ率も上がったとのこと。体感的にも、今回のアップデートで1つの宝箱につき1個は食糧がドロップするようになった感覚です。連戦が多いゲームですので、回復を計算できるようになって立ち回りにも影響するでしょう。

[IMAGE]

 今までの戦闘バランスや新要素も含め、今回のアップデートでは「遊びやすさ」がぐっと向上したと感じました。ユーザーが感じやすい不満点もしっかり反映されており、ローグライク初心者でもストレスフリーに楽しめる改善がなされています。

 この方向性のアップデートをしてくれるゲームならば、2026年春リリース予定の正式版も一層期待できる……そんな気持ちにさせてくれるアップデートでした!

 もう『カラテローグ』を遊んでいるファンはもちろん、今回のアップデートを機に新規ユーザーもぜひ『カラテローグ』にふれてみてはいかがでしょうか。

電撃インディーのSteamキュレーターページが開設!


 電撃オンラインのインディーゲーム応援企画“電撃インディー”では、Steamのキュレーターページを公開しています。

 本ページでは、電撃インディーで紹介したインディーゲームを中心に、さまざまなゲームを紹介しています。

 最新タイトルや電撃インディーがおすすめするインディーゲームを紹介しているので、ぜひフォローしてチェックしてみてください。


本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

担当者プロフィール

  • ハチミツ

    ハチミツ

    話題の新作もレトロタイトルも大好物! ハマったコンテンツの深掘り考察&思い出語りがライフワークです。 2019年よりWebライターとして活動を開始、オタク分野だけで400本以上の記事を執筆。有名出版社運営のWebメディア案件を中心に、新作ゲームレビューからレトロゲーム思い出コラムまで、年代ジャンルを問わずに書いてきました。『FGO』を好き勝手に語るコラムを連載していたことも。最近は個人運営のnoteで名作の初見感想記事をたくさん書いています。 ゲーム歴はかれこれ25年以上。ジャンルにこだわりはなく、ストーリーやキャラが性癖に刺さるゲームが大好きです。強いて好みを挙げるならRPG(『ポケモン』シリーズ、『FF14』、『NIKKE』)、ADV(TYPE-MOON作品、『ひぐらしのなく頃に』、『都市伝説解体センター』)。いつも世界観やキャラに注目して遊んでおり、考察でもキャラの感情や名言の意味を深掘るのが得意です。

    ...続きを読む

この記事を共有

公式SNS