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“死んだら14へ”を令和で!『ヴェリタステイルズ:暗黒城の魔女』プレイ感想。昔懐かしいゲームブックを再現した剣と魔法の王道ファンタジーに没頭しよう【おすすめ度:8点/電撃インディー#1423】

文:ハチミツ

公開日時:

最終更新:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、ジギタリス出版よりSteamでリリース予定のゲームブック体験ファンタジー『ヴェリタステイルズ:暗黒城の魔女』のレビューをお届けします。


 なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!


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ページをめくって物語を紡ぐワクワクをPCで! ゲームブックの世界に没入できる選択形式ファンタジーAVG【おすすめ度:8】


 皆さんは“ゲームブック”をご存知でしょうか? 昭和末期に大流行した小説の形式で、読者がシナリオで選んだ選択に応じてストーリーが変わっていくのが特徴です。

 本作は、そんなアナログなゲームブックをデジタルなPCゲームで体験できるファンタジーAVGです。今回は、ゲームブック愛がたっぷり詰まった『ヴェリタステイルズ:暗黒城の魔女』を遊んでみたレビューをしていきます!

ゲームの中でゲームブック≪暗黒城の魔女≫を遊ぶ。自分の選択でストーリーが変わるドキドキが楽しい!


 ゲームを始めると「いかにも魔法使い!」な老人が現れ、一緒にゲームブック≪暗黒城の魔女≫を遊ぼうと誘ってくれます。本は老人が書いたもので、プレイヤーはその噂を聞きつけた設定です。

▲主人公は男性の戦士と女性の魔法使いの2種類です。

 ゲームを進める主人公を選んだらゲームスタート。今回選んだ戦士は、自分を育てた魔女イヌボークが王都で謀反を起こしたとの噂を聞き、真相を確かめるために王都へ向かいます。


 スタートは同じですが、そこから先のストーリーはプレイヤーの選択によって転がるように変わっていくのがゲームブックのだいご味です。ゾンビの群れに襲われたらどこへ逃げるべきか? 敵とは戦うのか、それとも交渉で乗り切るのか?

 いずれも正解はありません。「これは正しいのか?」と悩みながら未来を決めるドキドキが癖になりますね。

サイコロが悪ければ14へ……。戦闘で勝つも負けるも準備と運次第


 戦闘では、主人公のステータスをメモしたシートとサイコロを使います。ターンごとにサイコロを振り、出た目に応じて攻撃をくり返します。ステータスが変動すると鉛筆で書き換える演出が細かい……!


 サイコロ運が悪いと手も足も出ないまま、ゲームブックファンなら誰もが知る“14へ”が出てきてゲームオーバーに。

 安全地帯で装備やレベル上げをしておかないと、ボスでかなり苦戦するバランスです。「ボス戦が近かったらしっかり準備する」という、古き良きファンタジーの鉄則を実感させられました。

ひたすら本をめくっていく演出がニクい!


 本をめくってストーリーが進んでいく本作ならではの演出は、“ゲームブックを遊んでいる感”が満載で、レトロで穏やかな気分に浸れます。

 というわけで、『ヴェリタステイルズ:暗黒城の魔女』のおすすめ度は、10点満点8点です! 本作はこんな人におすすめです。

・かつて熱中したゲームブックをまた楽しみたい
・初めてゲームブックに触れてみたい
・膨大な選択で結末が変わるAVGを遊んでみたい
・剣と魔法の王道ファンタジーが好き


 本作は、プレイヤーの想像力を大いに刺激するゲームだと感じました。

 昨今のAAAタイトルのような派手なムービーはありませんが、だからこそ主人公たちの動きを自由にイメージしますし、選択肢を選んでいるときは「これがどんな結末に繋がるのだろう?」と次の展開を考えます。

 かつて大流行したゲームブックの魅力の一端はこれだったのかな……そう思わせるゲームです。


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担当者プロフィール

  • ハチミツ

    ハチミツ

    話題の新作もレトロタイトルも大好物! ハマったコンテンツの深掘り考察&思い出語りがライフワークです。 2019年よりWebライターとして活動を開始、オタク分野だけで400本以上の記事を執筆。有名出版社運営のWebメディア案件を中心に、新作ゲームレビューからレトロゲーム思い出コラムまで、年代ジャンルを問わずに書いてきました。『FGO』を好き勝手に語るコラムを連載していたことも。最近は個人運営のnoteで名作の初見感想記事をたくさん書いています。 ゲーム歴はかれこれ25年以上。ジャンルにこだわりはなく、ストーリーやキャラが性癖に刺さるゲームが大好きです。強いて好みを挙げるならRPG(『ポケモン』シリーズ、『FF14』、『NIKKE』)、ADV(TYPE-MOON作品、『ひぐらしのなく頃に』、『都市伝説解体センター』)。いつも世界観やキャラに注目して遊んでおり、考察でもキャラの感情や名言の意味を深掘るのが得意です。

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