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『ブラッド・オブ・ドーンウォーカー』先行レビュー&プレイ動画。元『ウィッチャー3』開発陣が贈る、昼は人間・夜は吸血鬼となる新作ダークファンタジーARPGの魅力

文:電撃オンライン

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『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 バンダイナムコエンターテインメントから9月3日に発売予定のオープンワールドアクションRPG『The Blood of Dawnwalker(ブラッド・オブ・ドーンウォーカー)』の先行レビューをお届けします。

 本作は、『ウィッチャー3 ワイルドハント』などの開発に携わったスタッフたちが創設したスタジオ“REBEL WOLVES”のデビュー作。舞台となるのは14世紀のヨーロッパ。そこに吸血鬼という存在をエッセンスとして取り入れた、ダークファンタジー世界が描かれます。

 このレビューは、メディア向けイベントでプロローグを含めた序盤のゲームプレイを4時間にわたって体験して執筆したものとなります。記事の最後には感想やプレイ動画なども掲載していますので、最後までご覧ください。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 なお、対応機種はPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)。今回プレイしたのは開発中のバージョンですので、発売時とは異なる場合があります。

 また、日本地域で発売予定のCERO Z版においては、流血表現や四肢欠損などの描写が調整・変更される可能性が高いとのことで、併せてご了承ください。
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制限時間は30日! 吸血鬼の力を得た青年が家族の救出を試みる物語

 まず、簡単に本作の舞台設定を紹介します。時代は前述の通り14世紀。黒死病が猛威を振るった時代で、史実でも大きな死と混乱が蔓延した期間です。

 現実世界と大きく異なるのは、本作ではヴラキールと呼ばれる吸血鬼種族が支配体制を築いていること。主人公のコーエンが暮らす地域も例外ではなく、ブレンシスという名の吸血鬼が恐怖政治を敷いています。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 プロローグでは、コーエンの目を通して吸血鬼による支配下での生活風景を見ることができました。人々は月に一度の血税(ブレンシスへと血を捧げること)を強いられていますが、それ以外は普通の暮らしを許可されているようです。むしろ、税金などは取っていないような口ぶりだったので、そこは吸血鬼統治ならではですね。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 しかしブレンシスは老人や病人など、自立が困難になった者を“弱者”として間引いており、恐怖を用いた統治と併せて人々からは不満を持たれています。結果として人々の間には反抗勢力が組織されており、コーエンもその渦中に巻き込まれていくことに。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 当然ながら生身の人間では超常的な力を持つ吸血鬼には敵うべくもなく、反抗勢力は壊滅。残った人々は連れ去られてしまいます。コーエンも生き残りましたが、ブレンシスから吸血鬼の力を与えられ、半人半吸血鬼として生きることに……。

 自分の身体の変化に戸惑いつつも、吸血鬼の力を利用してでも家族を救うことを決意します。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 というのがプロローグの大まかな流れ。おもしろいのが、家族が処刑されるまで30日という時間が、ゲーム内のシステムとして組み込まれているところ。

 ゲーム内の1日は昼と夜に二分されており、それぞれが8つのセグメントとして表示されています。だいたい1セグメント=1つの時間の単位と考えていいかも。昼に8セグメント、夜に8セグメントの行動リソースがあるというイメージ。

 これは現実の時間の流れと紐づいているわけではありません。なので、ただ歩いているだけで時間は進行しませんが、クエストを受けたり、アビリティを習得したりといった“時間がかかること”を行うことで、リソースが消費されていく仕組み。

 なので、手軽にこなせる依頼であれば1セグメントの経過で済みますが、大掛かりな仕事となると3つ消費してしまう、といった具合です。

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 一部のアビリティの習得でも時間が進むというのがキモ。一般的にゲームではアビリティの習得はボタンを押せばすぐに完了することが多いのですが、本作では訓練を通して身体に馴染ませるための時間が必要……といった感じでしょうか。ともあれ30日という制限時間を考えると、どのアビリティをどのタイミングで習得するかも考える必要がありそうです。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 ちなみに今回の体験会では、プロローグ部分のほかにいくつかサイドクエストを遊ぶこともできました。

 サイドクエストといえども簡単なお使いなどではなく、会話の選択や立ち回りで結果が大きく異なるだろうなという想像が付くものばかり。同じクエストでも、昼に行くか夜に行くかで展開も変わりそうなものもあり、“行動の選択”というものが本当に重要になりそうな予感がします。

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昼は人間、夜は吸血鬼。コーエンが持つ2つの顔はアクションにも影響!

 半吸血鬼となったコーエンは、元傭兵の父から教わっていた剣術に加えて、夜間では吸血鬼の力を駆使することができるように。

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 鋭い爪を使った攻撃を繰り出せるようになるほか、敵の首筋に噛みついて吸血し、体力を回復できるようになります。

 また、少し離れた場所に瞬時に移動できる“シャドウステップ”という技や、壁や天井をまるで地面のように歩くことができるようになるなど、人間時には行えないアクションも可能です。

 これにより、昼間では人間が通る通常の経路しか行けない場所であっても、夜間であればアクセス可能になったり、別の攻略法が発見できるという要素も。

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 さらに狼に変身して駆けることもできるため、通常移動も快適。アクションを通して、吸血鬼の強力さを思い知ることになります。

 では、昼間は弱体化した状態なのかというと、そうではありません。人間時のコーエンは、魔女から教わった魔術を行使することができます。

 今回体験できた魔法は死者と話をするもので、クエストの解法を得るために役立ちそうです。ほかにも、敵を爆発させたり、周囲の時間の流れを遅くするといった魔法があるようです。

 なぜ魔法が昼間にしか使えないのかというと、本作での魔法は使用するために肌に特殊なルーン文字を身体に刻まねばならず、吸血鬼としての力を増す夜は、驚異的な回復力が傷を治してしまうから、とのことでした。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

 昼夜での違いとして面白かったのは、体力の回復方法の違いです。前述の通り、夜間は吸血によって体力を回復することができますが、昼間ではそうはいきません。人間でいる間は、薬や食べ物で傷を癒すことになります。

 なかでも食べ物は一定時間の継続回復が可能で、入手のしやすさもあって使い勝手のいい回復アイテムなのですが、なんと夜間では食べ物を食べられません。吸血鬼に必要なものは血だけであり、通常の食物は受け付けないという設定が、ここにも生かされています。

上下左右、どの方向から攻撃するかがカギとなる戦闘オプション

 本作の特徴のひとつが、方向指定型の戦闘です。攻撃時にスティックを入力しておくことで、上下左右どこから攻撃をするかをプレイヤーが選ぶことが可能となっています。

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 逆に敵の攻撃をガードしたい場合は、敵の攻撃の方向に合わせて剣を構えなければなりません。

 うまくいけばガードをすり抜けて攻撃できるというメリットがありますが、当然ながら自分が防御側に回るときも同じなので、ガードをしても方向を間違えれば攻撃を受けてしまいます。

 戦闘中はコーエンと敵の身体に攻撃方向のインジケーターが表示されるため、それを見て方向の読みあいをすることになります。

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 1対1の戦いでは比較的なんとかなりますが、対多数ともなると、周囲の敵の攻撃にも対処しなければならないため、かなり神経を尖らせて戦うことに……! 

 とはいえ、こういった細かい操作が苦手な人の場合は、通常のアクションゲームのような攻撃とガードを採用した従来の戦闘方式へ切り替えることもできるため、心配は無用です。

 なお方向指定型の場合、戦闘難度がやや高くなるぶん、正しく対処できればバフを得られるなどのボーナスがあるため、どちらの方式でも一長一短はあるようす。

 個人的には、似たような形式のゲームを嗜んでいたこともあってすぐに慣れることができたことと、戦闘がほどよくヒリついたこともあって、方向指定式が好みでした。

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 当然、コーエンは経験を積むことでレベルアップし、さまざまなアビリティを覚えることができます。アビリティは、魔術、剣術、吸血術の3つのツリーが存在し、手に入れたポイントをどう割り振るかはプレイヤーの自由。前述の通りアビリティの習得に時間がかかることや、魔術は昼間、吸血術は夜間にしか使用できないということを考えると、割り振りは非常に悩ましいですね。

『The Blood of Dawnwalker』先行レビュー

『The Blood of Dawnwalker』プレイ動画

『The Blood of Dawnwalker』を4時間遊んでみた感想は?

 今回の体験会では約4時間プレイすることができましたが、完成度は総じて高く感じました。人間と吸血鬼のあいだで揺れ動くコーエンが、自分の選択の結果どうなっていくのかが非常に気になります。物語性の強いオープンワールドRPGを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

 また、開発者へのインタビューも同時に行うことができました。本作にかける想いをうかがい知ることができますので、そちらもぜひご覧ください。

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