エディアは、PS5/PS4/Switch向けに『アレサCOLLECTION 1993-1995』を7月30日に発売します。
ここでは、本作に収録されている『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM』のレビュー記事をお届けします。
ここでは、本作に収録されている『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM』のレビュー記事をお届けします。

索引
閉じる『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM』レビュー
『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM』とは?

『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM』は、シリーズ全6作品のなかで4作目にあたるタイトルで、1993年11月26日にスーパーファミコンで発売されました。
ゲームボーイ版の未来が舞台となっており、シリーズをプレイしていた人ならより楽しめる作品でした。
遠い昔の記憶なので定かではないのですが、ゲームボーイ版のタイトルはうっすらと記憶に残っています。当時、ファミコンは買ってもらえなかった僕が、なんとかゲームボーイを買ってもらえて、好きだったRPGタイトルの情報はいろいろと探っていたんです。そんなときに『アレサ』の存在を知りました。けっこう露出多めのきわどい赤い鎧を着ているパッケージイラストのインパクトがすごいですよね。
ちなみに、本作のパッケージはこちら。ゲーム内に収録されており、回転や拡大・縮小などもできるのがうれしいところ。鎧も赤が中心のデザインから、赤を基調に金や緑を使って、より高貴なものへと進化しています。ハードがファミコンからスーパーファミコンになり、ゲーム中身だけではなく、こういった部分もパワーアップしていたのを、あらためて感じますね。


なお、パッケージの閲覧だけではなく、マニュアル(説明書)はもちろん、サウンドモードやムービーモード、ギャラリーモードなどが追加されています。
また、どこでもセーブ(ロード)やプレイ速度の変更(最大で3倍速!)、エンカウント設定などもあり、遊びやすさは大きく向上。なかでもすごいのが、“定点地点ロード”。これは、ストーリー進行上の特定の地点のデータをロードできる機能です。当時プレイした人の「あのシーンを久々に見たい」といった要望に応えられるいい機能だと思います。

ストーリー:10歳の誕生日にはじまる指輪をめぐる物語

物語は謎の軍団が城に攻め入るところからスタートします。とくに説明もなく「?」となっていると、場面が変わり、主人公・アリエルの夢であることが判明します。アリエルもこの夢についてはよくわからないようで、そこはプレイヤーと同じ目線であることがわかります。いつか真相が明らかになることでしょう。




その後、おばあさんのセアラから10歳の誕生日プレゼントとして、亡くなった母の形見である“ゴールドリング”を受け取ります。そして、薬草を届けるおつかいを頼まれ、村を出て1人で向かうことに。


道中では戦闘が発生しますが、とくに苦戦することはなく目的地であるニネヴェのアーマさんに薬草を届けることに成功。意気揚々と村へ戻りますが、その道中でトラブルが。謎の小人とぶつかり、荷物を間違って持って行かれてしまいます。小人を追いかけると、謎の洞窟に落ちてしまい……。洞窟では村でいなくなったと言われていたジャックが、小人から奪ったボウシを使い、好き勝手やっていました。






アリエルたちに魔物を仕向けますが、無事に撃退。さらに強い魔物を呼ぼうとしたとき、隙を突いてボウシを奪還。ジャックはその力を失い、小人たちはジャックに仕返しをしようとします。ですが、アリエルはやめるように小人たちを説得。アリエルは、復讐は憎しみ・悲しみの連鎖にしかならないことをわかっているんですね。聡明な10歳の少女です!



その後、家に帰り小人にもらったタマゴをセアラに見せると、すぐにふ化します。生まれたのはドラゴンでファングと名づけることに。


そして、画面は暗転し、数年の月日が過ぎ……。

といった感じで物語はテンポよく進んでいきます。その後、謎の老人が現れて行ってはいけないエトナ山に誘導されて、指輪を奪われ、新しい仲間と出会い、実家が襲われ、アレサ王国を目指すことになっていきます。
ここまでは一本道と言えば一本道ですが、迷うこともなく物語を追っていけるので、すんなり楽しめるのはうれしいところです。もちろん、これは序盤だからこそではありますし、今後はもっと大きな展開やフィールドが待っていることでしょう!




システム:癖のあるバトル&今でもうれしい相談機能
まずはバトルについて。バトルはすばやさの高いキャラクターから行動するシステムで、“戦う”や“魔法”といったコマンドを選択して戦います。序盤は“戦う”を選ぶことが多いですが、けっこう敵味方ともにミスが多発します。これはステータスによるもので、育っていない序盤だから多く感じるようですが、この部分はテンポ感を損ねる印象はありました。
あと、独特なのが与えたダメージが表示されないこと。そのため、どの攻撃がどのくらいの威力なのかを把握しにくく、その点も少しとっつきづらさを感じました。
ちなみに、序盤では体験できませんが、敵が前後左右の4方向から攻めてくるようになります。L、Rボタンでキャラクターの向いている方向を変えられるので、どの敵から倒すのかといった戦略的なバトルも楽しめるようです。


次に気になったのは相談システム。メニューのなかにある“相談”を選択すると、そのときに何をすればよいかをキャラクターが教えてくれます。プレイ中にちょっと手を離したりすると、途端に何をしてよいのか忘れることってありますよね。40代も後半に差し掛かると、ますますそう思います。ですが、この“相談”を使うことで、そのあたりの困りごとが解決しちゃうわけです。
この機能がスーパーファミコン時代にすでにあったのが素晴らしいですよね。令和の今でも十分に便利な神機能だと、個人的には思います!


当時らしい粗削りな部分は多々あれど、物語の続きが知りたくなる魅力は、今でも十分に感じられます。アリエルはいい娘ですし、仲間となったファングやドールの出自、だましてきたおじいさんなど、気になる要素はたくさんあります。とっつきにくい部分としては、やはりバトル部分のわかりにくさでしょうか。当時の作品そのままだから仕方ない部分ですが、リマスターとしてそのあたりに手を入れることで、より遊びやすくなるかなとは感じました。おすすめ度としては【8点】で、レトロゲームの雰囲気が好きな人なら+0.5点、アリエルという少女の魅力に気付ける人なら、さらに+0.5点といったところでしょうか。

製品概要
■タイトル 『アレサCOLLECTION 1993-1995』
■対応機種 Nintendo Switch / PlayStation 5 / PlayStation 4
※PlayStation 4はダウンロード版のみ
■価格
通常版:8,580円(税込)
特装版:16,280円(税込)
DL版:8,580円(税込)
■ジャンル ファンタジーRPG
■発売日 2026年7月30日(木)予定
■発売元 株式会社エディア
■CERO A
