『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』『白猫プロジェクト』などを手がけるコロプラの最新作、アクティブシネマRPG『369(ミロク)』の先行プレイレポートをお届けします。
『アクティブシネマRPG 369(ミロク)』プレイはこちら索引
閉じるすべてが謎に包まれていた期待の新作。その魅力はAIを活用した映像表現とリアルタイムバトル
『369(ミロク)』は、“アクティブシネマRPG”と銘打った新作RPG。AIを活用した高品質なシネマティック映像と、リアルタイムバトルを主体としたゲームプレイが融合した作品となっています。
そして、この作品のもうひとつの大きな特徴が、PC・スマートフォンのWebブラウザからプレイできる手軽さにあります。もちろんゲームアプリのインストールも不要なので、端末の容量を気にせず手軽に始められます。
そんな本作を、今回リリースに先駆けてプレイさせていただいたので、本作の魅力やプレイ中の感想などを紹介していきます。
※なお、以降は一部“メインストーリー第2章終了時点まで”のネタバレを含む部分もありますので、その点はあらかじめご了承ください。
アクティブシネマRPG…その言葉からは想像できなかったストーリーと世界観。初見で思わず「そうきたか…」とつぶやいていた


既に本作の特徴のひとつとしても挙げたとおり、『369(ミロク)』では、ゲーム内の映像表現などにAIが活用されています。今回の先行プレイにあたって事前にそうした情報を伺っていたため、プレイ前は「アクティブシネマRPG…ちょっと映画調のムービーシーンが多めのRPGなのか?」や「“AIを活用したゲーム”とは、どのようなものなのか」と期待を抱きながらプレイしはじめました。
ところが、実際にプレイしてみると、いつの間にかストーリーとバトルにすっかりハマっている自分がいました。
もちろん、ゲーム内のところどころに独特の雰囲気を感じる場面はありましたが、ゲームを進めているうちに“AIを活用しているゲーム”ということ自体を意識することもなくなっていて、ふとした瞬間に我に返るような不思議な感覚がありました。
それよりも、筆者が元々RPG好きなのもありますが、先々のストーリーやキャラクターの「この後どうなる!?」といった展開の方に自然と意識が向いていました。


なお、本作の主人公は、“とあること”を除いては普通の高校生活を送る女子高生、草薙ウル。そんな彼女がある日、突如“マガトキ”と呼ばれる異世界に巣食う悪霊“モウジャ”に襲われたことをきっかけに、異世界やそれに抗う諜報機関“369(ミロク)”で活動するキャラクターたちの人間ドラマに巻き込まれていく…というのが本作の大まかなあらすじです。
現代風の世界を舞台に、“マガトキ”や“モウジャ”の侵食が進む現実とファンタジーが混ざり合う世界観が美麗な映像で表現されていて、プレイ中には、ブラウザゲームであることを本当に忘れるほどでした。


“モウジャ”との戦闘は、“シキガミ”を駆使するリアルタイムバトル


前述した悪霊“モウジャ”への対抗手段として、“369(ミロク)”所属のキャラクターたちは、“シキガミ”と呼ばれる善霊のような存在を操って戦います。
ちなみに、敵との戦闘は主人公のウル…ではなく、369(ミロク)の指令を受けてウルと一緒に行動することになる、立丸シノという“おじさん”が戦うことになります。
(唐突に“おじさん”なんて呼んでますが、ゲーム中でのウルからの呼ばれ方がこれです)


そして、この“シキガミ”には、攻撃・防御・デバフなど、それぞれ異なるアクションが設定されています。また、アクションごとに必要な時間も異なります。戦闘では、毎ターン与えられる行動時間(今回の先行プレイで確認した限り、8〜12秒程度)の中で、これらを組み合わせて攻撃や防御などを行います。
簡単にシキガミの戦闘アクションの特徴を挙げるとこのような感じです。
・テンクウ:アクションの時間は短いが、ダメージが少ない攻撃
・コウチン:次の敵ターンの攻撃を防ぐシールドを展開
・スザク:アクション時間が長いが、高ダメージの攻撃
・ビャッコ:“攻撃”役のシキガミが手持ちに多いほど、大ダメージ


感覚としては、ちょっとした“フラッシュ暗算”に近い印象を受けました。毎ターンの行動時間、手持ちのシキガミのアクション・行動時間を瞬時に確認して、いかに状況に合った行動が選択できるかを考える感じです。

さらに、シキガミの中にはストーリーを進めることで使えるようになるものもあって、ゲームの進行に合わせて少しずつ戦略の幅も広がっていきます。リアルタイムで“待ったなし”の状況下での駆け引きがこのバトルシステム最大の魅力かなと思います。
一方で、一度手持ちのシキガミを選択すると次の手持ちのシキガミが使用可能になるまでに、いわゆる“リキャストタイム”がある点や、次に手持ちに加わるシキガミも現在の手持ち以外からランダムに選ばれるため、必ずしも狙った行動ができないこともあり、一部“運”要素もあります。
実際にプレイしてみると、戦闘は難しすぎることはないものの、状況を考えずにシキガミを選んでいるとゲームオーバーになることもあり、本当に絶妙なバトルシステムだと思います。
また、シキガミは育成用アイテム“ムスビ”によるレベルアップも可能です。
AIの活用はあくまで手段。“ゲームとして楽しめるかどうか”の大切さを実感した貴重なゲーム体験に

そして、今回のプレイを通じて一番強く感じたのは、AIをはじめとしたゲーム制作上の技術はあくまで表現の手段であり、最終的には“ゲームとして楽しめるかどうか”が大切なのだということでした。
映像表現に新しい技術を取り入れながら、ブラウザから手軽に遊べる環境を用意し、独自のリアルタイムバトルを組み合わせた『369(ミロク)』。新しいゲームの作り方に挑んだ本作が、リリース後にプレイヤーの皆さんにどのような体験や想いを届けられるのか、今後の展開が楽しみな作品です。