アイディスより配信中のスマートフォン用アプリ『ラストクラウディア』。4月15日に5周年を迎えたばかりの本作は、現在アニバーサリーイベントが“これでもか!”というボリュームで展開中です。
本記事ではそんな『ラスクラ』にドハマり中のゲームライター・タダツグが、RPGとしての楽しさを追求し続けている本作の魅力を語ります。
本記事ではそんな『ラスクラ』にドハマり中のゲームライター・タダツグが、RPGとしての楽しさを追求し続けている本作の魅力を語ります。
5周年記念イベントは超ボリューム! デビュー&復帰はわりとマジで今が最適【ラストクラウディア】
この記事を執筆しているのは午前3時。寝る時間を惜しんで『ラスクラ』を遊んでいたら、こんな時間になってしまいました。眠たい……でも楽しい! 本音を言えば、原稿すらほっぽリ出してゲームをプレイし続けたい! そんな状況です。
……でも、一応僕もゲームライターの端くれなので(笑)。今回はついに5周年を迎え、今もっとも“アツいタイミング”である本作の魅力について紹介させてください。
せっかくの機会なので、自分自身も今一度“なにゆえここまで『ラスクラ』にハマっているのか?”を見つめ直しながら言語化していこうと思います。個人的には、まだ本作を遊んでいない方(もったいない!)や、かつては“ラスクラ勢”だったけど今はワケあってプレイしていないという方に「いっちょ『ラスクラ』やってみっか!」と思ってもらえたらうれしいですね。
まず最初にお伝えしておきたいのは、2024年4月11日より実施中であるアニバーサリーキャンペーン“ラスクラ5周年イベント”のボリュームがモリモリであるということ。やることが……やれることが、めちゃくちゃ多いッ!
普通に考えて、5年もサービスが続いているゲームというのは“案配が分かっている”とでもいいますか。ラーメンでいえば、ほどよいスープの味付けやソツのない麺の茹で方が極まってきていておかしくない時期だと思います。
カップルで言えば、付き合いたての頃ほどイチャイチャはしないけど、一緒に居る時間が心地よくて適度な距離感と関係性が保たれている。そんな頃合いなんじゃなかろうか、と。これ、あくまで僕個人の見解であり願望ですけど……。
じゃあこの『ラスクラ』の5周年はどうなのか? ……もうね、加減を知らないです。ここの運営&開発チームは(笑)。“アレもしたいしコレもしたい! プレイヤーさんにとことん楽しんでほしい!”を地で行っていて、良くも悪くもコッテコテです。でも、僕は『ラスクラ』のそんな常に全力なところが大好き。付き合っていた恋人の新たな魅力を発見した、みたいな。キレイな指してたんだね……的なね。
ここではプレイヤー心理に紐づけてみながら、それに対する5周年の施策について主なところをピックアップしてみましょう。
■“ラスクラ5周年イベント”の主な施策
・クリスタルを合計6000個配布
→ガチャ20連ぶん
・毎日10連ガチャ無料
→最大で250連ぶんを無料で回せる
・★5thAnniv ユニット引換券、★5thAnniv URアーク引換券の配布
→超強力なユニットや最高レアのアークをゲット可能
・5周年記念イベントや高難度ボスも登場!
→ユニット育成や装備の強化が捗るボーナスクエストも多数
→超強力な敵と戦える高難度クエストも期間限定で実装
字ヅラだけでめちゃくちゃ豪華ですよね。たとえば「キャラやアーク(※キャラの性能を強化できる本作独自の装備品)をもっと増やしたい! つまりはガチャ回したい!」なんて考えは、すべてのプレイヤーの根源的な欲求だと思いますが。クリスタルの配布のみならず、約1カ月の間、毎日無料で10連ガチャを回させてくれるなんて、太っ腹もいいところです。
★5thAnniv ユニット引換券、★5thAnniv URアーク引換券の配布も正直ヤバい。こちらは昨年の10月(4.5周年)までに登場したユニット、およびURアークのなかから、それぞれ好きなものを1つ交換できるというチケットで、運否天賦なガチャではなく対象を自分で選べるというのが美味しすぎます。
このタイミングでのシステム的な進化も特筆しておきたい部分。とりわけ書いておきたいのはアーク関連です。
今回のアプデで、クエストなどに出撃する際のアークに対する消費ソウルがゼロになったほか、アークのレベルが1でも全スキルを覚えられるように緩和されまして。これ、プレイヤー視点で考えると大きなメリットなんですよね。とくに、ゲームを始めたての方や復帰したての方にとっては、めちゃくちゃうれしい施策だと思います。
……ぶっちゃけ超プレイヤー寄りな施策だらけ。こうやって運営サイドから、プレイヤー層の裾野を広げようとしてくれるのは遊んでいる側からすると頼もしい限りです。僕が思うに、これはプロデューサーをはじめ開発スタッフにかなりガチ寄りのプレイヤーがいるゆえに、“遊び手の心理がわかっている”ことが大きそうだな、と。
自分たちがゲームで表現したいこととの兼ね合いやこだわりもあるでしょうし、何よりビジネスとして成り立たせなければならない側面もあるわけで、優先できるものとできないものは当然あると思います。でも、そんな制約のなかで一生懸命に魅力を磨いてくれるから、マンネリ感が少ないんですよね。遊んでいて飽きないし、何度でも惚れ直してしまう……そんな印象。なんかいつの間にか理想のカップル論みたいになっちゃいましたけども(苦笑)。
『ラスクラ』の魅力を見つめ直すと……育成ゲームとしての面白さが群を抜いている
ちなみに先日配信された公式生放送“ラスクラTV”では、5周年のこのタイミングを機に“これぞ『ラスクラ』なRPG体験の提供”に今一度こだわっていくことが力強く明言されました。
この“RPGらしさ”という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 僕が一番最初に脳に思い浮かべたのは“育成の楽しさ・奥深さ”でした。そして、実際のところ僕が『ラスクラ』で一番ハマっているのがこの育成の楽しさにあったりもしますので、ここで少し語らせてもらいたいな、と。
まずはキャラクター(ユニット)の育成について。さまざまな要素が絡み合う本作の育成システムは、とにかく底が深くて僕は気に入っています。
現在のユニットレベルの最大は120。昨今のRPGでいえば、ユニットが入手できた直後にレベルMAXにすること自体は容易で、むしろそこがスタート地点となるゲームも少なくありませんが、本作はしっかり成長させるのに一定の時間を必要とするタイプの作品です。
僕は『ラスクラ』をプレイし始めてまだ半年ほどなのですが、じつはレベル120まで到達しているユニットは1人だけ。毎日ちょこちょこ遊んではいるものの、そう簡単には辿り着けない境地って印象です。なお、先日の“ラスクラTV”の情報によれば、全プレイヤーのレベル120ユニット所持数の平均は8体とのことでした。やり込み派プレイヤーさんたちは本当にすごい!
もちろんユニット育成はレベル上げだけにあらず。豊富な種類が存在するアークからスキルを習得させたり、能力解放や潜在覚醒でステータスを上昇させたりと、強くするための手段はたっぷり用意されています。
高難易度クエストを踏破することで、強力な装備品やアクセサリー用の素材が手に入るのも見逃せません。この高難易度クエストを効率よく周回するためにユニットを育成→そこで手に入った装備品でユニットをさらに強化→別の高難易度クエストが効率よく周回可能に……といったサイクルは、まさに魔性の深みを内包した面白さです。
疑似的なPvPが楽しめるアリーナや所属ギルドの威信をかけて戦うギルドバトルなど、強化したユニットほど輝く対人プレイ要素も用意されており、やり込み魂をくすぐってくれるのも個人的に気に入っている部分。しかも、対人プレイは必ずしも触れなければならない要素ではなく、あくまでプレイの選択肢のひとつとして用意されている気配りも素晴らしい。対人プレイよりもシングルプレイが好きだという方も、安心してゲームを楽しめるはずです。
5周年を機に実装された“おまかせセット”機能もいい感じだと思いました。こちらはボタンを押すだけで、スキルや装備品をゲーム側が勝手にセットしてくれるという簡易機能。ある程度鍛えたユニットがいれば、序盤のメインストーリーや周回でプレイするレベリング系クエスト、素材収集系クエストくらいなら、この機能でセットしたスキルや装備内容で十分戦えます。
こちらは“キャラを強化したはいいけどそこから何をどう選べばいいかわからん!”という初心者さんにこそ最適の機能。最初は頭を悩ませることなくプレイしたいという方は、ぜひお試しいただきたいところです。
前述したとおり、本作には“アーク”と呼ばれる装備品が存在。アークのレベルを上げることでユニットに多彩なスキルを覚えさせることが可能となるほか、ユニットのステータスアップにもつながります。ユニットのみならず、こちらの強化も欠かせない要素。そしてこのアーク関連にもテコ入れが入り、育成がしやすくなっています。なんて欲張りなんだろう!
簡単に前述しましたが、アークのレベルが1の状態でも各種スキルを習得可能になった(これまではレベル10まで上げなければ全スキルの習得は不可能だった)ほか、クエスト出撃時にソウルを消費しなくなったのははっきり言って超朗報です。強力なアークをさまざまなクエストに持ち込みやすくなったのは、利点以外の何ものでもないですからね。
アークレベルを10まで上げずともそのアークから覚えられる全スキルを習得可能になったのもうれしい要素。ソウルの運用に頭を悩ませていたプレイヤーも多いと思いますので(とくにゲームを始めたての人はなおさら)、この緩和施策は本当にありがたいです。
ここまで育成の楽しさに秀でたゲームはなかなかないと思うのですが。先日の“ラスクラTV”では、初期ユニットの能力上昇についても触れられていました。つまり、あまり強くすることなく放置していた初期ユニットたちにも、また日の目が当たる可能性が出てきたわけです。育成はますます奥深くなりそう。
初期ユニットのテコ入れは、個人的には最新ユニットには能力的に届かないものの、特定の局面ではしっかり輝いてくれるバランスだとうれしいなあ~と思っています。最新ユニットを喰ってしまったら、それはそれで「せっかくガチャでお迎えしたのに……」とガッカリしてしまう側面もありますからね(汗)。
僕なんかは「初期ユニットだけさらにレベル上限がアップしたり、イベント周回の効率が他のユニットより少し優遇されるようになったりすると、色々捗るんだよなあ~」なんて妄想しています。もちろん僕の願望でしかなく、実際にどうテコ入れが入るかはわかりませんが、“あんなこといいな”を考えている時間も楽しいですから。詳細が今から気になります!
“RPGとしての楽しさは”育成要素のみならず! バトルやストーリーも魅力的
今回の記事、僕が本当に気に入っている“育成要素”にスポットを当ててお届けした形にはなりますが、それだけが『ラスクラ』の魅力かと言われたら……答えは“NO”。ドラマティックなストーリーやアクション要素バリバリのバトルシーンも、しっかり楽しめるようになっています。
先にも書いたとおり、メインストーリーはそこまでの難易度ではないので、物語を楽しみたい人はサクサク読み進めていけるはず。終盤で立ちはだかるボス級の敵は強力ですが、ぶっちゃけフレンド枠で強いユニットをレンタルすればどうにかなるとは思います。そこまで進めるころには、自ユニットもかなり成長していることでしょうから。
ストーリーは現在第2部が更新中で、5周年を機に最新シナリオが実装されました。ドット絵キャラたちが生き生きと動き回る演出は、僕のような往年のゲーマーにとっては“古き良き時代のRPG”を想起させます。その一方、年若いゲーマーさんたちには一周回って新鮮味を感じられる見せ方だとも思うので、ぜひこの方向性を貫いてほしいところです。
ストーリーはワールドマップで展開。マップ上には宝箱が隠されていたり、メインストーリーには直接影響しないサブクエストが楽しめる施設が存在したりします。特定のアイテムを入手することで金鉱からゴルドを回収できるようになったりするので、マップを眺めているだけで色々な発見がありますよ。
ちなみにメインストーリーを進めるぶんには、いわゆる“スタミナ”などを消費することはありません。つまり、読もうと思えばノンストップで最新話まで進めることも可能ということ! ……などと煽るような書き方をしましたが。せっかくの物語をあまり詰め込み過ぎるのももったいないので、じっくりプレイすることをオススメしておきます(笑)。
特技や超必殺技を繰り出して戦うバトルシーンはアクション要素が豊富。爽快感を重視した方向性ですが、スキルでユニットの長所を伸ばしたり弱点を補ったりすることで戦略が変化するため、ただボタンをポチポチするだけではない奥深さもあります。
スキルセットでさまざまな能力を付与すれば、ユニットの使い勝手が変化するのも“RPGらしさ”といえる部分。長所を伸ばすのか、それとも短所を補うのかでバトルでの運用は大きく変わってきますし、プレイヤーの個性が反映されるのはうれしいですよね。
ちなみに、今から始める人はぜひ新たに実装されたユニット“白炎の騎士カイル”を狙ってみることをオススメしておきます。主人公が満を持して大幅パワーアップしての実装ということで、正直めちゃくちゃ強くて使いやすいですからね。ストーリー的にもかなりエモい新衣装なので、入手したら最優先で育成を進めたいユニットといえます。
かくいう僕も、この白炎の騎士カイルが実装された当日にガチャを回してゲット済みだったりします。ちょっと面白いスクショも撮影できたので、ここで掲載しておきますね。
ということで、自分的にはだいぶ駆け足で本作の魅力をしたためてまいりました。結果的にはなかなかの長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。他にも、マルチプレイの楽しさやドット絵による動きの素晴らしさ、BGMや歌曲のエモさなどについてもコッテリ語りたいところですが、あまりクドくなりすぎるのも本意ではないので。5周年を迎えた『ラスクラ』は本当に今が始めドキ&復活ドキということは、最後にもう一度だけ強調しておきたいと思います。
あえて言えば“ボリューミーすぎてこの先の息切れは大丈夫か?”とか“コンテンツとしての寿命を縮めてしまわないか?”といった余計なお世話な不安もありますが(汗)。濃密すぎるゲーム性は噛めば噛むほど味が増し、ハマれば時間がガンガン溶けていくスルメゲーなのは間違いないです。イチRPGファンとしてオススメのタイトルなので、興味がある方はぜひこのタイミングでプレイしてみてくださいね。
それでは、本日はこのへんで!