映画化が発表されていた『夏目アラタの結婚』について、映画情報、キャスト、ティザービジュアル、特報映像などが一挙に解禁されました。9月6日(金)全国ロードショーです。
映画『夏目アラタの結婚』主人公・アラタ役は柳楽優弥さん、真珠役は黒島結菜さんに決定
『夏目アラタの結婚』は、多岐にわたるテーマを緻密な人間描写を通じて表現することに定評がある乃木坂太郎さんが、2019年から『ビッグコミックスペリオール』(小学館刊)で連載していた、累計発行部数240万部のベストセラーコミックスです。
連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンスは、主人公・アラタと死刑囚・真珠との頭脳戦や、二転三転する展開が読者を惹きつけ、“次にくるマンガ大賞 2020”でU-NEXT特別賞コミックス部門を受賞するなど、国内外から高く評価されています。
そんな『夏目アラタの結婚』が待望の実写映画化。9月6日(金)に全国公開することが決定!
日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け、死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公・夏目アラタを演じるのは、映画『誰も知らない』などで確かな演技力を見せる実力派俳優、柳楽優弥さん。
事件の真相を探るために真珠に結婚を申し込むも、彼女に翻弄され続けるアラタを熱演。今まで自身が演じてきていないタイプの役柄と本人も語る難役に挑んでいます。
物語のカギを握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役は、NHK朝ドラ『ちむどんどん』でヒロインを演じた黒島結菜さんです。
コミックスでも印象的な真珠の大きな特徴が、笑う時に映る“ガタガタの歯並び”。今回の映像化に際して、黒島さんはその特徴的な歯並びを5カ月かけて再現したそう。過去の天真爛漫で爽やかなイメージからは想像もできないキャラクターで、新境地に挑みます。
また、本作の監督は、『十二人の死にたい子どもたち』をはじめ、『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど、スタイリッシュな映像美と圧倒的なキャラクター描写で熱狂的なファンを生み出してきた鬼才・堤幸彦さんです。
緒方恵美さんがナレーションの特報映像解禁【夏目アラタの結婚】
解禁となった特報映像は、主人公・夏目アラタ(柳楽)が「俺と結婚しようぜ」と黒島演じる連続殺人犯・品川真珠にプロポーズする言葉から幕を開けます。
“品川ピエロ”の異名で日本中を震撼させ、死刑囚として収監されている22歳の品川真珠。
元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、連続殺人犯・真珠のもとを訪れ、突如“獄中結婚”を申し出るのだが……。
一方の真珠はガラス越しにアラタに迫りながら「もう絶対離れないから」と恐ろしい目つきでアラタを見つめたかと思いきや、ガタガタの歯を出しながらピエロさながらの不敵な笑みを見せます。
アラタを翻弄する真珠のその表情からは底知れぬ恐怖が……。
「これから、その経緯をお話します」と語りかけるのは、特報全編にわたってナレーションを担当した声優・緒方恵美さん。
獄中結婚する衝撃の展開から、この先にどんな展開が待っているのか。アラタと真珠の駆け引き、その告白から予想だにしない結末が訪れます。
このあと俺は、死刑囚(カノジョ)と結婚する。ティザービジュアル解禁【夏目アラタの結婚】
あわせて解禁となったティザービジュアルには、黒いタキシードを着たアラタ(柳楽)とウェディングドレスに身を包んだ真珠(黒島)の姿が。
普通の結婚式のような出で立ちですが「このあと俺は、死刑囚(カノジョ)と結婚する」というコピーとともに、血で書かれたハートマークが不吉に描かれています。
まさに、そのプロポーズは死に変わる、2人の前代未聞の獄中結婚を象徴するビジュアルとなっています。
柳楽優弥さん、黒島結菜さん、堤幸彦監督、乃木坂太郎さんよりコメント到着【夏目アラタの結婚】
夏目アラタ役の柳楽優弥さん、品川真珠役の黒島結菜さん、堤幸彦監督、原作の乃木坂太郎さんよりコメントが到着しています。
夏目アラタ役:柳楽優弥さんコメント
脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。
同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました。
現場では堤幸彦監督を筆頭に「いい作品にしたい」という高揚感を常に保ちながら、毎日撮影に集中することができました。
アラタが対峙することになる真珠は、狂気と底知れない怖さをあわせ持つ連続殺人事件の容疑者であり死刑囚です。黒島さんが魅力的に、そしてとてもかっこよく演じられていたので、一緒にお芝居をするのがとても楽しかったです。
この作品は「もしかしたらありえるかもしれない…」という、ファンタジーとリアリティのギリギリのラインを攻めているところが個人的にはすごく面白いなと感じています。
アラタと真珠がどんな結末を迎えるのか。是非ご期待ください。
品川真珠役:黒島結菜さんコメント
私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全く掴みどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが…(笑)
原作にある不気味さや怖さをしっかりと表現するために、特徴的な真珠の歯はマウスピースを作りました。何度も試作し、納得できるものができたと思います。ぜひ注目してみてください。
柳楽さんとの共演はとても久しぶりでした。拘置所でのアクリル板越しのシーンや法廷でのシーンが多く、リアルな距離感のお芝居は少なかったですが、目がとても印象的なので、対面したときに吸い込まれてしまわないよう必死でした。
柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。たのしかったです!
一言では言い表せない映画になりました。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!
堤幸彦監督コメント
原作はミステリアスでスリリング、先が読めないストーリー性にグイグイと魅かれたのですが、それ以上にアラタと真珠の厭世的だけど強烈に愛を求めている姿に痺れました。
映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました。
柳楽氏はすっかり大人になっているのですが、少年のギラリとした視線を保ち続けていて安心しました。そして、アラタの巻き込まれながらも目覚めた心情、それへの葛藤や裏腹な切なさを演じ切るという難役をきっちりこなしてくれました。
黒島さんは一言「ヤバい」です! 見たことない彼女です。ぜひ見てください!
原作:乃木坂太郎さんコメント
柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。
原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました!
映画『夏目アラタの結婚』作品概要
9月6日(金)全国ロードショー
原作:乃木坂太郎「夏目アラタの結婚」(小学館ビッグコミックスペリオール刊)
監督:堤 幸彦
出演:柳楽優弥、黒島結菜
配給:ワーナー・ブラザース映画
ストーリー
“品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠。
死刑囚として収監されている22歳の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、突如“獄中結婚”を申し出るのだった……。