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アニメ『ダンジョン飯』ネタバレあり感想22話。待ちにまったグリフィン回は凄まじい作画と声優陣の芝居で最高の出来に!

文:カワチ

公開日時:

最終更新:

 TVアニメ『ダンジョン飯』第22話“グリフィン/使い魔”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ダンジョン飯』第22話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

センシの過去が明らかに…。アニメ『ダンジョン飯』22話感想


 第13話で炎竜編が終了し、第14話から第2シーズンがスタートしたTVアニメ『ダンジョン飯』。今回はついにセンシの過去が明らかになるグリフィンの回でしたね。

 原作でもとても重要なエピソードだけに期待と不安を感じながらリアルタイム視聴しましたが、めちゃくちゃ気合いが入った作画で大満足でした!


 今回も放送終了後にプロデューサーの志太駿介さんがスタッフを解説していましたが、『SSSS.GRIDMAN』や『SSSS.DYNAZENON』、『グリッドマン ユニバース』で知られる坂本勝さんがコンテと作画監督をされているそうです。道理でクオリティが高いわけだ……!


 さて、今回の22話ですが、黄金郷から新しい冒険へと出かけるシーンから描かれることになりました。センシが美味しそうなパンケーキを作っており、『ダンジョン飯』にしては素直な飯テロになっていましたね。

 ヤアドが食事の意味と大事さに気付く大事なシーンですが、視聴者としてはお腹が空いて仕方がなかった(笑)。

 ヤアドとの会話では狂乱の魔術師・シスルの生い立ちも明らかに。詳しくはアニメをチェックして欲しいですが、シスルが現在のような状況になったのは、デルガル王の父親であるフリナグが暗殺されたことが原因。2度と暗殺が起きないように一族を守るため、王国に不死の魔術をかけ、ダンジョンへと変えてしまったことが明らかになります。

 ただの悪役ではないことが分かり、物語に深みが増しましたね。

 その後、ライオスたちは黄金郷から旅立ち、古代ドワーフの貯水庫に落下。マルシルがファリンと思われる足元を発見しますが、ライオスはファリンではなくグリフィンではないかと考察します。グリフィンという言葉を聞いた瞬間に怯え始めるセンシ。

 ライオスの読みが当たってグリフィンが出現しますが、子どものように素直によろこぶライオスは必見。熊谷健太郎がめちゃくちゃオーバーに演じているのもおもしろく、「原作では分からなかったけど、こんなにうれしかったんだ」と気付くことができました。

 一方、グリフィンの姿に怯え、隙だらけの背中を見せて逃げ惑うセンシ。ここは中博史さんの芝居が光っており、いつも冷静だったセンシがいかにグリフィンに対して苦手意識を持っているかが分かりましたね。

 センシの壮絶な過去が明らかになるのは次回のエピソードになりますが、次回を観たあとに今回のエピソードを観直したくなりました。

 センシがグリフィンに連れ去られてしまったことで仲間たちで救出することに。マルシルが使い魔を作って居場所を探る準備をします。

 ここでイヅツミがライオスたちにセンシの過去を聞きますが、じつはライオスもチルチャックも彼のことをなにも知らなかったことに気付きます。センシは10年以上、このダンジョンで魔物食を研究していると語っていたものの、ダンジョンが発見されたのは6年前だったりとおかしいとだらけだと気付いたチルチャック。

 センシは地上に出ることができない犯罪者なのではないかと疑いますが、ライオスは本人に聞いてみようと場を丸く収めます。こういうとき、ライオスの素直で優しい性格に助けられますよね。

 使い魔を操るシーンはマルシルの詠唱や動きのあるアクションなどアニメならではの楽しみが増えており、原作を知っていても興味深く追うことができました。とくにスカイフィッシュの動きをするマルシルはアニメならではのおもしろさがありました。


 使い魔は最初に作ったものがグリフィンにやられてしまったことから、ライオスがワイバーン型を作成。モンスターに詳しいライオスは頼りになりますが、うれしそうにワイバーンの型を作るライオスはまるでおもちゃをもらった子どもみたいでしたね(笑)。

 ワイバーン型もグリフィンにやられてしまい、マルシルがスピードに特化したスカイフィッシュ型を作成。グリフィンの注意を引き付けることに成功し、ついに討伐することができました。

 名前まで付けてマルシルが愛着を持っていた使い魔ですが、ライオスがぶつ切りにして料理の具材にしてしまうところは笑えましたね。ここは原作よりもマルシルの悲しみがオーバーになっており、よりコメディチックになっていました。


 さて、いよいよ次回はセンシの過去が明らかになるエピソード。筆者が原作でボロ泣きしたところがどうアニメ化されるのか今から楽しみ……!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


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